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■WHO、mRNAワクチンと心筋炎に「因果関係の可能性」 EU、ファイザーとモデルナ製ワクチンによる心筋炎は「副反応」  [健康ダイジェスト]

 世界保健機関(WHO)は9日、新型コロナウイルスのmRNAワクチン接種と「非常にまれ」に起こり得る心筋炎と心膜炎には「因果関係が存在する可能性」があるとの見解を発表しました。ただし、mRNAワクチンによるメリットはリスクを上回るとしています。
 ワクチンの安全性に関するWHOの国際諮問委員会によると、アメリカを始めとした複数の国で、mRNAワクチン接種後に心筋炎や心膜炎を発症するケースが報告されています。
 国際諮問委員会は、一般的に「接種後数日以内に発症しており、特に若い男性にみられ、mRNAワクチンの2回目接種後の発症例が多い」としています。
 一方で、接種した後に心筋炎や心膜炎を発症するのは「非常にまれ」と指摘し、「新型コロナによる重症者と死者を減らす上で、mRNAワクチンのメリットはリスクを上回る」との見方を示しています。
 また、接種後に心筋炎や心膜炎を発症しても多くは軽症で、手術を必要としない「保存的治療」ですんでいると説明しつつも、長期的な影響を注視していくとしました。
 アメリカの医療当局者らは6月に、アメリカの製薬大手のファイザーとモデルナ製のmRNAワクチンと、若年層が接種後に発症する心筋炎との関連性を警告していました。
 一方、ヨーロッパ連合(EU)の専門機関、ヨーロッパ医薬品庁(EMA)は9日、ファイザー製とモデルナ製の新型コロナウイルスワクチンについて、心筋炎や心膜炎を副反応として製品情報に記載するよう勧告したと発表しました。ただし、発症は「ごくまれ」で、ワクチン接種のメリットはリスクを上回ると強調しています。
 心筋炎や心膜炎は心臓の筋肉や膜に起こる炎症で、息切れや動悸(どうき)、胸の痛みなどの症状を伴うといいます。EMAは、ファイザー製ワクチン接種後の283件、モデルナ製で38件の症例を詳しく調べ、副反応とみるべきだと判断しました。発症は主に接種後2週間以内で、2回目の接種後や若い成人男性に多くみられたと説明しました。高齢者ら5件の死亡例もあったといいます。
 EUなどの30カ国では5月末までに、ファイザー製が1億7700万回、モデルナ製が2000万回接種されており、EMAは「ごくまれに起き得る症例だ」としつつ、注意を促しました。両社のワクチンは、日本でも使われています。

 2021年7月10日(土)




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■韓国でコロナ新規感染者1378人 3日連続で最多更新 [健康ダイジェスト]

 韓国で10日、新型コロナウイルスの新規感染者が1378人確認され、3日連続で過去最多を更新しました。ソウルなどの首都圏では12日から、最高レベルの感染対策が施行されます。
 新規感染者1378人は、昨年1月20日に韓国内で最初の感染者が確認されて以降、最も多く、8日(1275人)、9日(1316人)、10日(1378人)と3日連続の最多更新となりました。新規感染者が1200人以上となったのは、7日(1212人)から4日連続。累計感染者数は16万6722人。
 市民によるソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)といった予防措置の順守など、以前は感染対策の模範として称賛されていた韓国でしたが、供給量の不足によりワクチン接種の開始が遅れました。
 10日に確認された新規感染者のうち、1000人以上がソウルを始めとする首都圏で確認されました。韓国全人口の約半数が、同地域に住んでいます。
 クラスター(感染者集団)が学校やオフィス、ショッピングモールで確認されており、ワクチン接種を受けられていない20歳代と30歳代の感染者が増加しています。
 保健当局によれば、人口約5200万人の韓国のワクチン接種率は約11%にとどまっています。
 12日に施行される感染対策の期間は2週間で、午後6時以降の2人を超える私的な集会は禁止となり、結婚式や葬式は親族に限り集まることができます。学校は閉鎖され、非対面授業に転換します。バーやクラブも閉鎖され、カフェとレストランは人数制限が設けられます。
 医療の専門家からは、韓国政府の一貫性のない政策がコロナ拡大を招いたと批判が出ています。1回以上のワクチン接種者比率が68%を超えたイギリスでも6月からインド型(デルタ型)変異ウイルスの拡大で1日に2万人の新規感染者が発生している状況で、韓国政府が全面登校授業を再開し、ワクチン接種者の野外ノーマスクを許可するなど緊張が緩んだ姿を見せた結果だとしています。

 2021年7月10日(土)




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■全国の自殺者、6月は1745人 12カ月連続で増加 [健康ダイジェスト]

 6月に自殺した人は全国で1745人で、昨年の同じ時期に比べて173人増え、12カ月連続で増加しました。特に女性が大幅に増加し、深刻な状況が続いています。
 警察庁によりますと、6月に自殺した人は速報値で全国で1745人で、昨年の同じ時期に比べて173人、率にして11%増えました。自殺者が前の年を上回るのは昨年7月以降12カ月連続です。
 男女別では男性が1140人と7・4%の増加、女性が605人と18・4%の増加となっており、特に女性が大幅に増えています。
 また、都道府県別では東京都が213人と最も多く、次いで大阪府が103人、愛知県が101人、埼玉県と神奈川県が87人などとなっています。
 国は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響などについて引き続き分析を進め、民間の機関と連携して自殺を防ぐための対策を強化しています。
 厚生労働省は、「新型コロナウイルスの影響が長期化して、特に女性は、仕事や家庭、子育てなどさまざまな場面で悩みを抱え、追い詰められている可能性がある。1人で悩みを抱え込まず、『相談していいのか』と迷うようなことでも、ためらわずに支援機関や自治体などに相談してほしい」と呼び掛けています。

 2021年7月10日(土)




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■ベトナム、ホーチミン市で15日間のロックダウン開始 [健康ダイジェスト]

 ベトナムの経済の中心地ホーチミン市で9日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するため、15日間にわたるロックダウン(都市封鎖)が始まりました。
 人口約900万人のホーチミン市には、過去1カ月におよぶ移動制限が敷かれていましたが、感染者数は増加して累計9400人を超え、全省市で最多となっています。
 ベトナム全体の新規感染者も8日に過去最多の1307人を記録。ワクチンを少なくとも1回接種した割合は4%弱と低い状況です。
 今年4月下旬に変異ウイルスによる感染が拡大するまで、ベトナム全体の感染者数は計3000人に満ちませんでした。これまで同国は、広範囲におよぶ接触者の追跡と厳格な隔離措置により、新型コロナウイルスの封じ込めに成功した手本だとされていました。
 ベトナム当局は今回の措置について「ロックダウン」という言葉は使わず、「社会的隔離命令」と呼んでいます。ホーチミン市がこの措置に踏み切るのは、昨年4月に続いて2回目。
 公の場での3人以上の集まりは禁じられ、外出は食料と医薬品の購入および緊急事態のみ許され、他地域との移動が原則禁止されました。
 警察はホーチミン市境に検問所を設置。陰性証明書を持つ人のみ市内に入ることが認められます。

 2021年7月10日(土)




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■新型コロナ、東京都で822人感染 累計感染者数18万74人 [健康ダイジェスト]

 東京都は9日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女合わせて822人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。1週間前の金曜日より162人増え、20日連続で前週の同じ曜日を上回りました。
 9日までの7日間平均は686・7人で、前週と比べて127・9%となりました。
 新規感染者822人の年代別は、10歳未満が36人、10歳代が46人、20歳代が270人、30歳代が157人、40歳代が147人、50歳代が112人、60歳代が35人、70歳代が14人、80歳代が4人、90歳代が1人。
 感染経路が判明している310人の内訳は、「家庭内」が最も多く169人、次いで「職場内」が59人、「会食」が21人、「施設内」が13人などとなっています。また、「その他」が47人で、ゴルフやドライブといったレジャーのほか、離れて暮らす家族に会いに行って感染するケースなどが依然としてみられるということです。
 都の担当者は、「仲間内であってもマスクを外さないなど、油断せずに日ごろから基本的な感染対策を徹底してほしい」と呼び掛けています。
 これで都内で感染が確認されたのは18万人を超えて、18万74人になりました。
 9日時点で入院している人は8日より75人増えて1857人で、「現在確保している病床に占める割合」は31・6%です。
 一方、都の基準で集計した9日時点の重症の患者は8日より2人増えて62人で、重症患者用の病床の15・8%を使用しています。
 また、都は、感染が確認された70歳代の男性2人が死亡したことを明らかにしました。
これで、都内で感染して死亡した人は、2248人になりました。
 東京都は9日、都内で1日の発表では、これまでで最も多い167人がインドで確認された「L452R」の変異があるウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 これで都内でこのウイルスの感染が確認されたのは、927人になりました。
 167人のうち、感染経路が判明しているのは45人で、内訳は、家庭内が17人、職場内が13人、施設内が9人などとなっています。施設内の9人は、同じ保育園に通う園児で、園内でクラスター(感染者集団)が発生したとみられるということです。
 都の担当者は、「検査件数の増加のペース以上に陽性となるケースが増え、割合が徐々に高くなっている。今の感染の主流はN501Yの変異があるウイルスだが、より感染力の強いL452Rへの急速な置き換わりを懸念している」と話しています。

 2021年7月10日(土)




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■国内で2278人が新型コロナに感染、20人死亡 神奈川県で355人感染、2日連続300人超 [健康ダイジェスト]

 国内では9日午後8時45分の時点で、東京都で822人、神奈川県で355人、千葉県で180人、埼玉県で150人、大阪府で143人、愛知県で66人、福岡県で60人、沖縄県で55人、北海道で50人、静岡県で43人など、42都道府県と空港検疫で、新たに計2278人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。
 また、沖縄県で5人、神奈川県で3人、大阪府で2人、愛知県で2人、東京都で2人、福岡県で2人、京都府で1人、北海道で1人、埼玉県で1人、新潟県で1人の、合わせて20人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め81万6097人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて81万6809人となっています。
 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が1万4940人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて1万4953人です。
 厚生労働省によりますと新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より23人減って441人となっています。
 神奈川県内では9日、合わせて355人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表されました。1日に発表される感染者の人数が300人を超えるのは、2日連続。
 また、川崎市と相模原市の70歳代から90歳代の男女合わせて3人の死亡が、発表されました。
 県内で発表された感染者はこれで6万9616人となり、このうち963人が死亡しています。
 相模原市中央区にある国学院大学のラグビー部の寮で、9日までに合わせて32人の学生が新型コロナウイルスに感染していたことが確認され、相模原市はクラスター(感染者の集団)が発生したと発表しました。
 相模原市と大学によりますと、7月3日、相模原市中央区内の大学のラグビー部の寮で、この寮で暮らす男子学生1人が新型コロナに感染していることが確認されたということです。
 この寮で生活する、ほかの学生への検査を行ったところ、9日までに合わせて32人の感染が確認されたということで、相模原市はクラスターが発生したと発表し、感染経路を詳しく調査しています。
 国学院大学広報課は、「保健所などと連携し、引き続き必要な対策を講じ、感染拡大の防止に努めていく」としています。

 2021年7月10日(土)




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■タイ、コロナ第3波で規制強化 1年ぶりバンコクと9県に夜間外出制限も [健康ダイジェスト]

 タイ保健当局は9日、新型コロナウイルスの感染第3波に見舞われているバンコク首都圏および9県で、人の移動や経済活動の規制を強めると発表しました。規制は12日から14日間で、1日当たり9000人規模に膨らんだ新規感染者の抑え込みを図ります。
 保健当局は、今回の規制で住民に対し、昼間に在宅勤務に努めることや、午後9時~午前4時の夜間に外出しないことを求めます。夜間の外出制限は、昨年4~6月の外出禁止令以来、約1年1カ月ぶり。
 経済活動については、ショッピングモールなどが閉鎖されます。食品スーパーや銀行、薬局、飲食店の持ち帰り営業は、夜間を除いて認められます。
 タイはコロナの封じ込めに成功した「優等生」とされ、1日当たりの新規感染者が4月初旬まで2ケタ台で推移していたものの、それ以降はイギリスなどで確認されたイギリス型(アルファ型)変異ウイルスやインドで見付かったインド型(デルタ型)変異ウイルスの流入で感染が急拡大。都市部の飲食店で店内飲食や酒の提供を禁じるなどしても感染が収まらなかったため、今回さらに、コロナの第1波があった2020年4月以来の厳しい規制に踏み切りました。
 9日時点の1日当たりの新規感染者数は9276人に達し、累積感染者数は31万人7506人と直近3カ月で約10倍に増えました。
 地元メディアによると、タイのプラユット・チャンオチャ首相は9日、新型コロナ対策に資金を充てるため、今後3カ月間の給与を受け取らないことを決めたといいます。
 タイ国内では6月上旬から一般市民向けのワクチン接種が始まりましたが、ワクチンの調達が遅れています。地元メディアによると、7月9日時点で2回の接種を終えた人の割合は、人口の約4・8%にとどまります。

 2021年7月9日(金)




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