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■東京都、新たに171人の新型コロナウイルス感染を確認 全国の累計死者が1500人を超える [健康ダイジェスト]

 国内では17日、東京都で171人、神奈川県で65人、大阪府で57人、愛知県で36人、千葉県で34人、埼玉県で21人など、全国で合わせて491人の新型コロナウイルス感染が発表されました。また、神奈川県で5人、福島県で2人、兵庫県と鹿児島県でそれぞれ1人の、合わせて9人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め7万7610人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて7万8322人となっています。
 亡くなった人は、国内で感染した人が1490人、クルーズ船の乗船者が13人の、累計1503人となり、1500人を超えました。
 東京都は17日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女合わせて171人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日の感染の確認が100人を超えるのは、3日連続です。
 新規感染者171人を年代別でみると、10歳未満が4人、10歳代が10人、20歳代が44人、30歳代が34人、40歳代が30人、50歳代が25人、60歳代が10人、70歳代が8人、80歳代が5人、90歳代が1人です。
 171人のうち、およそ54%に当たる92人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者、残りのおよそ46%に当たる79人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。
 濃厚接触者の内訳は、家庭内の感染が最も多く40人、施設内が15人、職場内が9人、夜間営業する接待を伴う飲食店の関係者が8人、会食が3人などとなっています。
 このうち家庭内では、小学生2人が父親から感染したケースや、中学生と高校生のきょうだいが母親から感染したケースなどがあったということです。
 これで都内で感染が確認されたのは、合わせて2万3608人になりました。
 また、17日に死亡が確認された人は、いませんでした。
 東京都の小池百合子知事は都庁で記者団に対し、「最近は夜の街に関係する感染より、施設内やスポーツ関係の大会に絡んだケースも多いようだ。感染しない、感染させないためには、一人一人の配慮と協力が何よりなので、よろしくお願いしたい」と述べ、引き続き感染防止対策を徹底してほしいと呼び掛けました。
 東京都によりますと、都内で17日までに感染が確認された2万3608人のうち、入院中の人は、16日より11人増えて1160人となっています。このうち都の基準で集計した重症の患者は、16日より4人増えて27人です。
 また、自宅で療養している人は、16日より1人減って408人。都が開設している8つのホテルで療養している軽症や無症状の人は、16日より19人減って253人。
 このほか、医療機関への入院と、ホテルや自宅での療養のどちらにするか調整中の人は、16日より4人減って377人。
 一方、すでに退院した人や自宅などでの療養が終わった人は、2万1021人となっています。
 東京都は17日、新型コロナウイルスの感染状況などを分析する「モニタリング会議」を開きました。出席した専門家は、「陽性者数は高い水準で増加に転じている」と指摘。家庭内を中心に感染が広まっているとして、再拡大に懸念を示しました。
 16日までの1週間の新規感染者数は1日当たり平均181・3人で、前週の148・6人よりも増えました。1週間平均の新規感染者が増加傾向を示したのは8月初旬以来1カ月ぶりで、専門家は「さらに増加傾向が続くと、急速な感染拡大が強く危惧される」と強調しました。
 年代でみると、20歳代の割合が減少した一方、30~50歳代の割合は上昇。感染経路別では、家庭内での感染が全体の3割を占めたほか、経路不明者も1日当たり94人で、前週の82・1人から増加。
 会議では感染状況と医療提供体制の警戒レベルについて、いずれも4段階で2番目に深刻な評価を据え置きました。

 2020年9月17日(木)




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■用語 舌なめずり口唇炎  [用語(さ行)]

[キスマーク]唇の皮が繰り返して、はがれ続ける疾患
 舌なめずり口唇炎とは、唇が乾燥して皮がはがれたり、めくれたり、赤くなったり、ひび割れたり、かさぶたがみられたりする疾患。剥脱(はくだつ)性口唇炎、落屑(らくせつ)性口唇炎とも呼ばれます。
 難治性で、症状が繰り返し出現し、治るまでに時間がかかることも少なくありません。
 原因ははっきりしませんが、自分の舌で唇を繰り返しなめる、もしくは自分の手指で唇の皮をむしるなどの物理的な刺激による炎症と考えられています。大人より子供のほうが舌で唇をなめる機会が多く、子供がかかりやすい口唇炎であることから、舌なめずり口唇炎と呼ばれます。
 唇が乾燥している状態であり、舌で唇をなめると唾液(だえき)で一時的に潤ったように感じられますが、舌なめずりのような刺激が繰り返し加わることで、唇の油分が減り、唾液に含まれる消化酵素が乾燥を助長し、唇の皮膚の表層にある角質層がはがれやすくなります。その結果、皮膚のターンオーバー(新陳代謝)が早まり、角質層が正常に形成されないため、外部からの刺激や異物の侵入から守ったり、内側に蓄えている水分が逃げないようにしたりする皮膚のバリア機能が失われた状態となります。
 唇は極度に乾燥し、それによってさらに舌なめずりを繰り返すことで、症状が悪化するという悪循環を生じます。唇の皮がはがれたり、めくれたり、赤くなったり、ひび割れたり、かさぶたがみられたりするほか、出血などの症状がみられるようになります。また、口角に亀裂(きれつ)が入ったり、唇の内側の皮がむけたりするなど周囲の皮膚にまで炎症が波及することもあります。唾液や飲み物などの刺激によって、ヒリヒリ感、痛み、かゆみを生じることもあります。
 特に冬季などの空気が乾燥した時期に、舌なめずり口唇炎は起こりやすくなります。
 舌なめずり口唇炎は時には大人にもみられ、栄養不足、ビタミンの欠乏、精神的な背景なども原因になることもあります。
 感染症による口唇炎を伴うケースもあり、唇に水疱(すいほう)ができるものはヘルペスなどのウイルス感染、白い苔(こけ)のようなものが唇に付着するものはカンジダなどによる真菌感染、ただれが強いものは細菌感染が考えられ、強い痛みやはれ、発熱などが現れることもあります。
[キスマーク]舌なめずり口唇炎の検査と診断と治療
 皮膚科、皮膚泌尿器科の医師による診断では、舌なめずり口唇炎と確定するためには、アレルギー性の接触性口唇炎、いわゆる、かぶれを除外することが必要です。かぶれの原因として、食べ物や口紅、リップクリーム、歯磨き粉、治療で使用している外用薬などが考えられるので、これらに対しパッチテストを行い、かぶれかどうかを判断します。
 また、口の中にいる一般的なカビであるカンジダや細菌、ウイルスなどの感染を伴うこともあり、それぞれ治療法が異なるので、検査を行います。
 舌なめずり口唇炎と同じような症状を示す特殊な疾患として粘膜苔癬(たいせん) があるので、この疾患を除外するために、唇の組織を一部切り取って顕微鏡で調べる生検を行うこともあります。
 皮膚科、皮膚泌尿器科の医師による治療では、ワセリンなどの保湿剤を使用し、炎症が強い時はステロイド剤(副腎〈ふくじん〉皮質ホルモン剤)や非ステロイド剤の外用薬を使います。また、栄養バランスに気を付け、ビタミン、特にビタミンB2、B6を補うことも治療の一つとなります。
 感染症による口唇炎を伴っている場合には、抗生物質(抗菌剤)、抗ウイルス薬、抗真菌薬など、それぞれの病原体に適した塗り薬や内服薬を使用します。
 精神的な原因が背景にある場合には、抗うつ剤の内服薬の使用で改善するケースもありますが、無意識のうちに舌で唇をなめたり、皮をむしったりしてしまうことがあって、治りにくくなるので、ストレスをためないなど日常生活を工夫することも大切です。




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■新型コロナウイルスに感染した妊婦、妊娠後期に症状重い傾向 産婦人科医会が全国調査 [健康ダイジェスト]

 産婦人科の医師で作る日本産婦人科医会が今年6月までに新型コロナウイルスに感染した妊婦について全国調査を行った結果、妊娠後期になると症状が重くなる割合が高くなっていたこと明らかになりました。専門家は、「妊婦の重症化リスクが著しく高かったわけではないが、後期の妊婦は特に注意してほしい」と話しています。
 この調査は、日本産婦人科医会が全国のおよそ2200の産科のクリニックや病院を対象に行い、およそ1500の医療機関から回答がありました。
 それによりますと、回答のあった医療機関で今年6月末までに、新型コロナウイルスに感染したことを確認した妊婦は72人でした。妊婦の総数は30万5722人で有病率は0・02%、72人の妊婦の感染経路は家庭内感染が57%と最多でした。
 72人のうち発熱などの症状があった58人について詳しく分析したところ、CT検査で肺炎などと診断されたのは、妊娠28週までの初期や中期では39人中4人で10%だったのに対し、29週以降の後期では19人中10人で53%と割合が高くなっていたということです。
 また、呼吸困難などのため酸素投与が必要となった人も、妊娠の中期までが3人で8%だったのに対し、後期は7人で37%と割合が高くなっていたということです。
 感染した妊婦はほとんどが後遺症もなく回復しましたが、海外から日本にきて入国後まもなく発症した外国人旅行者1人が死亡したということです。
 一方、生まれた赤ちゃんについては、感染したという報告はありませんでした。
 調査を取りまとめた昭和大学医学部の関沢明彦教授は、「妊婦の感染者は少なく、感染しないよう気を付けて生活している効果が出ていると思う。妊婦の重症化リスクが著しく高かったわけではないが、出産が近いと症状が重くなる傾向がわかったので、十分注意してほしい」と話しています。

 2020年9月17日(木)

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■中国・蘭州市の製薬工場から「ブルセラ症」細菌流出 周辺住民ら3000人感染 [健康ダイジェスト]

 中国西部の甘粛省蘭州市の製薬工場で昨年夏、動物向けの「ブルセラ症」ワクチンの製造過程で細菌が漏れる事故があり、周辺住民ら3000人以上が感染していたことが明らかになりました。蘭州市の衛生当局が15日、発表しました。感染者数について、当局はこれまで203人と説明していました。
 発表などによると、事故が起きたのは動物用ワクチンを製造する「中牧蘭州生物薬工場」。昨年7~8月、工場内で使用期限切れの消毒剤を使っていたため、滅菌が不十分なままブルセラ症の原因細菌が混じった空気が排出され、工場周辺に漏れました。
 工場従業員のほか、近くの家畜研究所や周辺住民ら延べ約2万2000人を検査したところ、9月14日までに3245人の感染が確認されたとしています。
 ブルセラ症は家畜に多い感染症で、人にも感染します。感染すると発熱などを起こし、死に至ることもあります。当局は、感染者の健康状態については明らかにしていません。
 蘭州市当局などは昨年12月に事故の発生を発表した際、確認できた感染者は203人とし、「排気量や風向きなどから、大量の感染者は発生しない」と説明していました。
 だが、中国誌「財新」が9月11日、「今年2月末までに、これまでの当局発表より十数倍多い3000人以上の感染者が確認されていた」などと報道。当局の15日の発表は同誌の記事を追認する内容で、報道を受けて急きょ発表したとみられます。

 2020年9月17日(木)

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■インドの新型コロナウイルス感染者が500万人超に 世界最速の1日9万人ペースで拡大 [健康ダイジェスト]

 アメリカのメリーランド州ボルチモアに本部を置くジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の17日午前3時の時点で、世界全体で2965万6504人となりました。また、亡くなった人は、93万6905人に上っています。
 感染者が最も多い国はアメリカで660万7955人、次いでインドが502万359人、ブラジルが438万2263人、ロシアが107万5485人、ペルーが73万8020人となっています。
 亡くなった人が最も多い国もアメリカで19万6254人、次いでブラジルが13万3119人、インドが8万2066人、メキシコが7万1678人、イギリスが4万1773人となっています。
 インドの新型コロナウイルスの累計の感染者が16日、500万人を超えました。1日当たりの新規感染者は世界で最も多い9万人を上回るペースで確認され、感染拡大に歯止めがかからない状態が続いています。
 インド政府は16日、新たに9万123人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表し、累計の感染者は502万359人となりました。感染者数が500万人を超えるのは、アメリカに次いで2カ国目。
 亡くなった人の数は、これまでに8万2066人で、アメリカ、ブラジルに次いで3番目に多くなっています。
 3億人超と世界第2位の人口を抱えるインドでは、このところ1日当たり世界で最も多い9万人を上回る新規感染者が確認される日が続いています。
 累計の感染者が100万人増えるのに要した日数は、200万人から300万人までが16日間、400万人までが13日間、500万人までが11日間と増加のペースは加速しています。
 インド政府が3月下旬から5月末の全土封鎖後、経済活動や人の移動の制限を緩和する中、地方都市で感染拡大が続いているのに加え、首都ニューデリーでも再び感染が拡大する傾向にあり、感染拡大の防止と経済活動の両立という難しいかじ取りを迫られています。

 2020年9月17日(木)

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