■上海市がロックダウンを再強化、外出規制解除を一部撤回 新規感染は減少傾向

　ロックダウン（都市封鎖）が続く中国・上海市は22日、外出制限などを再強化すると発表しました。新規感染者が増えた一部地域で再び外出を禁じるほか、ＰＣＲ検査も改めて徹底します。政府が掲げる「ゼロコロナ」政策を堅持するため厳格な対策を進めます。
　北京市衛生健康委員会幹部は22日の記者会見で、「依然として状況は深刻だ。ＰＣＲ検査の徹底や外出制限など厳格な管理を一層強化していく」と強調しました。21日の上海市の新規感染者（含む無症状）は１万7629人と増加ペースは鈍化したものの、高止まりが続いています。市当局は、約100万人が住む市中心部の行政区で再び外出を禁止しました。
　11日に発表した従来方針では集合住宅など区画ごとに細かく感染状況を監視し、新規感染者が14日間ゼロの区画に住む市民は外出可能にするとしていましたが、感染抑制が進まないため方針を一部撤回しました。
　ＰＣＲ検査体制も強化し、感染が深刻な地域では当面、毎日実施します。市内を動き回るネット通販などの配達員には毎日のＰＣＲ検査と、１日に２回の抗原検査を義務付けます。
　ただ、配達員不足でネット通販などの生活インフラは十分に機能せず、食料などの調達が難しくなっています。厳格な検査体制の導入で物流の復旧にはなお時間がかかりそうで、市民からの不満が拡大する可能性があります。
　サプライチェーン（供給網）の混乱解消も急ぎます。上海市は17日に操業の継続や稼働再開を支援する重点企業666社を明らかにしました。22日の記者会見では電気自動車メーカーのアメリカ・テスラなど重点企業の７割が生産を再開していると明かしたものの、物流の復旧が遅れれば今後の生産活動に影響を及ぼしかねません。

　２０２２年４月２２日（金）

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■新型コロナ、全国で４万3003人感染 死亡54人、重症207人

　22日は午後６時30分までに、東京都で5396人、大阪府で2846人、北海道で2845人、神奈川県で2834人、福岡県で2464人、埼玉県で2378人、愛知県で2366人、千葉県で1979人、兵庫県で1680人など、全47都道府県と空港検疫で、新たに４万3003人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。前週の金曜日（15日）と比べて約6700人少なくなっており、前週の同じ曜日を８日連続で下回りました。219人の感染が確認された島根県では、過去最多を更新しました。
　また、東京都で９人、大阪府で６人、千葉県で５人、滋賀県で５人、京都府で４人、兵庫県で３人、愛知県で３人、奈良県で２人、福岡県で２人、福島県で２人、茨城県で２人、佐賀県で１人、北海道で１人、埼玉県で１人、石川県で１人、群馬県で１人、長崎県で１人、静岡県で１人、鹿児島県で１人の、合わせて51人の死亡の発表がありました。
　国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め758万5851人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて758万6563人となっています。
　感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が２万9260人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて２万9273人です。
　厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より５人増えて22日時点で207人となっています。
　大阪府は22日、新型コロナウイルスの新たな感染者を2846人確認したと発表しました。感染者数は前週の金曜日（3692人）と比べ、846人減りました。これで、大阪府内の感染者の累計は、87万3905人となりました。
　新たに70～90歳代の男女６人の死亡が判明し、府内の死者の累計は4904人となりました。
　22日時点の重症者は前日から２人減の30人で、重い持病などを抱える軽症・中等症患者らを含め重症病床（620床）の実質の使用率は９・８%となりました。軽症・中等症病床には895人が入院しており、軽症・中等症病床（3354床）の使用率は26・７%となりました。
　府が設置した臨時医療施設「大阪コロナ大規模医療・療養センター」での療養者は８人でした。
　新規感染者のうち、感染者と同居して症状があり、ＰＣＲ検査を受けずに医師の診断で陽性と判断された濃厚接触者は167人でした。自宅療養者は２万5045人。公費によるＰＣＲ検査などを１万9668件実施しました。

　２０２２年４月２２日（金）

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■東京都で新たに5396人が新型コロナに感染 前週金曜日を1372人下回る

　東京都は22日、都内で新たに「10歳未満」から「100歳以上」の5396人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
　前週の金曜日（15日）から1372人減り、11日連続で前週の同じ曜日を下回りました。前週の同じ曜日を下回るのは11日連続です。22日までの７日間平均は5709・１人で、前週の78・１％でした。
　22日に確認された5396人を年代別にみると、最多は20歳代と30歳代でそれぞれ996人、10歳未満の879人、40歳代の847人、10歳代の759人、50歳代の460人と続きました。65歳以上の高齢者は333人でした。
　ワクチンの接種状況別では、２回接種済みが2557人、未接種は1434人でした。
　感染経路がわかっている1970人のうち、最も多いのは「家庭内」で、70・７％に当たる1393人でした。
　病床使用率は23・４%。都が30～40%で緊急事態宣言の要請を判断する指標としている重症者用病床使用率は５・３%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺（ＥＣＭＯ＜エクモ＞）を使用」とする都基準の重症者は、前日から１人減って14人。
　一方、都は、感染が確認された40歳代から80歳代の男女合わせて９人が死亡したことを発表しました。
　東京都の累計感染者は140万1933人となり、累計の死者は4301人となりました。

　２０２２年４月２２日（金）

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■東京都の新型コロナ新規感染者6713人 木曜日では３カ月ぶりに8000人下回る

　東京都は21日、都内で新たに「10歳未満」から「100歳以上」の6713人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
　１週間前の木曜日よりおよそ1800人減りました。
　前週の木曜日（8540人）を1827人下回りました。木曜日の新規感染者数が8000人を下回るのは１月13日以来、約３カ月ぶり。21日までの７日間平均は、前週の78・７％の5905・１人でした。
　21日に確認された6713人を年代別にみると、最多は30歳代の1247人、20歳代の1224人、10歳未満の1203人、40歳代1067人、10歳代922人、50歳代527人と続きました。65歳以上の高齢者は403人でした。
　ワクチンの接種状況別では、２回接種済みが3224人、未接種は1837人でした。
　感染経路がわかっている2394人のうち、最も多いのは「家庭内」で、69％に当たる1653人でした
　また、これまでの都の基準で集計した人工呼吸器か体外式膜型人工肺（ＥＣＭＯ＜エクモ＞）を使っている重症の患者は、21日時点で20日と同じ15人でした。
　一方、都は、感染が確認された60歳代から90歳代の男女合わせて８人が死亡したことを発表しました。
　東京都の累計感染者数は139万6537人となり、累計の死者数は4292人となりました。

　２０２２年４月２１日（木）

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