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■インドで初のサル痘感染者の死亡を確認 アラブ首長国連邦から帰国の男性、発熱から4日 [健康ダイジェスト]

 インドの保健当局は、サル痘に感染した人が死亡した例が、国内で初めて確認されたと明らかにし、政府が対策チームを設置するなど、警戒を強めています。死亡した例がアジアで確認されるのは初めてとみられます。
 インドの保健当局は、南部ケララ州でサル痘に感染していた22歳のインド人男性が7月30日に死亡したと明らかにしました。
 地元メディアによりますと、この男性は、滞在していたアラブ首長国連邦(UAE)でサル痘への感染が確認された後、7月22日に帰国し、26日に発熱の症状が出て入院し治療を受けていたということで、保健当局が詳しい死因などを調べています。
 インドでは、これまでに南部ケララ州と首都ニューデリーで合わせて4人がサル痘に感染していたことが確認されていますが、死亡した例は初めてです。
 インド政府は1日、感染状況を監視するため専門家などによる対策チームを設置するなど、警戒を強めています。
 サル痘を巡っては、7月29日時点のアメリカ疾病対策センター(CDC)のまとめで、世界79の国や地域で2万2485人の感染が確認されています。
 これまでにスペインやブラジルでは死亡した例が報告されていますが、アジアで確認されるのは初めてとみられます。

 2022年8月1日(月)

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■内密出産の熊本市・慈恵病院、3例目以降も複数実施 [健康ダイジェスト]

 病院以外に身元を明かさずに出産できる「内密出産」を日本で唯一、導入している熊本市の慈恵病院は7月30日、7月21日に発表した3例目以降も複数の出産事例があったことを明らかにしました。具体的な件数や時期は、「出産した女性の精神面を考慮して明かせない」としています。
 同病院によると、出産したのはいずれも熊本県外の成人女性。母子ともに健康状態は良好で、新生児相談室長にのみ身元を明かし、身分証明書のコピーと特別養子縁組を望む書面を残しているといいます。
 このうち1人は新幹線で熊本市に向かう途中に陣痛が始まり、来院して数時間後に出産しました。蓮田健理事長は「非常に危うい状況で地元での出産を促したが、妊婦が誰にも知られたくないとの理由で内密出産を希望した」と説明しました。
 病院にはほかにも同様の相談が寄せられています。蓮田院長は「地方自治体にお力添えを得て日本で内密出産が軌道に乗ったことをありがたく思っている」と話しました。
 同病院のこれまでの発表では、昨年12月と今年4、6月に内密出産が行われました。

 2022年8月1日(月)

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■イタイイタイ病患者、7年ぶり認定へ 富山市の91歳女性、201人目 [健康ダイジェスト]

 イタイイタイ病の患者認定の可否を検討する富山県公害健康被害認定審査会が7月31日、富山市内で開かれ、新たに富山市の女性(91)を「認定相当」としました。県が今後正式に決定し、認定患者は201人、うち生存者は2人となります。認定相当判定は2015年7月以来、7年ぶり。
 県によると、女性は昨年10月、イタイイタイ病に進展する恐れのある「要観察者相当」の判定を受けていました。今年1月に患者認定を申請し、エックス線検査などの結果から認定条件を満たすと判断されました。
 審査会ではこのほか、2016年に「要観察者相当」の判定を受けた80歳代の女性を引き続き「要観察者相当」とすることも決めました。
 イタイイタイ病は4大公害病の1つで、1968年に全国で初めて公害病に認定。岐阜県飛騨市の神岡鉱山から流出したカドミウムが原因で、富山県内を流れる神通川流域の住民が、腎臓障害により骨がもろくなり激痛の症状に苦しみました。
 患者と遺族が1968年3月、原因企業の三井金属に損害賠償を求め提訴。1971年6月、富山地裁が原告全面勝訴の判決を出し、1972年8月に確定しました。今年8月で全面勝訴から50年を迎えます。

 2022年8月1日(月)

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