■井戸から暫定目標値の1460倍のPFASを検出 大阪府熊取町の住友電工子会社敷地内 [健康ダイジェスト]
大阪府などによりますと、熊取町にある住友電気工業の子会社「住友電工ファインポリマー」の敷地内の井戸で、国が設定した暫定目標値(水1リットル当たり50ナノグラム)の1460倍に当たる水1リットル当たり7万3000ナノグラムの有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」が検出されました。
PFASは有機フッ素化合物の総称で、このうち一部の物質は健康への影響が指摘されています。
同社の敷地内では、井戸5カ所のうち、現在は商品の生産工程や飲み水としては使用していない3カ所で水1リットル当たり5300〜7万3000ナノグラムのPFASを検出しました。生産工程で使っている2カ所では暫定目標値を下回りました。同社は住友電気工業の子会社として1999年に設立され、フッ素化合物を使った樹脂製品を製造しています。
敷地周辺でも暫定目標値を上回る井戸が4カ所あり、大阪府は周辺の井戸の所有者に対し、水を飲まないよう注意喚起をするとともに、調査地点を拡大し、汚染範囲の特定と原因究明を進め、3月下旬にも公表するとしています。
2025年2月14日(金)
PFASは有機フッ素化合物の総称で、このうち一部の物質は健康への影響が指摘されています。
同社の敷地内では、井戸5カ所のうち、現在は商品の生産工程や飲み水としては使用していない3カ所で水1リットル当たり5300〜7万3000ナノグラムのPFASを検出しました。生産工程で使っている2カ所では暫定目標値を下回りました。同社は住友電気工業の子会社として1999年に設立され、フッ素化合物を使った樹脂製品を製造しています。
敷地周辺でも暫定目標値を上回る井戸が4カ所あり、大阪府は周辺の井戸の所有者に対し、水を飲まないよう注意喚起をするとともに、調査地点を拡大し、汚染範囲の特定と原因究明を進め、3月下旬にも公表するとしています。
2025年2月14日(金)
■小腸の細胞、加齢に適応 情報伝達の働きが変化 [健康ダイジェスト]
小腸内側にある細胞のもととなる「小腸上皮幹細胞」が、年を取っても老化せずに機能を保つことができるのは、機能にかかわる遺伝子が若いころと同様に働くよう、細胞の情報伝達の働きが変化していることを突き止めたと、京都大の研究チームが13日付のアメリカの科学誌「セル・リポーツ」に発表しました。
この仕組みは2型糖尿病などの加齢性疾患にもかかわっている可能性があり、京都大の小山明研究員は「健康寿命を延ばす方法につながることが期待できる」としています。
さまざまな種類の細胞で構成される腸管内側の表面「小腸上皮」は、ほかの臓器と比べて老化の影響が出にくく、加齢に伴う病気が少なくなっています。研究チームは今回、小腸上皮のもととなる「小腸上皮幹細胞」に抗老化の機能があるとみて調べました。
若いマウスと年を取ったマウスの遺伝子データを利用し、遺伝子の働きに必要な情報を伝える情報伝達経路のうち、小腸上皮の加齢変化にかかわると考えられる2種類の経路の特定に成功しました。
2025年2月14日(金)
この仕組みは2型糖尿病などの加齢性疾患にもかかわっている可能性があり、京都大の小山明研究員は「健康寿命を延ばす方法につながることが期待できる」としています。
さまざまな種類の細胞で構成される腸管内側の表面「小腸上皮」は、ほかの臓器と比べて老化の影響が出にくく、加齢に伴う病気が少なくなっています。研究チームは今回、小腸上皮のもととなる「小腸上皮幹細胞」に抗老化の機能があるとみて調べました。
若いマウスと年を取ったマウスの遺伝子データを利用し、遺伝子の働きに必要な情報を伝える情報伝達経路のうち、小腸上皮の加齢変化にかかわると考えられる2種類の経路の特定に成功しました。
2025年2月14日(金)
■元院長と主治医を犯人隠避容疑で逮捕、青森県八戸市の「みちのく記念病院」の患者間殺人 「肺炎」と偽診断書 [健康ダイジェスト]
青森県八戸市の「みちのく記念病院」で2023年、入院中の男が同室の患者を殺害した事件を隠蔽しようとしたとして、青森県警は14日、犯人隠避の疑いで、当時の病院長、石山隆容疑者(61)と、亡くなった患者の主治医だった石山哲容疑者(60)を逮捕しました。死因を「肺炎」と偽装し、警察に通報せずに事件の発覚を免れようとした疑いがあります。
青森県警は同日午前、2人を八戸署に任意同行していました。病院の家宅捜索も実施しました。
アルコール依存症で入院していた男=殺人罪で懲役17年が確定=の判決によると、2023年3月12日深夜、ベッドで寝ていた高橋生悦さん=当時(73)=の顔を歯ブラシで何度も刺して殺害しました。
青森県警などによると、12日午後11時45分ごろ、看護師が物音を聞いて病室へ行き、ベッドで血を流している高橋さんを発見。翌13日午前10時10分ごろ死亡が確認されました。
病院は組織として通報せず、県警には同日午後6時20分ごろ、内部の関係者から連絡がありました。司法解剖の結果、死因は頭部や顔面の損傷などと判明。しかし病院が作成した死亡診断書には「肺炎」と記載されていました。
みちのく記念病院は1990年に開設。精神科や内科などがあります。運営するのは医療法人「杏林会」(本部・東京都目黒区、石山隆理事長)。ホームページによると、杏林会は、同病院を含め、東京都、岩手、神奈川両県で4病院、東北、関東、東海地方で20以上の介護老人保健施設などを展開しています。
2025年2月14日(金)
青森県警は同日午前、2人を八戸署に任意同行していました。病院の家宅捜索も実施しました。
アルコール依存症で入院していた男=殺人罪で懲役17年が確定=の判決によると、2023年3月12日深夜、ベッドで寝ていた高橋生悦さん=当時(73)=の顔を歯ブラシで何度も刺して殺害しました。
青森県警などによると、12日午後11時45分ごろ、看護師が物音を聞いて病室へ行き、ベッドで血を流している高橋さんを発見。翌13日午前10時10分ごろ死亡が確認されました。
病院は組織として通報せず、県警には同日午後6時20分ごろ、内部の関係者から連絡がありました。司法解剖の結果、死因は頭部や顔面の損傷などと判明。しかし病院が作成した死亡診断書には「肺炎」と記載されていました。
みちのく記念病院は1990年に開設。精神科や内科などがあります。運営するのは医療法人「杏林会」(本部・東京都目黒区、石山隆理事長)。ホームページによると、杏林会は、同病院を含め、東京都、岩手、神奈川両県で4病院、東北、関東、東海地方で20以上の介護老人保健施設などを展開しています。
2025年2月14日(金)