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■新型コロナ・インフル・RSの「3ウイルス」同時判定の検査法、月内にも保険適用 [健康ダイジェスト]

 厚生労働相の諮問機関・中央社会保険医療協議会は26日、新型コロナウイルスとA型・B型インフルエンザウイルス、RSウイルスの感染を同時に判定できるPCR検査の試薬と、抗原検査キットを公的医療保険の対象とすることを了承しました。厚労省は、月内にも保険適用します。
 3種類のウイルス感染を同時に判定できる検査法は初となります。RSウイルスは、乳児が感染すると肺炎になりやすく、主に小児科で検査が行われています。発熱を伴う症状が似た3つの感染症を同時に調べられれば、迅速な診断につながります。
 PCR検査の試薬はプレシジョン・システム・サイエンス(千葉県松戸市)、抗原キットは東洋紡(大阪市)の製品で、いずれも1度の鼻咽頭ぬぐい液または鼻腔ぬぐい液を採取して調べます。

 2022年10月26日(水)

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■東京都、4347人の新型コロナ感染確認 前週比143人増 [健康ダイジェスト]

 東京都は26日、新型コロナウイルスの感染者を新たに4347人確認したと発表しました。前週の同じ曜日(19日)よりも143人増えていて、4日連続で前週の同じ曜日を上回りました。60歳代の男性1人と80歳代の男女3人、計4人の死亡も確認しました。
 26日までの1週間の感染状況をみると、感染者数は1日当たり3307・0人で前週(3398・7人)の97・3%となりました。
 26日の新規感染者4347人を年代別にみると、最多は40歳代の774人で、次いで30歳代の737人、20歳代の663人、50歳代の611人と続きました。65歳以上は383人でした。
 病床使用率は22・9%。「人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使用」とする都基準の重症者数は、前日から2人増えて17人でした。

 2022年10月26日(水)

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■神戸大、幅広いコロナ変異型を抑える中和抗体を開発 治療薬への応用に期待 [健康ダイジェスト]

 神戸大学の研究チームは25日、新型コロナウイルスの幅広い変異型に対し高い感染抑制作用が期待できる中和抗体を開発したと発表しました。オミクロン型で現在主流となっている「BA・5」にも効果があり、新型コロナの治療薬としての応用が期待できるといいます。研究成果はプレプリント(査読前論文)にまとめました。
 研究チームは、新型コロナウイルスへの感染歴があり、mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンを2回接種済みの複数の患者の血液から人工的に抗体を数種類作り、新型コロナウイルスのスパイクたんぱく質との結合強度などを解析。うち1つの抗体は、第1波で流行したヨーロッパ型からBA・5型までの幅広い変異型に対し、ウイルスの感染を抑える作用を示しました。
 森康子・神戸大学教授(臨床ウイルス学)は、「動物実験などで有効性についてさらに解析を進める」としています。
 抗体医薬は軽症者に投与して重症化を防ぐ仕組みの治療薬。国内では抗体カクテル療法と呼ばれる「ロナプリーブ」(中外製薬)や、イギリス製薬大手グラクソ・スミスクラインが開発した点滴薬「ソトロビマブ」(商品名・ゼビュディ)が承認されています。

 2022年10月26日(水)

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■B型肝炎再発で国に全額3900万円賠償命令 東京地裁 [健康ダイジェスト]

 乳幼児期の集団予防接種が原因で20年以上前にB型肝炎を発症し、その後再発した千葉県などの患者3人の本人や遺族が国に計3900万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁(古田孝夫裁判長)は25日、請求通り国に全額の支払いを命じる判決を言い渡しました。
 再発患者による損害賠償請求は、最高裁が昨年4月の判決で、不法行為から20年で賠償請求権が消滅する「除斥期間」の始まりを「再発時」とする判断を示しました。
 これを受け、今回の訴訟では「除斥期間」の適用時期は争いにならず、損害額が争点となりました。判決は、患者1人当たりの損害額を救済制度で慢性肝炎患者に支払われる給付金と同額の1300万円と認定しました。
 厚生労働省によると、再発患者を巡る判決が言い渡されたのは、最高裁の判決後初めて。
 判決などによると、千葉県の60歳代男女の患者2人と山梨県の女性患者(昨年12月に死亡)は注射器の使い回しでB型肝炎ウイルスに感染し、1988~1991年ごろに慢性肝炎を発症。治療で一度は症状が落ち着いたものの、2001年までに再発しました。
 除斥期間の経過を巡って係争中の患者は今年4月時点で300人超に上ります。最高裁が救済対象とする病態はうち一部にとどまるため、原告側の全国B型肝炎弁護団は国側に救済範囲の拡大を求めています。

 2022年10月26日(水)

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