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■新型コロナ第6波、555人が自宅で死亡 ワクチン2回接種済みが4割を占める [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は27日、新型コロナウイルス感染症の流行「第6波」の1月〜3月に、自宅で死亡した新型コロナ患者は少なくとも555人に上るとの調査結果を発表しました。新型コロナワクチンの接種回数別では、2回接種済みの人が4割を占めました。
 昨夏の第5波での自宅での死者は202人で、倍以上に上っており、感染力の強い変異型「オミクロン型」の影響もあるとみられます。第6波での自宅療養者は、2月中旬時点で最大約58万人に達しており、自宅療養者の健康観察を巡って課題を残した格好です。
 厚労省が都道府県を通じて、今年1~3月に自宅療養中に亡くなった人や、入院待機中などに自宅で死亡した人を集計した結果、男性352人、女性203人でした。未報告の自治体もあり、実際の死者数はさらに増える可能性があります。
 年代別では、80歳代以上55%、70歳代24%、60歳代10%で、60歳代以上が約9割を占めました。
 ワクチンの接種回数ごとに分析したところ、未接種は16%だった一方、2回接種は39%、3回接種は5%、1回接種は2%で、残る38%は接種歴が不明でした。基礎疾患の有無別では、「あり」が64%で3分の2を占めた一方、「なし」は25%でした。世帯状況は家族などと同居が45%で、単身は15%でした。
 
 2022年4月27日(水)




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■東京都、6052人の新型コロナ感染を確認 前週比で減少は16日連続 [健康ダイジェスト]

 東京都は27日、都内で新たに「10歳未満」から「90歳代」の6052人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 前週の水曜日(20日)より724人減っており、16日連続で前週の同じ曜日を下回りました。27日までの7日間平均は5239・0人で、前週の85・0%でした。
 27日に確認された6052人を年代別にみると、最多は30歳代の1123人で、10歳代未満の1075人、20歳代の1054人、40歳代の970人、10歳代の830人、50歳代の521人と続きました。65歳以上の高齢者は343人でした。
 新規感染者のうち、医師の判断による臨床診断でみなし陽性とされたのは3人でした。
 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが2978人、未接種は1636人でした。
 感染経路が判明ている2229人のうち、最も多いのは「家庭内」で、70・1%に当たる1563人でした
 病床使用率は21・4%。都が30~40%で緊急事態宣言の要請を判断する指標としている重症者用病床使用率は4・2%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は、前日と同じ15人でした。
 一方、都は、感染が確認された80歳代から90歳代の男女合わせて6人が死亡したことを発表しました。
 東京都の累計感染者数は142万6497人となり、累計の死者数は4319人となりました。

 2022年4月27日(水)




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■週30分から60分の筋トレで死亡・疾病リスクが減少 週130分から140分を超えると逆効果 [健康ダイジェスト]

 東北大学大学院、早稲田大学、九州大学の研究チームは、これまで公表されている研究結果を分析した結果、筋肉トレーニングの実施により、総死亡・心血管疾患・がんは週30~60分の範囲で最もリスクが低く、糖尿病は実施時間が長いほどリスクが低くなるものの、実施時間が週130~140分を超えると、総死亡・心血管疾患・がんのリスクは高くなることを示しました。
 近年、健康の維持増進や体型維持を目的に筋トレを行う人が増えています。筋トレにより筋肉がつくことは知られている一方、筋トレの実施と疾病予防や死亡リスクの減少との関係、また、リスク減少に必要な筋トレの実施時間などは明らかではありませんでした。
 研究チームは、18歳以上の成人を対象に筋トレと疾病および死亡との関連を長期的に検討した国内外の追跡研究1252件を網羅的に収集し、その中から信頼度の高い研究16件を選び統合解析しました。
 その結果、筋トレを実施していると、総死亡・心血管疾患・がん・糖尿病のリスクは10~17%低い値を示し、総死亡・心血管疾患・がんについては週30~60分の範囲で最もリスクが低く(約10~20%のリスク減少)、糖尿病は実施時間が長ければ長いほどリスクが低くなりました。一方、筋トレの実施時間が週130~140分を超えると、総死亡・心血管疾患・がんに対する好影響は認められなくなり、むしろリスクは高い値を示しました。
 今回の結果は筋トレの長期的な健康効果を示している一方、やりすぎるとかえって心血管疾患やがん、死亡に対する健康効果が得られなくなる可能性を示唆する重要な知見です。国内の身体活動ガイドラインにおいても新たに筋トレの実施を推奨する根拠となる重要なエビデンスの一つとなることが期待されるとしています。
 論文はスポーツ科学の国際誌に掲載されました。研究チームの門間陽樹(もんまはるき)・東北大講師(運動疫学)は、「短時間の筋トレを長期的に続ければ、健康によいことが裏付けられた。今後は筋トレのやり過ぎがリスクを高める理由について、調べていきたい」と話しています。

 2022年4月27日(水)




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■上海市のコロナ死者、過去最多更新 北京市が住民9割を対象に3度のPCR検査実施へ [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中国の上海市では25日、52人の死亡が確認され過去最多を更新しました。
 一方、感染者が増え始めている首都・北京市では、大規模なPCR検査の対象を拡大して住民の9割に当たる約2000万人に実施することを決めるなど、感染拡大への警戒を一段と強めています。
 上海市の衛生当局は、新型コロナウイルスの感染者が25日、一日に1万6980人確認され、前日より1人多い52人が死亡したと発表しました。一日に確認された死者数としては、これまでで最も多くなりました。
 厳しい外出制限が本格的に始まってから28日で1カ月となりますが、感染拡大に歯止めがかからず、多くの地域で外出制限が続いており、解除の見通しは依然立っていません。
 一方、北京市では、先週後半以降感染者が増え始めており、25日は新たに33人の感染が確認されました。
 こうした中、北京市の衛生当局は感染拡大を早期に抑え込もうと、25日から朝陽区で始めていた3回にわたる大規模なPCR検査を市内の広い範囲に拡大し、26日から30日の5日間で、北京市の16区のうちの11区の住民を対象に実施すると発表しました。
 北京市の衛生当局は、音楽や演劇などの公演やスポーツのイベントなど、多くの人が集まる行事を一時的に中止するよう指示を出すなど、首都での感染拡大への警戒を一段と強めています。
 華中科技大学同済医学院公共衛生学院の公衆衛生専門家である魏晟氏は25日夜、「新型コロナウイルス感染の爆発的な拡大を防ぐためには、全住民を対象にしたPCR検査が最も有効な手段だ」との見方を示し、「関連の研究によると1度に感染者5人を発見した場合、全住民を対象にしたPCR検査を48時間の間隔で3度実施すると、1週間以内に感染規模を20人以内に抑えることができることがわかっている」としています。

 2022年4月26日(火)




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