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■国内で過去最多の2388人が新型コロナに感染 大阪府で338人、北海道で267人感染 [健康ダイジェスト]

 国内では19日午後10時の時点で、東京都で534人、大阪府で338人、北海道で267人、愛知県で219人、神奈川県で205人、兵庫県で132人、埼玉県で108人、千葉県で106人、静岡県で61人、沖縄県で54人、奈良県で32人など、全国で合わせて2388人の新型コロナウイルスへの感染が発表され、1日の発表としては、18日の2203人より100人以上多くなり、過去最多となりました。
 この日、過去最多となったのは8都道府県で、北海道267人、千葉県106人、東京都534人、愛知県219人、大阪府338人、兵庫県132人、和歌山県15人、山口県18人。
 また、北海道で7人、大阪府で3人、千葉県で1人、埼玉県で1人、愛知県で1人、沖縄県で1人、熊本県で1人、神奈川県で1人、福岡県で1人、群馬県で1人、茨城県で1人の、合わせて19人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め12万5932人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて12万6644人となっています。
 亡くなった人は、国内で感染した人が1953人、クルーズ船の乗船者が13人の、合わせて1966人です。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、19日時点で、280人となっています。
 一方、症状が改善して退院した人などは、19日時点で、国内で感染した人が10万6954人
、クルーズ船の乗客・乗員が659人の、合わせて10万7613人となっています。
 北海道と札幌、旭川、小樽、函館の各市は19日、道内で新型コロナウイルスに感染した患者7人が死亡し、再陽性1人を含む267人の感染が確認されたと発表しました。1日当たり感染者数はこれまでで最も多かった12日の236人を上回り、過去最多となりました。
 札幌市で新たに医療機関と高齢者グループホームのクラスター(感染者集団)が発生するなど、病院や介護施設での感染拡大に歯止めがかからない状態が続いています。
 道内の死者は計141人、感染者は延べ6380人(実人数6356人)となりました。午後6時時点の患者数は1993人で、このうち17人が重症。
 札幌市では19日、50~90歳代男女4人の死亡と、過去最多の197人(再陽性1人を含む)の感染が確認されました。また、新たなクラスターが、札幌出入国在留管理局、IT関連会社、医療機関、高齢者グループホームの4カ所で発生しました。
 札幌市によると、医療機関の感染者は、職員5人と入院患者8人の20~80代計13人で、複数の病棟で感染者が出ています。高齢者グループホームの感染者は、従業員3人と入居者5人の40~90歳代計8人で、このうち入居者5人は施設内の同じ区画で確認されたといいます。市は、グループホームの入居者1人を病院に搬送しました。
 患者数の増加を受け、札幌市は確保病床を約360床から約440床に増やします。また、11月に入って病院や福祉施設のクラスターが相次ぎ、介護の必要な高齢の患者が増えていることから、軽症の要介護高齢者を受け入れる後方支援病床の確保を進めています。
 道内最大の感染者104人のクラスターとなった特別養護老人ホーム「ドリームハウス」について、陽性が確認された入所者83人のうち33人を病院に搬送したことを明らかにしました。
 施設内で療養を継続している入所者のため、医療機関やほかの施設から医師や看護師、介護士の応援派遣を受けており、市は「一般的に医療機関で行われる医療と同じ内容の提供に努めている」として、入院の必要性の高い入所者から病院に搬送する方針を示しています。

 2020年11月19日(木)

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■アメリカのファイザー、新型コロナワクチンの有効性95%と発表 治験の最終分析結果 [健康ダイジェスト]

 アメリカの製薬大手ファイザーは、18日、ドイツの企業ビオンテックと共同開発中の新型コロナウイルスワクチンの効果について、95%の有効性があるとする最終的な分析結果を発表しました。数日以内にアメリカ食品医薬品局(FDA)に対し、緊急使用の許可を申請するとしています。
 発表によりますと、最終段階の臨床試験(治験)の対象となった約4万4000人のうち、新型コロナウイルスの感染症になったのは170例でした。このうち、ワクチンの接種を受けていたのは8例だったのに対し、「プラセボ」と呼ばれる偽薬の接種を受けていたのは162例だったということで、ワクチンの有効性は95%だったとしています。
 重症化したケースは10例ありましたが、ワクチンの接種を受けたグループでは1例で、9例はプラセボの接種を受けたグループで発症したということです。
 ファイザーは、ワクチンの接種を受けた人に重大な安全上の懸念は報告されていないとしており、2度目の接種後に、3・8%の人にけん怠感、2%の人に頭痛がみられたなどとしています。
 その上でファイザーは安全性に関するデータがそろったとして、数日中にFDAに対し、開発中の医薬品を正式な承認の手続きの前に、限定的に使えるようにする緊急使用の許可を申請するとしています。
 申請が行われば、FDAは専門家の委員会に諮るなどして、許可を出すかどうか判断することになりますが、FDAの幹部は地元メディアに対し、審査には「数週間かかる」と話しています。
 ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は、「今回の治験結果は、この壊滅的な新型コロナウイルス感染症の大流行を終息させる助けとなり得るワクチンを提供するという、この8カ月間の歴史的な道のりにおいて、重要な一歩となった」とコメントしました。
 ファイザーのワクチンについて日本政府は来年6月末までに、6000万人分の供給を受けることで基本合意しています。

 2020年11月19日(木)

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■東京都が新型コロナウイルス警戒レベルを引き上げ 最も高い「4」に  [健康ダイジェスト]

 東京都は、新型コロナウイルスの都内の感染状況を4段階のうち最も高い警戒レベルに引き上げました。専門家は、「急速な感染拡大の局面を迎えた。今後の状況に厳重に警戒する必要がある」と指摘しています。
 19日午後、都内の新型コロナウイルスの感染状況などを分析・評価する「モニタリング会議」が開かれ、専門家は、18日までの7日間平均で、新たな感染の確認が約326人となり、1週間前の時点の約244人から、大幅に増加したと報告しました。
 その上で、「急速な感染拡大の局面を迎えた。今後の状況に厳重に警戒する必要がある」と指摘し、「重症化リスクの高い高齢者の新規陽性者が大幅に増加しており、高齢者への感染の機会をあらゆる場面で減らすことが必要だ」と説明しました。
 そして、都内の感染状況を4段階のうち最も高い警戒レベルに引き上げ、「感染が拡大していると思われる」という最も深刻な表現にしました。
 都内の感染状況が最も高い警戒レベルになるのは、今年9月10日以来です。
 一方、医療提供体制については、4段階の上から2番目の警戒レベルを維持しました。
 ただ、「入院が必要な患者の急増に対応できる病床の確保が急務だ」などとして、医療機関の病床のほか、症状のない人などのための宿泊療養施設の受け入れ態勢を強化する必要があると指摘しました。
 東京都によりますと、都内で行われる新型コロナウイルスの検査は増加しており、10月は7000件台が1日、6000件台が4日だったのに対して、11月は17日までに、7000件台の日が4日、6000件台の日も5日ありました。さらに、11月16日は8600件で、初めて8000件を超え過去最多になりました。
 検査の増加について都の担当者は、「感染拡大で検査を受ける人が増えていることに加え、検査が必要な濃厚接触者も増えているためだ」としています。
 一方、PCR検査と抗原検査を合わせた検査能力は、10月30日時点で1日2万5000件で、都は、インフルエンザとの同時流行に備えて、12月上旬までに1日最大約6万5000件まで大幅に拡充することにしています。

 2020年11月19日(木)

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■新型コロナウイルス、世界の感染者5624万人 死者134万人 アメリカの死者25万人を超える [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の19日午後3時の時点で、世界全体で5624万7982人となりました。また、亡くなった人は、134万9380人に上っています。
 感染者が最も多い国はアメリカで1152万7483人、インドが895万8483人、ブラジルが594万5849人、フランスが211万5717人、ロシアが197万5629人です。
 亡くなった人が最も多い国もアメリカで25万520人、ブラジルが16万7455人、インドが13万1578人、メキシコが9万9528人、イギリスが5万3368人となっています。
 アメリカでは、新型コロナウイルスに感染して死亡した人が、25万人を超えました。感染の広がりに、全米各地で対策に追われており、ニューヨーク市は、公立学校を再び閉鎖して授業をオンラインで行うことを決めました。
 ジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、アメリカでは新型コロナウイルスに感染して死亡した人が、18日、25万人を超えました。感染者も連日、新たに10万人以上確認され、各地で対策に追われています。
 このうちニューヨーク市は、19日から公立学校を再び閉鎖して、授業をオンラインで行うことを決めました。
 民間団体の調査では、医療機関に入院している人が、ほぼすべての州で増加しており、全米で7万6000人以上、集中治療室(ICU)で治療を受けている人も約1万5000人となり、医療態勢がひっ迫しています。
 人口当たりの感染者数が、アメリカで最も多い中西部ノースダコタ州では、医師や看護師が不足する恐れが出ており、州知事は先週、感染が確認された医療従事者について、症状がなければそのまま医療現場で働くことを認めました。
 これは疾病対策センター(CDC)のガイドラインに沿ったものですが、こうした対応で感染がさらに広がる恐れがあるなどとして、医療現場は強く反発しています。
 一方、台湾では海外から来た人などを除く、新型コロナウイルスの新たな感染者が7カ月以上確認されていませんが、冬場を迎えるに当たり、12月から公共交通機関やデパートなどで、マスクの着用を罰則付きで義務化することになりました。
 台湾では、これまでに600人余りの感染が確認されていますが、海外から来た人などを除くと55人にとどまり、新たな感染者は今年4月半ば以降、7カ月以上確認されていません。
 それでも、冬場はインフルエンザの流行などと重なって、医療機関の負担が増す恐れがあるとして18日、陳時中衛生福利部長が特定の場所でのマスクの着用を12月1日から義務化すると発表しました。
 対象は公共交通機関のほか、デパートや映画館などで、着用を拒否した人には最高で1万5000台湾元、約5万5000円の支払いを求めるということです。
 また、これまでは海外から台湾に来る人のうち、外国人だけに限っていた事前のPCR検査の陰性証明を、台湾の人たちにも求めます。
 各国で感染が拡大する中、海外から台湾に来た人の感染確認は10月が41人だったのに対し、11月はすでに50人を超えて増加傾向にあり、年末年始や来年2月の旧正月にかけて、海外から訪れる人が増えると予想されることから、当局は水際での警戒も一段と強めることにしています
 
 2020年11月19日(木)

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■東京都、過去最多の493人が新型コロナウイルスに感染  8月1日の472人上回る [健康ダイジェスト]

 東京都は18日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女合わせて493人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。都内で1日に確認される人数としては、第2波のピークだった8月1日の472人を上回って過去最多となりました。
 都が毎日分析している「モニタリング項目」のうち、感染確認の7日間の平均は18日で335人となり、11月1日の169・3人の2倍近くになりました。感染経路がわからない人の7日間平均は191・9人で、11月1日の91・4人から2倍以上に増加しています。陽性率も上昇が続いており、18日に発表された17日時点の陽性率は、今年9月以降では最も高い5・8%でした。
 都は19日に開く専門家を交えたモニタリング会議で、警戒レベルを4段階のうち最も深刻なレベル4に引き上げる方向で調整しています。
 18日の新規感染者493人を年代別でみると、10歳未満が6人、10歳代が20人、20歳代が123人、30歳代が92人、40歳代が89人、50歳代が66人、60歳代が39人、70歳代が30人、80歳代が25人、90歳代が3人。
 このうち40歳代と50歳代は、これまでで最も多くなりました。また、65歳以上の高齢者も77人で、これまでで最も多くなり、若い世代の感染が多かった第2波と違って全世代に感染が広がっていることをうかがわせています。
 18日に確認された493人のうち、約43%に当たる210人はこれまでに感染が確認された人の濃厚接触者で、約57%に当たる283人はこれまでのところ感染経路がわかっていないということです。
 濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が最も多く79人、次いで「施設内」が50人、「職場」が36人、「会食」が12人などとなっています。このうち家庭内では、10歳未満から80歳代の幅広い年代で感染が確認されています。
 施設内では、中央大学の複数の運動部で、部員や関係者合わせて16人の感染が確認され、都は、共同で生活する寮などで広がった可能性があるとしています。
 都の担当者は、「検査数が増えたことが感染の確認の増加につながっているともいえる。8月ごろとは違い中高年への感染が広がっている特徴があり、状況が変わっている。強い危機感を持たなければならず、高齢者の感染を防ぐために注意が必要だ」としています。
 これで都内で感染が確認されたのは、合わせて3万5722人になりました。
 都内で18日までに感染が確認された3万5722人のうち、入院中の人は、17日より73人増えて1354人。入院患者のうち、都の基準で集計した重症の患者は、17日より3人減って39人。
 自宅で療養している人は、17日より10人増えて481人。都が開設・運用している9つのホテルなどで療養している軽症や無症状の人は、17日より15人増えて607人。医療機関に入院するか、ホテルや自宅で療養するか調整中の人は、17日より175人増えて582人です。
 一方、すでに退院した人や、自宅などでの療養が終わった人は、3万2222人となっています。

 2020年11月19日(木)

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■新型コロナウイルス、1日の国内感染確認が初の2000人超に 北海道の感染確認は233人 [健康ダイジェスト]

 国内の新型コロナウイルスの感染確認の発表は、18日午後6時15分の時点で、東京都で493人、大阪府で273人、北海道で233人、神奈川県で226人、愛知県で141人、埼玉県で126人、兵庫県で103人、静岡県で87人、千葉県で66人、沖縄県で41人、茨城県で39人、京都府で39人、長野県で30人など、全国で合わせて2195人となり、1日の発表としては初めて2000人を超えて、過去最多となりました。
 また、北海道で3人、埼玉県で3人、愛知県で2人、兵庫県で1人、岡山県で1人、広島県で1人、沖縄県で1人の、合わせて12人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め12万3538人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて12万4250人となっています。
 亡くなった人は、国内で感染した人が1932人、クルーズ船の乗船者が13人の、合わせて1945人です。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、18日時点で、276人となっています。
 一方、症状が改善して退院した人などは、18日時点で、国内で感染した人が10万5697人
、クルーズ船の乗客・乗員が659人の、合わせて10万6356人となっています。
 18日、北海道旭川市は、新たに5人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。18日はすでに、札幌市が136人、北海道が87人、小樽市が3人、函館市が2人の感染確認を発表しており、これで北海道内の感染確認は、合わせて233人となり、11月15日以来、3日ぶりに200人を超えました。
 また、18日は、札幌市が、これまでに感染が確認されていた市内に住む90歳代の女性が17日、70歳代の男性が18日それぞれ、亡くなったと発表したほか、北海道も、これまでに感染が確認されていた道内に住む80歳代の男性が17日、亡くなったと発表しています。
 18日時点で、北海道内の累計感染者は6000人を超えて6113人となり、このうち死亡した人は134人となりました。
 札幌市は18日、市内の専門学校、繁華街すすきの地区の接待飲食店、高齢者グループホームの計3カ所で新たに新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したと発表。いずれも飲食の場で感染が広がった可能性があります。
 同市の担当者は、「マスクの着用は最も基本的な感染症対策の一つ。徹底してほしい」と話しています。
 同市では18日、新たに136人の感染が確認され、90歳代女性と70代男性の患者2人の死亡が判明しました。同市内のクラスターは計78件に上り、うち26件が収束していません。
 また、北海道最大のクラスターとなった同市南区の特別養護老人ホーム「ドリームハウス」では18日、新たに従業員3人が感染。この施設の感染者は入所者83人と従業員21人の計104人となりました。有料老人ホームや病院のクラスターなども拡大しました。
 札幌市によると、新たにクラスターが発生した専門学校と接待飲食店の感染者はいずれも20歳代で、それぞれ学生6人と従業員6人。
 同市の専門学校のクラスターは3件目で、これまでの2件は実技の授業で感染が広がったとみられるのに対して、今回は教室内での昼食の場だった可能性があります。
 接待飲食店の業態はホストクラブで、従業員と客のいずれもマスクの着用が徹底されていませんでした。
 新たにクラスターと認定された高齢者グループホームの感染者は、入居者7人と従業員3人の30~80歳代計10人で、いずれも軽症。市は、入居者7人全員を病院に搬送しました。7人は施設内の同じ区画に入居し、共用の食堂を使っていたといいます。

 2020年11月19日(木)

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■イタリアの新型コロナウイルス、昨年9月には人の間で循環 イタリア国立がん研究所が発表 [健康ダイジェスト]

 イタリア・ミラノの国立がん研究所(INT)は、同国では新型コロナウイルスが昨年9月時点ですでに循環していたとの研究を発表しました。新型コロナウイルスの感染が当初考えられていたよりも早い時期に、中国国外で拡大していた可能性が示唆されました。
 世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルス(SARSーCov−2)と新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は昨年12月に中国中部の武漢で初めて感染流行が報告されるまで、知られていなかったとしています。
 イタリアで最初の感染者は、今年2月21日に北部ロンバルディア州にあるミラノ近くの小都市で確認されました。
 しかし、国立がん研究所の科学誌に掲載された研究は、昨年9月から今年3月までに肺がん検査に応じた健康な959人のボランティアのうち、11・6%が2月よりはるか以前に新型コロナウイルスへの抗体を形成していたと報告しました。
 さらに、研究には、シエナ大学が新型コロナウイルスに特定して行った結果も掲載されており、共同執筆者のジョバンニ・アポロネ氏は、昨年10月第1週時点で4人が抗体を保有していたと明らかにしました。これは、9月に感染していたことを意味するといいます。
 同氏は、「これが主要な発見だ。無症状の人々がウイルスを殺せる抗体を保持していた。これは、新型コロナが長期にわたって低い致死性で人間の間で循環し得ることを意味する」と述べました。
 イタリアの研究者らは3月に、昨年第4・四半期にロンバルディア地方で肺炎とインフルエンザが重症化するケースが通常より多かったと報告しており、新型コロナウイルスが当時考えられていたより早くから循環していた可能性が示されたとみられています。
 イタリアでの研究発表について、中国外交部の趙立堅報道官は17日、「各国が積極的な態度をとり、世界保健機関(WHO)などとの協力を強化し、世界的なトレーサビリティを推進していけるよう願っている」と表明しました。
 さらに、趙報道官は、「コロナウイルスのトレーサビリティは持続可能な発展のプロセスであり、多くの国や地域にかかわり得るものだ。中国側は引き続きウイルストレーサビリティと感染ルートの国際的な科学研究に積極的に参加し、ウイルス対策と感染対策の国際協力に貢献していく」と述べました。

 2020年11月18日(水)

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