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■目の病気、指先の毛細血管を撮影して発見 東北大などが糖尿病網膜症で新手法 [健康ダイジェスト]

 糖尿病の合併症である糖尿病網膜症の有無や重症度を、指先の血管を外から撮影するだけで簡便に発見、評価できることを東北大などの共同研究チームが国際科学誌に発表しました。
 糖尿病網膜症は強い自覚症状がないまま進み、眼底出血や網膜剝離を伴って失明にも至る合併症で、日本の失明原因の3位。研究チームは、簡便な手法で早期に発見し、機能を維持するのに有効な技術だとしています。
 東北大大学院医学系研究科の中澤徹教授(眼科)らと、指先(爪の裏側)の毛細血管を撮影する「爪床毛細血管スコープ」を開発した「あっと株式会社」(大阪市)の共同研究。
 研究では、83人の2型糖尿病患者と63人の非糖尿病患者でそれぞれ指先の毛細血管を撮影し、本数や長さ、幅、血管が傷害されて変化した様子などの特徴を比較しました。
 その結果、糖尿病患者では、非糖尿病患者に比べて毛細血管の本数が減り、長さも短く、幅も狭い傾向がありました。そうした変化は、糖尿病網膜症の重症度が高くなるにつれて著しくなる傾向も明らかになりました。
 糖尿病網膜症のリスクを評価するために従来用いられていた全身状態や検査結果のデータに、このスコープ撮像による評価を加えることで、より診断がつきやすくなるといいます。
 中澤教授は、「今後、目の網膜と指先の毛細血管でどちらが早く変化しているのかなど詳細を解析した上で、健診センターやショッピングセンターなどの日常生活のさまざまな場で活用し、誰もが視覚障害に気付く機会を増やせるよう、実用化を図りたい」と話しています。

 2024年1月2日(火)

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■東京都、もちをのどに詰まらせ男女7人が救急搬送 70歳代の女性1人が意識不明の重体 [健康ダイジェスト]

 東京消防庁は1日、元日(午後3時時点)に東京都内でもちをのどに詰まらせた70~80歳代の男女7人が病院に救急搬送され、このうち70歳代の女性1人が意識不明の重体となったと発表しました。正月はもちを食べる機会が多くなることから、東京消防庁は、食べる際は小さく切り、急がず、ゆっくり食べるよう呼び掛けています。
 発表によると、江戸川区の70歳代女性は1日午前10時頃、自宅でもちを食べている最中にもちをのどに詰まらせたといいます。
 東京消防庁は、「乳幼児や高齢者と一緒にもちを食べる際は、注意して様子を見てほしい」としています。

 2024年1月2日(火)

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