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■臓器を摘出する医師の派遣を拡充へ 人員不足による受け入れ断念相次ぎ日本移植学会が方針 [健康ダイジェスト]

 脳死者から提供された臓器の移植施設が人員不足などで臓器の受け入れを断念している問題で、日本移植学会は14日、臓器を摘出する医師を派遣する「互助制度」について拡充する方針を明らかにしました。臓器摘出は原則、移植施設の医師が臓器提供者がいる施設に赴き行っています。摘出を別の医療機関の医師が担うことで、移植施設の負担を軽減し、断念の解消を目指します。
 互助制度は2017年に導入されました。移植施設で人手が不足する場合、別の医療機関から移植医が派遣され、臓器の摘出や移植手術の応援に当たってきました。腎臓や肝臓、 膵臓(すいぞう)では積極的に取り入れられてきたものの、心臓や肺では施設による手技の違いなどを理由に対応が遅れていました。日本移植学会は、手技の統一を進め、すべての臓器で制度の普及を図ります。
 脳死下の臓器提供数は2023年に132件と過去最多となる一方、移植実績上位の東京大、京都大、東北大で計62件の断念例があったことが日本移植学会の調査で判明しました。
 小野稔日本移植学会理事長は同日、長崎市で開かれた学会で「移植施設の受け入れ体制を改善すべきだ」として、施設整備や人員確保の方策について検討する委員会を設置する考えも示しました。

 2024年9月15日(日)

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■1~6月の交通死者、千葉県が全国ワーストの72人 飲酒運転による事故目立つ [健康ダイジェスト]

 千葉県警は、今年の上半期(1~6月)に県内で起きた交通事故の状況を発表しました。交通人身事故の死者数は72人(前年同期比15人増)に上り、全国ワーストでした。飲酒運転による人身事故の発生件数は67件(同10件増)で、依然として厳しい状況が続いています。
 県警交通総務課によると、死者数の内訳では、自動車に乗車中に亡くなるケースが37%で最多でした。単独事故や正面衝突の事故が多く、運転中のスマートフォン操作や脇見運転によるドライバーの前方不注意といった「安全運転義務違反」が事故原因の75%を占めました。シートベルトを着用していないケースもありました。
 事故で亡くなった人を年齢別でみると、25~64歳が最多の48%、65歳以上が45%と続きました。
 飲酒運転による人身事故の発生件数は、2018年からコロナ禍などで減少傾向でしたが、2022年に増加に転じ、50件台を推移。今年の上半期は67件と前年同期比で10件増えました。
 年齢別では、20歳代が最も多く16件、50歳代が15件と続きました。発生時間帯は、午前2時〜7時台と午後8時~11時台が多くなりました。
 また、ドライバーが酒を飲み終えて1時間以上たってから運転したケースが71%を占めました。事故を起こしたドライバーは、「ちょっと休めば酒が抜けて大丈夫だと思った」と説明する場合が多いといいます」。
 交通総務課によると、体重約60キロの人がビール(アルコール5%)500ミリ・リットルを飲んだ場合、アルコールが分解されるまで約4時間かかるといいます。担当者は「飲酒運転は犯罪。前日飲み過ぎたと思ったら翌日は運転しないといった意識を徹底して」と呼び掛けています。
 歩行中に犠牲になったり、大けがをした事故は、65歳未満が126人で前年同期比で2割ほど増えました。特に夜間の事故が相次ぎ、飲酒した状態で巻き込まれたのは12件あり、5人が亡くなりました。
 夜間に飲酒や病気で路上に横たわったところをはねられたのは7人(前年同期比6人増)で、うち3人が亡くなりました。

 2024年9月15日(日)

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