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■政府、発達障害の相談体制整備へ 子供や家族、地域連携で支援 [健康ダイジェスト]

 政府は2025年度から、発達障害の可能性のある子供や家族への支援を強化する方針を固めました。地域の子育てや保健、福祉の関係者と医療機関が連携し、言葉の遅れや落ち着きがないなど、子供の特性や心配事に関する「発達相談」を家族が早期に受けられる体制を整備し、スムーズな支援につなげる狙いです。
 発達障害が一般に広く知られるようになる中、児童精神科医ら専門医は不足しており、初診待ちの期間短縮が課題となっていました。
 こども家庭庁は2025年度当初予算案に、「発達相談」など支援強化の関連費用計25億円を計上しました。
 支援の枠組みでは、乳幼児健診を行う保健センターや子育て支援センターなど、子供や家族に身近な場所で発達相談を実施。自治体が委託した医療機関から派遣された心理士らが相談に乗ります。子供の特性のアセスメント(評価)を行い、今後専門医の診察が必要かどうか説明します。
 保育士や保健師、障害児が通所する施設の職員らとも情報を共有し、地域による支援も検討。必要に応じ専門医も介在します。

 2025年2月2日(日)

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■海水魚はマイクロプラスチックの影響を受けやすい 淡水魚よりも長く体内に残留 [健康ダイジェスト]

 東京大の研究チームが、海水と淡水の両方に適応できるメダカの一種を使い、マイクロプラスチックの体内残留と排出について両方の環境で比較した結果、海水中のほうが残留量が多いことを突き止めました。海水魚は淡水魚よりも、プラスチックごみによる汚染の影響を長期的には受けやすい可能性を示しました。プラスチックが生物の体内で、どのように有害に作用するかを解明する手掛かりになりそうです。
 実験ではインドネシアなどに生息するジャワメダカの稚魚を、微小なプラスチック粒子を入れた海水と淡水それぞれの水槽に24時間入れて観察した後、粒子を含まない水槽に移して、体内から粒子が排出される過程や量を比べました。
 海水に入れた稚魚は、消化管内の水の移動速度が速く、この動きが取り込んだ粒子の排出も促すと考えられました。だが実際は消化管内に粒子が多く残り、観察5日後のふんにも含まれていました。一方、淡水に入れた稚魚は消化管内の水の移動は比較的遅く、取り込んだ粒子の量も少なくなりました。観察5日後のふんには粒子は含まれていませんでした。
 今後は、マイクロプラスチックの体内動態をさらに詳しく調査し、環境に応じた防除策の開発に成果を活用するといいます。

 2025年2月2日(日)

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