SSブログ

■日本の平均気温、過去最高見通し 2年連続、上昇傾向が明確に [健康ダイジェスト]

 気象庁の森隆志長官は18日の定例会見で、今年の日本の平均気温が昨年を上回り、2年連続で過去最高となる見通しだと明らかにしました。昨年は平年値(1991〜2020年の平均)を1・29度上回っていました。
 詳しいデータがまとまり次第、各地の平均気温などの詳細を明らかにします。1898年の統計開始以降、平均気温の上位5年を2019〜2023年が占めています。今年が記録を更新する見通しとなったことで、近年の上昇傾向が改めて明確になった形。
 気象庁によると、地球温暖化の影響に加え、今年は偏西風が平年より北寄りを流れ、暖かい空気に覆われやすくなりました。夏(6〜8月)、秋(9〜11月)ともに過去最高の平均気温となりました。

 2024年12月18日(水)

nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■高額療養費、月8000円引き上げへ 平均的な年収区分の上限額10%増 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は、医療費の支払いを一定に抑える「高額療養費制度」で、平均的な年収区分としている約370万~770万円の場合、自己負担の上限月額を約8000円引き上げ、約8万8000円とする方向で調整に入りました。上げ幅は10%。関係者が16日、明らかにしました。与党と協議し、月内に決定します。
 医療費が膨らむ中、患者の支払いを増やして医療保険からの給付を抑え、主に現役世代が担う保険料負担を軽減する狙い。上げ幅は年収に応じて増減させ、住民税非課税の場合は2・7%にとどめます。収入が高い区分は最大15%とします。
 70歳以上で年収約370万円を下回る人が外来受診すると、自己負担額がさらに低くなる「特例」の上限額は月2000円引き上げる方針。
 高額療養費制度の上限月額は年収や年齢によって異なり、医療費に応じて上乗せされるケースもあります。年収約370万〜770万円の場合、現行では1世帯当たり1カ月約8万円。過去約10年間の平均給与の伸びを踏まえ、10%引き上げて約8万8000円とします。

 2024年12月18日(水)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■大分県内で梅毒急増、今年すでに年間最多上回る90人感染 [健康ダイジェスト]

 性感染症の梅毒の感染者が急増している大分県内では12月1日時点で90人が確認され、過去最多だった2022年の年間84人をすでに上回っています。拡大を防ぎ早期治療につなげるため、県内の保健所では匿名で受けられる無料の検査を実施しています。県は「早めの検査と治療が大切。コンドームの使用で感染予防を図ってほしい」と呼び掛けています。
 県内では1999年から感染報告の統計を取っています。確認数はここ数年で急激に増加。2018年に初めて年間30人を超え、2022年からは80人以上で推移しています。
 今年、把握された感染者は男性が62人、女性が28人。年代別でみると、女性は20歳代が11人と突出しており、男性は40歳代(14人)、20歳代(13人)、30歳代(10人)の順で多くなっています。県は「主に性風俗の従事者と、その利用者の間で広がっているようだ」と分析しています。
 梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌が原因。性行為などで粘膜が直接触れることで感染します。感染して約3週間で唇や口、陰部などにしこりが出て、約3カ月後には手足や体にバラ疹と呼ばれる赤い発疹が現れます。悪化すると心臓や血管などに合併症を引き起こすこともあります。
 現在は投薬によって治療が可能。人によっては自覚症状がなく、感染に気付かないまま不特定多数の相手に広める恐れがあります。
 梅毒の無料検査は県内7カ所のすべての保健所で受けることができます。採血の際に他人と顔を合わさないよう予約制となっています。
 大分市保健所で毎週水曜日に実施している検査は、希望者が多く定員が埋まる日もあるといいます。保健予防課の医師竹野祐紀子参事補は、「検査に訪れた人には注意を促すパンフレットやコンドームを渡している。コンドームには避妊具としてだけでなく、性感染症を防ぐ役割もある。破損しないようケースに入れるなどして普段から持ち歩いてほしい」と話しています。
 増加は全国的な傾向で、国立感染症研究所の集計では、2023年の国内感染者は過去最多の1万4906人でした。妊婦からの母子感染で、生まれてくる赤ちゃんが先天梅毒にかかったケースもあります。
 県健康政策・感染症対策課の医師池辺淑子(としこ)課長は、「母子感染は抗生物質の投与で防ぐことができる。妊婦健診で検査を受けてほしい。若いうちから正しい性感染症の知識を身に着けることが大事だ」と強調しました。

 2024年12月18日(水)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■コンゴ民主共和国の原因不明の病気は重度のマラリア 保健当局が発表 [健康ダイジェスト]

 アフリカのコンゴ民主共和国(旧ザイール)南西部で広がっているインフルエンザに似た原因不明の病気について、保健当局は17日、調査の結果、重度のマラリアと判明したと発表しました。ロイター通信が報じました。世界保健機関(WHO)から提供された抗マラリア薬を配布し、拡大抑止を急いでいます。
 WHOなどによると、高熱やせきを特徴とする病気が広がったクワンゴ州パンジ一帯はマラリアの流行地域。約600人の患者が発生し、9日時点で疑い例を含む70人以上の死亡が確認されました。地元保健当局は、住民の栄養状態が悪く、呼吸器疾患を伴う重度のマラリアに対して脆弱になっていたと分析しました。

 2024年12月18日(水)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■補償金申請、分娩機関が拒否 脳性まひ支援、医療機能評価機構が注意喚起へ [健康ダイジェスト]

 出産に伴い重度脳性まひになった子供に補償金を支給する産科医療補償制度を巡り、保護者の補償申請の意向を分娩機関が拒否するなどした事例が指摘されているとして、制度を運営する日本医療機能評価機構(東京都千代田区)が全国の病院や診療所、助産所に適正な対応を求める注意喚起を検討していることが18日、わかりました。
 全国約3000の分娩機関のほぼすべてが加入している同制度は、出生時の週数などを満たせば原則、補償金3000万円の支給を認めています。子供や家族の経済的負担を支援するとともに、診療録などを基に原因を分析し、再発防止に生かすのが目的です。申請は、保護者が分娩機関に手続きします。
 申請拒否などの事例は、機構が医療問題弁護団(東京都板橋区)から情報提供を受けました。弁護団によると、分娩機関が補償申請を避けるのは、不適切な医療行為があった時に知られたくない、手続きが面倒、といった理由が推測されるといいます。
 具体的には、保護者が申請を求めたところ分娩機関が「制度の利用に代えて3000万円を速やかに支払う」として断った例などがありました。

 2024年12月18日(水)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■アメリカ・ニューヨーク大、ブタの腎臓を人に移植 3例目、患者は退院し透析離脱 [健康ダイジェスト]

 アメリカのニューヨーク大学ランゴーン医療センターは17日、遺伝子を改変したブタの腎臓を53歳の女性患者に移植することに成功したと発表しました。患者の治療を目指した腎臓の異種移植は3例目で、前の2人は移植から2カ月前後で死亡しており、現在、世界で唯一の異種移植を受けた生存者だとしています。
 アラバマ州出身のトワナ・ルーニーさんは、1999年に母親に腎臓一つを提供しましたが、数年後、妊娠合併症のため、残りの腎臓が機能しなくなりました。
 動物の臓器を人に移植する異種移植は長年、実現が困難とされてきたものの、遺伝子改変と免疫管理の進歩により、夢の医療ではなくなってきており、中でも近年、ブタは理想的なドナー候補と見なされています。
 妊娠高血圧腎症により慢性腎臓病を患っていたルーニーさんは、2016年12月から8年間、人工透析を受けてきました。
 腎臓移植待機リストに入れられていましたが、適合する腎臓がなかなか見付からずにいました。有害な抗体レベルが異常に高いため、拒絶反応が起きるのはほぼ間違いなく、一方で、透析の継続に必要な血管の条件が悪くなってきたため、健康状態が悪化していました。
 選択肢が尽きたルーニーさんは、ブタの腎臓移植の臨床試験に参加することを申請。11月25日に7時間におよぶ手術を受けました。
 ルーニーさんは12月6日に退院。体調はよく、人工透析をやめられたといいます。記者会見に臨んで、「この贈り物、第2の人生のチャンスを受け取ることができて、とてもうれしい」と語り、「元気いっぱいです。食欲もあるし…もちろん、トイレにも行ける。8年間行けなかったのに!」と笑い、「ディズニー・ワールド」でお祝いする予定だと付け加えました。
 遺伝子改変されたブタの腎臓が脳死状態ではない人に移植されたのは、ルーニーさんで3人目。
 1人目の患者は、手術から2カ月後に亡くなり、2人目は回復の兆しを見せていたものの、47日後に移植した腎臓を取り出す必要に迫られ、その後、亡くなりました。
 しかし、ルーニーさんの場合は移植を受ける前に末期状態ではなかったと、手術を主導したロバート・モンゴメリー医師は指摘し、過去のそれぞれの事例が重要な教訓となり、技術が洗練したと強調しました。
 ルーニーさんに提供されたブタの腎臓には、人体との適合性を高めるため10個の遺伝子改変が施されており、その中には、宿主の拒絶反応を防ぐのに役立つ胸腺も含まれています。
 2021年に脳死患者に遺伝子改変されたブタの臓器移植を世界で初めて行った異種移植の先駆者、モンゴメリー医師は、いずれの技術についても「おそらく来年の今ごろか、もっと早く」正式の臨床試験が行われる可能性が高いとの見方を示しました。

 2024年12月18日(水)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康