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■南米コロンビア由来のミュー型変異ウイルス、ワクチン効果は7分1以下 東大医科学研究所が発表 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスで、南米のコロンビアに由来するミュー型変異ウイルスは、ワクチンなどでできた抗体が他の変異型ウイルスよりも効きにくいとする結果を、東京大や東海大などの研究チームがまとめました。
 ミュー型変異ウイルスは世界保健機関(WHO)が8月、警戒度が2番目に高い変異ウイルスに位置付けました。国内では6~7月に空港検疫で2例確認されています。
 研究チームはアメリカのファイザー製ワクチン接種者や従来型ウイルスに感染経験のある人の血液を使い、さまざまな変異型ウイルスに対する抗体の効果を調べました。その結果、ミュー型変異ウイルスに対しては、ワクチン接種者の抗体の効果が従来型ウイルスより7分の1以下に低下しました。インド由来のデルタ型変異ウイルスや南アフリカ由来のベータ型変異ウイルスより効果の低下が大きかったといいます。
 研究チームの東大医科学研究所の佐藤佳准教授(ウイルス学)は、「ワクチンが効かないわけではない」と強調した上で、「現在、デルタ型が世界で蔓延(まんえん)しているが、ミュー型に対する監視も重要だ」と話しています。

 2021年9月9日(木)




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■新型コロナ、全国で1万2396人感染 水曜では2週連続で前週下回る [健康ダイジェスト]

 国内では8日午後6時30分の時点で、大阪府で2012人、東京都で1834人、愛知県で1290人、神奈川県で1099人、兵庫県で852人、埼玉県で779人、千葉県で610人、福岡県で572人、沖縄県で413人、京都府で381人など、全47都道府県と空港検疫で、新たに計1万2396人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。水曜日としては2週連続で、新規感染者が前週を下回りました。
 また、東京都で17人、千葉県で12人、大阪府で9人、兵庫県で7人、神奈川県で7人、埼玉県で5人、三重県で4人、愛知県で4人、茨城県で4人、秋田県で3人、広島県で2人、沖縄県で2人、静岡県で2人、鹿児島県で2人、和歌山県で1人、大分県で1人、奈良県で1人、岐阜県で1人、熊本県で1人、福岡県で1人、福島県で1人、群馬県で1人、長崎県で1人の、合わせて89人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め160万5724人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて160万6436人となっています。
 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が1万6551人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて1万6564人です。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日良い2人増えて2211人となっています。
 東京都は8日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女合わせて1834人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。2000人を下回るのは4日連続。
 1週間前の水曜日より1334人減り、17日連続で前週の同じ曜日を下回りました。8日までの7日間平均は2040・6人で、前週の60・6%です。7日間平均が前週を下回るのは15日連続。
 1834人の年代別は、10歳未満が157人、10歳代が196人、20歳代が442人、30歳代が361人、40歳代が323人、50歳代が206人、60歳代が63人、70歳代が57人、80歳代が24人、90歳代が5人。
 感染経路が判明している839人の内訳は、「家庭内」が最も多く593人、「職場内」が117人、「施設内」が62人、「会食」が12人などとなっています。
 これで、都内で感染が確認された人は、36万人を超えて36万1026人になりました。
 一方、8日時点で入院している人は、7日より156人減って4008人でした。「現在確保している病床に占める割合」は、63・4%です。
 都の基準で集計した8日時点の重症の患者は、7日より8人減って252人で、重症患者用の病床に占める割合は51・2%です。
 また、都は、感染が確認された30歳代から50歳代、70歳代から100歳以上の男女合わせて17人が死亡したことを明らかにしました。17人のうち4人は、30歳代から50歳代の男性です。
 このうち30歳代の男性は、職場で倒れているのを出勤してきた同僚が見付けて救急搬送され、その際の検査で感染していることが確認されましたが、その日のうちに死亡しました。
 また、40歳代の男性は、ビルの出入り口付近で倒れているのを通行人が見付け、救急搬送されましたが、搬送先で死亡が確認されました。その後の検査で、感染していたことがわかったということです。
 このほか、入所していた高齢者施設で療養していた80歳代の男性は、施設の職員と保健所が健康観察を行っていましたが、体調が急変して搬送先の病院で死亡しました。
 これで都内で感染して死亡した人は、2594人になりました。

 2021年9月8日(水)




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