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■「散歩」「ドライブ」での重大交通事故が増加 コロナ禍の3密回避が影響か [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの感染拡大が始まった2020年以降、散歩やドライブ中に重大交通事故に遭う人が増えていることが、警察庁による初めての分析で判明しました。逆に観光などでの外出時の事故は3~4割減っており、コロナ禍で3密を避ける傾向が影響しているとみられます。
 警察庁は、感染拡大前後の2017~2021年に全国で起きた交通事故の死者と重傷者について分析しました。全体数は2021年に2万9840人と減少が続いており、2020年は前年比13・1%減、2021年は同2・5%減でした。一方で、通行目的別では「散歩(ジョギング含む)」が2019年1344人、2020年1381人、2021年1461人と増えていました。「ドライブ(ツーリング含む)」も2019年1213人、2020年1288人、2021年1303人と増加しました。
 コロナ禍では3密を避けるため、行楽地に行かずに散歩やランニングを楽しむ人が増えています。バイクの販売台数が伸びるなどドライブも人気を集めており、事故の増加につながっている可能性があります。
 散歩中では日中から夕方、夜間にかけての時間帯に増加傾向がみられます。また、歩行者の死亡事故には一定割合で歩行者側にも違反があり、警察庁はよく確認して渡ることや反射材を身に着けるよう呼び掛けています。
 一方、「観光・娯楽」に伴う事故は2019年に1608人でしたが 2020年は3割減の1119人、2021年も1088人に減りました。外食などの「飲食」に伴う事故も2019年の1313人から、2021年は777人に減っていました。飲食は夜から朝方の時間帯で減少幅が大きく、飲食店の営業自粛や営業時間の短縮が関係しているとみられます。

 2022年3月3日(木)




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■アメリカ、コロナ感染者に無償で飲み薬提供へ 新たな変異型に備えた準備計画公表 [健康ダイジェスト]

 アメリカ政府は2日、新型コロナウイルス対策の国家準備計画を公表しました。感染者に対して重症化を抑える飲み薬の無償提供を始めるほか、新たな変異型ウイルスに対応するためのワクチン承認手続きの迅速化や、年10億回分のワクチン増産などを盛り込みました。
 計画では、将来的に新たな変異型が広まるリスクを想定した上で、感染拡大を抑え、経済や学校を平常通りに運営することを目指しています。症状が出た人が薬局併設の診療所や地域医療センターで検査を受け、陽性だった場合には飲み薬を無償で提供する仕組みを新たに導入します。2021年12月にオミクロン型変異ウイルスの感染が急拡大した際に検査キットなどが不足したことを踏まえ、ワクチンや検査キット、高機能マスクの生産能力も向上させます。
 計画を実施するには、議会から関連予算の承認を受ける必要があります。アメリカメディアによると、ジョー・バイデン政権は新型コロナ対策で300億ドル(約3兆4500億円)規模の追加予算が必要だと議会側に伝えました。ただ、議会は2021年3月に1兆9000億ドル(約218兆円)規模の大型対策を可決した経緯があり、さらなる支出に慎重論も出ています。

 2022年3月3日(木)




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■オミクロン型感染の致死率は「インフルより高い」0・13%程度 厚労省助言機関が見解 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの感染状況を分析する厚生労働省の助言機関は2日、「オミクロン型
感染の致死率は、季節性インフルエンザよりも高いと考えられる」との分析結果をまとめました。肺炎の発生率も、インフルエンザより高いことが示唆されるとしています。
 新型コロナ対策を検討する専門家グループが提出した資料によると、オミクロン型の感染者に占める死亡者の割合(致死率)は、今年1月以降の暫定値で0・13%程度となりました。2020年1月~2021年10月の新型コロナ感染の致死率4・25%よりは低くなったものの、複数の方法で推計した季節性インフルエンザの致死率0・006~0・09%を上回っています。
 肺炎の発生頻度も、データは少ないものの、オミクロン型感染では5・6%で、季節性インフルエンザの1~2%台より高くなっています。
 ただし、どちらもすべての感染者を把握することは不可能なため、正確な比較が難しく、今後も分析を続ける必要があるとしています。
 一方、全国の新規感染者数については、「減少は緩慢で、しばらく高いレベルで推移すると予測される」と指摘しました。重症者や亡くなる人の数は多い状態が続いているとして、高齢者へのワクチンの追加接種の加速などが求められるとしています。
 専門家グループは全国の感染状況について、すべての年代で減少傾向になっている一方、特に大都市部では感染者数が多く減少のスピードは緩やかなため、少なくともしばらくの間は感染者数が高いレベルで推移することが予想されるとしています。
 さらに、沖縄県などまん延防止等重点措置が解除された地域を中心に、夜間の繁華街の人出が急増し、感染者数の増加傾向がみられているほか、今のところ兆候はみられないものの、感染力がより高いと指摘されている「BA・2」と呼ばれる系統のウイルスに置き換わって再び増加に転じる可能性や、年度末を迎えて人との接触機会が増えることにも注意が必要だとしています。
 また、重症者数と亡くなる人の数は多い状態が続いていて、当面、多くの地域で軽症や中等症の医療体制の窮迫や、高齢の重症者数の増加によって、重症患者の病床使用率の高止まり傾向が続く可能性があるとしています。
 専門家グループは亡くなる人を減らし、感染を確実に減少傾向に向かわせるため、高齢者への接種をさらに加速する必要があるほか、コロナに感染していても基礎疾患の治療を続けられるようにするなど、重症化リスクの高い人を迅速に受診につなげることが必要だと指摘しています。
 さらに、これまで行事など、多くの人が集まる機会が増えると感染が拡大したことから、卒業式や春休みなどを迎える年度末に向け、1つの密でも避け、外出の際には混雑した場所や感染リスクの高い場面を避けることや、不織布マスクの正しい着用や手指の消毒、換気といった感染対策を徹底することが必要だと強調しました。

 2022年3月3日(木)




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