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■吸入型コロナワクチン、中国で緊急使用申請 ワクチンの緊急使用年齢を3歳以上に拡大 [健康ダイジェスト]

 中国軍事科学院軍事医学研究院の陳薇院士(アカデミー会員)が率いる研究チームは、エアゾール吸入型コロナワクチンの開発に取り組み、中国国家食品医薬品局から治験拡大の承認を得て、緊急使用許可申請を出しました。
 陳氏は3日、上海で開催された「2021年浦江イノベーションフォーラム」の全体会議で、吸入型コロナワクチンの開発に関する進展状況について紹介し、緊急使用許可を申請していると明らかにしました。
 陳氏によると、研究チームは注射や低温保管を必要としないワクチンの研究を進めており、昨年8月に非注射型ワクチンの研究結果を発表し、9月には湖北省武漢市で吸入型ワクチンの臨床試験を実施しました。
 吸入型ワクチンは従来の注射型ワクチンの5分の1の投与量しか必要とせず、ガラス容器に詰める必要もありません。注射型ワクチンによって形成される体液性免疫および細胞性免疫に加え、吸入型ワクチンは粘膜免疫も形成できることから、現在、コロナワクチンの保護力が到達できる最良の状態になると考えられています。
 また、吸入型ワクチンはスプレーによって微粒子化し、呼吸吸入によって気道や肺に入り、使用時の痛みがなく、アクセス性にも優れているということです。
 一方、中国国務院共同予防・抑制メカニズム科学研究難関攻略グループワクチン研究開発特別チームの責任者は6日、「新型コロナワクチンの緊急使用年齢を3歳以上に拡大することを許可した」と述べました。
 中国で新型コロナワクチンの接種対象はすでに18歳以上をカバーしており、接種を受けた人で最も高齢の人は100歳を超えています。現在、学者はすでに3歳から17歳までの人への科興控股生物技術(シノバック・バイオテック)製のワクチン接種の安全性と有効性について論証を行っており、関係部門の許可を得た後、感染の予防と抑制の必要に応じてこの年齢層にも使用し、年齢の高いグループから低いグループへと順次接種を推進していく方針です。

 2021年6月7日(月)




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■新型コロナウイルス、世界で累計1億7287万人の感染確認 死者は累計372万3381人に [健康ダイジェスト]

 世界各国の保健当局の発表に基づき日本時間6日午後7時にまとめられた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は累計372万3381人に増加しました。
 これまでに世界で、少なくとも累計1億7287万3850人の感染が確認されました。多くの国では検査体制が強化されたものの、軽症や無症状の人の多くは検査を受けず、感染に気付かないままとなっています。
 5日には世界全体で、新たに1万20人の死亡と40万3621人の新規感染が発表されました。死者の増加幅が最も大きいのはインドの2677人、次いでブラジルの1689人、コロンビアの532人となっています。
 最も被害が大きいアメリカでは、これまでに59万7377人が死亡、3335万7240人が感染しました。
 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は47万2531人、感染者数は1690万7425人。以降はインドが死者34万6759人、感染者2880万9399人、メキシコが死者22万8754人、感染者243万2280人、ペルーが死者18万6073人、感染者198万391人となっています。
 人口10万人当たりの死者数が最も多いのは、ペルーの564人。次いでハンガリーの309人、ボスニア・ヘルツェゴビナの286人、チェコの282人、北マケドニアの261人となっています。
 地域別の死者数は、中南米・カリブ海諸国が117万7972人(感染3387万2153人)、ヨーロッパが114万1892人(感染5321万1826人)、アメリカ・カナダが62万3083人(感染3474万8020人)、アジアが50万2761人(感染3735万5325人)、中東が14万4520人(感染872万5622人)、アフリカが13万2049人(感染491万1526人)、オセアニアが1104人(感染4万9379人)となっています。

 2021年6月7日(月)




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■アストラゼネカのワクチン、診断や治療の手引を公開 日本脳卒中学会など関連学会 [健康ダイジェスト]

 極めてまれに血栓が生じるリスクがあるとされるアストラゼネカの新型コロナウイルスのワクチンについて、関連学会が診断や治療の手引を公開しました。
 5月に承認されたアストラゼネカのワクチンは、接種後、極めてまれに血小板減少症を伴う血栓症が生じるリスクがあると指摘され、厚生労働省は当面、公的な接種に使わないとした上で、治療法や推奨する年齢などを慎重に検討しています。
 こうした中、日本脳卒中学会と日本血栓止血学会が、厚生労働省の依頼を受けて、医療機関向けに診断や治療の手引を作成し、6月2日に公開しました。
 手引では、現時点で診断や治療に関する確立したエビデンス(証拠、根拠)はないとした上で、血液検査や画像診断の結果、血小板の数の低下や、血栓が確認されれば、速やかに治療を開始するとしています。治療では検査結果に応じて「免疫グロブリン製剤」と呼ばれる薬を投与することを推奨し、専門家に相談した上で、血液が固まるのを抑える薬の投与も検討するよう求めています。
 一方で「ヘパリン」と呼ばれる薬の投与と、輸血は避けるとしています。
 厚労省は、この手引を参考に今後、公的な接種での使用について検討を進める方針です。
 日本脳卒中学会は、「ほかの病気との見分けも必要で、確実な診断や治療が難しいが、接種が始まった際の参考にしてほしい」としています。
 アストラゼネカのワクチンについて、政府は国内で使用する時期のめどが立っていないことや、すべての国民分のワクチンが年内に確保できる見通しになったことから、ワクチンを分配する国際的な枠組みなどを通じて、3000万回分をめどに、各国や地域に供給する考えを示しています。
 一方で、学術団体からは国内での活用を求める声が出ており、このうちワクチンの開発や治験に携わる研究者でつくる「日本ワクチン学会」は、5月末に見解を公表しました。
 それによりますと、世界中でワクチンの接種が喫緊の課題となる中、すでに各国で使用され、国内でも承認されているワクチンを使用しないことは、国際的に理解を得られないなどと指摘しています。
 また、国内でも生産が始まっていることや、ほかの承認されたワクチンより冷蔵での保管がしやすいことなどを利点として挙げ、年齢や性別、基礎疾患の有無などをもとに接種対象を選定するなどして、最大限に活用するよう求めています。

 2021年6月7日(月)




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■新型コロナ、国内で2022人感染 50人死亡 東京都で351人感染、24日連続前週の同曜日下回る [健康ダイジェスト]

 国内では6日午後8時の時点で、東京都で351人、神奈川県で249人、北海道で183人、沖縄県で183人、愛知県で169人、大阪府で145人など、40都道府県と空港検疫で新たに計2022人の新型コロナウイルスへの感染が発表されています。
 また、北海道で12人、兵庫県で6人、大阪府で5人、東京都で5人、愛知県で4人、熊本県で3人、山口県で2人、広島県で2人、群馬県で2人など、計50人の死亡の発表がありました。
 国内で新型コロナウイルスへの感染が確認された人は、空港検疫などを含め76万2511人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて76万3223人となっています。感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が1万3585人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて1万3598人です。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、5日より26人減って6日時点で1131人となっています。
 東京都は6日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女合わせて351人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 1週間前の日曜日より97人減り、前の週の同じ曜日を下回るのは24日連続となりました。また、6日までの7日間平均は426・4人で、前の週の76・3%です。
 新規感染者351人の年代別は、10歳未満が17人、10歳代が20人、20歳代が82人、30歳代が82人、40歳代が64人、50歳代が43人、60歳代が23人、70歳代が11人、80歳代が8人、90歳代が1人。
 351人のうち、約59%に当たる206人は、これまでのところ感染経路がわかっていません。また、アメリカへの渡航歴のある人が、1人いました。
 感染経路がわかっている144人の濃厚接触者の内訳は、「家庭内」が94人と最も多く、次いで「職場内」が20人、「会食」が12人、「施設内」が8人などとなっています。
 都の担当者は、「新たな感染確認は減少傾向が続いているが、人出が増えていて、リバウンドする可能性が高いという指摘もある。会食で感染する事例も散見されるので、会食や外出の自粛を改めてお願いしたい」と呼び掛けています。
 これで都内で感染が確認されたのは、16万3680人になりました。
 6日時点で入院している人は5日より38人減って1782人で、「現在確保している病床に占める割合」は31・9%です。
 都の基準で集計した6日時点の重症の患者は5日より2人減って60人で、重症患者用の病床の16・1%を使用しています。
 また、都は、感染が確認された40歳代の男性1人と、80歳代の男性2人と女性1人、90歳代の女性1人の、合わせて5人が死亡したことを明らかにしました。
 このうち、40歳代の男性は会食で感染したということです。また、80歳代の男性1人は「N501Y」の変異があるウイルスに感染していたということです。
 「N501Y」の変異があるウイルスに感染して亡くなった人は、都内で51人になりました。
 これで、都内で新型コロナウイルスに感染して死亡した人は、2108人になりました。

 2021年6月6日(日)




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