■輸入スナック菓子から使用不可添加物 茨城県常総市の業者が出荷、県が回収命令 [健康ダイジェスト]
茨城県は27日、同県常総市内の業者が中国から輸入したスナック菓子から食品衛生法で使用が認められていない食品添加物「tertーブチルヒドロキノン」が検出されたとして、業者に出荷先からの回収を命じました。
検出値は1キロ当たり0・001グラム。健康被害は確認されていません。県生活衛生課は「毎日大量に食べ続けない限り、健康に影響を及ぼす可能性は低い」としています。
同課によると、商品名は「スナック菓子 牛肉たれ風味」。埼玉県川口市から6月25日、輸入食品の抜き取り検査で同添加物が検出されたと連絡がありました。同業者は昨年12月5日に260グラム入り計1500袋を輸入し、すべて出荷済み。
回収命令を出したつくば保健所が出荷先や出荷日、回収状況の確認を進めます。
2024年6月28日(金)
検出値は1キロ当たり0・001グラム。健康被害は確認されていません。県生活衛生課は「毎日大量に食べ続けない限り、健康に影響を及ぼす可能性は低い」としています。
同課によると、商品名は「スナック菓子 牛肉たれ風味」。埼玉県川口市から6月25日、輸入食品の抜き取り検査で同添加物が検出されたと連絡がありました。同業者は昨年12月5日に260グラム入り計1500袋を輸入し、すべて出荷済み。
回収命令を出したつくば保健所が出荷先や出荷日、回収状況の確認を進めます。
2024年6月28日(金)
■森永製菓、「マンナボーロ」の袋に異物混入で約19万個を自主回収へ [健康ダイジェスト]
森永製菓は、幼児などが食べる焼き菓子の「ボーロ」の袋に異物が混入していたとして、対象の商品約19万個を自主回収すると発表しました。これまでのところ健康被害についての報告はないとしています。
発表によりますと、自主回収の対象となるのは、森永製菓の商品で、幼児などが食べる袋入りの焼き菓子「マンナボーロ」約19万個。
会社によりますと、この商品は全国のスーパーやドラッグストアなどで販売されていましたが、6月21日に商品を購入した客から連絡を受け、袋に異物が入っていたことがわかったということです。
会社が検査したところ、異物は小動物のフンとみられ、工場での製造工程で混入した可能性があるということで、原因の究明を進めています。
これまでのところ健康被害についての報告はないということで、森永製菓は「多大なご心配とご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます。今後このような事態が発生することがないよう、品質管理体制の一層の強化に全力を挙げて努める所存です」としています。
商品の回収手続きは、インターネット上の専用の登録フォームで行うよう呼び掛けており、電話での問い合わせ先は、フリーダイヤル0120-740-150になります。
2024年6月28日(金)
発表によりますと、自主回収の対象となるのは、森永製菓の商品で、幼児などが食べる袋入りの焼き菓子「マンナボーロ」約19万個。
会社によりますと、この商品は全国のスーパーやドラッグストアなどで販売されていましたが、6月21日に商品を購入した客から連絡を受け、袋に異物が入っていたことがわかったということです。
会社が検査したところ、異物は小動物のフンとみられ、工場での製造工程で混入した可能性があるということで、原因の究明を進めています。
これまでのところ健康被害についての報告はないということで、森永製菓は「多大なご心配とご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます。今後このような事態が発生することがないよう、品質管理体制の一層の強化に全力を挙げて努める所存です」としています。
商品の回収手続きは、インターネット上の専用の登録フォームで行うよう呼び掛けており、電話での問い合わせ先は、フリーダイヤル0120-740-150になります。
2024年6月28日(金)
■心電図ミス10年で41件、電池切れや電源入れ忘れ 13件で死亡も因果関係は不明 [健康ダイジェスト]
日本医療機能評価機構(東京都千代田区)は27日、入院患者の心拍数などを確認する無線式の心電図モニターについて、医療機関で電池切れや電源の入れ忘れなどのミスが2014年7月から今年3月までに計41件あったと発表しました。うち13件で患者が死亡したものの、因果関係は不明としています。
評価機構によると、41件のうち21件は患者に装着する送信機に関するミス。電池切れのまま使ったり、検査のために患者からいったん外し、再装着した際に電源を入れ忘れたりしました。残りの20件は、スタッフステーションに設置された受信機側のモニターでの入力忘れや誤操作などでした。
実例では、緊急入院した患者について、受信機側の入力操作をスタッフが失念。翌日にかけて定期的に患者の様子を観察したものの、モニターに波形が表示されていないのに気付きませんでした。その後、患者は心肺停止状態で見付かり、蘇生処置を受けて集中治療室(ICU)に入りました。
2024年6月28日(金)
評価機構によると、41件のうち21件は患者に装着する送信機に関するミス。電池切れのまま使ったり、検査のために患者からいったん外し、再装着した際に電源を入れ忘れたりしました。残りの20件は、スタッフステーションに設置された受信機側のモニターでの入力忘れや誤操作などでした。
実例では、緊急入院した患者について、受信機側の入力操作をスタッフが失念。翌日にかけて定期的に患者の様子を観察したものの、モニターに波形が表示されていないのに気付きませんでした。その後、患者は心肺停止状態で見付かり、蘇生処置を受けて集中治療室(ICU)に入りました。
2024年6月28日(金)
■沖縄県のコロナ感染、前週比1・42倍に急増 60歳以上が4割、20歳代も増加 [健康ダイジェスト]
沖縄県感染症対策課は28日、県内53の定点医療機関から17~23日の1週間に報告された新規の新型コロナウイルス感染者数が1医療機関当たり25・68人となり、今年初めて20人を上回ったことを発表しました。前週は18・11人で、1・42倍に急増しました。
同課によると、定点医療機関での17~23日の新規感染者は1361人。60歳以上の高齢者が585人で、全体の43・00%を占めます。一方で、若い世代にも感染が広がっており、20歳代も120人(8・8%)と、前週の1・67倍に増えています。
同課は、「梅雨明けで、高温が続き、換気をしなくなっていることも考えられる」として、換気やせきエチケット、手洗いなどの感染予防策を呼び掛けています。
2024年6月28日(金)
同課によると、定点医療機関での17~23日の新規感染者は1361人。60歳以上の高齢者が585人で、全体の43・00%を占めます。一方で、若い世代にも感染が広がっており、20歳代も120人(8・8%)と、前週の1・67倍に増えています。
同課は、「梅雨明けで、高温が続き、換気をしなくなっていることも考えられる」として、換気やせきエチケット、手洗いなどの感染予防策を呼び掛けています。
2024年6月28日(金)
■心臓移植に東京医科歯科・岡山・愛媛の3大学参入へ 医療のひっ迫改善に期待 [健康ダイジェスト]
脳死下の臓器提供件数が増える中、東京医科歯科大、岡山大、愛媛大が新たに心臓移植を実施する方針であることが27日、明らかになりました。日本心臓移植学会が今月発表した緊急調査では、移植施設の人員や病床が不足し、脳死者から提供された心臓の移植を断念した例が、2023年に16件ありました。3国立大の参入により、心臓の移植施設は全国14カ所に増え、移植医療体制の逼迫(ひっぱく)の解消につながることが期待されます。
東京医科歯科大は、東京大から約1キロの近距離にあります。東京大には、移植を待つ患者が集中し、2023年の心臓移植の断念例16件のうち15件を占めました。東京医科歯科大では東京大との連携を視野に、移植チームづくりを急ピッチで進めています。今年10月に東京工業大と統合し「東京科学大」になることが決まっており、心臓移植を実施することで、新大学の実力のアピールにつなげる狙いもあります。
岡山大は現在、肺、肝臓、腎臓の移植を担っています。脳死下の臓器提供例は国内最多の実績を有します。心臓移植施設となれば、中国地方で唯一となります。
愛媛大は四国初の心臓移植施設となります。
医療機関が心臓移植を行うにはまず、日本循環器学会などでつくる協議会の推薦を受け、日本医学会の委員会で選定される必要があります。その上で、臓器あっせん機関「日本臓器移植ネットワーク(JOT)」が、移植施設として登録すると実施できます。
東京医科歯科大、岡山大は来年度にも協議会への申請を行います。JOTによると、愛媛大は3月21日付で登録まですませ、移植のためのシステムの導入や、書類提出などの手続きを進めており、準備が整い次第、稼働を始めるといいます。
心臓移植施設は、最近では2020年に国立成育医療研究センターが全国11カ所目の施設に登録されました。
心臓移植に詳しい福嶌教偉(ふくしまのりひで)・千里金蘭大学長(看護学、心臓血管外科)は、「移植施設が増え、待機患者の偏りが緩和されれば、臓器の受け入れを断念する問題を解決する一助となる。併せて個々の移植施設の受け入れ態勢の充実も図ることが求められる」と話しています。
2024年6月28日(金)
東京医科歯科大は、東京大から約1キロの近距離にあります。東京大には、移植を待つ患者が集中し、2023年の心臓移植の断念例16件のうち15件を占めました。東京医科歯科大では東京大との連携を視野に、移植チームづくりを急ピッチで進めています。今年10月に東京工業大と統合し「東京科学大」になることが決まっており、心臓移植を実施することで、新大学の実力のアピールにつなげる狙いもあります。
岡山大は現在、肺、肝臓、腎臓の移植を担っています。脳死下の臓器提供例は国内最多の実績を有します。心臓移植施設となれば、中国地方で唯一となります。
愛媛大は四国初の心臓移植施設となります。
医療機関が心臓移植を行うにはまず、日本循環器学会などでつくる協議会の推薦を受け、日本医学会の委員会で選定される必要があります。その上で、臓器あっせん機関「日本臓器移植ネットワーク(JOT)」が、移植施設として登録すると実施できます。
東京医科歯科大、岡山大は来年度にも協議会への申請を行います。JOTによると、愛媛大は3月21日付で登録まですませ、移植のためのシステムの導入や、書類提出などの手続きを進めており、準備が整い次第、稼働を始めるといいます。
心臓移植施設は、最近では2020年に国立成育医療研究センターが全国11カ所目の施設に登録されました。
心臓移植に詳しい福嶌教偉(ふくしまのりひで)・千里金蘭大学長(看護学、心臓血管外科)は、「移植施設が増え、待機患者の偏りが緩和されれば、臓器の受け入れを断念する問題を解決する一助となる。併せて個々の移植施設の受け入れ態勢の充実も図ることが求められる」と話しています。
2024年6月28日(金)
■小林製薬の「紅麹」健康被害、死亡疑い新たに76人 因果関係を調査中 [健康ダイジェスト]
小林製薬の紅麹(べにこうじ)原料を使ったサプリメントを巡る健康被害の問題で、厚生労働省は28日、小林製薬に報告された摂取後の死者数が79人いたと発表しました。そのうち3人は死亡と摂取との関連がないとすでに判断されています。残り76人について、小林製薬が因果関係を調べています。これまで小林製薬は厚労省に、死者数は5人と報告していました。
武見敬三厚労相は会見で、「(小林製薬に対し)死亡者数の確認をしたにもかかわらず、報告をしなかったことは極めて遺憾だ」と述べました。
日本腎臓学会の調査では、サプリ摂取後に健康被害を訴えている人の多くで、腎臓の中にある尿細管という部分がダメージを受けることで起こる「ファンコニー症候群」を疑う症状や検査結果がみられています。
2024年6月28日(金)
武見敬三厚労相は会見で、「(小林製薬に対し)死亡者数の確認をしたにもかかわらず、報告をしなかったことは極めて遺憾だ」と述べました。
日本腎臓学会の調査では、サプリ摂取後に健康被害を訴えている人の多くで、腎臓の中にある尿細管という部分がダメージを受けることで起こる「ファンコニー症候群」を疑う症状や検査結果がみられています。
2024年6月28日(金)
■塩野義製薬の新型コロナ薬「ゾコーバ」、入院リスク37%低下 [健康ダイジェスト]
塩野義製薬は、新型コロナウイルス治療薬「ゾコーバ」に関して実施した大規模臨床研究の結果を発表しました。16万人超のコロナ患者を対象とした研究で、ゾコーバを投与した場合の入院リスクは、投与していない場合に比べて37%低下しました。重症化を防ぐ薬として、医師に対して高齢者などへの処方を促す方針です。
27〜29日開催の日本感染症学会で塩野義が研究結果を公表しました。ゾコーバは経口薬で、2022年11月に厚生労働省から期限付きの緊急承認を取得しました。今回、上市後から2024年2月までの投与結果を含む臨床データを分析しました。
ゾコーバは2024年3月に通常承認も取得しています。これまでは特に軽症者に処方されてきたものの、塩野義は「重症化リスクがある患者に対し効果的な治療薬であることが示された」としている。
2024年6月28日(金)
27〜29日開催の日本感染症学会で塩野義が研究結果を公表しました。ゾコーバは経口薬で、2022年11月に厚生労働省から期限付きの緊急承認を取得しました。今回、上市後から2024年2月までの投与結果を含む臨床データを分析しました。
ゾコーバは2024年3月に通常承認も取得しています。これまでは特に軽症者に処方されてきたものの、塩野義は「重症化リスクがある患者に対し効果的な治療薬であることが示された」としている。
2024年6月28日(金)
■新型コロナウイルス感染者数、7週連続で増加 1医療機関当たり4・61人 [健康ダイジェスト]
厚生労働省は28日、全国約5000カ所の定点医療機関から6月17日~23日の1週間に報告された新型コロナウイルスの感染者数が、1医療機関当たり4・61人だったと発表しました。4・16人だった前週から微増し、7週連続で増加しています。
地域別で最も多かったのは、沖縄県で1医療機関当たり25・68人。次いで鹿児島県が同10・51人、佐賀県が同8・46人などとなっています。
2024年6月28日(金)
地域別で最も多かったのは、沖縄県で1医療機関当たり25・68人。次いで鹿児島県が同10・51人、佐賀県が同8・46人などとなっています。
2024年6月28日(金)