SSブログ

■サル痘、人間への感染で変異加速か 感染力や毒性高まる恐れも [健康ダイジェスト]

 5月以降、欧米を中心に感染の報告が相次いでいる「サル痘」について、人間への感染によってウイルスの変異が加速している恐れがあるとの解析結果を、ポルトガルの国立衛生研究所などのチームが発表しました。変異によっては、感染力や毒性が高まった株が出現する可能性もあります。論文が24日、アメリカの医学誌「ネイチャー・メディシン」に掲載されました。
 チームは、5月に主にポルトガルで確認された患者ら15例のウイルスのゲノム(全遺伝情報)を解析。アフリカのナイジェリアで流行し、2018~2019年にイギリスやイスラエルなどに流入したウイルスとつながりがあり、ゲノムを構成するDNAが約50カ所変異しているとわかりました。サル痘を含む近縁ウイルスの従来データから推定される数の6~12倍といいます。人間の体内にある、DNAを変化させる酵素が変異を引き起こしている可能性があります。
 水谷哲也・東京農工大教授(ウイルス学)は、「すぐに感染力や毒性が高まった株が現れるとは考えにくいが、変異への警戒を促す内容だ。感染の封じ込めが重要になる」と話しています。

 2022年6月25日(土)

nice!(1)  コメント(1) 
共通テーマ:健康

■精神障害の労災認定、過去最多629件 125件のパワハラが原因の最多 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省が24日に発表した2021年度の労災補償状況によると、仕事による強いストレスが原因のうつ病など精神障害の労災認定は629件でした。前年度から21件増え、3年連続で過去最多を更新しました。
 原因は「上司などからのパワハラ」(125件)が最多で、強いストレスを感じる働き方が職場で蔓延(まんえん)している実態が浮き彫りになりました。
 パワハラ以外の原因は「仕事内容・量の変化」(71件)、「事故・災害の体験・目撃」(66件)と続きました。認定数を年代別でみると、40歳代が最多の200件でした。
 新型コロナウイルス感染に関連して認定された件数は18件に上りました。自殺・自殺未遂者は2件減の79件。精神障害の労災申請件数も、前年度から295件増の2346件で過去最多でした。
 厚労省の担当者は、「働き方への関心が高まり、精神障害が労災認定されることが浸透してきたのではないか」と分析しています。

 2022年6月25日(土)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■東京都で2160人が新型コロナに感染 8日連続前週上回る [健康ダイジェスト]

 東京都は25日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの2160人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 新規感染者は1週間前の土曜日より479人増えました。前の週の同じ曜日を上回るのは8日連続です。25日までの7日間平均は1963・4人で、前の週の123・3%でした。
 新規感染者を年代別にみると、20歳代が504人と最も多く、30歳代が364人、40歳代が344人と続きました。65歳以上の高齢者は150人でした。
 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが1189人、未接種は450人でした。
 一方、人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は、24日より1人増えて、25日は3人でした。
 また、都は、感染が確認された50歳代と70歳代の男性2人が死亡したことを発表しました。
 東京都の累計の感染者数は158万5463人となり、累計の死者数は4567人となりました。

 2022年6月25日(土)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■新型コロナ、国内で新たに1万6593人感染 前週比約1700人増 [健康ダイジェスト]

 25日は午後5時50分までに、東京都で2160人、沖縄県で1499人、大阪府で1472人、神奈川県で1111人、愛知県で881人、福岡県で823人など全47都道府県と空港検疫で、1万6593人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。新規感染者は前週土曜日(18日)と比べ約1700人多く、5日連続で前週を上回りました。
 また、東京都で2人、京都府で1人、宮崎県で1人、愛媛県で1人、熊本県で1人、青森県で1人の、合わせて7人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め924万2695人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて924万3407人となっています。
 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が3万1115人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて3万1128人となっています。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、25日時点で36人となっています。
 一方、大阪府は25日、新型コロナウイルスの新たな感染者を1472人確認したと発表しました。感染者数は前週同曜日(1255人)に比べ、217人増えました。大阪府内の感染者の累計は100万5753人となりました
 新たに80歳代の女性2人の死亡が判明し、府内の累計死者数は5111人となりました。
 25日時点の重症者は前日と同じ7人で、重い持病などを抱える軽症・中等症患者らを含め重症病床(615床)の実質の使用率は4・1%となりました。軽症・中等症病床には449人が入院しており、軽症・中等症病床(3514床)の使用率は12・8%となりました。
 新規感染者のうち、感染者と同居して症状があり、PCR検査を受けずに医師の診断で陽性と判断された濃厚接触者は25人でした。自宅療養者は9194人。公費によるPCR検査などを1万6415件実施しました。

 2022年6月25日(土)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■女性の新型コロナ症状、長引く傾向 ジョンソン・エンド・ジョンソンの研究者らが発表 [健康ダイジェスト]

 女性の新型コロナウイルス感染症の症状が男性と比べて、長引く傾向にあることがわかりました。医薬品・日用品のジョンソン・エンド・ジョンソンの研究者らが発表した論文によると、4週間以上の長期的な症状がある女性は男性より22%多くなりました。
 2019年12月以降に発表された新型コロナに関する論文のうち、症状の男女差を記述した35本の論文を基に分析しました。長期的な症状に悩まされる女性は耳、鼻、喉だけでなく、神経、皮膚、関節、胃腸など幅広く症状が出る傾向にあります。一方、男性は肥満や、肝臓などの内分泌系に症状が出ることが多くなっています。
 男女における免疫機能の差が、女性の症状の長期化を招いている可能性があるといいます。研究者らは「男女差を理解することは、有効な治療法を確立する上で重要だ」と指摘した上で、男女の症状の差についてさらなる研究の必要性を訴えました。

 2022年6月25日(土)

nice!(0)  コメント(1) 
共通テーマ:健康

■インフルエンザのワクチン接種を「強く推奨する」と日本ワクチン学会が見解 [健康ダイジェスト]

 南半球のオーストラリアでインフルエンザの感染が拡大していることから、日本ワクチン学会は、今年は日本でも流行する恐れがあるとして、インフルエンザのワクチンの接種を「強く推奨する」という見解を発表しました。
 この見解は、ワクチンの研究者などで作る日本ワクチン学会が、6月23日、学会のウェブサイトで公開しました。
 それによりますと、国内では新型コロナウイルスの感染拡大以降、過去2年間、インフルエンザが流行しておらず、抗体を持つ人の割合が低い年齢層もみられることなどから、インフルエンザが流行した場合、死亡者や重症者が増えることや新型コロナとの同時流行で医療への負荷が大きくなることが懸念されるということです。
 また、北半球の流行を予測する指標となっている南半球のオーストラリアでは、今年3月以降、インフルエンザの感染が拡大しているということです。
 このため日本ワクチン学会では、今年のインフルエンザワクチンの接種について、「強く推奨する」としました。
 そして、65歳以上の高齢者や生後6カ月以上で5歳未満の乳幼児、妊婦や基礎疾患のある人などは特に接種を推奨するとしています。
 日本ワクチン学会の岡田賢司理事長は、「今年は世界的にインフルエンザが流行する恐れがあるので、日本でも警戒レベルを上げたほうがいい」と話しています。

 2022年6月25日(土)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■アメリカ連邦最高裁、中絶を憲法上の女性の権利と認める49年前の判決を覆す 今後は半数の州で中絶が厳しく規制される見通し [健康ダイジェスト]

 アメリカの連邦最高裁判所は、人工妊娠中絶を巡り「中絶は憲法で認められた女性の権利」だとした49年前の判断を覆しました。
 今後、全米の約半数の州で中絶が厳しく規制される見通しとなり、中絶容認派は強く反発する一方、中絶反対派からは歓迎の声が上がるなど国内の受け止めは大きく分かれています。
 アメリカの連邦最高裁は24日、妊娠15週以降の人工妊娠中絶を原則として禁止する南部ミシシッピ州の法律が憲法違反にあたるかどうかが争われた裁判について、州法は合憲だという判断を示しました。
 その上で「憲法は中絶する権利を与えていない」として、半世紀近くにわたって判例となってきた1973年の「中絶は憲法で認められた女性の権利」だとする判断を覆しました。
 中絶を支援する団体によりますと、今回の判断を受け、南部や中西部を中心に全米の半数余りにあたる26の州で、今後中絶が厳しく規制される見通しだということです。
 判断について中絶容認の立場をとる民主党や権利の擁護を訴えてきたリベラル層は「女性の権利を後退させるものだ」として各地で抗議デモを行うなど強く反発しています。
 ジョー・バイデン大統領は、連邦最高裁の判断を受けてホワイトハウスで演説し、「裁判所と国にとって悲しい日だ。この極端な判断のせいで、女性が性暴力によって妊娠させられた子供を産まざるを得ない状況になってしまう。保守派の判事が多数を占める最高裁判所がいかに極端で、いかに多くの国民の感覚からかけ離れているかを示している」と述べ、強く非難しました。
 一方で、キリスト教保守派の1つ、福音派の信者として知られる共和党のマイク・ペンス前副大統領がツイッターに「命が勝利した。多数派の判事の勇気を称賛する」と投稿するなど、中絶に反対する共和党や保守層からは歓迎の声が上がっています。
 中絶を巡る司法判断の転換に対し、アメリカ国内の受け止めは大きく分かれており、今後、社会の分断がいっそう深まる恐れもあります。

 2022年6月25日(土)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■台湾で「サル痘」感染初めて確認 留学先のドイツから帰国の20歳代男性 [健康ダイジェスト]

 台湾の衛生当局は24日、欧米などで広がっている天然痘に似た感染症「サル痘」の感染者1人を初めて確認したと発表しました。
 南部に住む20歳代の台湾人男性で、今年1月から6月までドイツに留学し、16日に飛行機で帰国した後、20日に発熱や発疹、喉の痛みなどの症状が出て、24日に陽性が確認されました。
 現在は隔離病棟で治療中であり、家族など濃厚接触者には今のところいかなる症状も出ていません。
 これに先立ちシンガポール(20日)、オーストラリア(20日)、韓国(22日)などアジア太平洋地域でもサル痘感染者が報告され、サル痘は世界40カ国以上・3000人以上に広がっています。
 アジア太平洋地域の国家感染事例の場合、ほとんどが地域感染ではなく海外からの入国であり、日本と中国ではまだ感染者が報告されていません。
 一方、世界保健機関(WHO)は全世界で感染者が続出していることを受け、サル痘について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言するかどうかを検討しています。

 2022年6月25日(土)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■北朝鮮の発熱者、新たに9600人確認 23日連続で減少し1万人を下回る [健康ダイジェスト]

 北朝鮮の朝鮮中央通信は25日、新型コロナウイルス感染などが疑われる発熱患者が23日午後6時から24日午後6時までの24時間で、新たに約9600人確認されたと伝えました。
 前日より約1400人少なく、23日連続の減少。5月13日の発表開始以来、初めて1万人を下回りました。
 4月末以降の発熱患者の累計は470万人超で、99%は回復したとしていまう。これまで伝えられた死者の合計は73人。
 一方、同通信は金徳訓(キム・ドクフン)首相が新型コロナとは別の「急性腸内性感染症」の患者が出ている穀倉地帯の南西部、黄海南道(ファンヘナムド)で現場視察を行い、防疫状況や梅雨を前にした農場の洪水対策を確認したと伝えました。日時は不明。
 韓国の医療団体が22日に主催した新型コロナに関する講演会では、専門家から「(北朝鮮で)感染の第1波が終わったとみるのが、科学的に正しい」との意見が出ました。ただ、他国同様に再流行があるのは確実なため、ワクチンの支援を急ぐべきだとの見解が示されました。

 2022年6月25日(土)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■中国・上海市、4カ月ぶりに新規コロナ感染者ゼロ 「上海防衛戦に勝利」と市トップ [健康ダイジェスト]

 中国・上海市の保健当局は25日、前日に市内で確認された新型コロナウイルスの新規感染者がゼロだったと発表しました。新規感染者がゼロとなったのは2月下旬以来、4カ月ぶり。「ゼロコロナ」政策の下、約2カ月間に及んだロックダウン(都市封鎖)を始めとする強引な防疫対策で感染を抑え込んだ形です。
 オミクロン型変異ウイルスの流行で上海市は3月下旬からロックダウンに突入し、4月中旬には新規感染者が連日2万人を超えました。6月1日にようやく封鎖を事実上解除し、市内は平常に戻りつつあるものの、店内飲食が禁じられているほか、週末は一斉PCR検査を実施するなど警戒を緩めていません。
 上海市トップの李強(リー・チャン )・市共産党委員会書記は25日、中国共産党の上海市代表大会の開幕式で新型コロナに関して「上海防衛戦に打ち勝った」と述べ、感染拡大を阻止したと強調しました。また、コロナの封じ込めを目指す習近平(シー・ジンピン)指導部の「ゼロコロナ」政策は完全に正しかったとしました。
 封鎖を巡っては市民生活や経済活動に甚大な影響が出ており、住民の不満が噴出。最高指導部入りも取り沙汰される李書記の人事に注目が集まっています。

 2022年6月25日(土)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■マダニ感染症、広島県呉市の80歳代男性が死亡 兵庫県上郡町の70歳代女性は入院 [健康ダイジェスト]

 広島県呉市は24日、マダニが媒介するウイルス性感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に市内の80歳代男性が感染し、4日に死亡したと発表しました。SFTSの死亡事例は、広島県では、これが今年初めてのケースです。
 呉市によりますと、男性は5月30日に、発熱や嘔吐、下痢などの症状を訴え入院しましたが、今月4日に亡くなったということです。
 詳しい感染の経緯はわかっていませんが、男性は畑仕事をしていたということです。
 SFTSウイルスを持つマダニに咬まれると、6日から2週間程度の潜伏期間を経て、発熱や頭痛などの症状が出て重症化すると死に至るケースもあります。
 呉市は、マダニは春から秋にかけて活動が盛んになるとして、農作業をしたり山に入る場合、長袖、長ズボンの着用などマダニに咬まれないような対策を呼び掛けています。 
 一方、兵庫県は24日、マダニから感染する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に、上郡(かみごおり)町内の70歳代女性が感染したと発表しました。県内のSFTS患者は8例目。SFTSは致死率が10~30%程度とされます。
 女性は発熱や倦怠感などの症状が出て19日に受診。下半身に刺されたような痕が確認されました。現在入院中で意識はあり、「発症前に近くの山で山菜採りをした」と話しているといいます。

 2022年6月25日(土)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康