■韓国の新規コロナ感染者、過去最多38万3665人 1日で10万678人増 [健康ダイジェスト]
韓国の中央防疫対策本部は12日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から38万3665人増え、累計620万6277人になったと発表しました。
1日当たりの新規感染者数は前日の28万2983人(訂正後)より10万678人多く、過去最多を更新しました。1週間前の5日の25万321人に比べると約1・5倍、2週間前の2月26日の16万6199人比では約2・3倍なものの、増加ペースはやや鈍化しました。
感染者の累計は、国内で初めて感染が確認された2020年1月20日から782日で、600万人を突破しました。
韓国政府は、3月22日ごろまでにオミクロン型変異ウイルスの流行がピークに達し、1週間の1日平均の新規感染者数が29万5000~37万2000人になると予測しています。
新規感染者数の急増に伴い死者、重篤・重症患者も大幅に増加しています。新たに報告された死者は過去最多の269人で、累計死者数は1万144人となり、1万人を超えました。重篤・重症患者は前日比50人減の1066人で、5日連続して1000人を上回りました。
全国の重症者用の病床使用率は12日午前0時時点で61・9%と、前日比0・4ポイント上昇。首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)の使用率57・6%に対し、首都圏以外は71・9%と高くなっています。
在宅治療(自宅療養)中の人は143万2533人で、前日から11万4482人増えました。
新規感染者のうち市中感染者は38万3590人で、地域別では京畿道が10万7941人、ソウル市が8万437人、仁川市が2万3735人と、首都圏が21万2113人で55・3%を占め、首都圏以外の地域は17万1477人。海外からの入国者の新規感染は75人でした。
感染者数が大幅に増えた中、韓国政府は検査・診断体系をまた変更することにしました。14日から1カ月間、一時的に地域の病院・医院で受ける専門家用迅速抗原検査で陽性の場合、遺伝子増幅(PCR)検査を追加でしなくても感染者とします。最近、PCR検査量の急増で感染者通知手続きが遅れ、治療も遅れるなどの問題が発生しているためです。
中央災難安全対策本部のイ・ギイル第1統制官は、「来週から専門家用の迅速抗原検査で陽性が出れば、直ちに隔離と在宅治療を始めることになる」とし「60歳代以上の場合、すぐに飲み薬(パクスロビド)の処方も受けることができる」と述べました。
治療体系にも変化が生じ、来週からは症状が軽い感染者は隔離病棟でなく一般病棟で治療します。
キム・ブギョム首相は、「現在、感染病専門病床を使用中のコロナ患者4人のうち3人は基礎疾患治療のためと把握された」とし、「軽症の院内感染者は一般病床でも治療を受けられるよう制度を改善する予定」と伝えました。
2022年3月12日(土)
1日当たりの新規感染者数は前日の28万2983人(訂正後)より10万678人多く、過去最多を更新しました。1週間前の5日の25万321人に比べると約1・5倍、2週間前の2月26日の16万6199人比では約2・3倍なものの、増加ペースはやや鈍化しました。
感染者の累計は、国内で初めて感染が確認された2020年1月20日から782日で、600万人を突破しました。
韓国政府は、3月22日ごろまでにオミクロン型変異ウイルスの流行がピークに達し、1週間の1日平均の新規感染者数が29万5000~37万2000人になると予測しています。
新規感染者数の急増に伴い死者、重篤・重症患者も大幅に増加しています。新たに報告された死者は過去最多の269人で、累計死者数は1万144人となり、1万人を超えました。重篤・重症患者は前日比50人減の1066人で、5日連続して1000人を上回りました。
全国の重症者用の病床使用率は12日午前0時時点で61・9%と、前日比0・4ポイント上昇。首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)の使用率57・6%に対し、首都圏以外は71・9%と高くなっています。
在宅治療(自宅療養)中の人は143万2533人で、前日から11万4482人増えました。
新規感染者のうち市中感染者は38万3590人で、地域別では京畿道が10万7941人、ソウル市が8万437人、仁川市が2万3735人と、首都圏が21万2113人で55・3%を占め、首都圏以外の地域は17万1477人。海外からの入国者の新規感染は75人でした。
感染者数が大幅に増えた中、韓国政府は検査・診断体系をまた変更することにしました。14日から1カ月間、一時的に地域の病院・医院で受ける専門家用迅速抗原検査で陽性の場合、遺伝子増幅(PCR)検査を追加でしなくても感染者とします。最近、PCR検査量の急増で感染者通知手続きが遅れ、治療も遅れるなどの問題が発生しているためです。
中央災難安全対策本部のイ・ギイル第1統制官は、「来週から専門家用の迅速抗原検査で陽性が出れば、直ちに隔離と在宅治療を始めることになる」とし「60歳代以上の場合、すぐに飲み薬(パクスロビド)の処方も受けることができる」と述べました。
治療体系にも変化が生じ、来週からは症状が軽い感染者は隔離病棟でなく一般病棟で治療します。
キム・ブギョム首相は、「現在、感染病専門病床を使用中のコロナ患者4人のうち3人は基礎疾患治療のためと把握された」とし、「軽症の院内感染者は一般病床でも治療を受けられるよう制度を改善する予定」と伝えました。
2022年3月12日(土)
■ワクチン3回目接種の抗体量は半年で減少、秋冬に4回目必要 モデルナ日本法人社長が説明 [健康ダイジェスト]
アメリカのバイオ企業モデルナの日本法人モデルナ・ジャパンの鈴木蘭美(らみ)社長は11日、今年秋ごろに一般向けの新型コロナウイルスワクチンの4回目接種が必要という認識を示しました。
同日、オンライン記者説明会で明らかにしました。鈴木社長は、3回目接種でウイルスへの感染を防ぐ抗体の量は高まるものの、約半年で減少するため、今年9~12月には次の接種が必要になるとの見通しを語りました。
また、ワクチンの4回目接種を視野に、現行のワクチンと、流行中のオミクロン型変異ウイルスに対応したワクチンの計2種類を混ぜたワクチンの実用化に向け、厚生労働省と協議を進めていることを明らかにしました。新たなワクチンでは、抗体の量を接種後6カ月以上持続させることを目指すといいます。
この新たなワクチンについてモデルナ本社は10日、3回接種済みの成人を対象にアメリカ国内で治験を開始したと発表。鈴木社長は、「全世界的にオミクロン型だけでなく、さらなる変異型にも対応できるようなワクチン開発が必要だ」とし、「開発中のワクチンを秋冬に出すには、厚労省にかなり特例的なスピードで承認に向けた検討をいただく必要がある」と述べました。
この新たなワクチンに加え、1つのワクチンで新型コロナと季節性インフルエンザ、RSウイルスを予防する「3種混合ワクチン」の開発も進めていると説明。「2023年末にはお届けしたい」と語りました。
202年3月12日(土)
同日、オンライン記者説明会で明らかにしました。鈴木社長は、3回目接種でウイルスへの感染を防ぐ抗体の量は高まるものの、約半年で減少するため、今年9~12月には次の接種が必要になるとの見通しを語りました。
また、ワクチンの4回目接種を視野に、現行のワクチンと、流行中のオミクロン型変異ウイルスに対応したワクチンの計2種類を混ぜたワクチンの実用化に向け、厚生労働省と協議を進めていることを明らかにしました。新たなワクチンでは、抗体の量を接種後6カ月以上持続させることを目指すといいます。
この新たなワクチンについてモデルナ本社は10日、3回接種済みの成人を対象にアメリカ国内で治験を開始したと発表。鈴木社長は、「全世界的にオミクロン型だけでなく、さらなる変異型にも対応できるようなワクチン開発が必要だ」とし、「開発中のワクチンを秋冬に出すには、厚労省にかなり特例的なスピードで承認に向けた検討をいただく必要がある」と述べました。
この新たなワクチンに加え、1つのワクチンで新型コロナと季節性インフルエンザ、RSウイルスを予防する「3種混合ワクチン」の開発も進めていると説明。「2023年末にはお届けしたい」と語りました。
202年3月12日(土)