■病気 くも膜下出血 [病気(く)]
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くも膜下出血とは、脳を覆う軟膜にできた動脈瘤(りゅう)が高血圧などのために破裂して、出血する病気です。
脳は外側から順に硬膜、くも膜、軟膜という3層の膜で覆われており、くも膜とその下の軟膜との間を、くも膜下腔(くう)といい、ここには髄液が満たされています。血管のこぶである動脈瘤が破裂すると、血液がくも膜下腔に一気に流出するため、頭がい内圧(頭がい骨の内部の圧力)が上がって、激しい頭痛が起こります。
バットか金づちで殴られたような、今までに経験したことのないひどい痛みに襲われ、その頭全体に感じる痛みがしばらく続きます。頭がい内圧が急激に上がって脳全体が圧迫されると、意識障害が起こったり、吐いたりします。重症の場合、意識障害から、こん睡状態に進んだまま死亡することもあります。
病院に急行しなくては命にかかわる頭痛の代表が、くも膜下出血による頭痛なのです。発症後、数時間以内に手術など適切な処置を行い、再出血を防ぐことが、非常に大切です。出血は、いったん止まりますが、再び破裂することが多く、再出血を起こすと、死亡率が非常に高くなるからです。
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今まで経験したことのない突然の頭痛が起きたら、すぐにCT設備のある病院で受診することです。40〜50代で、家族や親類にくも膜下出血を起こした人がいる人は、特に注意してください。
少量の出血を繰り返すタイプのくも膜下出血では、あまり激しくない痛みが反復するために、片頭痛と紛らわしい場合があります。
くも膜下出血の状況は、CT(コンピューター断層撮影法)検査によって判明します。出血量が少ない時は、CTでははっきりしないこともあり、症状からみて、くも膜下出血が疑われる場合は、髄液を採取して検査します。
出血が確認された時は、破裂した動脈瘤を血管撮影によって探し出し、頭がい骨を切開し、こぶの根元をクリップで挟むクリッピング法という手術が行われます。
出血によって髄液の流れが妨げられた急性水頭症の場合は、髄液を外に排出する手術を行うこともあります。また、発作後4日ほど経つと、脳の血管が細くなり、脳梗塞(こうそく)を起こすこともあるので、それを予防する薬が用いられます。
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■病気 クラミジア感染症 [病気(く)]
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クラミジア感染症とは、クラミジア・トラコマーティスという微生物を原因とする性(行為)感染症です。今日の性感染症のうち、日本においても、世界においても最も多い疾患で、人々の間で流行しています。
性器に感染した場合、性器クラミジア感染症、喉(のど)に感染した場合、咽頭(いんとう)クラミジア感染症と呼ばれます。また、クラミジア感染症は自覚症状がほとんどないので、感染や発病に気が付かないまま進行しますので、検査による早期発見、早期治療が必要になります。
女性の場合は、ほとんど症状はありませんが、下り物が増える、下り物が黄色くなる、下腹部に痛みがある、排尿時に痛むといった軽度の症状が現れることもあります。感染したことに気付かず、治療せずにいると、子宮頚管(けいかん)炎を引き起こし、子宮付属器炎、骨盤腹膜炎になり、将来、不妊症、子宮外妊娠になる恐れがあります。
また、妊婦が感染していると、出産時、新生児が産道を通る際に感染します。感染した新生児は、生後2〜3週間ころに結膜炎、生後3〜4カ月ころに肺炎を発症する危険性があります。
男性の場合は、性交の1〜3週間後に、排尿時に痛む、透明もしくは白いさらさらした分泌液が出る、といった症状が現れます。症状が現れても治療せずにいると、尿道炎、前立腺(ぜんりつせん)炎、精巣上体炎といった病気になる恐れがあります。
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肛門に感染すると、痛みが起こり、黄色い膿(うみ)と粘液の分泌物が出ます。そのほか、口を使った性行為により、喉に感染する場合があります。この咽頭への感染により、喉が痛いといった症状が現れることがありますが、症状が出ない場合もあります。
医師による診断では、感染箇所により検査方法が異なります。性器に感染している場合、男性では尿による検査、女性では子宮頚管から採取した分泌物による検査ですが、喉に感染している場合、咽頭のぬぐい液による検査になります。
治療では、キノロン系、テトラサイクリン系の抗生物質が非常に有効です。通常は、7〜14日間服用します。また、性的パートナーへの治療も大切です。
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■病気 くる病(骨軟化症) [病気(く)]
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くる病とは、骨が軟らかくなり、変形を起こしてくる疾患。骨成長期にある小児の骨のカルシウム不足から起こる病的状態で、成人型のくる病は骨軟化症と呼びます。
カルシウム不足による骨の代謝の病的状態というのは、骨基質という蛋白(たんぱく)質や糖質からなる有機質でできた骨のもとになるものは普通に作られているのに、それに沈着して骨を硬くする骨塩(リン酸カルシウム)が欠乏している状態です。このような状態では、骨が軟らかく弱くなります。
子供では、骨が曲がって変形したり、骨幹端部の骨が膨れてくることがあります。成人でも、骨が曲がったり、骨粗鬆(そしょう)症と同様に、ちょっとした外部の力で骨折が起こるようになります。
くる病の原因は、いろいろあります。ビタミンD欠乏による栄養障害、腎(じん)臓の疾患、下痢や肝臓病などの消化器の疾患、甲状腺(せん)や副腎などのホルモンの異常に由来するものや、妊娠、授乳などによるカルシウム欠乏に由来するものがあります。
骨粗鬆症と同時に存在することも多く、その場合には骨粗鬆軟化症と呼んでいます。
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確定診断のためには、X線写真で確かめるほか、血液検査や尿検査、血清生化学検査などにより、ビタミン、ホルモン、カルシウム、リン、血清アルカリホスファターゼなどの数値を測定します。
治療では、原因に応じて対処することになります。一般には、ビタミンDなどの薬剤投与を行い、小魚や牛乳などのようにカルシウムの多い食べ物を摂取し、日光浴をします。ビタミンDには、カルシウムやリンが腸から吸収されるのを助け、骨や歯の発育を促す働きがあります。このビタミンDは食べ物の中にあるほか、皮膚にあるプロビタミンDという物質が、紫外線を受けるとビタミンDになります。
骨が軟らかくなるのが治っても、骨の湾曲、変形などが強く残ったものは、骨を切って変形を矯正する骨切り術を行うこともあります。
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■病気 クレチン症(先天性甲状腺機能低下症) [病気(く)]
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クレチン症とは、生まれつき甲状腺の働きが弱いために、甲状腺(せん)ホルモンの分泌が不足している疾患。知能低下や発育障害が起こる重症から軽症まで、症状の出方はさまざまです。別名、先天性甲状腺機能低下症。
発生頻度は、出生児5000~6000人に1人の割合と推測されています。男女比は1:2で、女児に多いようです。
胎児期における発生の異常によって、甲状腺そのものが形成されていない、甲状腺があっても十分な大きさがない,甲状腺が舌根部など別の場所にあって働かない、甲状腺があっても甲状腺ホルモンの合成に障害があるなどのために、甲状腺ホルモンが不足の状態になります。まれに、中枢性(下垂体性)、視床下部性の機能障害に、原因があるケースもあります。
出生時体重は正常ですが、次第に成長、発達が遅れてきます。新生児黄疸(おうだん)から引き続き、黄疸がなかなかとれません。
顔つきは特徴があり、まぶたがはれぼったく、鼻は低く、いつも口を開け、大きな舌を出しています。これをクレチン顔貌(がんぼう)と呼びます。皮膚は乾燥し、あまり汗をかかず、腹部は大きく膨れています。また、臍(さい)ヘルニア、頑固な便秘があります。
また、四肢、特に手足の指が短いことが特徴的です。周囲に興味を示さず、あまり泣かずによく眠ります。体動も不活発で、おとなしい子供です。
これらの症状は乳児期以後に認められるものが多く、新生児期にははっきりした症状を示しにくいものです。
そのまま放置しておくと、運動機能の発達の遅れ、発育障害がみられ、おすわりや歩行が遅れ、知能も障害されます。また、骨の成熟が著しく遅れ、身長が伸びずに小人症になります。
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現在の日本では、新生児の集団スクリーニングが全国的に行われており、クレチン症(先天性甲状腺機能低下症)の症状が現れる前に、ほとんどが発見されます。
この集団スクリーニングは生後5~7日に、足の裏から一滴の血液を濾(ろ)紙で取り、血液中の甲状腺刺激ホルモン(TSH)の測定によって行われます。このスクリーニングのみでは、甲状腺刺激ホルモン(TSH)遅発上昇型などの症例や、中枢性(下垂体性)、視床下部性の機能障害に原因があるケースが見逃されますので、症状があれば要注意です。地域によっては、遊離サイロキシン(FT4)の測定を同時に行っています。
甲状腺刺激ホルモン(TSH)が高値であると、再採血あるいは精密検査になります。集団スクリーニングで精密検査の通知が届いたら、速やかに指定された医療機関を受診します。
医療機関によっては、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、遊離サイロキシン(FT4)などの再検査、大腿(だいたい)骨遠位骨頭核のX線検査、甲状腺の超音波検査などを行います。一般に、クレチン症では、骨の発育が遅延し、大腿骨遠位骨頭核が出現していないか、小さいと見なされています。
一過性甲状腺機能低下症、一過性高TSH血症、ごく軽度のクレチン症との区別のため、母親の甲状腺疾患、母親がバセドウ病の場合には抗甲状腺剤内服、胎児造影、イソジン消毒などによるヨード大量曝露(ばくろ)の有無などが、確認されます。
症状がそろっていて、甲状腺刺激ホルモン(TSH)値が高く、甲状腺ホルモン値が低いと、診断が確定します。
診断が確定したら治療を開始し、1日1回、甲状腺ホルモン剤の内服を行います。一般に、生後3カ月以内に薬剤の内服が開始できれば、知能障害や発育障害を残さずに正常の発達を期待できますので、経過を見ながら薬剤の量を加減します。生後12カ月以後では、知能障害を残してしまいます。
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