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■新型コロナウイルス、世界の感染者536万人余で死者34万人超 アメリカ、ブラジル訪問の外国人の入国停止 [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の日本時間25日午前3時時点の集計によりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は世界全体で536万841人、亡くなった人は34万3364人となっています。
 このうち感染者が最も多い国はアメリカで163万2721人、次いで、ブラジルが34万7398人、ロシアが34万4481人、イギリスが26万916人、スペインが23万5772人、イタリアが22万9858人となっています。
 亡くなった人が最も多い国もアメリカで9万7424人、次いでイギリスが3万6875人、イタリアが3万2785人、スペインが2万8752人、フランスが2万8219人、ブラジルが2万2013人となっています。
 一方、南米のブラジルでは、新型コロナウイルスの感染者数が34万人を上回るなど感染が急速に広がっており、アメリカ政府は、ブラジルを訪れた外国人の入国の受け入れを停止すると発表し、警戒を強めています。
 ブラジルでは、新型コロナウイルスへの感染が確認された人は24日時点で34万7000人を超え、死者はこのところ1日におよそ1000人増えていて、合わせておよそ2万2000人に上っています。
 とりわけ、都市部で貧しい人たちが密集して暮らす地区を中心に感染が急速に広がっていますが、ボルソナロ大統領は、人々の生活が立ちゆかなくなるとして経済活動を再開させる方針を打ち出しています。
 こうした事態を受けて、アメリカ政府は24日、ブラジルを2週間以内に訪れたことがある外国人の入国の受け入れを一時的に停止すると発表しました。この措置はアメリカ東部時間の28日から適用され、アメリカ国民やその家族などは対象になりません。
 ホワイトハウスのケイリー・マケナニー報道官は発表の中で、「今回の措置はブラジルを訪れた外国人が感染源になることを防ぐためだ」と説明し、ブラジルでの感染拡大への警戒を強めています。
 アメリカ政府はこれまでに、中国やイラン、ヨーロッパ各国から入国する外国人に対して、同様の措置をとっています。
 また、日本政府は4月3日から、ブラジルに2週間以内に滞在した外国人について、入国を拒否する措置をとっています。

 2020年5月25日(月)

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