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■コロナ感染再拡大のインドネシア、在住日本人が10日間で5人死亡 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの感染状況が再び悪化しているインドネシアで、5日までの10日間に現地在住の日本人5人が相次いで感染して亡くなっていたことがわかりました。
 インドネシアではインドで確認された変異ウイルスが広がるなどして、5日に新たに2万7233人の感染が確認され、555人が死亡したのに続き、6日には新たに3万1189人の感染が確認され、728人が死亡と、いずれも2日連続で過去最多となりました。1日当たりの感染者数は6月27日から連日、2万人を超えて推移しています。
 新型コロナウイルスの感染者の治療のための病床はインドネシア全体で75%、首都ジャカルタでは94%まで埋まり、医療体制が窮迫しています。
 ジャカルタにある日本大使館によりますと、6月26日から7月5日までの10日間で現地在住の日本人5人が相次いで感染して亡くなっていたことがわかりました。
 亡くなったのは、日系企業の駐在員や現地で長く生活している人たちで、既往症を持つ人や70歳以上の高齢者が含まれ、40歳代の人もいたといいます。
 日本大使館が初めて現地在住の日本人の死亡を確認した昨年12月以降では、この5人を含めて合わせて10人が死亡しています。
 インドネシアで駐在員とその家族の医療支援をしている看護師の久津沢りかさんは、「かなり具合が悪い人でも胸部のCT検査や血液の検査ができず、自宅療養しなければならない状態になっていて、入院できないことで亡くなっている方もいる。これだけ感染者が一気に増えると病院は対応できない」と話していました。
 一部の日系企業は駐在員や家族を一時帰国させ始めました。これに関連し、インドネシア政府は6日、外国人が国際線を利用して出国する際にワクチン接種証明を義務付けるとした方針を撤回したことを日本大使館が明らかにしました。
 インドネシア政府は、外国人が入国する際にPCR検査の陰性結果とワクチン接種証明の提示を義務付ける方針は変えておらず、6日から適用しました。国内にいる外国人がインドネシアの国内線に搭乗する時もワクチン接種証明を求めています。
 インドネシアの地方に在住する外国人が、首都ジャカルタを経由して出国しようとする場合、国内線利用時にワクチン接種証明が必要になります。日本大使館は引き続き、インドネシア政府側に国内線での規制撤回を求めています。

 2021年7月6日(火)




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■イギリス、19日から感染規制をほぼ全面的に解除 マスク着用は任意、社会的距離も不要 [健康ダイジェスト]

 イギリスのボリス・ジョンソン首相は5日、記者会見し、ロンドンを含むイングランド全域で導入されている新型コロナウイルスの感染規制について、19日からほぼ全面的に解除する方針を明らかにしました。データを見極め12日に最終決断します。ワクチン接種が進み、3月から死者数は激減しました。ポストコロナの社会構築へイギリスは大きな一歩を踏み出します。
 現在もイギリスの感染者数は増加傾向にあるものの、ジョンソン首相は「ワクチン接種の進展で感染と重病者の関連性が弱まった」として、解除可能と判断しました。
 イギリス政府は今年1月から続くロックダウン(都市封鎖)を4段階で緩和する計画で、今回の計画が最終段階に当たります。公共交通機関や店舗でのマスク着用義務をなくすほか、1メートル以上のソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)や、在宅勤務の指示などが撤廃されます。屋内交流の人数制限も撤廃され、演劇やスポーツイベントは満員の観客で開催できるようになります。ナイトクラブもパンデミック(世界的大流行)以来で初めて再開が許可されます。海外からの入国制限などは維持される見通し。
 イギリスではインド型(デルタ型)変異ウイルスが猛威を振るっており、5日には1日当たりの感染者数が2万7334に達した一方、死者は9人でした。
 ジョンソン首相は「データはワクチンが死亡率を大幅に低下させていることを示している」と指摘し、制限を一気に緩和しても影響は限定的との見解を示しました。イギリスでは成人の86%が1回目のワクチン接種を終え、64%が2回目を終えています。
 一方、マスクの着用などの感染対策を個人の判断に委ねる政府の姿勢に対しては、医療界などから懸念の声も上がっており、インド型変異ウイルスの拡散や新たな変異ウイルスの出現により医療機関が再び窮迫する恐れが指摘されています。

 2021年7月6日(火)




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■36都道府県で1030人が新型コロナに感染、19人が死亡 東京都で16日連続前週上回る342人が感染 [健康ダイジェスト]

 国内では5日午後6時30分の時点で、東京都で342人、神奈川県で180人、千葉県で112人、大阪府で78人、埼玉県で76人、北海道で29人、沖縄県で28人、愛知県で21人など、36都道府県と空港検疫で、新たに計1030人の新型コロナウイルスへの感染が発表されています。
 また、北海道で5人、愛知県で3人、長野県で2人、大阪府で1人、島根県で1人、広島県で1人、東京都で1人、神奈川県で1人、福岡県で1人、群馬県で1人、高知県で1人、鹿児島県で1人の、計19人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め80万7719人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて80万8431人となっています。
 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が1万4867人、クルーズ船の乗船者が13人の、合わせて1万4880人です。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より5人減って491人となっています。
 東京都は5日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女合わせて342人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 1週間前の月曜日より25人増え、16日連続で前週の同じ曜日を上回りました。5日までの7日間平均は585・6人で、前週の119・8%となりました。
 都の担当者は、「都内の主要繁華街の人出は相変わらず多い。前の週からの増加率はおよそ120%で、これが急に減るわけではなく、感染が増え続けることが想像できる」と述べ、基本的な対策を徹底し、特に行動力のある若い人たちには人との接触を控えてほしいと呼び掛けています。
 新規感染者342人の年代別は、10歳未満が7人、10歳代が26人、20歳代が101人、30歳代が61人、40歳代が62人、50歳代が39人、60歳代が25人、70歳代が7人、80歳代が11人、90歳代が3人。
 感染経路がわかっている132人の内訳は、「家庭内」が最も多く58人、次いで「職場内」が29人、「施設内」が16人、「会食」が14人などとなっています。
 これで都内で感染が確認されたのは、17万6843人になりました。
 5日時点で入院している人は4日より34人増えて1674人で、「現在確保している病床に占める割合」は29・9%です。
 一方、都の基準で集計した5日時点の重症の患者は4日より6人増えて57人で、重症患者用の病床の15・3%を使用しています。
 また、都は、感染が確認された90歳代の女性1人が死亡したことを明らかにしました。
女性はインドで確認された「L452R」の変異があるウイルスに感染していたということです。
 これで都内で感染して死亡した人は、2240人になりました。
 東京都は5日、都内で新たに38人がインドで確認された「L452R」の変異があるウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 新規感染者38人の年代別は、10歳未満が3人、10歳代が3人、20歳代が7人、30歳代が4人、40歳代が8人、50歳代が9人、60歳代が1人、70歳代が2人、80歳代が1人。
 これでこのウイルスの感染が確認されたのは、都内で合わせて497人となりました。
 38人のうち、感染経路がわかっているのは16人で、このうち3人は同じ保育園に通う園児です。
 また、2人はこの変異があるウイルスのクラスターが発生した中学校に通う生徒の親です。この中学校の生徒と家族で感染が確認されたのは、合わせて34人になりました。

 2021年7月6日(火)




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