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■東京都、211人の新型コロナウイルス感染を確認 200人超は5日ぶり [健康ダイジェスト]

 国内では3日午後8時半までに、東京都で211人、神奈川県で81人、大阪府で74人、埼玉県で42人、福岡県で36人、千葉県で33人、沖縄県で20人など、全国で合わせて657人の新型コロナウイルス感染者の発表がありました。
 また、神奈川県と沖縄県で2人、愛知県と滋賀県と福岡県で1人の合わせて7人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め7万404人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて7万1116人となりました。亡くなった人は、国内で感染した人が1334人、クルーズ船の乗船者が13人の合わせて1347人です。
 東京都は3日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女合わせて211人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。また、これまでに感染が確認されていた80歳代の女性1人が死亡したことを明らかにしました。
 都内で1日の感染の確認が200人を超えるのは、8月29日以来です。また、100人以上となるのは、10日連続です。
 年代別では、10歳未満が4人、10歳代が12人、20歳代が62人、30歳代が45人、40歳代が30人、50歳代が30人、60歳代が7人、70歳代が9人、80歳代が7人、90歳代が5人。
 211人のうち、およそ43%に当たる91人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、およそ57%の120人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。
 濃厚接触者の内訳は、家庭内の感染が最も多く43人、施設内が15人、夜間営業する接待を伴う飲食店の関係者が9人、職場内が7人、会食での感染が6人などです。
 施設内の感染では、医療機関で70歳代から90歳代の入院患者5人がスタッフから感染したケースがあったほか、これまでに入居者と職員合わせて6人の感染が確認されていた老人保健施設で、新たに3人の入居者の感染がわかったケースがあるということです。
 これで都内で感染が確認されたのは、合わせて2万1339人になりました。
 また、都は、これまでに感染が確認されていた80歳代の女性1人が死亡したことを明らかにしました。女性は心臓に疾患があったということです。
 これで都内で死亡した人は、合わせて365人になりました。
 東京都によりますと、都内で3日までに感染が確認された2万1339人のうち、入院中の人は2日より57人減って1333人となっています。このうち都の基準で集計した重症の患者は、2日より2人減って27人。このうち60歳代以上が19人で、およそ7割を占めています。
 また、自宅で療養している人は、2日より10人減って433人。都が開設している8つのホテルで療養している軽症や無症状の人は、2日より12人減って241人。このほか、医療機関への入院と、ホテルや自宅での療養のどちらにするか調整中の人は、2日より41人増えて480人。
 一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は、1万8487人となっています。
 東京都は3日、都内の感染状況と医療提供体制を分析・評価する「モニタリング会議」を開きました。
 このうち感染状況について、東京都医師会の猪口正孝副会長が、新たな感染の確認は直近7日間の平均で183人と前の週の225人から減少しているものの、その速度は緩やかで、依然高い水準で推移していると分析しました。
 そして、再びの増加に厳重な警戒が必要な状況だと指摘した上で、「感染が拡大していると思われる」と評価し、4段階あるレベルのうち最も深刻な表現を8週連続で維持しました。
 一方、医療提供体制について、猪口副会長は、医療機関への負担が長期化していて、重症患者数の今後の推移に警戒が必要だと指摘した上で、「体制強化が必要であると思われる」と評価し、9週連続で4段階あるレベルのうち上から2番目の表現としました。
 8月31日までの1週間で新たに感染が確認された人のうち、20歳代と30歳代を合わせた割合は48・9%で前の週より6・6ポイント減った一方、40歳代以上は43・7%と前の週より4・2ポイント増えました。
 また、感染経路がわかっている人のうち、最も多いのが家庭内での感染で39・8%、次いで職場内が12・8%、会食が10・8%、施設内が9・3%、接待を伴う飲食店などが7・7%となっています。
 家庭内での感染はこのところ増えており、今年7月の1カ月平均が19・1%だったのに対し、8月1カ月の平均は35・7%で、会議では「大幅に増加した」と報告されました。
 このほか、友人との会食やカラオケ、それに、バーベキューなどによる感染や会合でのクラスターも発生しており、都の専門家は「家庭内に感染を持ち込まないために家族以外との交流では基本的な感染防止対策の徹底が重要だ」と指摘しています。
 2日の時点での入院患者数は1390人と、およそ3週間ぶりに1500人を下回りましたが、都の専門家は「再びの増加に警戒が必要だ」としています。
 また、都の基準で集計した重症患者は8月30日は34人でしたが、2日は29人に減りました。
 29人の年代別では、40歳代が2人、50歳代から60歳代が11人、70歳代以上が16人でした。30歳代以下はいません。会議で都の専門家は「今後の重症患者の推移に警戒が必要だ」としています。

 2020年9月3日(木)

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■用語 地図状舌 [用語(た行)]

[キスマーク]舌の表面部分に淡紅色の地図状の模様が生じる状態
 地図状舌(ちずじょうぜつ)とは、外から見える舌の表面部分である舌背部(ぜっぱいぶ)に、淡紅色の地図のような1ミリから3ミリの模様が生じる状態。良性移動性舌炎、良性遊走性舌炎、遊走輪、遊走疹(しん)とも呼ばれます。
 一見、舌の粘膜が赤くただれたような外観を示すことから、何か重症な病気にかかったのではないかと心配する人も少なくありませんが、その実態は舌背部の粘膜にある多数の微小な小突起である糸状乳頭の角化異常なので、それほど心配する必要はありません。
 健康な舌の表面部分は、舌乳頭の1つで味覚を感知する糸状乳頭の小突起でびっしり覆われており、しっとりした滑らかな白い苔(こけ)が生えているようにみえます。これが角化異常により部分的に委縮、消失し、平たんでつるつるした淡紅色のまるで地図のようなまだら模様になってしまう状態が、地図状舌です。
 地図のようなまだら模様は融合、拡大、委縮、消失を繰り返し、あたかも移動するように見え、その模様の形態、位置は、日々変化するのが特徴です。
 多くは自覚症状がなく、痛みは生じません。不快感、違和感が主な症状で、舌に強い刺激を加えることで痛みや、ピリピリする、染みるといった症状が生じる場合もあります。
 地図状舌の原因は、まだ解明されていません。体質異常、精神身体的障害、内分泌障害、消化器系障害、遺伝などいろいろ疑われていますが、定かではありません。気管支炎、鼻炎、喘息(ぜんそく)などとの関連性もいわれています。
 かかりやすいのは、幼児と若い女性で、特に若い女性は月経との関連が指摘されています。
 良性の病変で数日から数週間で自然に治ることもありますが、全体的には極めて慢性の経過を示し短期間での自然治癒、あるいは治療は望めません。
 地図状舌は見た目がインパクトのある形態を示し、形態が日々変化するため、不安に感じる人も少なくありません。そういった場合は、まず専門医を受診することが勧められます。舌の異常が地図状舌とわかれば、不安も解消されます。地図状舌ではなく、別の病気である可能性も考えられますので、専門家の判断に委ねるのが一番です。
[キスマーク]地図状舌の検査と診断と治療
 歯科口腔外科、口腔内科、歯科などの医師による診断では、舌の表面に特徴的な形成異常が出現するため、基本的には視診と問診を実施します。カンジダ症との鑑別も行います。
 歯科口腔外科、口腔内科、歯科などの医師による治療では、特に大きな問題がなければ経過観察します。
 舌の痛みが強い場合は、鎮痛薬を投与したり、殺菌効果のあるうがい薬を用いたり、キシロカインビスカスなどの局所麻酔薬の塗布もありますが、極めて慢性の傾向を示すので一時的な対症的処置はあまり意味がありません。特に炎症所見の強い時には、塩化リゾチーム剤などの消炎剤を投与します。
 舌の痛みや、ピリピリする、染みるといった症状がある場合は、熱い食べ物、香辛料、アルコール、たばこなどによる舌の局所的な刺激を避けてもらうこともあります。

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■日本の子供の幸福度、38カ国中20位 「健康」は1位、「精神」はワースト2位 [健康ダイジェスト]

 日本の子供たちは、身体的には健康だが、精神的な幸福度は低いというデータを、ユニセフ(国連自動基金)が3日、公表しました。日本を含む先進国や新興国など38か国を比べた調査で、死亡率などが低い一方、今の生活への満足度などが低く、「子供の幸福度」の総合順位は20位でした。1位はオランダ、2位がデンマーク、3位はノルウェー、4位がスイス、5位はフィンランドと、ヨーロッパの国が上位を占めました。
 調査は、生活の満足度が高いと答えた割合や自殺率の数値を比較した「精神的幸福度」、死亡率や肥満の子供・若者の割合を比較する「身体的健康」、読解力や「すぐに友達ができる」と答えた子供の割合を比較する「スキル」の3項目を、直近の指標から算出(対象は多くが5~19歳)。
 日本は「身体的健康」で1位となったものの、「スキル」が27位、「精神的幸福度」は37位でワースト2位。例えば、15歳の子供たちに「今の生活の満足度」を0~10で評価してもらったところ、「5以下」と答えた割合は、日本は4割近かったのに対し、総合1位のオランダでは約1割でした。
 子供の幸福度に関する調査は、前回は2013年に実施。対象国や指標が異なり単純比較はできませんが、当時の順位は31カ国中6位と上位でした。
 調査の報告書では、子供たちの幸福度は公共政策や社会情勢、そして子供自身や保護者のネットワークに影響されると指摘。現在、新型コロナウイルスの感染拡大によって学校が休校になったり、経済や社会に大きな影響が及んだりすることで、子供たちが長期的にもマイナスな影響を受けかねないと訴えています。
 会見に同席した法政大学名誉教授で教育評論家の尾木直樹でさんは、日本の子供たちの精神的幸福度の低さについて、「一斉主義で、競争原理に支えられている学校システムの影響も大きいのでは」と分析。受験勉強など、偏差値によって比べられることなどを通じ、子供の自己肯定感が下がりかねない現状があると指摘しました。

 2020年9月3日(木)

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■新型コロナウイルス、第2波は致死率低下と報告 厚労省の助言専門家組織 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルス対策を厚生労働省に助言する専門家組織(アドバイザリーボード)の会合が2日開かれ、新規感染者は全国的には緩やかに減少しているものの、福岡県や沖縄県などは注視が必要と評価しました。「第2波」の流行のほうが春の「第1波」より致死率が低いとする報告もありました。
 専門家の分析によると、報告日でなく発症日別の感染者数は、7月27~29日以降、全国的には緩やかな減少が続いています。一方、1人の感染者が何人に感染させるかを示す「実効再生産数」は東京都で1に近い値が続き、福岡県や沖縄県では1を上回っている可能性もあるとしました。大阪府は1を下回っているものの、重症者が引き続き多く注視が必要としました。分析は8月中旬までで、お盆の影響がわかるにはさらに1、2週間かかるとしています。
 致死率を改めて推計した結果も、国立感染症研究所から報告されました。「第1波」の5月と「第2波」の8月それぞれ1カ月をみると、全年齢で8月のほうが5月より6・3ポイント低い0・9%、70歳以上では17・4ポイント低い8・1%となりました。
 アドバイザリーボード座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は要因として、検査で高齢者を含めて多くの軽症者が見付かり、結果的に致死率が下がった可能性や、治療法の改善などを挙げました。高齢者の致死率はほぼ変わらないとする別の推計もあり、「どの分析が正しいかさらに解析していく」と説明しました。
 秋以降には季節性インフルエンザの流行が想定され、発熱症状を訴える患者が医療機関に殺到すれば、現場が混乱することも指摘されています。政府は新型コロナウイルスと両方の検査をかかりつけ医などで受けられる体制づくりや検査能力の大幅な引き上げといった対策を打ち出しましたが、着実な運用が求められます。

 2020年9月3日(木)

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■新型コロナウイルス感染症からの回復者の抗体調査始まる 再感染リスクの解明に期待 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルス感染症から回復した人の血液を採取して、「抗体」が体内でどこまで持続するのかを調べる大規模な調査が、2日から始まりました。
 調査を行う、大学などの研究チームは「再感染のリスクの解明やワクチン開発につなげていきたい」としています。
 抗体はウイルスに感染した人の体内にできるタンパク質で、このうち「中和抗体」と呼ばれるものは、ウイルスの働きを抑え、感染を防ぐ力があるとされています。
 横浜市立大学の研究チームは、東京都医師会と神奈川県医師会からの後援、地域医療機関からの協力を得て、新型コロナウイルスに感染しその後、回復した人を対象に、抗体や中和抗体がどこまで持続するのかを調べる大規模な調査を2日から始めました。
 東京都内の病院では、今年4月に感染し、一時は人工心肺装置「ECMO」をつけ、命の危機に直面した65歳の男性が調査に協力し、血液の採取を受けていました。
 今回の調査は、国の研究費で行われ、4月から5月にかけて感染した20歳以上の人が対象となります。
 感染の半年後と1年後に血液を採取して、どれくらいの量の抗体が残っているのかを調べます。
 研究チームでは、抗体の持続性を調べることで回復した人の再感染のリスクを分析したり、体内に抗体を作るワクチンの研究開発にも役立てたいとしています。
 抗体についての大規模な調査は、国内で初めてだということで、すでに500人の回復者が登録しているということです。
 研究チームは10月にも中間結果を取りまとめたいとしており、横浜市立大学データサイエンス研究科の後藤温教授は、「新型コロナウイルスはまだまだわからないことが多く、回復者の大規模な抗体調査は世界でも報告がない。病気の解明やワクチンの開発にも貢献できると期待している」と話しています。
 研究チームは、9月いっぱいまで調査の協力者を募っていて、電話番号「0120−299−300」で平日は午前9時から午後8時まで、土日と祝日は午前9時から午後5時まで受け付けています。

 2020年9月3日(木)

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