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■イギリスがイングランドのコロナ対策規制を全面撤廃へ 新規感染は1日数万人、「時期尚早」の声も [健康ダイジェスト]

 イギリスのボリス・ジョンソン首相は21日、新型コロナウイルス関連の規制をほぼ全面的に撤廃する方針を表明します。人口の8割以上を占めるイングランドが対象で、感染者の自主隔離義務の廃止が柱となります。イギリスの感染者数は減少傾向にあるものの、1日当たり数万人の新規感染者が出ており、「時期尚早」との声もあります。
 ジョンソン首相は20日夜の声明で、「パンデミック(世界的大流行)は終わっていないが、素晴らしいワクチン接種の展開のお陰で我々は日常の回復への一歩を踏み出し、ついに人々は自由を取り戻す」と述べました。21日午後にイギリス議会で規制緩和について説明し、その後の記者会見で詳細を示す予定。
 イギリス政府は2021年7月に、イングランドでほぼすべての行動規制を撤廃しましたが、同11月、オミクロン型変異ウイルスの感染拡大の予兆を受けて、一部の規制の復活を発表。その後、今年1月上旬に感染者数は1日当たり20万人程度にまで拡大したものの、2月中旬は3万~5万人で推移し、3回目のワクチン接種の進展やオミクロン型が比較的軽症の傾向を示す科学的知見などを基に、段階的に規制を緩和。イングランドでは2022年1月下旬、感染者の自主隔離義務を除き、規制はなくなっていました。
 日刊紙タイムズ(電子版)などによると、感染者の自主隔離は今週中に撤廃されます。無料のワクチン接種は続ける一方、感染検査は原則として有料にします。ほぼ廃止済みの水際対策は、入国者が記入する「乗客追跡フォーム」の提出を今春まで続ける見通し。
 野党・労働党は、「自主隔離の廃止は早すぎる」と主張し、科学的根拠を示すよう求めています。
 イギリス政府によると、イングランドでは成人の81%以上が3回目の接種を終えました。20日発表のイギリスの1日当たりの新規感染者数は2万5696人で、新規死者数は74人。

 2022年2月21日(月)




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■新型コロナ感染、男性の生殖機能低下にも影響か 香港大学が研究 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルス感染症を誘発するコロナウイルスが、男性の生殖能力に否定的な影響を及ぼす場合があるという研究結果が報告されました
 21日、サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、香港大学の研究陣は新型コロナに感染したハムスターの睾丸とホルモン変化に対する研究を行った結果、男性の生殖機能を低下させる場合があるという結論を確認しました。この論文は前日、臨床感染症における世界トップクラスの学術誌であるアメリカ感染症学会の「感染病学会誌(Clinical Infectiouse Disease)」に掲載されました。
 このほかに、睾丸の大きさや重さも小さくなったり軽くなったりするなどの変化も起きました。また、睾丸の急激な炎症・出血を始め、精子生成器官の組織壊死もみられました。睾丸組織の炎症と組織壊死は感染以降、7~120日間にわたり続きました。
 香港大学の研究陣は、オミクロン型とデルタ型が男性の生殖機能低下において同じような働きをすると明らかにしました。併せて、これに先立ち新型コロナの患者から「睾丸の痛み」が報告された研究結果があり、新型コロナで死亡したある男性を解剖検査した結果、睾丸から細胞損傷と炎症が見付かった事例があったと付け加えました。

 2022年2月21日(月)




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■オーストラリア、コロナワクチン接種済み外国人の入国を再開 約2年ぶり [健康ダイジェスト]

 オーストラリアは21日、新型コロナウイルスのワクチン接種完了を条件に、約2年ぶりに外国人観光客の隔離なしの受け入れを再開しました。同国は世界的にも厳格な入国制限を実施していました。
 シドニーの国際空港には午前6時20分、第一弾となるアメリカ・ロサンゼルス発のカンタス航空機が到着。東京やカナダ・バンクーバー、シンガポールからの旅客機が続きました。
 カンタス航空は、今週、1万4000人以上の利用者を見込んでいます。
 新型コロナの流行で打撃を受けた観光業が、徐々に回復するとの期待が高まっています。
 「おかえり」と書かれたTシャツを着てシドニーの空港で乗客を出迎えたダン・テハン貿易・観光・投資相は、「非常に力強い回復がみられるだろう」と期待感を示しました。
 オーストラリアは2020年3月、新型コロナ対策として、市民と永住者以外の入国を原則禁止しました。市民の海外渡航もほぼ禁止したほか、入国者数も制限したことから「オーストラリア要塞(ようさい)」とも呼ばれました。
 同国の商工会議所によると、厳格な入国制限下での経済損失は、1カ月当たり日本円で約3000億円に上りました。特に観光業が影響を受け、2020年以降、国内観光業界の損失が日本円で約8兆2000億円を超えていました。
 オーストラリアでは、新型コロナのオミクロン型の流行はピークを越え、現在減少傾向にあります。現地メディアによりますと、オーストラリアでは国民の約8割が2回のワクチン接種を、16歳以上の約5割が3回目の接種を終えています。

 2022年2月21日(月)




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