■国連報告書、温暖化加速を警告 短期に気温上昇1・5度に到達 [健康ダイジェスト]
世界各国の科学者でつくる国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」は、温室効果ガスの排出をこのまま継続すると「短期のうちに世界の平均気温の上昇は1・5度に達することが推定される」と指摘し、大幅な排出削減対策の必要性を強調した統合報告書を9年ぶりに公表しました。
IPCCは20日、地球温暖化の現状や影響、そして急速な気候変動への対応策などについて、世界各国の科学者の最新の研究結果をもとに議論し、9年ぶりに第6次の統合報告書を公表しました。
2015年の「パリ協定」では、世界の平均気温の上昇を産業革命前に比べて、1・5度に抑えるよう努力することを目標に掲げていますが、今回の報告書では、2020年までの10年間で世界の平均気温は、1・1度上昇していると指摘し、「人間の活動が主に温室効果ガスの排出を通して地球温暖化を引き起こしてきたことには疑う余地がない」と人類による影響を強調しました。
そして、大気や海洋などの広い範囲で急速な変化が起こっているとした上で、「人為的な気候変動は自然と人々に対し広範な悪影響と損失と損害をもたらしている」などと指摘しています。
また、継続的な温室効果ガスの排出により、2030年代の初頭までに平均気温の上昇は1・5度に達することが推定されるとした上で、少なくとも2025年までに世界の温室効果ガスの排出量を減少に転じさせ、2030年には2019年と比べて43%程度削減する必要があるとしています。
IPCCは「この10年間に行う選択や実施する対策は、現在から数千年先まで影響を持つ」として、急速かつ大幅な排出削減対策をすぐに取るよう、警鐘を鳴らしています。
今回のIPCCの報告書について、国連のアントニオ・グテーレス事務総長は20日、ビデオメッセージを公表し、「過去半世紀の気温の上昇率はこの2000年で最も高い。二酸化炭素の濃度は少なくとも200万年ぶりに高い。気候変動の時限爆弾は刻々と進んでいる」と警告しました。
そして、「報告書が示すように世界の平均気温の上昇を1・5度に抑えることは可能だ。しかし、そのためには対策の飛躍的な進歩が必要だ。世界はあらゆる面で気候変動対策が必要ですべての国が解決への役割を果たさないといけない」と訴えました。
2023年3月21日(火)
IPCCは20日、地球温暖化の現状や影響、そして急速な気候変動への対応策などについて、世界各国の科学者の最新の研究結果をもとに議論し、9年ぶりに第6次の統合報告書を公表しました。
2015年の「パリ協定」では、世界の平均気温の上昇を産業革命前に比べて、1・5度に抑えるよう努力することを目標に掲げていますが、今回の報告書では、2020年までの10年間で世界の平均気温は、1・1度上昇していると指摘し、「人間の活動が主に温室効果ガスの排出を通して地球温暖化を引き起こしてきたことには疑う余地がない」と人類による影響を強調しました。
そして、大気や海洋などの広い範囲で急速な変化が起こっているとした上で、「人為的な気候変動は自然と人々に対し広範な悪影響と損失と損害をもたらしている」などと指摘しています。
また、継続的な温室効果ガスの排出により、2030年代の初頭までに平均気温の上昇は1・5度に達することが推定されるとした上で、少なくとも2025年までに世界の温室効果ガスの排出量を減少に転じさせ、2030年には2019年と比べて43%程度削減する必要があるとしています。
IPCCは「この10年間に行う選択や実施する対策は、現在から数千年先まで影響を持つ」として、急速かつ大幅な排出削減対策をすぐに取るよう、警鐘を鳴らしています。
今回のIPCCの報告書について、国連のアントニオ・グテーレス事務総長は20日、ビデオメッセージを公表し、「過去半世紀の気温の上昇率はこの2000年で最も高い。二酸化炭素の濃度は少なくとも200万年ぶりに高い。気候変動の時限爆弾は刻々と進んでいる」と警告しました。
そして、「報告書が示すように世界の平均気温の上昇を1・5度に抑えることは可能だ。しかし、そのためには対策の飛躍的な進歩が必要だ。世界はあらゆる面で気候変動対策が必要ですべての国が解決への役割を果たさないといけない」と訴えました。
2023年3月21日(火)
■東京都で新たに877人感染 新型コロナ、10日連続で1週間前を下回る [健康ダイジェスト]
東京都は21日、新型コロナウイルスの感染者を都内で新たに877人確認したと発表しました。前週の同じ曜日から111人減り、10日連続で1週間前を下回りました。
直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は635・7人で、前週比は85・4%。
新規感染者877人を年代別でみると、0歳5人、1~4歳16人、5~9歳32人、10歳代75人、20歳代146人、30歳代138人、40歳代133人、50歳代137人、60~64歳51人、65~69歳31人、70歳代65人、80歳代37人、90歳以上11人。重症化しやすいとされる65歳以上の高齢者は144人でした。
入院患者は620人で、病床使用率は11・9%。人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は、20日より2人減って4人でした。
一方、感染が確認された70歳代と90歳代の女性2人が死亡しました。
東京都の累計は感染者433万199人、死者8039人となりました。
2023年3月21日(火)
直近7日間を平均した1日当たりの新規感染者数は635・7人で、前週比は85・4%。
新規感染者877人を年代別でみると、0歳5人、1~4歳16人、5~9歳32人、10歳代75人、20歳代146人、30歳代138人、40歳代133人、50歳代137人、60~64歳51人、65~69歳31人、70歳代65人、80歳代37人、90歳以上11人。重症化しやすいとされる65歳以上の高齢者は144人でした。
入院患者は620人で、病床使用率は11・9%。人工呼吸器か体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)を使っている重症の患者は、20日より2人減って4人でした。
一方、感染が確認された70歳代と90歳代の女性2人が死亡しました。
東京都の累計は感染者433万199人、死者8039人となりました。
2023年3月21日(火)
■全国の新規感染者8683人 新型コロナ、前週より1200人減 [健康ダイジェスト]
厚生労働省は21日、新型コロナウイルスの新規感染者が全国で8683人確認されたと発表しました。前週の火曜日より約1200人減りました。
また、国内で感染して亡くなった人は兵庫県で6人、埼玉県で3人、大阪府で3人、福島県で3人、奈良県で2人、東京都で2人、栃木県で2人、千葉県で1人、岐阜県で1人、岡山県で1人、岩手県で1人、滋賀県で1人、群馬県で1人、茨城県で1人、青森県で1人の合わせて29人、累計で7万3562人となっています。
都道府県別の新規感染者数の最多は東京都で877人。次いで大阪府の557人、愛知県の545人、北海道の478人、埼玉県の430人、神奈川県の385人、千葉県の348人、新潟県の323人と続きました。
また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、21日時点で76人となっています。重症者の数は、20日と比べて1人増えました。
一方、厚生労働省は21日、大阪府内で新たに557人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。これで、大阪府内の感染者の累計は282万3711人となりました。
また、3人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて8447人となっています。重症者は20日と同じ14人です。
2023年3月21日(火)
また、国内で感染して亡くなった人は兵庫県で6人、埼玉県で3人、大阪府で3人、福島県で3人、奈良県で2人、東京都で2人、栃木県で2人、千葉県で1人、岐阜県で1人、岡山県で1人、岩手県で1人、滋賀県で1人、群馬県で1人、茨城県で1人、青森県で1人の合わせて29人、累計で7万3562人となっています。
都道府県別の新規感染者数の最多は東京都で877人。次いで大阪府の557人、愛知県の545人、北海道の478人、埼玉県の430人、神奈川県の385人、千葉県の348人、新潟県の323人と続きました。
また、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO<エクモ>)をつけたり、集中治療室などで治療を受けたりしている重症者は、21日時点で76人となっています。重症者の数は、20日と比べて1人増えました。
一方、厚生労働省は21日、大阪府内で新たに557人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。これで、大阪府内の感染者の累計は282万3711人となりました。
また、3人の死亡が発表され、府内で感染して亡くなった人は合わせて8447人となっています。重症者は20日と同じ14人です。
2023年3月21日(火)
■マダニ感染症で78歳女性死亡 熊本県上益城郡 [健康ダイジェスト]
熊本県は上益城郡に住む高齢の女性がマダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に感染し、死亡したと20日、発表しました。
熊本県によりますと、死亡したのは上益城郡に住む78歳の女性です。
女性は3月6日に腕の黒いかさぶたに気付き、医療機関を受診。16日に発熱などの症状が出たため別の医療機関に入院しました。
その後の検査でマダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群に感染していることがわかったということです。
女性は19日、容体が急変し、20日、死亡しました。
女性は、普段から家庭菜園で草取りをしていたということで、その際にマダニにかまれた可能性があるということです。
重症熱性血小板減少症候群による死者は、熊本県内で今年初めてです。
熊本県は森林や草地、畑などマダニが多く生息する場所に行く時には長袖・長ズボンを着るよう呼び掛けています。
2023年3月21日(火)
熊本県によりますと、死亡したのは上益城郡に住む78歳の女性です。
女性は3月6日に腕の黒いかさぶたに気付き、医療機関を受診。16日に発熱などの症状が出たため別の医療機関に入院しました。
その後の検査でマダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群に感染していることがわかったということです。
女性は19日、容体が急変し、20日、死亡しました。
女性は、普段から家庭菜園で草取りをしていたということで、その際にマダニにかまれた可能性があるということです。
重症熱性血小板減少症候群による死者は、熊本県内で今年初めてです。
熊本県は森林や草地、畑などマダニが多く生息する場所に行く時には長袖・長ズボンを着るよう呼び掛けています。
2023年3月21日(火)