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■小児がんの「急性リンパ性白血病」、副作用を抑えた治療法確立 東京大などのグループが発表 [健康ダイジェスト]

 小児がんの中で患者数が多い「急性リンパ性白血病」は、抗がん剤などの副作用でまれに亡くなる子供がいることが課題でしたが、この副作用を抑えた新たな治療法を確立したと東京大学などのグループが発表しました。
 「急性リンパ性白血病」の子供の多くは治療によってほとんど症状が出ない「寛解」の状態になりますが、再発のリスクを減らすために行う抗がん剤や放射線などの治療は副作用が重く、まれに亡くなる子供もいるということです。
 東京大学の加藤元博教授らのグループは抗がん剤などを減らした場合の治療効果を確かめようと、この病気の8割を占めるタイプを対象に、2017年までの5年間に全国の医療機関で診断された1歳から19歳の患者1800人余りに臨床試験を行いました。
 事前の検査などで再発リスクが低い患者を選び出し、抗がん剤や放射線などの回数を減らして全体の治療成績に影響があるか調べたところ、5年後の生存率は94・3%とこれまでより3ポイント高くなったということです。
 一方、副作用による死亡率は約3分の1に減ったということで、研究グループは副作用を抑えた新たな治療法を確立したとしています。
 グループのメンバーで埼玉県立小児医療センター血液・腫瘍科の康勝好科長は、「現在考えられる最高水準の治療を実現できた。研究を続け改善していきたい」と話していました。

 2024年12月8日(日)

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■梅毒の匿名検査で「陽性」なのに「陰性」と告知ミス 札幌市、連絡先わからず [健康ダイジェスト]

 札幌市西保健センター(西区)は11月1日に梅毒の検査を受けた27歳の女性に対し、結果が「陽性」だったにもかかわらず誤って陰性と通知していたことがわかりました。検査は匿名で行われていて女性と連絡がとれないことから、心当たりのある人は連絡するよう呼び掛けています。
 札幌市西保健センターによりますと、11月1日、梅毒の検査を希望した27歳の女性がセンターを訪れ、検査を受けたということです。
 女性は1週間後の11月8日に再びセンターを訪れ、職員から検査結果を伝えられた際に、実際は陽性だったにもかかわらず誤って陰性と通知されました。
 陽性の人については、本来、その場で病院の紹介状などを手渡し、センターから札幌市保健所に対応結果などを報告する必要がありますが、この報告の数と検査で陽性になった人の数が合わなかったことから、女性に誤って通知したことがわかったということです。
 センターによりますと、職員の確認不足が原因だったということで、謝罪するとともに再発防止に努めるとしています。
 また、検査は匿名で行われているため、女性の名前や住所などは把握できておらず連絡がとれないことから、札幌市西保健センターは心当たりのある人に連絡してほしいと呼び掛けています。
 電話番号は、011・621・4241です。

 2024年12月8日(日)

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■両頬に赤い発疹出る「リンゴ病」、神奈川県が流行警報を発令 過去10年で初めて [健康ダイジェスト]

 神奈川県は5日、両頬に赤い発疹が出る伝染性紅斑(リンゴ病)の流行警報を発令しました。発令は確認できる過去10年で初めて。
 県感染症対策担当課によると、直近1週間(11月25日〜12月1日)に県内の定点医療機関から報告された患者数が1医療機関当たり2・17人となり、国が定める警報基準(2人)を超えました。保健所の所在地別では、川崎市が4・05人と最も多く、横浜市が2・45人、横須賀市と茅ヶ崎市が2人と続きました。
 せきやくしゃみなどの飛沫(ひまつ)感染や唾液を介する接触感染を予防するため、同課は手洗いの徹底やマスク着用などを呼び掛けています。

 2024年12月8日(日)

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