■新型コロナ後遺症、1年半後も成人の5%が悩む 睡眠障害、集中力の低下、疲労感など [健康ダイジェスト]
新型コロナウイルス感染から1年半を経過しても後遺症に悩む人は、そうでない人に比べて「直近1年間で仕事を休みがちになった」と回答した割合が多かったとの調査結果を厚生労働省が8日、明らかにしました。同日の感染症部会で報告しました。
国立国際医療研究センターなどの厚労省研究班が2024年1~3月、札幌市と大阪府八尾市の住民を対象にアンケートを実施。計約1万7000人から回答を得ました。
その結果、成人の感染者は計約3800人、子供は約5200人で、感染から1年半後も後遺症が続いていたのは成人で約5%、子供は約1%いました。
主な症状は「睡眠障害」や「集中力の低下」、それに「疲労感」や「けん怠感」、「嗅覚障害」に「脱毛」などが多くみられました。
新型コロナの後遺症については詳しい原因がわかっておらず、厚労省は引き続き、調査を進めるとともに、治療法の開発や予防に向けた研究も進めることにしています。
2024年8月10日(土)
国立国際医療研究センターなどの厚労省研究班が2024年1~3月、札幌市と大阪府八尾市の住民を対象にアンケートを実施。計約1万7000人から回答を得ました。
その結果、成人の感染者は計約3800人、子供は約5200人で、感染から1年半後も後遺症が続いていたのは成人で約5%、子供は約1%いました。
主な症状は「睡眠障害」や「集中力の低下」、それに「疲労感」や「けん怠感」、「嗅覚障害」に「脱毛」などが多くみられました。
新型コロナの後遺症については詳しい原因がわかっておらず、厚労省は引き続き、調査を進めるとともに、治療法の開発や予防に向けた研究も進めることにしています。
2024年8月10日(土)
■新型コロナ新規感染者、3カ月ぶり減少 お盆明けの拡大注視、厚労省 [健康ダイジェスト]
新型コロナウイルスの全国の感染状況は、8月4日までの1週間では1つの医療機関当たりの平均患者数が13・29人となり、前の週より減少しました。これまでの増加傾向から一転し多くの地域で減少していますが、厚生労働省は「例年、お盆明け以降に感染が拡大する傾向にあるので引き続き感染対策をしっかり行ってほしい」と呼び掛けています。
厚労省によりますと、8月4日までの1週間に全国約5000の定点医療機関から報告された新型コロナの患者数は、前の週から6304人減って6万5699人となりました。
また、1つの定点医療機関当たりの平均患者数は13・29人で、前の週より(14・58人)減少しました。これまで12週連続で増加していましたが、一転減少に転じました。
都道府県別では多い順に、佐賀県が27・82人、長崎県が21・34人、愛知県が20・1人、宮崎県が19・86人、熊本県が19・71人などとなっていますが、前の週と比べると31の都府県で減少しています。
一方、8月4日までの1週間に、全国約500の定点医療機関から報告された新たに入院した患者の数は4588人で、前の週と比べて5人の増加でした。
厚労省は全国の流行状況について、「患者数は減少に転じたものの、例年、お盆明け以降に感染が拡大する傾向にあるので、今後の推移を注意して見ていきたい。お盆休みなどで高齢者と過ごす際は体調に気を付け、感染対策をしっかり行ってほしい」と呼び掛けています。
2024年8月10日(土)
厚労省によりますと、8月4日までの1週間に全国約5000の定点医療機関から報告された新型コロナの患者数は、前の週から6304人減って6万5699人となりました。
また、1つの定点医療機関当たりの平均患者数は13・29人で、前の週より(14・58人)減少しました。これまで12週連続で増加していましたが、一転減少に転じました。
都道府県別では多い順に、佐賀県が27・82人、長崎県が21・34人、愛知県が20・1人、宮崎県が19・86人、熊本県が19・71人などとなっていますが、前の週と比べると31の都府県で減少しています。
一方、8月4日までの1週間に、全国約500の定点医療機関から報告された新たに入院した患者の数は4588人で、前の週と比べて5人の増加でした。
厚労省は全国の流行状況について、「患者数は減少に転じたものの、例年、お盆明け以降に感染が拡大する傾向にあるので、今後の推移を注意して見ていきたい。お盆休みなどで高齢者と過ごす際は体調に気を付け、感染対策をしっかり行ってほしい」と呼び掛けています。
2024年8月10日(土)
■京都府でマダニ感染症、今年初確認 70歳代女性、発熱や全身の倦怠感 [健康ダイジェスト]
京都府は9日、マダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に、丹後保健所管内在住の70歳代女性が感染したと発表しました。入院中ですが、命に別条はないということです。府内での感染判明は今年初めて。
府によると、女性は4日に発熱や全身の倦怠(けんたい)感、食欲不振の症状があり、医療機関を受診。症状が改善されなかったため8日に検査したところ、9日に感染が判明したといいます。府は京丹後市内で感染したと推定しています。
SFTSはウイルスを持つマダニにかまれることで感染し、最悪の場合死に至ります。発症までの潜伏期間は6日~2週間で、府は、草むらややぶに入る時は肌の露出を少なくし、虫よけスプレーなどを活用するよう呼び掛けています。
2024年8月10日(土)
府によると、女性は4日に発熱や全身の倦怠(けんたい)感、食欲不振の症状があり、医療機関を受診。症状が改善されなかったため8日に検査したところ、9日に感染が判明したといいます。府は京丹後市内で感染したと推定しています。
SFTSはウイルスを持つマダニにかまれることで感染し、最悪の場合死に至ります。発症までの潜伏期間は6日~2週間で、府は、草むらややぶに入る時は肌の露出を少なくし、虫よけスプレーなどを活用するよう呼び掛けています。
2024年8月10日(土)
■アフリカ16カ国でエムポックス感染を確認 ワクチン不足、危機感高まる [健康ダイジェスト]
コンゴ民主共和国(旧ザイール)を中心とするアフリカ各国でエムポックス(サル痘)が拡大し、危機感が高まっています。アフリカ連合(AU)の疾病対策センター(CDC)は8日、来週にも緊急事態宣言を出す可能性を示唆しました。
アフリカ諸国では財政難などから感染症の監視体制やワクチンの備蓄が不十分で、国際社会の支援が不可欠となっています。
CDCは2022年1月以降、疑い例を含む約3万8000件の感染例を把握。AUに加盟する55の国・地域のうち、過去に感染が報告されていなかったケニアやルワンダを含む計16カ国で感染を確認したほか、18カ国が流入リスクに直面しているとしました。
2024年8月10日(土)
アフリカ諸国では財政難などから感染症の監視体制やワクチンの備蓄が不十分で、国際社会の支援が不可欠となっています。
CDCは2022年1月以降、疑い例を含む約3万8000件の感染例を把握。AUに加盟する55の国・地域のうち、過去に感染が報告されていなかったケニアやルワンダを含む計16カ国で感染を確認したほか、18カ国が流入リスクに直面しているとしました。
2024年8月10日(土)