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■国内の新型コロナウイルス感染者、過去最多の1651人 大阪府、12日の新規感染231人 [健康ダイジェスト]

国内の新型コロナウイルス感染者、過去最多の1651人 大阪府、12日の新規感染231人
 国内では12日午後10時半の時点で、東京都で393人、北海道で236人、大阪府で231人、神奈川県で147人、愛知県で143人、兵庫県で81人、埼玉県で75人、千葉県でます74人、茨城県で26人、空港の検疫で26人、沖縄県で24人、岐阜県で20人など、全国で合わせて1651人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。8月7日に発表された1605人を上回り、過去最多を更新しました。
 感染者急増の背景には、検査の拡充があり。厚生労働省によると、PCR検査の実施可能件数は4月1日は1日当たり約1万件でしたが、11月10日は8万件超に増えました。広く検査できるようになったことで感染者の掘り起こしが進んだ一方で、軽症や無症状の人も多く、重症化の事例が減っているのが特徴。
 しかし、飲食店や外国人コミュニティーなどクラスター(感染者の集団)が多様化し、北海道や東京都、愛知県、大阪府といった都市圏の歓楽街などを中心に感染が広がっており、放置すればさらに急速な感染拡大が起きる懸念が強まっています。
 12日はまた、北海道で2人、宮城県で2人、東京都で2人、埼玉県で1人、沖縄県で1人、神奈川県で1人、青森県で1人の合わせて10人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め11万3816人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて11万4528人となっています。
 亡くなった人は、国内で感染した人が1873人、クルーズ船の乗船者が13人の、合わせて1886人です。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は12日時点で、226人となっています。
 一方、症状が改善して退院した人などは12日時点で、国内で感染した人が10万5人、クルーズ船の乗客・乗員が659人の、合わせて10万664人となっています。
 大阪府は12日、府内で新たに231人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。1日に確認された感染者数としては、11日の256人、8月7日の255人に続き、過去3番目に多い数字です。
 大阪府では1日に確認された感染者数が、10日は226人、11日は256人、12日は231人と、3日連続で200人を超えています。
 大阪府内で感染が確認された人の累計は、1万4607人となりました。
 大阪府は、感染の第3波に入っているとして、マスクの着用の徹底や騒がず静かに飲食することなどを呼び掛けています。
 吉村洋文知事は12日、記者団に対し「特定の年代やエリアに偏った広がり方にはなっていないので、一人一人の感染症対策が最も重要だ。マスクを常に着用することの徹底をお願いしたい。基本的な感染症対策を徹底することで、何とかこの山を抑えていきたい」と述べ、改めて対策の徹底を求めました。
 また、これから忘年会のシーズンを迎えることについて、「今の段階で、忘年会をどうこうしてくれということはないが、大声でどんちゃん騒ぎをしたり、多人数で狭い所に集まったりすることはよくない。静かに食事を楽しむことを徹底してほしい」と呼び掛けました。
 一方、重症用の病床の使用率が上昇していることについて、吉村知事は「基礎疾患のある高齢者は重症になりやすいので、高齢者施設に対するクラスター対策は府としても徹底してやっていく。これからも、重症病床の使用率は増えてくると思うので、それぞれの医療機関に準備のお願いをしている最中だ」と述べました。

 2020年11月12日(木)

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■紙巻きたばこの禁煙アプリを12月から保険適用 治療用は国内初 [健康ダイジェスト]

 紙巻きたばこの禁煙を目指す患者に医師が助言などを送って治療を補助するスマートフォンのアプリが、12月1日から公的医療保険で使えるようになります。厚生労働相の諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)の総会で11日に承認され、治療用アプリとして国内で初めて保険適用されることになりました。
 アプリは、東京都中央区のベンチャー企業「キュア・アップ」が開発しました。スマホにダウンロードし、呼気の中の一酸化炭素濃度を測る機器と組み合わせて使います。患者はアプリを通じてニコチン依存症について学び、治療の状況に合わせて禁煙の定着を促す「ガムをかみましょう」などのメッセージや動画を受け取る仕組みといいます。計測された呼気のデータから、医師が患者の禁煙状況を確認することもできます。
 アプリはだれでもダウンロードできるものの、医師がアプリの併用が必要と認めた場合に出す「処方コード」を入力し、ログインして使います。患者の自己負担は呼気を計測する機器と合わせて7620円(3割負担の場合)で、初回通院時に1度、医療機関に支払います。服薬などによる通常の禁煙治療を補助する目的で使うため、標準的な診察料や薬剤費は別途かかります。
 中医協に提出された資料によると、開発したキュア・アップが計572人を対象に行った臨床試験では、通常の禁煙治療にアプリを併用すると、半年後に6割強が禁煙に成功。通常の禁煙治療だけの場合、成功したのはほぼ半数でした。
 中医協の総会では、治療用アプリなどの保険適用が進むことによる医療保険財政への影響を懸念する声も出ました。健康保険組合連合会の幸野庄司理事は、「一定期間、禁煙が継続できたら診療報酬が生じるといった成果を重視した仕組みが必要ではないか」と述べました。
 医薬品医療機器法では、治療や診断、予防を目的としたアプリやソフトウエアを2014年から医療機器の対象として認めており、厚労省から製造販売の承認を得られれば保険診療でも活用できます。
 キュア・アップの佐竹晃太社長は11日に記者会見し、「治療用アプリは通常の医薬品より研究開発費を抑えられる。医療費の適正化や地域格差の是正につながる」と述べました。
 日本では、早期承認が課題と指摘されています。8月にアメリカのアップルの腕時計型端末「アップルウオッチ」に搭載された心電と心拍が測れるアプリが承認されたものの、アメリカでは2018年から提供されています。政府の規制改革推進会議で対策を議論しています。

 2020年11月11日(水)

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■ロシア、ワクチンの92%の有効性を発表 ブラジル、中国製ワクチンの治験再開を許可 [健康ダイジェスト]

 ロシアは11日、開発中の新型コロナウイルスワクチン「スプートニクⅤ」について、第3相臨床試験(治験)で92%の有効性が示されたと発表しました。一方、欧州疾病予防管理センター(ECDC)は11日、ヨーロッパ連合(EU)で初めての新型コロナウイルスワクチン接種が来年初めにも可能となると示唆しました。
 ワクチンを巡っては9日、アメリカの製薬大手ファイザーとドイツの製薬企業ビオンテックが、共同開発中のワクチンの第3相臨床試験(治験)で、94人が陽性となった時点で90%の有効性が示されたと表明していました。
 ロシア保健省、同国のガマレヤ記念国立疫学・微生物学研究センター、政府系ファンドのロシア直接投資基金(RDIF)は発表で、スプートニクⅤの有効性は、2回の接種を受けた治験参加者1万6000人のデータに基づき、20人の陽性が確認された時点で92%の有効性が算出されたと説明しました。ロシアは今年8月、世界で初めて新型コロナウイルスワクチンを承認しているものの、スプートニクⅤの大規模な治験は現在も継続中で、最終段階である第3相臨床試験には医療機関29カ所のボランティア4万人が参加しています。 
 ガマレヤ記念国立疫学・微生物学研究センターのアレクサンドル・ギンツブルク所長は、中間結果でワクチンの有効性が確認されたため、今後数週間内に集団予防接種が開始されると表明。年末までに最低150万人がワクチン接種を受ける見通しとしました。
 一方、ECDC(本部スウェーデン・ストックホルム)のアンドレア・アモン所長はメディアに対し、ワクチン接種計画の開始時期について、「楽観的には来年の第1四半期といえるが、それ以上正確なことはいえない」と述べました。
 ブラジル国家衛生監督庁(ANVISA)は11日、中国の製薬会社シノバック・バイオテックが開発した新型コロナウイルスワクチンの第3相臨床試験(治験)の再開を認めました。同庁は9日、治験の中断を発表していましたが、政治的な判断との批判が出ていました。
 ANVISAは、ワクチンの治験最終段階で発生した「有害事象」の詳細について報告を受けたと説明し、「ワクチン治験の再開を認めるのに十分な情報」を得たと発表しました。サンパウロ州で実施されていた治験はボランティアの参加者の死亡により一時中断されましたが、ANVISAの再開発表に先立ち、ブラジルの保健当局は治験参加者の死亡について、ワクチンとの関連はなかったと発表していました。警察は、自殺とみて捜査しています。
 ワクチンはブラジルで政争の具になっており、中国製ワクチンを「あの、よその国からのワクチン」と批判していたジャイル・ボルソナロ大統領は、ANVISAの治験中断の決定を勝利としていました。
 中国製ワクチンの最大の支持者にはボルソナロ大統領と対立するサンパウロ州のジョアン・ドリア州知事がおり、中国製ワクチンを「ジョアン・ドリアの中国ワクチン」と呼び激しく非難し、連邦政府の購入を阻止したボルソナロ大統領は、治験中断の決定を自身の主張が正しいことを裏付けるものだと述べていました。
 ボルソナロ大統領は、イギリスのオックスフォード大学とイギリスの製薬大手アストラゼネカが共同開発するワクチンを支持しています。

 2020年11月12日(木)

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■新型コロナウイルス、世界の感染者5212万人 死者128万人 イギリスの死者5万人超、スペインの死者4万人超に [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の12日午後3時の時点で、世界全体で5212万7695人となりました。また、亡くなった人は、128万4657人に上っています。
 感染者が最も多い国はアメリカで1040万227人、次いでインドが868万3916人、ブラジルが574万7660人、フランスが186万7721人、ロシアが182万2345人、スペインが141万7709人、アルゼンチンが127万3356人、イギリスが125万6725人、コロンビアが116万5326人、イタリアが102万8424人、メキシコが98万6177人、ペルーが92万5431人です。
 亡くなった人が最も多い国もアメリカで24万1798人、次いでブラジルが16万3368人、インドが12万8121人、メキシコが9万6430人、イギリスが5万365人、イタリアが4万2953人、フランスが4万2215人、スペインが4万105人、イランが3万9664人、ペルーが3万4992人、アルゼンチンが3万4531人、コロンビアが3万3312人、ロシアが3万1326人となっています。
 イギリスでは、新型コロナウイルスに感染して死亡した人が、ヨーロッパでは初めて累計で5万人を超えました。ヨーロッパでは、ベルギーでも死亡した人が1万3000人を超えるなど、感染の拡大に歯止めがかからない状況が続いています。
 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、ヨーロッパ各国では、外出制限などの措置を再びとるなど対策を強化しています。
 イギリスでも状況は深刻で、保健当局によりますと、感染して死亡した人は11日、595人となりました。これにより、累計の死者数は5万365人となり、ヨーロッパでは初めて5万人を超えました。
 ボリス・ジョンソン首相は、「我々はまだ危機から脱していない。ウイルスを抑え込むためにすべての人に政府の指示に従って行動してもらいたい」と呼び掛けました。
 首都ロンドンのあるイングランドでは、11月5日から市民の外出を制限したり、小売店や飲食店の営業を原則として禁止したりする、今年の春以来の厳しい対策に踏み切っていますが、感染の拡大に歯止めはかかっていません。
 また、スペイン政府は11日、新型コロナウイルスに感染して死亡した人が349人増えて、累計で4万人を超え、4万105人になったと発表しました。新型コロナウイルスによる死者をヨーロッパの国別にみると、イギリス、イタリア、フランス、スペインの順に多くなっています。
 また、人口が1100万余りのベルギーでは、累計の死者数が11日までに1万3000人を超えました。1000人に1人以上が新型コロナウイルス感染症で死亡したことになり、ヨーロッパの中でも最も深刻な国の1つとなっています。
 ヨーロッパで再び感染が拡大する中、中東欧諸国のハンガリーでも、11月7日に新規感染者が5000人を超えてこれまでで最も多くなり、11日から再び外出制限を開始しました。
 新たな制限は、11日から30日間続けられる予定で、飲食店の店内営業や集会が禁止されるほか、原則として午後8時から翌朝の5時まで外出を禁止するなどとしています。公共の場所でのマスク着用も義務付けられます。
 中東欧諸国ではオーストリアも、11月3日から再び外出制限を行うなど、感染が再拡大する中、新たな制限を実施する国が増えています。

 2020年11月12日(木)

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