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■住友ファーマ、iPS細胞由来の網膜細胞を移植 臨床第1相試験で [健康ダイジェスト]

 住友ファーマは5日、バイオベンチャーのヘリオスと共同開発するiPS細胞(人工多能性幹細胞)由来の網膜細胞を使った医薬品の臨床試験で、最初の被験者への移植を九州大学病院で実施したと発表しました。
 iPS細胞由来の「網膜色素上皮細胞」を使った治療法で、失明のリスクがある網膜疾患の治療が期待されています。住友ファーマは2028年度に市場投入することを目指しています。
 健康な第三者由来のiPS細胞を使った治療法になります。住友ファーマとヘリオスは加齢黄斑変性などに起因し、視野の欠損などを引き起こす網膜色素上皮裂孔の患者を対象に、安全性と有効性を確認する臨床試験を進めています。
 今回の移植は患者1人を対象に行う臨床第1相試験で、一定期間の経過観察で安全性が認められなければ、患者20人を対象とした臨床第2相試験に進みます。
 住友ファーマは再生・細胞医薬事業に注力しており、iPS細胞由来の細胞医薬品では、京都大と難病のパーキンソン病に対する治験も進めています。

 2024年8月6日(火)

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■指定難病の腎疾患「IgA腎症」、腸内バリアー機能低下が原因 福島大など初解明  [健康ダイジェスト]

 福島大食農学類付属発酵醸造研究所と慶応大などの研究チームは、腸を覆う細胞のバリアー機能の破綻が、腎臓に異常なタンパク質が沈着し慢性腎炎になる指定難病の腎疾患「IgA腎症」の原因になることを世界で初めて解明しました。バリアー機能が破綻されると、抗体が腸内細菌と結び付いて正常に働かずに疾患を引き起こすことがわかり、抗生物質で腸内細菌を制御したり、食生活で腸内環境を改善したりすることが予防や治療につながることが明らかになりました。
 両大などが5日発表しました。食農学類付属発酵醸造研究所特任教授で、慶応大薬学部生化学講座の長谷耕二教授らの研究チームが解明しました。研究では、腸のバリアー機能を保つための物質の一つ「APー1B複合体」を欠損させたマウスを調べました。
 その結果、腸内の物質が体内に入り込み腸外のさまざまな病気と関連すると考えられる「腸漏れ(リーキーガット)」の特徴がみられました。さらに、抗体機能を持つタンパク質の一つ「IgA」が腎臓の糸球体(老廃物をろ過する器官)に沈着したり、糖類が付く異常がみられたりと、「IgA腎症」の原因とされる症状が現れました。これらの症状は抗生物質によって抑制でき、腸内細菌の制御が治療に有効なことも示されたといいます。
 研究所の松田幹所長は、「今後の研究の発展により、IgA腎症のメカニズムの解明や、新しい治療法の確立が期待される」としています。研究成果は7月25日付で国際学術誌に掲載されました。

 2024年8月6日(火)

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■異物混入の食パン「超熟」、生産再開へ 敷島製パンが再発防止策 [健康ダイジェスト]

 敷島製パン(名古屋市)は6日、パスコ東京多摩工場(東京都昭島市)で生産した食パンにクマネズミの一部が混入した問題について、当該ラインでの生産を10日出荷分から再開すると発表しました。X線検査装置の設置など異物混入の防止策を講じ、約3カ月ぶりに生産を再開します」。
 原因の調査結果によると、混入していたクマネズミは資材搬入用設備の昇降路から工場内に侵入し、生地を成型する工程で混入しました。対策として工場外周の地中・地表に金網などを敷設したほか、異物を検知し排除するX線検査装置を設置しました。
 異物の混入は5月、消費者から指摘があり発覚しました。同社は問題の発覚を受け、パスコ東京多摩工場で生産した食パン「超熟」シリーズの一部商品約10万4000個を自主回収しています。

 2024年8月6日(火)

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■熱中症疑い、東京都内で26人救急搬送 [健康ダイジェスト]

 東京消防庁によりますと、東京都内では6日午後3時までに、21歳から93歳までの合わせて26人が、熱中症の疑いで医療機関に救急搬送されました。
 このうち、60歳代の男性1人が重症、20歳代から90歳代の13人が中等症、20歳代から90歳代の12人が軽症です。
 東京消防庁は、のどが渇く前にこまめに水分を補給するほか、室内で適切に冷房や扇風機を利用するなどして、熱中症予防対策を徹底するよう呼び掛けています。

 2024年8月6日(火)

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