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■新型コロナ、中国で過去数カ月で最大規模の流行 数十万人に外出制限 [健康ダイジェスト]

 中国で、過去数カ月で最大規模の新型コロナウイルスの流行が起きており、30日には数十万人がロックダウン(都市封鎖)の対象となりました。
 中国では、江蘇省の省都、南京市の国際空港から新型コロナウイルスの感染が各地に拡散し、南京市政府などが全住民を対象にPCR検査を実施するなど対応に追われています。
 中国メディアによると、最近10日間のこの関連の新規感染者は北京市など7省市で少なくとも206人に上っており、今回の流行は過去数カ月で最も広範囲に広がりました。いずれもインド型(デルタ型)変異ウイルスとみられるといいます。
 この南京禄口国際空港では20日、機内清掃員の感染が確認されました。南京市は30日、清掃員は10日にロシアからの便で到着した乗客から感染した可能性が高いと発表。清掃員は約10日にわたって機内清掃などの業務を継続しており、空港での防疫措置が不十分だったため、拡散した可能性があるとしています。
 この空港から観光地の湖南省張家界を訪れた旅行客を介しても感染が広がったため、湖南省当局は30日から当面、観光地を閉鎖しました。22日にショーを鑑賞していた客の間で感染が広がったとみられています。当時、観客は2000人以上で座席に間隔は取られておらず、マスクをしていなかった客も多かったといいます。
 江蘇省では数十万人がロックダウン下に置かれ、北京市の昌平区でも4万1000人に外出制限令が出されました。
 中国政府は、新規感染者が確認されれば、集団検査やロックダウン、迅速な接触者追跡といった積極的な封じ込め策を講じて、感染拡大をほぼ抑え込んできました。29日には、ワクチン接種が16億回を超えたと発表していました。現時点では感染拡大は数百人規模にとどまっているものの、インド型(デルタ型)の強い感染力が改めて示された形で、中国政府としても警戒を強めている模様。

 2021年7月30日(金)




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■イスラエル、60歳以上に3回目のコロナワクチン接種へ 世界初の試み [健康ダイジェスト]

 イスラエルのナフタリ・ベネット首相は29日、8月1日から60歳以上の市民を対象に、アメリカのファイザー製の新型コロナウイルスワクチンの3回目接種(ブースター接種)を開始すると発表しました。ワクチンを3回接種するのは、世界初の試み。
 ベネット首相によると、3回目の接種の対象となるのは、少なくとも5カ月前に2回目の接種を受けた60歳以上の市民。
 国民の理解を得るため、9月に61歳の誕生日を迎えるアイザック・ヘルツォーク大統領が、30日にまず最初に追加接種を受けます。
 イスラエルでは感染者が1日当たり2000人を超えており、感染力の強いデルタ型変異ウイルスへの懸念が高まっています。
 ベネット首相は29日、「時間がたつにつれて免疫力が低下することがわかっている」とし、「免疫力を再び高め、感染や重症化の可能性を大幅に減らすことが追加接種の目的だ」と述べました
 首相によると、免疫が低下した約2000人がすでに3回目の接種を受けており、重篤な副作用はなかったといいます。
 現時点で追加接種を承認している国はほかになく、専門家は3回目の接種で感染者数が減らせるかどうかはまだ不透明だとしています。
 イスラエル当局は6月に、感染者の増加を受け、公共の密閉空間でのマスク着用を再び義務付けました。
 同国はパンデミック(世界的大流行)対応において、世界で最も成功を収めている国の1つ。世界最速のペースでワクチン接種を進め、人口約930万人の半数以上が1回あるいは2回の接種を終えている。
 アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、イスラエルでは日本時間30日午前の時点で、86万9063人が感染し、6466人が死亡しています。

 2021年7月30日(金)




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■新型コロナ、東京都で3300人感染 3日連続で3000人超 [健康ダイジェスト]

 東京都は30日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女合わせて3300人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 29日の3865人に次いで過去2番目に多く、1日の感染確認が3000人を超えるのは3日連続です。
 また、1週間前の金曜日より1941人増えました。30日までの7日間平均は2500人を超えて2501・4人で、前週からの増加比は29日よりさらに上昇して180・5%となり、これまでにないスピードで感染が拡大しています。
 新規感染者3300人の年代別は、10歳未満が110人、20歳代が1208人、30歳代が725人、40歳代が515人、50歳代が324人、60歳代が83人、70歳代が30人、80歳代が23人、90歳代が7人。重症化リスクが高い65歳以上の高齢者は82人でした。
 これで都内で感染が確認されたのは、21万人を超えて、21万3910人となりました。
 都の基準で集計した30日時点の重症の患者は、29日より7人増えて88人でした。
 また、都は、感染が確認された80歳代の男性2人が死亡したことを明らかにしました。
これで都内で感染して死亡した人は、2290人になりました。
 一方、変異ウイルスを調べるスクリーニング検査は1989人に対して行われ、そのうち、インド型(デルタ型)変異ウイルスなどに感染していたのは1367人でした。
 東京都の小池百合子知事は記者会見で、都内の感染確認が連日、過去最多を更新していることについて「極めて切迫した状態だ」という認識を示し、「大きな要因の一つがデルタ株だ。専門家によれば感染力はこれまでより2倍近く強い」と述べました。
 その上で、「専門家からは繁華街の滞留人口を減少させる必要があるという指摘があった。医療提供体制は大変厳しいが、第3波と第4波では質が違うという指摘もあり、質の変化に迅速に対応していくことが必要だ」と述べました。
 さらに小池知事は、隣接する3県に緊急事態宣言が出されることを踏まえ「都や県の境を越える移動を連携して慎むことで効果を出していきたい。基本的にはステイホームでお願いしたい」と述べ、1都3県で足並みをそろえて協力を呼び掛けて感染を抑え込みたいという考えを示しました。

 2021年7月30日(金)




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■アストラゼネカ製ワクチン、40歳以上対象に公的予防接種へ 厚労省分科会で議論続く [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は30日、新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、イギリスのアストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンを公的な予防接種に加えることを審議会の専門家分科会に提案しました。極めてまれに血栓が生じるリスクがあると指摘されていることから、40歳未満には原則、接種しない方針が示され、現在も議論が続いています。
 アストラゼネカ製のワクチンは今年5月に特例承認されましたが、若い世代で接種後極めてまれに血栓が生じるリスクがあると指摘されていることから、公的な予防接種には使用されてきませんでした。
 原則、40歳未満に接種しないことを条件に公的な予防接種に使うことを提案した理由として、イギリスでも40歳未満にはほかのワクチンを推奨した上で公的な接種に使用していることや、国内の関連学会が6月に診療の手引きを公開したことなどを挙げています。
 アメリカのファイザー製やモデルナ製のワクチンの成分にアレルギーがある人が接種を希望する場合や、ほかのワクチンの流通が停止した場合など、必要性がある場合は40歳未満への使用を認め、今後、国内外の状況を踏まえて対象年齢を再度検討するということです。
 分科会の委員からは「リスクや効果について、データを示して理解してもらった上で接種を進めることが大切だ」といった意見が出ていて現在も議論が続いています。
 国が公的な接種への使用を提案した背景には、接種が進んでいない40歳代や50歳代の重症者が東京都を中心に増えていることや、自治体に希望するワクチンが届かず接種の予約を停止する動きが相次ぎ、全国知事会から活用を要望する声が上がっていることなどもあるとみられます。
 また、分科会では、モデルナのワクチンについて、公的な接種の対象年齢を現在の18歳以上から12歳以上に拡大することも提案され、了承される見通しです。

 2021年7月30日(金)




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