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■インド、コロナワクチン接種10億回超える 2回接種完了は成人人口の3割 [健康ダイジェスト]

 今年5月に1日の新型コロナウイルス感染者数が40万人を超すなど、感染拡大の中心地となっていたインドで21日、ワクチンの接種回数が10億回を超え、各地で祝賀ムードに沸きました。ただ、成人の2回接種完了は31%にとどまっています。
 インド政府は各地でミュージカルなどを通して、この偉業達成を国民にアピール。また、国内の名所では、イルミネーションの点灯が行われました。ただ、このところ接種回数が減少し、医療関係者が懸念を示しています。
 ナレンドラ・モディ首相は首都ニューデリーの病院職員と面会して、この日を祝い、ツイッターで「2021年10月21日は、インドのワクチン接種が10億回を超えた日として歴史に刻まれた。今この国は、10億回の接種という強力な盾を持って、過去100年で最大のパンデミックと戦う」と称賛しました。
 ワクチン分配プログラムへの供給面でインドに大きく依存している世界保健機関(WHO)も、インドの接種10億回達成を祝福しました。
 インドのワクチン接種キャンペーンは今年1月に始まり、10億回は279日で達成。人口13億人のインドでは、これまでに成人9億4400万人のうち75%が、少なくとも1回の接種を受けました。ただ、2回接種を完了した人は31%にとどまっています。人口の約40%を占める18歳未満数億人については、1回目の接種も始まっていません。
 接種されたワクチンの90%近くは、世界最大のワクチン製造会社であるインド血清研究所が製造。同社はアストラゼネカの医薬品のライセンス生産を行っています。
 インドでは、今年4月半ばから6月半ばまで続いた感染拡大で20万人以上が死亡しましたが、感染者数はその後急減し、現在では1日当たり2万人を下回っており、生活も元に戻りつつあります。
 最も影響を受けた都市の一つムンバイでは先日、流行開始以来初めて死者ゼロとなりました。
 インドよりも接種回数が多いのは、23億回の接種が行われたとされる中国のみとなっています。

 2021年10月22日(金)




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■国内で325人が新型コロナに感染、6日連続で500人下回る 東京都は今年最少の26人 [健康ダイジェスト]

 国内では22日午後6時の時点で、大阪府で51人、愛知県で36人、東京都で26人、兵庫県で26人、神奈川県で24人、埼玉県で17人、北海道で15人、群馬県で15人、沖縄県で14人など、静岡県や奈良県など13県を除く34都道府県と空港検疫で、新たに計325人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。新規感染者が500人を下回るのは、6日連続です。
 また、神奈川県で3人、埼玉県で2人、大阪府で2人、北海道で1人、千葉県で1人、広島県で1人、東京都で1人、滋賀県で1人の、合わせて12人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港・海港検疫などを含め171万6087人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて171万6799人となっています。
 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が1万8186人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて1万8199人です。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より43人減って217人となっています。
 東京都は22日、都内で新たに10歳未満から80歳代の男女合わせて26人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 10月18日の29人を下回り、今年最も少なくなりました。1週間前の金曜日より31人減り、半分以下になりました。都内の感染確認が50人を下回るのは、22日で6日連続です。また、22日までの7日間平均は40人を下回り、39・1人となりました。
 22日の感染者26人を年代別でみると、20歳代の9人が最も多く、30代が6人、40代が3人と続き、65歳以上は5人でした。
 22日に確認された26人のうち、感染経路がわかっているのは8人で、残りの18人はわかっていないということです。
 一方、人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO、エクモ)を使用とする都の基準で集計した22日時点の重症の患者は、21日より3人減って21人でした。
 重症患者を含む22日時点の入院患者は、21日より16人減って240人でした。
 また、都は、感染が確認された50歳代の男性1人が死亡したことを明らかにしました。
 これで、都内で感染して死亡した人は、合わせて3116人になりました。

 2021年10月22日(金)




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■アメリカFDA、モデルナ製とJ&J製の新型コロナワクチンも追加接種承認 混合接種も認める [健康ダイジェスト]

 アメリカ食品医薬品局(FDA)は20日、モデルナ製とジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製の新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースター接種)について、一部を対象に緊急使用を承認したと発表しました。これによりアメリカで接種が進む3種類のワクチンすべてで追加接種が認められました。併せて、メーカーの異なるワクチンを組み合わせる混合接種も認めました。
 モデルナ製の追加接種が承認された対象は、先行して認められているファイザー製と同じく、65歳以上の人や、18歳以上で重症化リスクの高い人、医療従事者や教師など感染リスクの高い職に就く人。1~2回目の接種量の半分に相当する50マイクログラム(マイクロは100万分の1)を、2回目の接種から6カ月が経過した後に追加接種します。
 J&J製については、1回目の接種から2カ月が経過した18歳以上を対象に、追加接種を承認しました。1回接種型のJ&J製については、「2回接種型と見なすべきだ」との指摘も出ていました。
 FDAのウッドコック局長代理は声明で、「ワクチン接種完了後に一部で免疫低下がみられており、予防効果を維持するために追加接種が重要となる」と述べました。
 FDAはこれまで、当初接種したものと同じメーカー製を追加接種するよう求めてきましたが、混合接種も認めるとしました。
 アメリカ国立衛生研究所(NIH)がFDAに提出した臨床試験(治験)のデータによると、特にJ&J製について混合接種が有効でした。当初にJ&J製を接種した人を比較したところ、同じJ&J製を追加接種後に抗体レベルが4倍に膨らんだのに対して、ファイザー製を追加接種後は35倍、モデルナ製は76倍に膨らみました。
 一方、ファイザー製とモデルナ製の混合接種については、当初接種したメーカーと同じものを追加接種した場合に比べて、ここまでの大きな差はみられませんでした。混合接種による安全性の懸念は確認されていません。
 FDAのバイオ医薬品評価研究センターのディレクター、ピーター・マークス博士は、「異なるワクチンを接種する臨床試験の結果を検討した結果、、混合接種を認めた。追加接種の利益とリスクについてはさらに評価を進め、今後数週間以内にも公表する予定」と述べました。もっとも、基本的には多くの人が同じメーカー製を追加接種するとみているとしました。
 追加接種の開始には、FDAの承認に加えて、アメリカ疾病対策センター(CDC)の勧告が必要。CDCは21日に、モデルナ製とJ&J製の追加接種について協議する諮問委員会を開催します。ここで接種が勧告されれば、追加接種が始まる見通し。
 ファイザー製は9月から、高齢者などを対象に追加接種を進めており、すでに1120万回以上が接種されています。

 2021年10月22日(金)




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■塩野義製薬、コロナワクチン中期段階の治験入り 年度内にも実用化へ [健康ダイジェスト]

 塩野義製薬は21日、開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、安全性と有効性を確認する中期段階の臨床試験(治験)を国内で始めたと発表しました。日本人の成人約3100人を対象とする予定で、並行して2021年内にも最終段階の治験を始め、目標とする2022年3月末までの実用化につなげます。
 20日に始めた中期段階の治験では、高齢者や感染経験がある人、他社のワクチンを接種済みの人も対象とします。同社は8月に、ワクチンの能力を高める補助物質「アジュバント」を変えて治験をやり直しました。これまでに安全性に大きな問題は認められていないといいます。
 最終段階の治験は、すでに実用化しているワクチンかプラセボ(偽薬)との比較となる見込み。ワクチン接種が進んだ日本だけでは治験の参加者が集めにくく、東南アジアなどでの実施も検討しています。
 生産体制の構築も進めます。岐阜県の工場の設備を増強し、2021年内に最大で年6000万人分の生産能力を整えます。海外展開も検討しており、ベトナム政府と技術移管に向けて協議しています。
 国内の新型コロナワクチンの接種では、アメリカのファイザーや、アメリカのモデルナ、イギリスのアストラゼネカ製が使われています。日本勢では第一三共や、明治ホールディングス傘下のKMバイオロジクス(熊本市)なども開発を進めており、年内にも最終段階の治験に進む計画。
 塩野義製薬は新型コロナウイルスの飲み薬候補の開発も進めていて、9月末から国内で最終段階の治験を始めました。このほど国際学会で、非臨床試験や初期の治験の結果を発表し、「1日1回の経口投与で新型コロナウイルスを効果的に減少させることが期待できる」としています。 

 2021年10月22日(金)




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■イギリスで8日連続、新型コロナ感染者4万人超 保健相「1日10万人に達する可能性も」 [健康ダイジェスト]

 イギリスでは、新型コロナウイルスの感染者が連日4万人を超えていて、医療窮迫への懸念から、マスク着用の義務化などを求める声が上がっていますが、政府は現時点で、新たな対策には否定的な姿勢を示しました。
 イギリスでは20日には感染者が4万9139人と8日間連続で4万人を超え、ヨーロッパの各国に比べて感染の再拡大が目立っています。死者はピーク時に比べて減ったものの、今も平均して1日100人以上が亡くなっています。
 人口の大半を占めるイングランドでは、感染対策としての規制はほぼすべて撤廃されていますが、医療関係者などからは、医療が窮迫することへの懸念から、混雑している場所でのマスク着用の義務化や、在宅勤務の推奨など新たな対策を求める声が上がっています。
 これについてサジド・ジャビド保健相は20日の記者会見で、死者や重症化する人は大きく増えていないと指摘し、「データを注意深く確認している。現時点で、新たな対策を導入することはない」と述べ、3回目の追加の接種などを引き続き進めていく考えを示しました。
 ただ、冬に向けて感染がさらに増え1日に10万人に達する可能性があるとし、行動規制がほぼない自由な環境を維持するためにもまだワクチンを接種していない人は接種するよう強く促しました。
 感染症の専門家は、今年の冬が正念場だと指摘しています。ロンドン大学のマーティン・ヒバード教授(新興感染症学)は、「冬は屋内で過ごしたり、集まる機会が増えるので、ウイルスの感染拡大のリスクは高くなる。冬の時期はもっと入院患者が増えるだろう」と述べ、ワクチン接種率の高い国で規制なく人々が活発に動けば、新たな変異ウイルスを生みかねないと心配します。
 さらに、「ウイルスは環境に影響される。今回は免疫ができた環境だ。この免疫環境では、ワクチン耐性や感染力が強いウイルスが生き残る。感染拡大を容認すれば、新たな変異ウイルスを生むことになる」と警告しています。

 2021年10月21日(木)




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