SSブログ

■アストラゼネカ製ワクチン接種後の血栓症、死亡率22%  イギリスの研究 [健康ダイジェスト]

 アストラゼネカの新型コロナワクチンを接種後の患者が血栓症を発症した場合、死亡率は22%だったとのイギリスでの研究結果が発表されました。
 これはオックスフォード大学病院やユニバーシティ・カレッジ病院などの研究チームが11日、アメリカの医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に掲載したもので、アストラゼネカワクチンの接種後に今年3月下旬から6月上旬までの間に血栓症で治療を受けた18歳から79歳までの患者220人について調べました。
 治療を受けたうち85%は60歳未満で、ほとんどは1回目の接種後、5日から30日の間に発症していました。また、約半数の人に目立った病歴はなく、それ以外の人も特定の病歴との因果関係はみられなかったとしています。
 研究対象となった220人のうち22%に当たる49人が死亡、脳静脈洞血栓症や脳出血、あるいは血小板数が低くなるなどの症状が出た場合には死亡率はさらに上がりました。こうした血栓症が起きる確率について今回の研究チームは、50歳以上の場合は10万人に1人、50歳未満の場合は5万人に1人と推計しています。
 イギリスにとっては国産ワクチンであるアストラゼネカ製ワクチンですが、血栓症の報告を受けて40歳未満の人については推奨しない方針をとっています。

 2021年8月13日(金)




nice!(1)  コメント(2) 
共通テーマ:健康

■ワクチン3回目接種、アメリカが承認 免疫力が低下している人が対象 [健康ダイジェスト]

 アメリカの食品医薬品局(FDA)は12日、ワクチンの緊急使用認可を修正し、ファイザーとモデルナ製の新型コロナウイルスワクチンについて、臓器移植を受けるなどして免疫力が低下している人を対象に3回目の追加接種(ブースター接種)を認めました。国内で、デルタ型変異ウイルスによる感染が拡大しており、政府は対応を迫られています。
 FDAのジャネット・ウッドコック長官代行は、「我が国は新型コロナの新たな流行の波に入った。特に、免疫システムが損なわれた人々が重症化のリスクが高いと認識している」としています。
 「接種を終え、免疫機能に問題のない人は現時点で追加接種の必要はない」と説明し、「将来的に追加のワクチン接種が必要かどうかについても、今後、検討する」としています。
 多くの国ではワクチンが依然不足しているものの、イスラエルやドイツ、イギリスなどでは、感染力の強いデルタ型変異ウイルスの広がりを抑制するため、3回目の接種を計画もしくは実施しています。
 ただ、3回目の接種を巡っては、その効果がまだはっきりしていないために専門家の間では意見が分かれています。
 ファイザーはビオンテックと共同開発したコロナウイルスのワクチンについて、時間の経過に伴い効果が低下するとしています。
 モデルナもワクチン接種を完了した人でデルタ型変異ウイルス感染が確認されたことから、最終的には追加接種が必要になるとの見方を示しています。
 世界保健機関(WHO)は先週、ワクチン不足への懸念から、ブースター接種を9月末までは中止すべきだとの見解を示しました。

 2021年8月13日(金)  




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■新型コロナ、国内で最多の1万8889人感染 東京都の自宅療養者が初の2万人超、重症者は最多の218人に [健康ダイジェスト]

 国内では12日午後8時の時点で、東京都で4989人、神奈川県で1807人、大阪府で1654人、埼玉県で1528人、福岡県で1040人、千葉県で1038人、沖縄県で732人、兵庫県で728人、愛知県で703人、北海道で480人、京都府で372人、静岡県で354人など、47都道府県と空港検疫で、新たに計1万8889人の新型コロナウイルスへの感染が発表され、過去最多を更新しました。新規感染者の発表が最多となるのは11日に続き2日連続で、1万人以上は10日連続。
 大阪府、埼玉県、福岡県でそれぞれ最多となる1654人、1528人、1040人が発表され。最多を更新したのは20府県に上りました。インド型(デルタ型)変異ウイルスの影響で、感染の勢いが全国的に加速しています。福島県や愛知県、岡山県、鹿児島県などでも最多となり、沖縄県も最多となる732人の確認が発表されました。
 また、東京都で6人、千葉県で4人、大阪府で4人、神奈川県で2人、福岡県で2人、兵庫県で1人、宮城県で1人、栃木県で1人、沖縄県で1人、静岡県で1人、高知県で1人の、合わせて24人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は空港検疫などを含め108万9548人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて109万260人となっています。
 感染して亡くなった人は国内で感染が確認された人が1万5359人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて1万5372人です。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より72人増えて1404人となっています。
 東京都は12日、都内で新たに10歳未満から100歳以上までの男女合わせて4989人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 1週前の木曜日から53人減ってはいるもののこれまでで2番目に多く、感染確認が急増しています。12日までの7日間平均は3976・0人で、前週の109・0%。
 新規感染者4989人の年代別は、10歳未満が235人、10歳代が473人、20歳代が1490人、30歳代が1031人、40歳代が865人、50歳代が627人、60歳代が146人、70歳代が61人、80歳代が46人、90歳代が14人、100歳以上が1人。
 感染経路が判明している1735人の内訳は、「家庭内」が最も多く1138人、「職場内」が269人、「施設内」が83人、「会食」が50人などとなっています。
 これで都内で感染が確認されたのは、26万3970人となりました。
 一方、12日時点で入院している人は3668人と11日より1人増え、6日連続で過去最多を更新しました。「現在確保している病床に占める割合」は61・5%。
 また、都の基準で集計した12日時点の重症患者は初めて200人を超えて218人になり、11日より21人増えています。10日、11日と3日連続で過去最多を更新し、重症患者の増加に歯止めがかかりません。
 都が、現在確保している重症患者用の病床の使用率は55・6%となり、医療提供体制の窮迫がさらに進む事態になっています。
 重症患者の年代別は、10歳代が1人、20歳代が5人、30歳代が19人、40歳代が52人、50歳代が78人、60歳代が39人、70歳代が19人、80歳代が5人。40歳代と50歳代を合わせると、全体の約60%を占めています。
 また、都は、感染が確認された50歳代から80歳代までの男女6人が死亡したことを明らかにしました。
 このうち、50歳代の女性は集合住宅の共用スペースで倒れているのが見付かり、死亡が確認されました。その後の検査で、感染していたことが確認されたということです。
 また、60歳代の男性は今年6月にワクチンを2回、接種していましたが、8月6日に陽性と診断されて入院し、10日に死亡しました。感染経路は不明で、がんの基礎疾患がありました、ワクチン2回接種後に陽性となる「ブレークスルー(突破)感染」による死亡が都内で確認されたのは、初めてです。
 これで都内で感染して死亡した人は、2325人になりました。
 東京都内で新型コロナウイルスに感染し自宅で療養している人は、12日時点で初めて2万人を超えて過去最多の2万726人となりました。1カ月前の7月12日の11・3倍で、急増しています。
 都の担当者は、「都が開設している自宅療養者のフォローアップセンターや保健所がフル稼働で対応しているが、かなりいっぱいいっぱいだ。体制強化を進めている。自宅療養中に死亡する事例も出てきているので体調不良の症状がある時は連絡をいただきたい」と話しています。

 2021年8月12日(木)




nice!(3)  コメント(21) 
共通テーマ:健康