￭用語 ワクチン

あらかじめ感染症に対する「免疫力」を作らせ、感染症を予防するために接種される抗原です。「生ワクチン」は、継代培養などで毒性を極めて弱くしてある、生きたウイルスや細菌です。
　このほか、有効成分だけを取り出したり、加熱などの処理によってまったく毒性をなくしてある「不活性ワクチン」、病原体が増殖する過程で生み出される毒素（トキシン）をホルマリン処理し、免疫原性を維持したまま無毒化してある「トキソイド」などがあります。

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￭用語 ワセリン

石油から得た炭化水素類の混合物を精製したもの。日本薬局方に収載されており黄色ワセリンと脱色精製した白色ワセリンとがあります。
　皮膚への浸透性は低く、作用は表在性で粘着性が強く、ほとんどすべての薬物と変化することなく結合することが可能で、軟膏基材、化粧品基材として広く用いられています。創傷面や肉芽面、手足のひび、あかぎれに、保護剤として塗布されます。

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