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■北海道で新たに252人が新型コロナに感染、4人が死亡 病院や介護施設でのクラスターが拡大 [健康ダイジェスト]

 北海道と札幌、旭川、小樽、函館の各市は28日、道内で新型コロナウイルスに感染した患者4人が死亡し、新たに252人の感染が確認されたと発表しました。北海道内の200人超えは、3日連続。
 札幌と旭川の両市を中心に病院や介護施設での感染拡大に歯止めがかからず、1日当たり感染者数の高止まりが続いています。
 道内の死者は計184人、感染者は延べ8526人(実人数8501人)となりました。
 亡くなったのは、札幌市の80歳代女性、札幌市の年代と性別非公表、道公表分の100歳代女性、道公表分の70歳代女性の計4人。
 地域別の新たな感染者は、札幌市156人、旭川市34人、小樽市9人、函館市5人、石狩地方21人、十勝地方11人、空知地方4人、胆振(いぶり)地方3人、日高地方3人、オホーツク地方2人、釧路地方2人、根室地方1人、その他1人の計252人。札幌市では、感染した156人のうち53人が感染経路不明です。
 札幌市では28日、新たに病院のクラスター(感染者集団)が発生。同市によると、感染者は入院患者2人と職員5人の20歳代から90歳代計7人。この病院は、外来診療と入院の受け入れを休止しています。
 札幌市で収束していない病院のクラスターは、計9件となりました。救命救急センターのある基幹病院の「手稲(ていね)渓仁会病院」で感染者が1人増えて計35人になり、療養型病院「札幌田中病院」では9人増えて計120人となるなど、拡大が続いています。
 また、市内の特別養護老人ホーム「ドリームハウス」のクラスターも1人増えて計111人となりました。高齢者の多い病院や介護施設では感染が広がりやすく、クラスターの大規模化が進んでいます。
 旭川市では28日、道内最大のクラスターとなった「吉田病院」で感染者が5人増えて計138人に。中核病院の一つ「旭川厚生病院」でも22人増えて計120人となりました。
 小樽市では28日、市立稲穂小学校で新たに児童2人と教職員1人の感染が確認され、27日に公表された3人と合わせて計6人となりました。稲穂小では21日に公表された感染者6人のクラスターが収束しておらず、同市では新たな6人が別のクラスターかどうかを含め感染経路を調査しています。
 小樽市では、26日に公表された市立花園小学校のクラスターも収束していません。

 2020年11月28日(土)




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■塩野義製薬のインフルエンザ薬、予防投与で承認取得 自費診療となる見通し [健康ダイジェスト]

 塩野義製薬は27日、抗インフルエンザ薬「ゾフルーザ」(一般名:バロキサビル マルボキシル)について、日本における予防投与の適応追加承認を取得したと発表しました。
 インフルエンザ薬にはウイルスの増殖を抑制する効果があり、体内にウイルスを保持している場合に使用すれば、発症を未然に防ぐ効果が見込めます。予防投与は保険適用外で、自費診療となる見通しです。
 インフルエンザの感染予防には、一般的に予防ワクチンが使われます。インフルエンザ薬を使った予防は、家族や共同生活者に感染者がいて、高齢者や心臓などに基礎疾患を持つなど、重症化リスクが高い場合が利用対象となります。
 日本で実施した予防投与の臨床試験(治験)では、偽薬を投与したグループに比べ、ゾフルーザを投与したグループの発症率は86%少なくなりました。塩野義製薬は治験結果を基に2019年10月に予防の効能追加の申請を行っていました。アメリカでは、提携先であるスイスのロシュグループがすでに予防投与で承認を取得しています。
 日本では、ロシュの「タミフル」、第一三共の「イナビル」、イギリスのグラクソ・スミスクラインの「リレンザ」の3つのインフルエンザ薬で予防投与が認められています。いずれも予防投与は保険適用外で、ゾフルーザも同様に自費診療となる見通し。
 ゾフルーザは、2018年に発売したインフルエンザ薬で、他のインフル薬とは違う仕組みでウイルスの増殖を抑えます。抗ウイルス効果が高く1回服用するだけで治療が済むのが特徴。日本と台湾では塩野義製薬が、その他の地域ではロシュグループが販売しています。

 2020年11月28日(土)




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■市販のお茶に新型コロナ無害化の効果 奈良県立医大が確認 [健康ダイジェスト]

 奈良県立医科大学(同県橿原市)は27日、新型コロナウイルスが市販のお茶によって無害化する効果を確認したと発表しました。基礎研究段階で人での効果は未確認ながら、試験管内でウイルスが1分間お茶に触れることで最大99%が感染力を失っており、感染対策の1つとして期待されます。
 商品により効果に差があり、飲料メーカーに結果を伝えて、より無害化させる力が高い銘柄を見付け、商品名を公表するとしています。
 実験は、奈良県立医大の矢野寿一教授(微生物感染症学)の研究チームが実施。ペットボトル入りの緑茶や、紅茶、大和茶など約10商品を使用し、試験管内でウイルスとお茶を混ぜ、経過時間ごとの感染力を持ったウイルスの量を検査しました。
 最も効果が高かったのは茶葉から淹(い)れた紅茶で、感染力のあるウイルスは1分間で100分の1、10分間で1000分の1以下にまで減少しました。
 矢野教授は、人への効果について「可能性の段階」とした上で、「インフルエンザでカテキンの効果は確認されており、お茶を飲むことで同じような効果が期待される」と話しています。
 矢野教授によると、カテキンはインフルエンザウイルスなどの表面にある突起状のタンパク質に付着し、感染力をなくすことが確認されており、新型コロナウイルスでも同様の効果が推測されるといいます。

 2020年11月28日(土)

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■WHO、新型コロナ欧州発生源説に否定的 中国・武漢での調査必要 [健康ダイジェスト]

 世界保健機関(WHO)で緊急事態対応に当たる責任者は、新型コロナウイルスの発生源について、WHOとして今も中国国内とみているとした上で、湖北省の武漢で国際的な調査チームが調査を行うことを明らかにしました。
 新型コロナウイルスを巡っては、昨年12月上旬に、中国湖北省の武漢で感染者が確認され、その後、武漢から各国に急速に感染が広がったことから、WHOは中国に国際的な調査チームを送ることで中国側と調整しています。
 一方で、イタリアの研究機関は、ウイルスの感染は昨年9月の時点で、イタリア国内で広がっていたとする研究結果を今月、発表しました。
 WHOで緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン氏は27日、スイスのジュネーブで開いた定例の記者会見で、中国メディアの記者からウイルスの発生源が中国以外の可能性もあるのか問われたのに対し、「中国が発生源ではないというのは非常に不確かな推測だ」と否定的な見解を示し、WHOとして今もウイルスの発生源は中国国内とみていることを明らかにしました。
 ライアン氏は「公衆衛生上の観点からはっきりしているのは、最初に人への感染が起きた場所で調査を始めることだ」と述べ、発生源を突き止めるためにも、武漢での調査が必要だと強調。調査しないまま中国外が起源との仮説を立てるのは「最善の策とはいえない」と言明しました。
 また、国際的な調査チームについて、テドロス・アダノム・ゲブレイェソス事務局長は会見で、「調査チームは武漢にゆく」と述べ、現地での調査を行うことを明らかにしましたが、具体的な時期については言及しませんでした。
 一方、ロシアのセルゲイ・ショイグ国防相は27日、同国軍の40万人以上を対象とした大規模な新型コロナウイルスのワクチン接種を開始したと発表しました。
 ショイグ国防相によると、すでに兵士2500人以上がワクチンを接種済みで、その数は年末までに8万人に達する見込みだといいます。
 ロシアは今週、8月に承認された新型コロナウイルスワクチン「スプートニクⅤ」について、臨床試験(治験)の暫定データで95%の有効性が示されたと発表。
 スプートニクⅤの開発者らは、同ワクチンが他のワクチン候補より保管しやすく、価格も1回分が10ドル(約1000円)未満と、世界的なワクチン開発競争に参加する有力候補の中で最も安いとうたっています。
 現在、このワクチンは最終段階である第3相臨床試験が行われており、ボランティア4万人以上が参加しています。
 ショイグ国防相は、軍人のワクチン接種が志願制なのか明らかにしなかったものの、ワクチンを接種済みで高レベルの抗体を持つ軍人約500人が「(新型コロナウイルス感染症の)重症例に効果的」だとされている血漿(けっしょう)治療の研究に参加していると述べました。
 国防省はスプートニクⅤ開発の初期段階に関与し、軍人らも第1相試験の最初のボランティアとしてワクチンを投与されました。ショイグ国防相自身も、他の多くのロシア当局幹部らとともにワクチン接種を受けています。
 国防省は25日、今年春に同国で新型コロナウイルスの流行が始まって以来、軍人4100人以上が検査で陽性になったと明らかにしていました。

 2020年11月28日(土)

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■新型コロナ、世界の感染者6128万人 死者143万人 ドイツの感染者、100万人超える [健康ダイジェスト]

 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の28日午前3時の時点で、世界全体で6128万9237人となりました。また、亡くなった人は、143万8133人に上っています。
 感染者が最も多い国はアメリカで1292万7917人、次いで、インドが930万9787人、ブラジルが620万4220人、フランスが223万5661人、ロシアが219万6691人です。
 亡くなった人が最も多い国もアメリカで26万3755人、次いで、ブラジルが17万1460人、インドが13万5715人、メキシコが10万4242人、イギリスが5万7648人となっています。
 ドイツで27日、新型コロナウイルスに感染した人が新たに2万2000人以上確認され、同国の累計感染者は100万人を超えました。国立ロベルト・コッホ研究所が明らかにしました。
 春には新型コロナウイルスの感染拡大をおおむね封じ込めていたドイツは今、流行第2波の打撃を受けています。
 ドイツ全土で集中治療室に入っている新型コロナウイルス感染症(COVIDー19)の重症患者は、10月初めは360人余りでしたが、先週は3500人以上になっていました。
 アメリカでは27日、新型コロナウイルスに感染した人が新たに20万3013人確認され、1日に確認された人数としては過去最多を更新しました。
 こうした中、ロサンゼルスでは25日からの3週間、レストランでの飲食が屋内だけでなく屋外の席でも禁止され、各店舗は持ち帰りや宅配でしか営業できなくなっています。
 2カ月前に感染防止策として、店舗の裏の駐車場に約30人分の席を設けたというレストランでは、規制の強化を受けて屋外のテーブルやいすを片付けたということで、経営者のジョン・ヒメルスタインさんは「国や州などの支援はなく自分で何とかするしかありません」と話していました。
 また、持ち帰りで料理を注文していた男性は「感染拡大を防ぐため外食というちょっとしたぜいたくは控え、その代わりに持ち帰りで料理を買うことで、レストランの経営を支援したいです」と話していました。
 アメリカでは、ニューヨーク州でも酒類を提供するレストランやバーの営業を午後10時までとするなど、警戒が強まっています。

 2020年11月28日(土)

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