■塩野義製薬の新型コロナワクチン、厚労省が正式承認へ [健康ダイジェスト]
塩野義製薬が開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省の専門家の部会が24日開かれ、使用することを了承しました。
使用が了承されたのは塩野義製薬が開発した従来型の新型コロナウイルスに対応する、組み換えタンパクワクチンで、名称は「コブゴーズ」です。
2022年11月、塩野義製薬が厚労省に承認申請を行い、24日開かれた厚労省の専門家の部会が、有効性が確認でき、安全性も問題ないとして使用を認めることを了承しました。今後、厚労省が正式に承認する見通しです。
新型コロナウイルスのワクチンは、感染拡大が本格的に始まった2020年以降、国内外の製薬会社が開発に乗り出し、ファイザーやモデルナ、アストラゼネカなど海外の製薬会社が開発したワクチンは、約1年後には実用化され、国内でも承認されて接種が始まりました。
一方、国産のワクチンでは2023年8月に、製薬大手の第一三共が開発したワクチンが国内の製薬会社が開発した中で初めて承認されています。
今回の塩野義製薬が開発したワクチンは従来型のウイルスに対応するワクチンのため、実際の接種には使われない見通しで、塩野義製薬は今後、厚労省の承認を得た上で、変異型に対応したワクチンでも追加申請を行う方針です。
2024年5月26日(日)
使用が了承されたのは塩野義製薬が開発した従来型の新型コロナウイルスに対応する、組み換えタンパクワクチンで、名称は「コブゴーズ」です。
2022年11月、塩野義製薬が厚労省に承認申請を行い、24日開かれた厚労省の専門家の部会が、有効性が確認でき、安全性も問題ないとして使用を認めることを了承しました。今後、厚労省が正式に承認する見通しです。
新型コロナウイルスのワクチンは、感染拡大が本格的に始まった2020年以降、国内外の製薬会社が開発に乗り出し、ファイザーやモデルナ、アストラゼネカなど海外の製薬会社が開発したワクチンは、約1年後には実用化され、国内でも承認されて接種が始まりました。
一方、国産のワクチンでは2023年8月に、製薬大手の第一三共が開発したワクチンが国内の製薬会社が開発した中で初めて承認されています。
今回の塩野義製薬が開発したワクチンは従来型のウイルスに対応するワクチンのため、実際の接種には使われない見通しで、塩野義製薬は今後、厚労省の承認を得た上で、変異型に対応したワクチンでも追加申請を行う方針です。
2024年5月26日(日)
■世界の平均寿命、新型コロナで2歳近く短縮 WHO発表 [健康ダイジェスト]
新型コロナウイルスが猛威を振るった2019~2021年に世界の平均寿命(出生時平均余命)は2年近く短くなったとする調査結果を世界保健機関(WHO)が24日、世界保健統計の2023年版で発表しました。
平均寿命と健康寿命は着実に伸びてきたものの、新型コロナにより後退したとしています。
WHOの年次報告書によれば、2021年の世界の平均寿命は1・8歳短くなり、71・4歳。健康寿命は1・5歳縮まり、61・9歳。いずれも2012年と同水準に落ち込みました。
イギリスの医学誌「ランセット」に今年1月掲載された論文では、新型コロナの流行時に平均寿命は1・6歳短くなったとの調査結果が明らかにされていましたが、WHOの報告はそれを上回る落ち込みとなっています。
同論文の研究チームは、新型コロナはこの半世紀のどんな要因よりも平均寿命に「多大な影響」を与えたと指摘。新型コロナ、もしくはその流行に伴う医療崩壊による2020~2021年の超過死亡は1590万人に上ったと推定しています。
だが、WHOの調査によれば、平均寿命は世界中で一律に短くなったわけではありません。北南アメリカと東南アジアは新型コロナの影響が最も大きく、平均寿命は約3歳縮まった一方で、西太平洋は最も影響が少なく、わずか0・1歳の短縮にとどまりました。
2024年5月26日(日)
平均寿命と健康寿命は着実に伸びてきたものの、新型コロナにより後退したとしています。
WHOの年次報告書によれば、2021年の世界の平均寿命は1・8歳短くなり、71・4歳。健康寿命は1・5歳縮まり、61・9歳。いずれも2012年と同水準に落ち込みました。
イギリスの医学誌「ランセット」に今年1月掲載された論文では、新型コロナの流行時に平均寿命は1・6歳短くなったとの調査結果が明らかにされていましたが、WHOの報告はそれを上回る落ち込みとなっています。
同論文の研究チームは、新型コロナはこの半世紀のどんな要因よりも平均寿命に「多大な影響」を与えたと指摘。新型コロナ、もしくはその流行に伴う医療崩壊による2020~2021年の超過死亡は1590万人に上ったと推定しています。
だが、WHOの調査によれば、平均寿命は世界中で一律に短くなったわけではありません。北南アメリカと東南アジアは新型コロナの影響が最も大きく、平均寿命は約3歳縮まった一方で、西太平洋は最も影響が少なく、わずか0・1歳の短縮にとどまりました。
2024年5月26日(日)
■新型コロナ感染者、2週連続で増える 沖縄県が全国最多 [健康ダイジェスト]
厚生労働省は24日、全国に約5000ある定点医療機関に13~19日に報告された新型コロナウイルスの新規感染者数は計1万6230人で、1定点当たり3・28人だったと発表しました。前週(2・76人)の約1・19倍で、2週連続で増加しました。昨年の同時期は1定点当たり3・56人でした。
都道府県別の最多は沖縄県の13・43人で、北海道5・30人、鹿児島4・73人と続きました。少なかったのは香川県1・32人、福井県1・59人、滋賀県1・83人などでした。東京都2・78人、愛知県3・15人、大阪府2・32人、福岡県2・78人でした。38都道府県で増加しました。
19日までの1週間に定点医療機関に報告された新規入院患者数は1323人で、前週(1152人)から171人増加。集中治療室(ICU)に入院した患者は59人で、前週(44人)から15人増えました。
2024年5月26日(日)
都道府県別の最多は沖縄県の13・43人で、北海道5・30人、鹿児島4・73人と続きました。少なかったのは香川県1・32人、福井県1・59人、滋賀県1・83人などでした。東京都2・78人、愛知県3・15人、大阪府2・32人、福岡県2・78人でした。38都道府県で増加しました。
19日までの1週間に定点医療機関に報告された新規入院患者数は1323人で、前週(1152人)から171人増加。集中治療室(ICU)に入院した患者は59人で、前週(44人)から15人増えました。
2024年5月26日(日)