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■新型コロナの抗ウイルス薬、「BA・5」にも有効 東大など発表 [健康ダイジェスト]

 世界的に拡大している新型コロナウイルスのオミクロン型の派生型「BA・5」に対する治療薬の効果について、東京大学などの研究チームが培養細胞の実験で調べたところ、現在使われている抗ウイルス薬が高い効果を示したとする結果を発表しました。
 この研究は、東京大学医科学研究所の河岡義裕特任教授らの研究チームが、国際的な医学雑誌の「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」で発表しました。
 研究チームは、オミクロン型の「BA・5」の実際のウイルスを培養細胞に感染させ、さまざまな治療薬を投与してウイルスの増殖がどの程度、抑えられるのかを調べました。
 その結果、国内で承認されているアメリカのギリアド・サイエンシズの点滴薬「レムデシビル」(商品名ベクルリー)、アメリカのメルクの「モルヌピラビル」(商品名ラゲブリオ)、アメリカのファイザーの飲み薬「ニルマトレルビル」(商品名パキロビッドに含まれる成分の1つ)の3種類の抗ウイルス薬の成分については、いずれも「BA・2」に対してよりもウイルスの増殖を抑える効果が高かったということです。
 一方、抗体を使った治療薬については今回の実験では、当初のウイルスへの効果と比べると大幅に効果が下がっているものがあったということです。
 河岡特任教授は「「BA・5」の病原性はまだ十分、わかっていないが、実験では日本で使える薬でも高い効果がみられたため、その点で安心ではないか」とコメントしています。

 2022年7月21日(木)

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■熱波の発生頻度、2060年代まで増加 国連の世界気象機関が警告 [健康ダイジェスト]

 国連(UN)の世界気象機関(WMO)は19日、現在、西ヨーロッパで猛威を振るっているような熱波の頻度が今後増えると警告しました。増加傾向は少なくとも2060年代まで続くといいます。
 WMOは西ヨーロッパでの熱波を受け、スイス・ジュネーブで世界保健機関(WHO)と共同会見を行いました。その中でWMOは、大気中にこれまでにない量の二酸化炭素(CO2)を排出する国々は、現在発生している熱波を警告と捉えるべきだと指摘しました。
 WMOのペッテリ・ターラス事務局長は、温暖化対策が成功するかどうかとは関係なく、少なくとも2060年代までは熱波の発生頻度の増加傾向は続くとの見通しを示しました。
 「気候変動により記録が更新され始めている。将来、こうした種類の熱波は今よりも普通になり、熱波自体も強力になる」とし、「排出量は増え続けている。特に最大の排出源であるアジアの大国で排出量増加を抑えることができなければ、2060年代で熱波がピークになるかどうかもわからない」と指摘しました。
 西ヨーロッパを見舞った記録的な熱波は各地で山火事を起こし、イギリスでは19日、ロンドンを始め複数の地点で観測史上初の気温40度超となりました。
 イギリス気象庁によると、最も気温が高くなったのは中部コニングスビーで40・3度(速報値)を記録しました。各地で火災が発生し、水難事故も多発。熱中症などとみられる救急要請も相次ぎました。
 これまでの最高気温は2019年7月に南部ケンブリッジで観測された38・7度で、19日は少なくとも34地点でこの記録を上回りました。ロンドン中心部のセントジェームズ・パークやヒースロー空港などで40度を超え、北部スコットランドでも34・8度に達して観測史上最高となりました。
 イギリスのメディアによると、高温の影響で原野などから出火し、ロンドンだけで火災は少なくとも10件に上りました。ロンドン東部のウェニントンでは住宅に次々と延焼しました。鉄道も線路の変形などで運休が相次ぎました。

 2022年7月21日(木)

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■沖縄県で過去最多、5250人の新型コロナ感染確認 不要不急の外出自粛など行動制限要請へ [健康ダイジェスト]

 沖縄県は21日、新たに5250人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
 1日に公表される新規感染者の数としては、これまでで最も多かった20日の5160人を上回り、2日連続で5000人を超えて過去最多を更新しました。
 一方、今年4月から6月にかけて感染者として発表された30人が重複するなどしていたことがわかり、沖縄県は感染者の累計から削除しました。県内で感染が確認されたのは31万368人になりました。
 また、新規2例と追加2例のクラスター(感染者集団)を発表しました。
 直近1週間の人口10万人当たり新規感染者数は前日時点で1636・30人で全国最多。2番目に多い熊本県の953・63人を大きく引き離しています。病床使用率は71・5%(入院者数500/病床数699)で、重症者用は27・4%(入院者数17/病床数62)となっています。
 アメリカ軍基地内の新規感染者数は65人でした。
 一方、新型コロナの感染急拡大を踏まえ沖縄県は21日午後、対策本部会議を開き、県民に行動制限を要請することを決めました。
 具体的には、不要不急の外出自粛や、会食は4人までで2時間以内とすること、高齢者など重症化リスクのある人は同居している家族以外の人と会うのを控えること、それに1000人以上が参加するイベントを開催する際は感染対策の計画を事前に県に提出することや、アルコールの提供を伴う場合は時期の変更を検討することなどを求めるとしています。
 期間は、7月22日から8月14日までとしています。
 さらに、医療提供体制がひっ迫していることから、県は、21日に「医療非常事態宣言」を出し、軽症や検査目的での救急外来の受診は控えるよう求めています。
 沖縄県の対策本部会議の後の記者会見で、玉城デニー知事は「今日、新規感染者数は過去最多となった。感染の勢いは衰えておらず、今後、夏場のイベント開催が予定されていることや、夏休みによりさらなる感染拡大が現実味を帯びている。ぜひとも県民一体となって、今の、この最大の危機を乗り越えていくため、ご協力をお願いしたい」と述べ、感染対策の徹底を呼び掛けました。
 一方、今回の要請を巡って、感染症の専門家からは「不十分だ」として、より強い対策を求める意見が相次いでいましたが、内容を大きく変えなかったことについて、玉城知事は「社会経済活動が今、進んでいることと、逆に、医療は極めて危機的な状況にあるということから、どれだけ要請をしていくのか検討した。感染症の専門家会議と経済団体の会議、全体を勘案して対応させていただいた」と述べ、感染拡大の防止と社会経済活動の両立を重視したことを強調しました。

 2022年7月21日(木)

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■全国の新型コロナ感染確認、過去最多18万6246人 35都府県で最多 [健康ダイジェスト]

 21日は午後6時30分の時点で、東京都で3万1878人、大阪府で2万2047人、愛知県で1万3326人、埼玉県で1万823人、福岡県で1万752人、神奈川県で9230人、兵庫県で8169人、千葉県で7555人、沖縄県で5250人など全47都道府県と空港検疫で、新たに18万6246人の新型コロナウイルスへの感染が発表されました。
 1日当たりの全国の新規感染者数は、これまでで最も多かった20日の15万2536人を上回り、2日連続で過去最多となりました。東京や大阪、福岡、青森など35都府県で最多を記録しました。
 また、神奈川県で7人、大阪府で5人、東京都で5人、広島県で4人、兵庫県で3人、山口県で3人、千葉県で2人、大分県で2人、奈良県で2人、福岡県で2人、三重県で1人、京都府で1人、佐賀県で1人、岐阜県で1人、岡山県で1人、島根県で1人、愛知県で1人、栃木県で1人、群馬県で1人、茨城県で1人、静岡県で1人、香川県で1人、鳥取県で1人の、合わせて48人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め1081万6128人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて1081万6840人となっています。
 感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が3万1750人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて3万1763人となっています。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日より13人減って21日時点で189人となっています。
 大阪府は21日、新型コロナウイルスの新たな感染者を2万2047人確認したと発表しました。府内で1日の感染者が初めて2万人を上回った20日よりも約70人多く、2日連続で過去最多を更新しました。感染者数は前週同曜日(9956人)の約2・2倍となりました。府内の感染者の累計は117万891人となりました。
 新たに50~90歳代の男女5人の死亡が判明し、府内の累計死者数は5248人となりました。
 重症者は20日から1人増えて24人です。病床使用率も上昇傾向にあり、府の担当者らは警戒を強めています。
 府の21日のコロナ患者向け病床の使用率は41・4%と、前週同曜日(28・1%)より13・3ポイント上昇。重症病床(595床)の同日の実質使用率(重い持病などを抱える軽症・中等症患者らを含む)は13・4%と、同7・7ポイント上回りました。
 府の担当者は、「重症病床は現時点ではまだ比較的余力がある」としつつ、「今後も新規感染者数が増え続ければ当然、重症になり得る人の絶対数が増える」と警戒感をにじませています。その上で「感染しても重症化しないよう、医療機関と連携して早期治療に当たれる体制づくりとともに、感染対策の呼び掛けなどを進めたい」としています。

 2022年7月21日(木)

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■東京都の新型コロナ新規感染者、初の3万人台 最多3万1878人 [健康ダイジェスト]

 東京都は21日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の3万1878人が、新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 第6波のピークだった今年2月2日の2万1562人を1万人余り上回り、初めて3万人を超えて過去最多となりました。1週間前の木曜日の1・9倍で、1万5216人増えています。21日までの7日間平均は前の週の166・2%となる1万8823・0人でした。20日時点から約2200人増えて、過去最多となりました。
 都内の感染者数は2月以降に減り続け、政府の「まん延防止等重点措置」が解除された後、6月13日には960人まで減少しました。だが、その後は、より感染力の強いオミクロン型の派生型「BA・5」への置き換わりが進むに伴って増加傾向に。7月5日以降は前週の2倍以上になる日が続くようになり、20日には約5カ月ぶりに2万人を超えていました。
 21日に確認された3万1878人を年代別にみると、20歳代が6057人と最も多く、40歳代が5350人、30歳代が5341人と続きました。65歳以上の高齢者は2452人でした。
 ワクチンの接種状況別では、2回接種済みが1万9217人、未接種は5930人でした。
 また、人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は、20日より3人減って15人でした。
 一方、都は、80歳代から100歳以上の男女合わせて5人が死亡したことを発表しました。
 東京都の累計の感染者数は184万5743人となり、累計の死者数は4607人になりました。
 小池百合子知事は、「基本的な感染対策の徹底をお願いしたい。これだけ多い数字になると、皆さんの近くで陽性になったとか濃厚接触者になったなど、身近な話になっていく。不安を取り除くためのサポート体制を敷いているし、相談するコールセンターを増強している。戦略的に医療資源を有効に活用したい」と述べました。

 2022年7月21日(木)

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■韓国の新型コロナ新規感染者7万1170人で3日連続7万人台 累計1900万人超 [健康ダイジェスト]

 韓国で新型コロナウイルスが再拡大している中、21日新規感染者数が3日連続で7万人台となりました。
 韓国の中央防疫対策本部は21日、この日午前0時基準で新型コロナ感染者が7万1170人となったと明らかにしました。
 累計感染者は1900万人を超え1900万9080人となりました。5月25日に累計感染者が1800万人を超えて以来、57日で100万人増えました。
 この日、新規感染者数は前日(7万6402人)より5232人減ったものの、19日(7万3573人)から3日連続で7万人台となりました。
 新規感染者数は7月初めから1週間単位で2倍前後に増加する「ダブリング」現象が3週連続で続いています。1週間前だった14日(3万9182人)に比べると1・8倍、7日(1万8502人)に比べると3・8倍に増加しました。
 この日、新規感染者の中で海外流入事例は320人で過去最多となった前日(429人)よりは109人減りました。海外流入事例を除いた国内地域感染事例は7万850人でした。
 地域別感染者数(海外流入を含む)は京畿(キョンギ)1万9508人、ソウル1万6670人、釜山(プサン)4129人、仁川(インチョン)3939人、慶南(キョンナム)3479人など。
 重症・重篤患者数は107人で、前日(96人)より11人増えて100人台に増加しました。重症・重篤患者数が3ケタとなったのは6月11日(101人)以降40日ぶり。
 前日死亡した新型コロナ感染者は17人で、前日(12人)より5人増えました。累積死亡者は2万4794人、累積致命率は0・13%でした。
 韓国政府は医療体制にまだ余力があるとみていますが、感染再拡大で1日当たりの新規感染者数が30万人まで増える可能性に備え、専用病床を追加で約4000床確保し、検査や診療、処方などを一括して行うワンストップの診療機関を1万カ所に増やすといった対応を取ることにしました。

 2022年7月21日(木)

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