SSブログ

■自主回収対象のモデルナ製ワクチン接種後に3人死亡、因果関係は「評価不能」 [健康ダイジェスト]

 アメリカのモデルナ製の新型コロナウイルスワクチンの異物混入問題で、厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会は10日、自主回収対象のワクチン接種後に死亡が報告された3人について、現時点で「接種との因果関係は評価できない」との見解を示しました。
 審議の対象は、8月に死亡した30~40歳代男性3人。いずれも、ステンレススチールの粒子が混入した製造ロット番号のワクチンと同時期に同じ工場で生産されたワクチンを接種しました。厚労省の資料では、8月18日に死亡した38歳男性の死因は致死性不整脈と考えられ、副反応の影響は不明としました。他の2人は死因を調査中としています。
 このほか回収対象のワクチン接種後に17件の副反応報告があったものの、重篤な症状はなく、別の製造ロット番号と頻度も変わらないとしました。
 この問題を受け、国内流通を担う武田薬品工業は、製造段階で異物の有無をカメラで検出するシステムを整備し、全数調査を行うとの再発防止策を示しました。
 モデルナ製ワクチンは5月22日〜8月22日に約1650万回接種され、接種後の死亡例は17人で、100万回当たり1人でした。欧米に比べ低頻度で、現時点で因果関係が結論付けられた事例はありません。なお、モデルナ製ワクチンで報告された40歳代以下のすべての死亡例は10例で、約3割を回収対象の製造ロット番号が占めます。
 日本ワクチン学会は、仮に混入したステンレススチールの粒子が筋肉に注射されても「全身症状を起こす可能性は低い」との見解を示しています。

 2021年9月10日(金)




nice!(5)  コメント(8) 
共通テーマ:健康

■全国で8892人が新型コロナ感染、金曜日に1万人を下回るのは7月23日以来 大阪府で1310人、東京都で1242人感染 [健康ダイジェスト]

 国内では10日午後6時の時点で、大阪府で1310人、東京都で1242人、愛知県で1031人、神奈川県で829人、埼玉県で556人、兵庫県で528人、千葉県で461人、福岡県で438人、沖縄県で301人など、全47都道府県と空港検疫で、新たに計8892人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。
 新規感染者は4日ぶりに1万人を下回り、金曜日に1万人を下回ったのは4225人が報告された7月23日以来。
 また、東京都で15人、大阪府で14人、埼玉県で8人、千葉県で7人、神奈川県で6人、兵庫県で4人、愛知県で3人、宮城県で2人、福岡県で2人、三重県で1人、京都府で1人、佐賀県で1人、和歌山県で1人、山形県で1人、新潟県で1人、沖縄県で1人、鹿児島県で1人の、合わせて69人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め162万4972人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて162万5684人となっています。
 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が1万6708人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて1万6721人です。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より48人減って2125人となっています。
 東京都は10日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女合わせて1242人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 1週間前の金曜日より1297人減って、半数以下となりました。前週の同じ曜日を下回るのは19日連続。10日までの7日間平均は1651・9人で前週の57・0%となり、17日連続で前週を下回りました。
 都の担当者は、「減少してきたとはいえ、感染者はまだ4ケタだ。最も懸念しているのは、『感染者が減っているのでもう問題ない』として気が緩むことで、減少を続けてきたこれまでの努力を無駄にしないためにも、感染防止対策を続けてほしい」と呼び掛けています。
 10日の新規感染者1242人の年代別は、10歳未満が106人、10歳代が98人、20歳代が330人、30歳代が222人、40歳代が210人、50歳代が142人、60歳代が65人、70歳代が49人、80歳代が16人、90歳代が4人。
 感染経路が判明している533人の内訳は、「家庭内」が最も多く351人、「職場内」が94人、「施設内」が33人、「会食」が6人などとなっています。
 これで都内で感染が確認された人は、36万3943人になりました。
 一方、10日時点で入院している人は、9日より155人減って3754人でした。「現在確保している病床に占める割合」は、57・0%です。
 都の基準で集計した10日時点の重症の患者は、9日より8人減って243人で、重症患者用の病床に占める割合は48・3%です。
 また、都は、感染が確認された40歳代から90歳代の男女15人が死亡したことを明らかにしました。
 このうち60歳代の女性は、軽症と判断されて自宅で療養していましたが、療養を始めて2日目に部屋で倒れているのを家族が見付けたということです。亡くなる前日の保健所の健康観察では、症状の悪化は確認されていなかったということです。
 今回の第5波で8月以降、自宅で療養中に亡くなった人は、35人になりました。
 また、80歳代の男性1人は、ワクチンの接種を2回受けていました。2回接種した後に亡くなった人は、7月19日以降に都が把握しているだけで27人だということです。
 これで都内で感染して死亡した人は、2628人になりました。

 2021年9月10日(金)  




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■抗体カクテル療法で新型コロナ患者の95%の症状改善 東京都が調査 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの軽症・中等症患者に行う「抗体カクテル療法」について、東京都は9日、都内医療機関での実施状況を公表しました。
 東京都は、都内の116医療機関で7月22日~9月2日に抗体カクテル療法を受けた1048人のうち、投与開始から2週間以上が経過した420人について、効果を分析しました。症状が改善したのは95%に当たる400人で、このうち56%に当たる225人が発症4日以内に投与を始めていました。5、6日以内は27%に当たる108人でした。
 抗体カクテル療法は原則、発症から7日以内に開始しますが、7日以降でも16%に当たる65人に改善がみられました。
 都の担当者は、「早期投与が奏功することが裏付けられた」としています。
 一方、分析対象の420人中、症状が改善せず入院を続けているのは19人で、12人は投与開始時期が発症5日以降と遅れ、18人は50歳代以上でした。死者は1人で、基礎疾患のある60歳代の男性でした。都は開始時期を明らかにしていません。
 420人のうち、ワクチン接種を受けていなかった人は230人いたものの、215人で症状が改善。都の担当者は、「ワクチン未接種でも、抗体カクテル療法に効果があることが改めて確認できた」としています。

 2021年9月10日(金)




nice!(2)  コメント(1) 
共通テーマ:健康

■アメリカのロサンゼルス、中高生のワクチン接種義務化 デルタ型変異ウイルス拡大で [健康ダイジェスト]

 アメリカで新型コロナウイルスワクチンの接種の義務化を巡る議論が加速する中、西部ロサンゼルスの学校では12歳以上の生徒はワクチンの接種を受けなければ来年1月以降、原則登校できないことになりました。
 ロサンゼルスと周辺の都市からなる学区の教育委員会は9日、学区内の中学校や高校に通う12歳以上のすべての生徒の新型コロナワクチンの接種に関する措置を決めました。
 それによりますと、原則として11月までに1回目、12月までに2回目の接種を終え、来年1月までには接種の証明書を提出しなければならないとしています。
 一方、接種を受けない子供は、オンライン授業に参加するほか自宅で取り組む課題が与えられるということで、原則登校できないとしています。
 今回の措置について学区の責任者は、生徒の教育面や精神面などを考慮して最も望ましい方法である対面授業を続けるためとしています。
 ロサンゼルスでは新学期前に教職員に対してワクチン接種を義務化し、マスクを着用して授業を行っていましたが、デルタ型変異ウイルスの猛威が止まらず、新学期が始まった最初の1週間で生徒60万人のうち6500人が感染、または濃厚接触者に該当したということです。
 生徒へのワクチンの接種を巡っては、東部のニューヨーク市などでは接種が進むとされる一方、南部テキサス州では州知事の命令で接種の義務化が禁止されるなど、地域によって対応が分かれています。

 2021年9月10日(金)




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■新型コロナ、全国で1万400人感染 東京都で1675人感染、7日間平均2000人を下回る [健康ダイジェスト]

 国内では9日午後8時の時点で、東京都で1675人、大阪府で1488人、愛知県で1170人、神奈川県で804人、埼玉県で697人、兵庫県で676人、千葉県で591人、福岡県で429人、沖縄県で336人など、全47都道府県と空港検疫で、新たに計1万400人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。
 また、東京都で19人、千葉県で15人、神奈川県で10人、大阪府で8人、埼玉県で7人、愛知県で7人、静岡県で5人、福岡県で4人、兵庫県で3人、大分県で2人、福島県で2人、和歌山県で1人、宮崎県で1人、山形県で1人、新潟県で1人、長野県で1人、鹿児島県で1人の、合わせて88人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め161万6114人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて161万6826人となっています。
 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が1万6639人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて1万6652人です。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より38人減って2173人となっています。
 東京都は9日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女合わせて1675人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 1週間前の木曜日より1424人減り、18日連続で前週の同じ曜日を下回りました。9日までの7日間平均は1837・1人で、今年7月28日以来2000人を下回りました。前週の58・5%で、16日連続で前週を下回りました。
 新規感染者1675人の年代別は、10歳未満が147人、10歳代が148人、20歳代が407人、30歳代が348人、40歳代が285人、50歳代が166人、60歳代が80人、70歳代が46人、80歳代が37人、90歳代が11人。
 感染経路が判明している767人の内訳は、「家庭内」が最も多く536人、「職場内」が85人、「施設内」が69人、「会食」が17人などとなっています。
 これで都内で感染が確認されたのは、36万2701人になりました。
 一方、9日時点で入院している人は、8日より99人減って3909人でした。「現在確保している病床に占める割合」は、59・4%です。
 都の基準で集計した9日時点の重症の患者は、8日より1人減って251人で、重症患者用の病床に占める割合は49・9%です。
 また、都は、感染が確認された40歳代から80歳代の男女19人が死亡したことを明らかにしました。
 このうち1人暮らしの50歳代の男性は、7月29日に感染が確認された際にけん怠感がありましたが、軽症と判断され、自宅で療養していました。8月2日に本人と連絡がとれなくなった同僚が自宅を訪ねたところ、亡くなっていたということです。保健所の健康観察では、症状の悪化は確認されていなかったということです。
 今回の第5波で8月以降、自宅で療養中に亡くなった人は34人になりました。
 また、60歳代の男性は、自宅で倒れているのを家族が見付けて病院に搬送され、感染が確認されましたが、その日のうちに死亡しました。
 9日に死亡が発表された19人のうち、60歳代の男性、70歳代の男性、80歳代の女性の合わせて3人は、ワクチンの接種を2回受けていました。
 2回接種した後に亡くなった人は7月19日以降、都が把握しているだけで26人だということです。
 これで都内で感染して死亡した人は、2613人になりました。

 2021年9月10日(金)




nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■新型コロナとインフルエンザの混合ワクチン開発へ アメリカのモデルナ [健康ダイジェスト]

 アメリカの製薬会社モデルナは9日、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザに同時に効果がある混合ワクチンを開発中だと発表しました。
 モデルナは9日、投資家に向けて、遺伝情報を使う新しいワクチン「mRNA-1073」を開発していると発表しました。
 このワクチンが完成すれば、新型コロナウイルスの追加接種(ブースター接種)と季節性インフルエンザのワクチン接種を1回で済ませられるようになるということです。
 ステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)は、インフルエンザが流行する冬を前に「我々は呼吸器全般を守ることを優先している」として、毎年1度の接種を想定して新型コロナの変異型とインフルエンザの流行型に対応していく考えを示しました。
 現在、臨床試験(治験)の準備をしているといい、マウスを使った実験では、両方のウイルスに対する抗体量の上昇が確認できたとしています。
 将来は、他の呼吸器疾患を引き起こすRSウイルスなどに対するワクチンも加えた混合ワクチンを開発し、毎年接種することを想定しているといいます。
 発表が行われた9日、モデルナ株はニューヨーク株式市場で一時8%程度上昇し、市場から好感されています。
 新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザの混合ワクチンを巡っては、アメリカの製薬会社ノババックスも8日、オーストラリアで640人を対象に初期の臨床試験(治験)を始めたと発表しました。遺伝子操作したウイルスのタンパク質を使った「組み換えタンパクワクチン」で、来年前半に結果が出る予定といいます。
 新型コロナワクチンの接種が進む一方で、他の感染症などのワクチンについては接種の遅れを指摘する声もあり、製薬会社は混合ワクチンの実用化に向け動いています。

 2021年9月10日(金)




nice!(0)  コメント(17) 
共通テーマ:健康

■新型コロナのイータ型変異ウイルス、昨年12月以降国内で18人の感染確認 検疫の検査で [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスのイータ型変異ウイルスへの感染者が昨年12月以降、国内の検疫による検査で18人確認されていたことが9日、厚生労働省の集計で明らかになりました。国内でイータ型変異ウイルス感染が明らかになるのは初めて。
 集計は厚労省が9月3日までの分をまとめたもの。複数国由来のイータ型変異ウイルス18人のほか、インド由来のカッパ型変異ウイルスへの感染者も19人いました。カッパ型変異ウイルスは、検疫以外では6月に三重県で発表された感染例があります。
 イータ型変異ウイルスは昨年12月に複数の国で初めて確認され、今年3月に世界保健機関(WHO)が「注目すべき変異型(VOI)」に指定しました。警戒度合いは、イギリス由来のアルファ型やインド由来のデルタ型などの「懸念される変異型(VOC)」より低くなっています。
 日本国内では、国立感染症研究所よる分類でVOCやVOIに指定しておらず、8月末までは公表対象になっていませんでした。

 2021年9月9日(木)




nice!(2)  コメント(4) 
共通テーマ:健康