■病院内殺人事件、診断書作成の名義人医師に認知症の疑い 青森県八戸市の「みちのく記念病院」 [健康ダイジェスト]
青森県八戸市の「みちのく記念病院」で、入院中の男による同室の患者の殺害を隠蔽しようとしたとして犯人隠避の疑いで当時の病院長ら2人が逮捕された事件で、病院側が葬儀会社を決め、患者の遺族が会社の変更を打診すると拒否していたことが15日、捜査関係者への取材でわかりました。
青森県警は、病院側が遺族を介さず遺体を葬儀会社に引き渡す準備をすることで、殺人事件の発覚を避ける狙いがあったとみて捜査しています。
逮捕されたのは当時病院長で、病院を運営する医療法人「杏林会」理事長の石山隆容疑者(61)と、弟で、殺害された男性の主治医だった哲容疑者(60)。
殺人罪で懲役17年の実刑が確定した男の判決によると、2023年3月12日深夜、同じ病室の男性=当時(73)=の顔に歯ブラシを突き刺し殺害しました。捜査関係者などによると、男性の死亡が確認されたころ、病院側は遺族に「ちょっと転んじゃったみたい」などと連絡。遺族は自ら葬儀の手配を申し出たものの、病院側に拒まれました。
病院が決めた葬儀会社で確認した男性の顔は包帯で覆われ血もにじんでいましたが、説明は一切なかったといいます。
また、当時の病院長ら2人は、院内の殺人事件を隠蔽しようと、死因を「肺炎」とするうその診断書を遺族に渡したなどとして逮捕されましたが、診断書を作成した名義人となった医師は当時、この病院に入院中で、認知症の疑いがあったことが捜査関係者への取材でわかりました。
県警は、2人がこの医師の名義を悪用して隠蔽を図った疑いもあるとみて詳しい経緯を調べています。
2025年2月15日(土)
青森県警は、病院側が遺族を介さず遺体を葬儀会社に引き渡す準備をすることで、殺人事件の発覚を避ける狙いがあったとみて捜査しています。
逮捕されたのは当時病院長で、病院を運営する医療法人「杏林会」理事長の石山隆容疑者(61)と、弟で、殺害された男性の主治医だった哲容疑者(60)。
殺人罪で懲役17年の実刑が確定した男の判決によると、2023年3月12日深夜、同じ病室の男性=当時(73)=の顔に歯ブラシを突き刺し殺害しました。捜査関係者などによると、男性の死亡が確認されたころ、病院側は遺族に「ちょっと転んじゃったみたい」などと連絡。遺族は自ら葬儀の手配を申し出たものの、病院側に拒まれました。
病院が決めた葬儀会社で確認した男性の顔は包帯で覆われ血もにじんでいましたが、説明は一切なかったといいます。
また、当時の病院長ら2人は、院内の殺人事件を隠蔽しようと、死因を「肺炎」とするうその診断書を遺族に渡したなどとして逮捕されましたが、診断書を作成した名義人となった医師は当時、この病院に入院中で、認知症の疑いがあったことが捜査関係者への取材でわかりました。
県警は、2人がこの医師の名義を悪用して隠蔽を図った疑いもあるとみて詳しい経緯を調べています。
2025年2月15日(土)
■インフルエンザ感染者、1医療機関当たり3・78人 全都道府県で4週連続減 [健康ダイジェスト]
厚生労働省は14日、全国約5000カ所の定点医療機関から直近(2月3〜9日)の1週間に報告されたインフルエンザの感染者数が、1医療機関当たり3・78人(前週5・87人)だったと発表しました。全都道府県で4週連続の減少となりました。全国の医療機関をインフルエンザで受診した人は推計約12万5000人で、前週(約19万4000人)より減りました。
都道府県別で注意報レベルの「10人」を上回ったのは、沖縄県11・46人(前週13・32人)と新潟県10・79人(同14・94人)の2県でした。9日までの直近5週間で流行しているのは、2009年に新型インフルエンザとして感染が広がったH1N1(A型)で、86%を占めています。そのほか、H3N2(A香港型)が10%、B型が4%となっています。
定点医療機関から報告された新たな入院患者数は376人で、前週(667人)を下回り、5週連続の減少となりました。また、小中学校を中心に585施設(前週1047施設)で、休校や学級・学年閉鎖の措置が取られました。
また、厚労省によると、定点医療機関から報告された3〜9日の新型コロナウイルスの新規感染者数は2万8662人で、1医療機関当たり5・82人。前週(6・06人)の0・96倍でした。
都道府県別の最多は愛知県の8・15人で、鳥取県8・10人、茨城県7・93人と続きます。入院患者数は1910人で、前週から166人減少しました。ICU(集中治療室)に入った患者は69人で、前週から14人減りました。
2025年2月15日(土)
都道府県別で注意報レベルの「10人」を上回ったのは、沖縄県11・46人(前週13・32人)と新潟県10・79人(同14・94人)の2県でした。9日までの直近5週間で流行しているのは、2009年に新型インフルエンザとして感染が広がったH1N1(A型)で、86%を占めています。そのほか、H3N2(A香港型)が10%、B型が4%となっています。
定点医療機関から報告された新たな入院患者数は376人で、前週(667人)を下回り、5週連続の減少となりました。また、小中学校を中心に585施設(前週1047施設)で、休校や学級・学年閉鎖の措置が取られました。
また、厚労省によると、定点医療機関から報告された3〜9日の新型コロナウイルスの新規感染者数は2万8662人で、1医療機関当たり5・82人。前週(6・06人)の0・96倍でした。
都道府県別の最多は愛知県の8・15人で、鳥取県8・10人、茨城県7・93人と続きます。入院患者数は1910人で、前週から166人減少しました。ICU(集中治療室)に入った患者は69人で、前週から14人減りました。
2025年2月15日(土)
■「みなし麻薬」所持で歯科医師を初立件 加熱すると大麻の有害成分に変化する「THCA」 [健康ダイジェスト]
大麻やコカインなどを所持、使用したとして、関東信越厚生局麻薬取締部は14日までに、麻薬取締法違反(所持・使用)の疑いで、東京都江東区の歯科医師牧野善之容疑者(53)を逮捕しました。同部によると、昨年12月の同法改正で「みなし麻薬」に指定されたTHCAも押収しました。すでに同法違反罪で起訴され、THCAの所持も訴因変更で起訴内容に追加されました。全国で初の立件といいます。
THCA自体に有害作用はないものの、微量でも加熱加工すると大麻由来の有害成分テトラヒドロカンナビノール(THC)に変わるため麻薬とみなし、改正法で所持や譲渡、輸出入を規制しました。
発表によると、牧野被告は昨年12月~今年1月、自宅などで大麻の植物片を所持した上、コカインなどを使用したとして1月に逮捕され、その後、起訴されました。
自宅からは他にも複数の薬物が見付かり、麻薬取締部が押収物を鑑定した結果、約0・1グラムのTHCAが含まれていたことが判明しました。
麻薬取締部は、捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。
2025年2月15日(土)
THCA自体に有害作用はないものの、微量でも加熱加工すると大麻由来の有害成分テトラヒドロカンナビノール(THC)に変わるため麻薬とみなし、改正法で所持や譲渡、輸出入を規制しました。
発表によると、牧野被告は昨年12月~今年1月、自宅などで大麻の植物片を所持した上、コカインなどを使用したとして1月に逮捕され、その後、起訴されました。
自宅からは他にも複数の薬物が見付かり、麻薬取締部が押収物を鑑定した結果、約0・1グラムのTHCAが含まれていたことが判明しました。
麻薬取締部は、捜査に支障があるとして認否を明らかにしていません。
2025年2月15日(土)