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■心臓移植、「余命1カ月以内・60歳未満」を最優先に 厚労省、待機中の死亡減目指す [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は23日、脳死者から提供された心臓の移植を受ける患者の選定基準を見直し、余命が1カ月と予測される60歳未満の患者を最優先とする方針を決めました。待機中に病状が悪化して亡くなるケースを減らす狙いがあります。同日の臓器移植委員会で、提案が了承されました。来年にも運用が始まる見通しです。
 脳死者から提供された臓器の移植については、日本臓器移植ネットワーク(JOT)が心臓、肺、肝臓、 膵臓(すいぞう) 、小腸、腎臓の6臓器ごとに決められた基準を踏まえて、移植を待つ患者の優先順位を決定。上位から、患者が登録する移植施設に臓器の受け入れを要請します。
 心臓の現行基準は、待機期間が長い患者が移植を受けやすくなっています。これに対し、日本心臓移植学会などが救命のため緊急性の高い患者を優先するよう要望。厚労省は「緊急に心臓移植を行わないと短期に死亡が予測される病態で、余命1カ月以内の60歳未満の患者」を最優先とする案をまとめました。
 小腸などの基準も見直します。小腸では、臓器提供者が18歳未満の場合に、18歳未満の患者の優先度を高め、体格に合ったあっせんをスムーズに行えるようにします。別の病気で治療中などの理由で当面、移植を受けられない患者を一時的にあっせん対象から外す仕組みも設けます。
 さらに、肝臓、小腸、膵臓の3臓器同時移植も、条件付きで認めます。

 2024年10月24日(木)

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■「救急搬送困難事例が増」との回答が15% 医師の働き方改革で日本医師会調査 [健康ダイジェスト]

 日本医師会(日医)は23日、医師の働き方改革の新制度が今年4月に施行されたのを踏まえ、全国の病院と有床診療所4082施設を対象に現場での変化を尋ねた調査結果を公表しました。地域の医療提供体制で生じている問題点(複数回答)として、「救急搬送の受け入れを断る困難事例が増加した」との回答が15・6%に上りました。次いで、「専門的な診療科の紹介患者(ハイリスク患者)の受け入れを断る困難事例が増加した」が8・3%、「医療圏域外への搬送事例が増加した」が7・5%、「母体搬送・ハイリスク妊娠の受け入れを断る困難事例が増加した」が2・1%となりました。
 日医担当者は、「地域医療に影響を及ぼさないよう、医師の健康確保とのバランスを取りつつ、関係機関と意見交換を続けていきたい」と話しています。
 新制度は時間外・休日労働を罰則付きで原則年960時間に規制。救急医療やへき地医療を担う医師、技能習得に取り組む研修医らの上限は年1860時間とする特例を暫定で設けています。

 2024年10月24日(木)

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■太田市で日本紅斑熱を確認、群馬県内2例目 マダニで感染、県が注意呼び掛け [健康ダイジェスト]

 群馬県は22日、マダニにかまれることで起こる感染症「日本紅斑(こうはん)熱」の患者が14〜20日に、太田市内の医療機関から1人報告されたと発表しました。現行の感染症法が施行された1999年以降では、2018年に続く県内で2例目。患者は70歳以上の男性で5月に発症し、検査などを経て病名が特定されました。
 県衛生環境研究所によると、日本紅斑熱は病原体を持つマダニにかまれることで感染します。2~8日の潜伏期間を経て頭痛や発熱、発疹などの症状が現れます。秋はつつが虫病などダニが媒介する感染症の患者が過去に多く報告されており、同研究所は注意を呼び掛けています。
 秋に入って再拡大している子供に多い夏風邪の一つ「手足口病」は、県内の定点医療機関から報告された14~20日の患者数が1機関当たり14・13人で、前週比12・9%増えました。5週連続の増加で、今年の最多を更新しました。

 2024年10月24日(木)


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■埼玉県で20歳代女性がはしかに感染 今月に入って5例目 [健康ダイジェスト]

 埼玉県は23日、20歳代の女性がはしか(麻疹)に感染したと発表しました。感染経路がわかっていない上、今月に入って5例目の感染確認となり、県は注意を呼び掛けています。
 県感染症対策課によると、女性は13日に発熱、せき、発疹などの症状があり、後日に医療機関を受診。検査の結果、はしかに感染していることがわかりました。現在は退院し、自宅療養で快方に向かっているといいます。
 女性は、はしかの予防接種歴がなく、海外渡航歴、感染源は不明。13、14日にさいたま市内と三郷市内の商業施設を利用していました。
 県は女性と接触があった人たちの健康観察を続けていますが、これまでのところ、発症した人はいないとしています。
 はしかは感染力が極めて強い感染症で、空気感染、飛沫(ひまつ)感染、接触感染します。潜伏期間を経て、風邪のような症状が現れた後、39度以上の高熱や赤い発疹が体中に出るといいます。
 同課は、症状からはしかが疑われる場合は事前に医療機関に連絡し、マスクを着けて速やかに受診するよう、注意を呼び掛けました。

 2024年10月24日(木)

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