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■東京都の新たな感染者は15人、6日連続40人下回る 新型コロナウイルス [健康ダイジェスト]

 東京都は11日、都内で新たに15人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。都内の1日の感染者が20人を下回るのは3月30日以来で、5月7日に緊急事態宣言が出されて以降、初めてです。
 また、都内の1日の感染者は5月3日以降、9日連続で100人を下回り、5月6日から6日連続で40人を下回りました。
 東京都は11日、都内で新たに20歳代から100歳以上までの男女合わせて15人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 都によりますと15人のうち4人は、今のところ感染経路がわかっていないということです。
 これで都内で感染が確認された人は、合わせて4883人になりました。
 また、東京都は、これまでに新型コロナウイルスへの感染が確認されていた男女9人が死亡したことを明らかにしました。これで都内で死亡した感染者は、合わせて189人となりました。
 11日、東京都内で新型コロナウイルスの感染が確認された人が15人と、3月30日以来、20人を下回ったことについて、小池百合子知事は記者団に対し「非常に低く抑えられたのは、都民の皆さんや多くの方の協力のお陰だ」と述べました。
 その上で、「しかし、海外の例を見ても国内の例を見ても、第2波がいつ起こるかわからず、そもそも第1波が収まったかどうかも確実ではない。気を緩めることなく、皆さんの協力を引き続きお願いしたい」と呼び掛けました。
 一方、小池知事は11日、新型コロナウイルスの感染者数について、保健所から111人分の報告漏れがあったことを明らかにし、「新型コロナウイルスの感染症の患者情報の発症から療養終了まで、一元的に管理するセンターを立ち上げてこれまでのデータを含めて精査をしているが、その中で111人について、陽性が判明して、それぞれの保健所から都への報告をもらっておらず、このうち35人については重複していたことがわかった」と述べました。
 その上で、「今後、国、都内の保健所とより緊密に連携を取りながら情報を取りまとめて、都民の皆さんに正確な情報を迅速にお伝えしていく」と述べました。

 2020年5月11日(月)

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■熱中症に例年以上の備えを 外出の自粛やマスク着用がリスク要因に [健康ダイジェスト]

 外出の自粛やマスクの着用など新型コロナウイルスの感染対策が進められる中で、平年を上回る暑さも続きます。熱中症に詳しい専門家は、「誰も経験したことのない夏になる」として、例年以上に備えを徹底するよう呼び掛けています。
 総務省消防庁の熱中症情報によると、2019年の熱中症による搬送者は5月から8月までに全国で7万1317人、2018年は9万5127人でした。5月1日には全国的に夏日となり、すでに熱中症シーズンは始まっているのです。
 帝京大学医学部附属病院高度救命救急センターの三宅康史センター長がまず指摘するのは、外出自粛によって体が暑さに慣れにくくなることです。
 通常、体から熱を逃がすには汗をかく必要があり、上手に汗をかくには、暑さに徐々に慣れていく「暑熱順化」の必要があるということです。例年はこの時期から少しずつ暑さに慣れて、汗をかきやすいいわば「夏の体」に変わるはずが、今年は外出の機会が減っているため、熱中症になるリスクが高まる懸念があるといいます。
 自宅で暑熱順化を進める方法もあります。適度に運動をしたり、時々お風呂につかったりして汗をかくことで、暑さに慣れることも有効だということです。ただ、その際は水分補給を忘れないようにして、無理のない範囲で行ってください。
 一方で、暑い時期になると、熱中症の搬送が最も多くなるのも自宅です。暑い時は適切にエアコンを使い、水分補給を心掛けてください。
 特に外出自粛が広がる中、一人暮らしの高齢者などは人との交流が減り、熱中症への注意喚起を受ける機会も減ります。暑い日には離れて住む家族や近所の人が電話をかけて、体調は大丈夫か、適切にエアコンを使っているかなど、確認することも大切だということです。
 マスクをして買い物など外出する際にも、注意が必要です。吸い込む空気が暖かくなり、体から熱が逃げにくくなるほか、マスクをして呼吸することで多くのエネルギーを使い、体温が高くなりやすいからです。
 外出している際にだるさや暑さを感じたら、日陰など涼しいところで休憩する、水分をしっかりとって体を冷ますことなどを心掛けほしいとしています。
 三宅センター長は、「新型コロナウイルスと熱中症という両方の対策をせざるを得ない、誰も経験したことのない夏になる。どんな影響が出るかデータがないのが現状であり、一人一人が熱中症に対していつも以上に注意をして、慎重になることが大事だと思う」と話しています。

 2020年5月11日(月)

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■新型コロナウイルス、呼吸器より便から長期間検出 中国の新しい研究 [健康ダイジェスト]

 中国の新しい研究で、新型コロナウイルスへの感染者の呼吸器組織より便に、ウイルスが残る期間が長いことがわかりました。
 中国の浙江大学の研究者らは、1月19日から3月20日にかけて、新型コロナウイルス感染者96人から採取した呼吸器、便、血清、尿の検体3497点のウイルス量を推計しました。
 ウイルス量は、患者に存在するウイルスの濃度を表す指標。新型コロナウイルスの場合は、ウイルス量が多くなるほど患者から周囲に排出されるウイルスが多くなります。
 この研究で検体を調べた患者のうち22人は軽症、74人は重症で、全員がたんと唾液の検査で新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
 イギリスの医学誌「ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル」に発表された研究結果によると、55人の便、39人の血清から新型コロナウイルスが検出され、尿から検出されたのは1人だけでした。
 便から検出される新型コロナウイルスの持続期間の中央値は22日で、呼吸器組織の18日、血清の16日より長くなりました。
 ウイルス量は検体の種類によって大きく異なり、呼吸器組織が最も多く、便がそれに次ぎ、血清が最も少なくなりました。
 呼吸器組織から検出される新型コロナウイルスの持続期間の中央値は重症者で21日、軽症者で14日と、重症者のほうが大幅に長くなりました。
 しかし、軽症者および重症者から採取した便と血清の検体の間にウイルス量の大きな違いは見られませんでした。
 軽症者では、呼吸器組織のウイルス量は発症後第2週にピークを迎えたものの、重症者では第3週もウイルス量が多い状態が続きました。
 検出されるウイルスの持続期間は、60歳超の男性患者が長い傾向がみられました。
 この研究の限界として、研究チームは調査対象の患者が比較的少ないこと、検査結果が検体の状態の影響を受けた可能性があることなどを挙げました。
 研究チームは、この研究で新型コロナウイルス感染者の便検体の管理強化の必要性や、重症者を病気の各段階で厳密に管理することが感染拡大防止に寄与することが示されたとしています。

 2020年5月11日(月)

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■中国、新たに17人が新型コロナウイルスに感染 経済活動が活発化する中で警戒も [健康ダイジェスト]

 中国の保健当局は11日、新型コロナウイルスに10日新たに17人が感染したと発表しました。中国では新たに感染が確認された人は5月に入ってから1ケタ台が続いていましたが、経済活動が活発化する中で再び感染が拡大することに警戒も強まっています。
 新型コロナウイルスの感染を巡って、中国政府は約2カ月半にわたった湖北省武漢市の事実上の封鎖措置を4月8日に解除し、全国で生産活動を再開したり、人の往来の制限を緩和したりしています。
 中国の保健当局である国家衛生健康委員会の発表よりますと、中国での新たな感染者は5月に入ってから1ケタ台が続いていました。
 しかし、9日には新たな感染者が14人確認され、このうち武漢市では約1カ月ぶりに感染者が1人確認されたほか、東北部の吉林省でも11人の感染が確認され、一部の地域で人や車の往来が制限されています。
 さらに、10日も武漢で5人の感染者が確認され、中国では外国からの入国者も含めると17人の感染が確認されたとしています。
 武漢市の保健当局によると、新規感染者は全員同じ住居用建物内で確認され、ほとんどが高齢者だといいます。武漢市のある湖北省ではこのほか、無症状感染者11人が報告されています。
 習近平指導部は、企業の倒産やリストラが相次ぐのを防ぐため支援策を打ち出していますが、経済活動が活発化する中で再び感染が拡大することに警戒も強まっています。

 2020年5月11日(月)

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■韓国のナイトクラブで新型コロナウイルスの集団感染 客や家族ら79人確認 [健康ダイジェスト]

 韓国・ソウルのナイトクラブで発生した新型コロナウイルスの集団感染は、これまでに客やその家族など合わせて79人の感染が確認されました。韓国では13日から学校の登校が順次、再開される予定ですが、保護者の間で登校を延期すべきだという意見も出ています。
 韓国では、4連休中の5月2日にソウルの繁華街、梨泰院(イテウォン)にあるナイトクラブを訪れた人たちの間で、新型コロナウイルスの集団感染が発生したことが、明らかになっています。
 韓国の保健福祉省は11日の記者会見で、これまでに客やその家族など合わせて79人の感染が確認されたと発表しました。感染者は、首都圏以外の釜山や済州島など広範囲で確認されています。
 感染者のうちの3割は症状が見られないということで、すべての客などと連絡を取ろうとしているものの、直ちにPCR検査を受けるよう求めることができたのは、全体の4割にとどまっているとしています。
 今回の集団感染について、韓国の有力紙「朝鮮日報」は専門家の話として、「感染拡大の勢いに歯止めがかからなかった2カ月前の状況に立ち戻る可能性もある」と伝えています。
 ソウル市が9日、市内にあるナイトクラブなどの遊興施設に対し、罰則付きの営業中止命令を出したのに続き、隣接する自治体も10日から同様の措置をとるなど、再び規制を強化する動きが出ています。
 13日から高校と小中学校の登校が順次再開されるのを前に、保護者の間では登校を延期すべきだという声も高まっています。

 2020年5月11日(月)

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