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■新型コロナのパンデミック、世界の一部地域で2024年まで続く ファイザーの科学責任者が予測 [健康ダイジェスト]

 アメリカの製薬会社ファイザーは17日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が2024年まで、世界的に収束しない可能性があるという見方を示しました。
 ファイザーのミカエル・ドルステン最高科学責任者(CSO)は、投資家を対象にした発表で、世界の一部地域では今後1〜2年にわたり、パンデミックレベルの感染が継続する可能性があるという予想を示しました。一方、一部地域では相対的に状況が良好で、パンデミックから「エンデミック(一定地域で普段から継続的に発生する状態)」に移行し、2024年までに世界的にエンデミックとなるという予測を示しました。
 ドルステンCSOは、新型コロナがエンデミックになるのは、ウイルスの進化と、ワクチンや治療剤の普及などによって、時期と方法が異なるだろうとし、「新しい変異の出現も、パンデミックがどのように展開されるかに影響を及ぼすだろう」と説明しました。
 一方、ファイザーは、ドイツの製薬会社ビオンテックと共同開発するワクチンを来年は40億回分製造する計画で、来年の売上高は310億ドルに達する見通しとしました。
 また、2〜4歳向け低用量の新型コロナワクチン2回接種の臨床試験で免疫反応が予想を下回ったとし、当局の承認が遅れる可能性を示唆しました。同時に、生後半年から2歳では効果が確認されたといいます。今後は3回接種の効果を試験する方針。

 2021年12月19日(日)




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■オランダ、ロックダウン導入 オミクロン型の感染拡大に先手 [健康ダイジェスト]

 感染力が高いとされる新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」への対応として、オランダが19日、大半の商店の店舗営業を禁じるロックダウン(都市封鎖)に入りました。少なくとも1月14日まで続け、学校も最短1月9日まで閉校となるといいます。
 オランダではこれまで290万人が新型コロナに感染し、2万人以上が死亡しました。保健当局は「オミクロン型が急速に広がり、年内には主流になる」と予測。クリスマスで街がにぎわい人々が集う時期の中、オランダ政府は「可能な限り家にいてほしい」と呼び掛けています。
 18日の発表によると、スーパーや医薬品などの生活必需品を扱う店の営業は午後8時までとし、それ以外の店は商品の受け渡しに限定、飲食店も持ち帰り営業だけが認められます。映画館やコンサートホールも閉鎖されます。自宅に迎えられる人数(子供を除く)を2人までとし、クリスマスや元日でも4人を上限としました。
 オランダでは1日の新規感染が1万5000人程度で、ほぼ連日2万人を超えていた11月中旬から12月初めよりは減っています。また、オミクロン型の感染は12月16日時点で計123人でしたが、「オミクロン型が急速に広がり、医療機関の対応能力を超えてしまう可能性が現実味を帯びている」と説明して、規制強化に理解を求めました。

 2021年12月19日(日)




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