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■児童生徒のコロナ感染者数、1年間で2万6090人 初の重症者の報告も [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの児童や生徒の感染者数は、文部科学省の最新のまとめで、5月までの1年間で2万6090人となり、週ごとの感染者数は5月中旬以降やや減少しているものの、児童生徒では初めて重症者が報告されました。
 文部科学省によりますと、学校が本格的に再開した昨年6月から今年5月末までの1年間の児童生徒の感染者数の内訳は、小学生が9377人、中学生が6327人、高校生が9969人、特別支援学校が417人となっています。このほかにも幼稚園で幼児878人の感染が確認されています。
 最新の週ごとの感染者数では、5月17日の週まで6週連続で1000人を超えていますが、5月下旬以降は減少傾向にあります。
 一方で、これまで児童生徒の重症者は報告されていませんでしたが、今回のまとめで初めて10歳代で1人重症者が報告されました。時期や学年、現在の体調などの詳細については公表されていません。
 この1年間の感染経路は、「家庭内感染」が小学生の78%、中学生の63%と最も多くなっているほか、「学校内感染」は小学生の4%、中学生の8%、高校生の24%。高校生では、「感染経路不明」が3分の1を占めています。
 全体の傾向としては大きく変化していないということです。
 文部科学省は、うがいや手洗いなどの感染症対策の徹底を引き続き呼び掛けています。

 2021年7月1日(木)




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■西武鉄道、駅構内のコンビニで新型コロナのPCR検査キットを試験販売 [健康ダイジェスト]

 西武鉄道は、埼玉県内や東京都内の駅構内のコンビニエンスストアで新型コロナウイルスのPCR検査キットの販売を始めました。
 西武鉄道は、PCR検査の機会を増やし、沿線住民の不安解消につなげようと、6月29日から駅構内で検査キットの試験販売を始めました。
 販売しているのは、埼玉県の所沢駅など埼玉県内や東京都内の54の駅構内にある駅ナカ・コンビニエンスストア「トモニー」です。価格は税込み5500円。
 検査キットは、健康管理アプリの開発を手掛ける東京都内の医療ソフト会社「アルム」が開発したもので、だ液を検査容器に入れて、今年7月に開院した「チーム メディカル クリニック 池袋」、または今年3月に開院した西武新宿駅直結の新宿プリンスホテル内 「チーム メディカル クリニック 新宿」に持ち込むか、郵送で送って検査してもらいます。
 検査結果はスマートフォンの専用アプリなどで最短 2 時間でわかり、海外渡航に必要な陰性証明書も追加料金を払えば受け取ることができるということです。
 西武鉄道事業運営室の山本武課長は、「PCR検査を身近な場所で気軽に受けられる環境を作りたいと考えて、企画しました。駅の利用者や沿線の人たちに利用してもらい安心して生活してもらいたいです」と話していました。
 検査キットの試験販売は、今年9月30日まで行われます。

 2021年7月1日(木)




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■iPS細胞による脊髄再生治療、慶応大が患者受け付け開始 1年かけて安全性検証 [健康ダイジェスト]

 脊髄を損傷して体を動かせなくなった患者に、iPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った神経のもととなる細胞を移植して機能の回復を目指す臨床研究について、研究を進める慶応大学などの研究チームは参加を希望する患者の受け付けを始めました。
 6月28日から患者の受け付けを始めたのは、慶応大学の岡野栄之教授(生理学)と中村雅也教授(整形外科)らの研究チームが進めている臨床研究で、慶応大学病院などで実施します。
 対象となるのは、脊髄を損傷してから2週間から4週間以内の「亜急性期」で、運動や感覚の機能が完全にまひした状態の18歳以上の患者。28日からまず1人を受け入れ、移植を実施した後に3人を追加で募ります。亜急性期を対象にするのは、損傷から時間がたった慢性期の患者よりも、神経の再生の期待が高いためで、移植後、1年かけて安全性や有効性を確認するということです。
 研究チームによりますと、脊髄損傷の患者は年間5000人ほどいますが、根本的な治療法はなく、iPS細胞を使った治療法の臨床研究は世界で初めてだということです。
 研究チームの岡野教授は、「今回はけがをした直後の患者が対象で、幅広い患者の治療法を確立するまでにはまだ課題はあるが、一歩前に進めることが大切だ。万全の体制で最善を尽くしたい」とコメントしています。
 また、中村教授は、「やっとスタートラインに立つことができた。1日も早く、実際の患者に再生医療を届けられるよう頑張りたい」と話しています。

 2021年7月1日(木)




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■コロナワクチンを「接種したくない」人が11・3%に上る 2万6000人を対象に調査 [健康ダイジェスト]

 新規ワクチンの承認が追い風となり、新型コロナウイルスワクチンの接種が急速に拡大する一方、ワクチンを「接種したくない」と考える人が11・3%いることが、国立精神・神経医療研究センター(東京都小平市)などの調査でわかりました。若い世代ほど拒否したり、ためらったりする割合が高く、男性より女性のほうが抵抗感が強い傾向がみられました。
 調査は2月、全国の15~79歳の男女2万6000人を対象にインターネットで実施しました。
 「接種したくない」人は、15~39歳の若年層では女性が15・6%、男性が14・2%でした。39~64歳では女性13・2%、男性10・6%と年代が上がるにつれてその割合は減り、65~79歳では女性7・7%、男性4・8%となりました。最も高い15~39歳女性と、最も低い65~79歳男性を比べると、3倍以上の開きがありました。
 接種を嫌がる理由としては、「副反応が心配」が73・9%と最も多く、「あまり効果があると思わない」が19・4%、「ワクチンを打ちに行く時間がない」が8・8%で続きました。「自分は感染しない」「重症化しない」という理由は、高齢者に比べて若者で多かったということです。
 同センタートランスレーショナル・メディカルセンターの大久保亮室長は、「特に接種を嫌がる人たちに向けて、有効性と副反応の正確な情報が伝わる工夫が必要だ」と指摘しています。
 ワクチンの「副反応」についてみると、厚労省の副反応調査の研究班がワクチンを接種した人のその後の健康状態を調べたところ、特に2回目のワクチン接種後で全身けん怠感や発熱を訴えた人は20歳代・30歳代など若い世代のほうが割合が高かったということです。
 感染症学が専門の国際医療福祉大学・松本哲哉主任教授は、「体力や抵抗力がよりある若い世代のほうが反応が強く出るので副反応も頻度としては高い」「体の中に強い刺激を与えてしっかり抗体を作らせる、免疫をちゃんと作らせるという意味で効果が出ている証拠だ」
「確かに若い人は感染しても重症化しにくいが、感染後の後遺症は残りやすい。ワクチン接種のメリットは大きい」と話しています。
 ワクチンの「有効性」についてみると、接種が先行している医療従事者の場合、ワクチン接種が始まる前の2月10日時点では全国の感染者に占める割合は約8%でしたが、6月16日には1%未満と、大幅に減少しました。
 厚労省の専門家会議の脇田隆字座長は、「ワクチン接種が進んでいることが相関している」と話しています。
 また、同じく接種が先行している高齢者の場合、東京都の新規感染者に占める高齢者の割合は3月上旬の段階では20%を超えていましたが、6月中旬は6・3%とこちらも大幅に減少。
 都の担当者は、「ワクチンだけが原因ではないが接種が進んでいるというのも影響している」と話しています。

 2021年7月1日(木)




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■東京都でインド型変異ウイルス感染確認349人に 埼玉県は43人に [健康ダイジェスト]

 東京都内では6月30日までに、インドで確認された「L452R」の変異があるウイルスへの感染が確認された人が300人を超えました。初めて確認されてから300人を超えるのにかかった日数は、イギリスで最初に確認された「N501Y」の変異があるウイルスよりも約1週間早くなっています。
 東京都は6月30日、都内で新たに55人がインドで確認された「L452R」の変異があるウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 新規感染者55人の年代別では、10歳代が9人、20歳代が13人、30歳代が8人、40歳代が12人、50歳代が6人、60歳代が3人、70歳代が3人、80歳代が1人。
 1日の発表としては2番目に多く、これでこのウイルスの感染が確認されたのは都内で349人になりました。
 都内で初めてこのインド型変異ウイルスへの感染が確認されたのは今年4月20日で、72日間で300人を上回りました。
 イギリスで確認された「N501Y」の変異があるウイルスは、今年1月に都内で初めて感染が確認されてから、約80日間で300人を超えています。感染力が強いとされる「L452R」の変異があるウイルスが、約1週間早く300人に達しました。
 「N501Y」の変異があるウイルスは、300人を超えてから9日後には1000人を超えています。
 都の専門家は、「『L452R』は『N501Y』よりもさらに感染性が高いとされ、今後の動向に警戒が必要だ。海外の状況を鑑みると、急速に『N501Y』から『L452R』への置き換わりが進むことも想定される」と指摘しています。
 6月30日に「L452R」の変異があるウイルスへの感染が確認された55人のうち、感染経路がわかっているのは25人です。
 このうち5人は、この変異があるウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した中学校に通う生徒。この中学校で確認されたのは、生徒合わせて15人になりました。また、一部の生徒の家族合わせて3人の感染も、確認されました。
 さらに、55人のうち2人の女子高校生は、友人と6人で会食をして感染したということです。この会食で感染した人は、これで合わせて4人になりました。
 埼玉県は6月30日、10歳代から70歳代までの男女合わせて20人が、インドで確認された「L452R」の変異があるウイルスへの感染が確認されたと発表しました。
 いずれも海外への渡航歴や、不特定多数との接触はないということです。
 埼玉県内で「L452R」の変異があるウイルスへの感染が確認されたのは、これで43人となりました。

 2021年7月1日(木)




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■累計の新型コロナ感染者数が80万人超え、40日余りで10万人増 東京都で新たに714人感染 [健康ダイジェスト]

 国内では30日午後6時45分の時点で、東京都で714人、神奈川県で209人、千葉県で156人、埼玉県で109人、大阪府で108人、沖縄県で67人、愛知県で53人、福岡県で43人、北海道で38人など、41都道府県と空港検疫で、新たに計1821人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました
 また、兵庫県で19人、北海道で5人、大阪府で3人、東京都で3人、奈良県で2人、沖縄県で2人など、新たに計41人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め79万9801人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて80万人を超え、80万513人となっています。70万人に達したのは5月19日で、この40日間余りで10万人増えたことになります。
 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が1万4784人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて1万4797人です。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より29人の減って523人となっています。
 東京都は30日、都内で新たに10歳未満から90歳代の男女合わせて714人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1日の感染確認が700人を超えるのは、5月26日以来です。
 また、1週間前の水曜日より95人増え、11日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。
30日までの7日間平均は500人を超えて508・4人となり、前の週の120・3%となっています。7日間平均は6月20日以降、増加が続いており、30日までに120人余り増え、感染拡大に歯止めがかかりません。
 また、感染が確認された714人のうち20歳代と30歳代を合わせると約47%で、半分近くを占めています。
 都の担当者は、「感染者の増加が止まらない。若者が非常に多く、このまま続くと『感染爆発』につながりかねない。対策を徹底し、人との接触機会を減らしてほしい」と呼び掛けています。
 感染経路がわかっている276人の内訳は、「家庭内」が143人、「職場内」が55人、「会食」が14人などとなっています。
 714人の年代別は、10歳未満が17人、10歳代が61人、20歳代が201人、30歳代が132人、40歳代が143人、50歳代が94人、60歳代が36人、70歳代が13人、80歳代が13人、90歳代が4人。
 これで都内で感染が確認されたのは、17万3934人になりました。
 30日時点で入院している人は29日より43人増えて1553人で、「現在確保している病床に占める割合」は27。8%。
 一方、都の基準で集計した30日時点の重症の患者は、29日より4人増えて47人でした。重症者用の病床の12・6%を使用しています。
 また、都は、感染が確認された50歳代の男性、60歳代の女性、80歳代の男性合わせて3人が死亡したことを明らかにしました。このうち、50歳代の男性は1人暮らしで自宅で亡くなっているのが見付かり、その後の検査で感染していたことが確認されたということです。
 これで都内で感染して死亡した人は、2234人になりました。

 2021年6月30日(水)




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