■地球温暖化で熱帯夜大幅増 2週間以上、24億人に影響 [健康ダイジェスト]
地球温暖化により、世界で24億人が2週間以上余計に熱帯夜にさらされているとの報告書を、アメリカの気候研究機関クライメート・セントラルが7日、発表しました。夜間の最低気温が25度を超える熱帯夜の日本の増加日数は7・7日。地域別では大阪市が35・8日、浜松市が33・1日、神戸市が31・9日で、影響が深刻でした。
温暖化は昼より夜が激しく、特にビル群が風を遮るなどしてヒートアイランド現象が起きる都市部で顕著です。夜が暑いと体に負担がかかり、眠りも妨げられて心身に悪影響が及びます。
今回は2014~2023年の実態を推定しましたが、分析したミシェル・ヤングさんは「今年も記録的暑さとなりそうだ。化石燃料の使用をやめ、さらなる気温上昇を防ぐことが一層重要になっている」と述べました。
分析では、世界を約30キロ四方に区切った網目ごとに、2014~2023年の気温と、温暖化が起きなかった場合の仮想的な気温を比較。化石燃料の使用や森林伐採など人為起源の温暖化により、年に何日間、熱帯夜が余計に発生したかを算出しました。
2024年8月8日(木)
温暖化は昼より夜が激しく、特にビル群が風を遮るなどしてヒートアイランド現象が起きる都市部で顕著です。夜が暑いと体に負担がかかり、眠りも妨げられて心身に悪影響が及びます。
今回は2014~2023年の実態を推定しましたが、分析したミシェル・ヤングさんは「今年も記録的暑さとなりそうだ。化石燃料の使用をやめ、さらなる気温上昇を防ぐことが一層重要になっている」と述べました。
分析では、世界を約30キロ四方に区切った網目ごとに、2014~2023年の気温と、温暖化が起きなかった場合の仮想的な気温を比較。化石燃料の使用や森林伐採など人為起源の温暖化により、年に何日間、熱帯夜が余計に発生したかを算出しました。
2024年8月8日(木)
■7月の世界平均気温は史上2番目 コペルニクス気候変動サービス発表、16・91度 [健康ダイジェスト]
ヨーロッパ連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は8日、今年7月の世界平均気温が16・91度で、1940年からの観測史上、2番目に高い月だったと発表しました。最高記録である昨年7月の16・95度は下回りました。
月ごとの最高記録は、今年6月まで13カ月連続で更新してきたものの、途切れました。
産業革命前と同程度とされる1850~1900年の7月の推定平均気温と比べると1・48度、高くなりました。地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」では、年ごとの変動を除いた世界の平均気温の上昇幅を1・5度に収めることが目標。今年7月までの12カ月間の平均気温の上昇幅は1・64度でした。
2024年8月8日(木)
月ごとの最高記録は、今年6月まで13カ月連続で更新してきたものの、途切れました。
産業革命前と同程度とされる1850~1900年の7月の推定平均気温と比べると1・48度、高くなりました。地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」では、年ごとの変動を除いた世界の平均気温の上昇幅を1・5度に収めることが目標。今年7月までの12カ月間の平均気温の上昇幅は1・64度でした。
2024年8月8日(木)
■エムポックス、アフリカで感染拡大 WHOが緊急委員会を開催へ [健康ダイジェスト]
世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長は7日、アフリカのコンゴ民主共和国(旧ザイール)を中心にエムポックス(サル痘)が拡大し、アフリカの外に広がる恐れがあるとして、専門家による緊急委員会を早期に開催すると表明しました。「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たるかどうかを検討します。
テドロス事務局長によると、コンゴでは今年に入り1万4000件以上の感染例が報告され、死者数は511人に上りました。7月には新たにブルンジやケニア、ルワンダ、ウガンダの近隣4カ国で感染例または感染が疑われる例が報告されました。2022年から世界に広がったウイルスより重症度が高い、新たなタイプのウイルスも検出されているといいます。
テドロス事務局長は記者会見で、「感染を止めるには地域のコミュニティーを中心とした包括的対応が必要だ」と述べ、政府や関係機関の協力を訴えました。
事務局長は2022年7月、エムポックスがアフリカ中西部から欧米などに拡大したことを受け緊急事態を宣言。その後新規感染が減少し、2023年5月に緊急事態を終了させました。
日本では2023年1〜4月に、感染者が計100人を超えて急増。同11月には1人が死亡しました。厚生労働省によると、今年7月下旬までに計約10件の感染例が報告されています。
2024年8月8日(木)
テドロス事務局長によると、コンゴでは今年に入り1万4000件以上の感染例が報告され、死者数は511人に上りました。7月には新たにブルンジやケニア、ルワンダ、ウガンダの近隣4カ国で感染例または感染が疑われる例が報告されました。2022年から世界に広がったウイルスより重症度が高い、新たなタイプのウイルスも検出されているといいます。
テドロス事務局長は記者会見で、「感染を止めるには地域のコミュニティーを中心とした包括的対応が必要だ」と述べ、政府や関係機関の協力を訴えました。
事務局長は2022年7月、エムポックスがアフリカ中西部から欧米などに拡大したことを受け緊急事態を宣言。その後新規感染が減少し、2023年5月に緊急事態を終了させました。
日本では2023年1〜4月に、感染者が計100人を超えて急増。同11月には1人が死亡しました。厚生労働省によると、今年7月下旬までに計約10件の感染例が報告されています。
2024年8月8日(木)
■小林製薬、紅麹事業からの撤退を決定 健康被害の補償を19日に開始、関連損失79億円に拡大 [健康ダイジェスト]
小林製薬が製造・販売した「紅麹(べにこうじ)」成分のサプリメントを巡る健康被害問題を受け、同社は8日の取締役会で紅麹事業からの撤退を決定しました。関連製品の製造・販売事業を取りやめます。健康被害の補償を19日から始める方針も明らかにしました。関連損失は79億円となりました。
紅麹事業からの撤退は8日に開催した取締役会で決議しました。完了日は未定としています。補償は「紅麹コレステヘルプ」を含む3製品の使用者が対象で、医療費や慰謝料、休業などを補償します。
同日発表した2024年6月中間連結決算では関連製品の回収に伴う特別損失40億円を新たに計上しました。
同社は2016年にグンゼから事業を引き継ぎ、紅麹原料を製造。協力会社でサプリなどの製品をつくり、「紅麹コレステヘルプ」などを販売していました。2023年12月期決算では、全体で約1730億円の年間売り上げがあり、そのうち紅麹関連事業は約0・44%を占めていました。
今年1月にサプリとの関連が疑われる腎疾患の症例を同社が把握。その後、健康被害を訴える報告が同社に相次ぎ、厚生労働省によると、死亡と製品の因果関係を調査している事例は8月6日時点で100人を超えています。
同社は事業撤退について、「重大な健康被害を引き起こし、社会にご迷惑をおかけしていることを踏まえた」としています。
2024年8月8日(木)
紅麹事業からの撤退は8日に開催した取締役会で決議しました。完了日は未定としています。補償は「紅麹コレステヘルプ」を含む3製品の使用者が対象で、医療費や慰謝料、休業などを補償します。
同日発表した2024年6月中間連結決算では関連製品の回収に伴う特別損失40億円を新たに計上しました。
同社は2016年にグンゼから事業を引き継ぎ、紅麹原料を製造。協力会社でサプリなどの製品をつくり、「紅麹コレステヘルプ」などを販売していました。2023年12月期決算では、全体で約1730億円の年間売り上げがあり、そのうち紅麹関連事業は約0・44%を占めていました。
今年1月にサプリとの関連が疑われる腎疾患の症例を同社が把握。その後、健康被害を訴える報告が同社に相次ぎ、厚生労働省によると、死亡と製品の因果関係を調査している事例は8月6日時点で100人を超えています。
同社は事業撤退について、「重大な健康被害を引き起こし、社会にご迷惑をおかけしていることを踏まえた」としています。
2024年8月8日(木)
■熱中症疑い、東京都内で2~97歳の64人救急搬送 [健康ダイジェスト]
東京消防庁によりますと、東京都内では7日午後9時までに2歳から97歳までの合わせて64人が、熱中症の疑いで救急搬送されました。
このうち、60歳代から80歳代の4人が重症、50歳代から90歳代の18人が中等症、2歳から90歳代の42人が軽症です。
東京消防庁は、のどが渇く前にこまめに水分を補給するほか、室内で適切に冷房や扇風機を利用するなどして、対策を徹底するよう呼び掛けています。
2024年8月8日(木)
このうち、60歳代から80歳代の4人が重症、50歳代から90歳代の18人が中等症、2歳から90歳代の42人が軽症です。
東京消防庁は、のどが渇く前にこまめに水分を補給するほか、室内で適切に冷房や扇風機を利用するなどして、対策を徹底するよう呼び掛けています。
2024年8月8日(木)