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■病気 卵巣がん [病気(ら)]





[晴れ]女性の卵巣に発生する悪性の腫瘍
 卵巣がんとは、卵巣に発生する腫瘍(しゅよう)のうち、悪性腫瘍の代表となる疾患。女性特有の疾患であり、命の危険もあります。
 卵巣は、子宮の左右に一つずつある親指くらいの楕円(だえん)形の小さな臓器です。卵巣の中で卵子を成熟させ、放出するという働きがあり、周期的に卵胞ホルモンと黄体ホルモンという2種類のホルモンを分泌して女性の機能を調整しており、妊娠と出産のためにはなくてはならない臓器です。
 この卵巣には、人体の臓器の中で最も多くの種類の腫瘍が発生します。腫瘍は大きく、良性群、中間群(境界悪性)、悪性群に分けられ、悪性の代表が卵巣がん。それらを正確に判断するためには、手術によって腫瘍を摘出し、顕微鏡で調べなければなりません。
 年齢的には少女から高齢者まで幅広く、卵巣がんは発症しますが、40歳代から発症する人が増加し、50歳代から70歳代の女性に最も多く発症します。女性の70人に1人が発症していると見なされ、婦人科系のがんの中では2番目に発症率が高く、死亡率は1番目といわれています。
 食生活の欧米化に伴って年々少しずつ発症する人が増えており、特に50歳以降に発症すると死亡率は高くなっています。
 死亡率が高い原因には、卵巣がんの早期発見が難しいという点が挙げられます。卵巣は、骨盤内にあって腹腔(ふくくう)内に隠れている臓器なので、自覚症状が出るのが遅くなります。医療機関での画像診断でも、ある程度の大きさにならないと診断することが難しい面があります。
 進行してがんがかなり大きくなったり、他の臓器への転移が起こって初めて、気付くというケースが多くみられます。
 卵巣がんが小さい時は、症状は何もありません。がんが大きくなってくると、下腹部にしこりを感じたり、圧迫感により尿が近くなるといった症状が現れてきます。胃が圧迫されることによる食欲不振や、下腹部の消化不良のような不快感、腰痛や吐き気、疲労感、不正性器出血などといった症状も現れてきます。
 さらに進行すると、卵巣が腫大して腹水がたまり、妊娠時のように腹が膨らんできます。そうなると、貧血や体重の減少などもみられるようになってきます。
 人体の臓器の中でもとても小さな卵巣ですが、そこにできるがんにはさまざまなものがあります。卵巣の中にある表層上皮、胚(はい)細胞(卵細胞)、性ホルモンを分泌する性索間質などすべての細胞から、さまざまながんが発生します。
 その発生する細胞から、上皮性卵巣がん、胚細胞性卵巣がん、性索間質性卵巣がんの3つに大きく分けられ、さらに組織学的に細かく分類されています。
 卵巣がんのうち、90パーセント以上を占めるのが表皮上皮から発生する上皮性卵巣がんで、40歳代から60歳代の女性に多くみられます。上皮性卵巣がんの中でも組織学的な分類でみると、漿液性腺(しょうえきせいせん)がん、粘液性腺がん、類内膜腺がん、明細胞腺がんが多くみられます。粘液性腺がんの場合は、若年層でも発症することがあります。
 また、卵子を生じる細胞から発症する胚細胞性卵巣がんの場合は、30歳未満の比較的年齢の低い女性に多くみられるものの、発症頻度は非常に少ないとされています。性ホルモンを分泌する性索間質卵巣がんのうち、顆粒(かりゅう)膜細胞腫という中間群に分類される腫瘍は、10歳代という若年層に発症します。
 他の臓器へ最も転移しやすいのは、腹膜播種(はしゅ)と呼ばれるもので、卵巣から横隔膜にも転移し、そこから胸腔内に広がることがあります。このように卵巣がんが転移した場合、腹水のために腹が大きく張ったり、胸水による息切れがみられるなどの症状が現れます。
 逆に、胃がんや大腸がんなどの他の臓器のがんの転移によって、卵巣がんが発症したというケースもみられます。
 卵巣がんの治療は、その卵巣がんの種類によって異なってきます。適切な治療を行うためにも、自分の卵巣がんの種類を把握することは大切なことです。 
[晴れ]卵巣がんの検査と診断と治療
 何らかの自覚症状が現れてから医療機関で検査を受けると、その時点ですでに進行が進み転移が起きている場合が多くあります。卵巣がんを少しでも早い段階で発見するためにも、定期的に婦人科、産婦人科で検診を受けることが大切になります。
 卵巣がんは子宮がん検診のように細胞をとって検査することはできないため、エコー検査による検診が行われています。エコー検査によって卵巣に腫瘍が認められた場合や、下腹部の圧迫感やしこりなどといった症状を感じている場合は、CTやMRIなどの画像検査により卵巣がんやそれに伴う転移、腫瘍の性質や進行度などといった詳しい状態を検査していきます。
 卵巣にできる腫瘍には良性と悪性があるので、腫瘍マーカーによる検査が行われ良性、悪性の判断が行われます。
 しかし、腫瘍マーカーは初期や低年齢の女性の場合は陰性のことが多いため、正確に判断するためには手術によって組織を摘出し、病理組織検査によって調べる必要があります。
 従って、種々の検査で、卵巣の直径が5センチ以上となっている場合は、原則的に手術が行われ、摘出物の病理組織検査で、その後の治療方法が決まります。
 手術中の肉眼的な所見で、腫瘍が良性か悪性かはおおよそわかりますが、どちらかはっきりしない場合は、手術中の迅速病理組織疹の結果で、子宮まで摘出するか否か決定されます。
 がんが卵巣内にとどまっている場合は、がんのできている卵巣と卵管だけを切除するだけでよいこともあります。がんが卵巣外にも及んでいる場合は、両側の卵巣と卵管、子宮、胃の下部から垂れて腸の前面を覆う薄いである大網(だいもう)、リンパ節などを広範に摘出しなければなりません。大網は最も卵巣がんが転移しやすい部位とされ、早期がんの場合でも切除することがあります。
 がんが卵巣外に広く散らばっている場合には、手術の後、抗がん剤による強力な化学療法が必要となります。抗がん剤はがんの種類によってかなり有効で、残ったがんが縮小したり、消失することもあります。この場合は、もう一度手術を行い、残った腫瘍を完全に摘出したり、化学療法を中止する時期を決定します。
 なお、卵巣がんは乳がん同様に家族性腫瘍とみられ、家族の中に子宮がんや乳がん、大腸がんの人がいる場合は、リスク因子が高くなっています。また、出産歴がない場合や第1子を高齢で出産した場合、初潮を早く迎えた場合、閉経が遅い場合なども、リスク因子として挙げられています。生活習慣からみるリスク因子には、喫煙、食事での動物性脂肪の多量摂取、肥満などがあります。

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■病気 乱視 [病気(ら)]





[魚座]角膜の球面の異常により物の形をはっきり見られない状態
 乱視とは、遠くの物を見る時も、近くの物を見る時も、ともに視力が悪く、網膜上に1点として像を結ばない状態。がちゃ目とも呼ばれます。
 水晶体が乱視の原因となっている場合もありますが、多くの場合は角膜が原因となっています。正常な人では、角膜は横方向も縦方向もほぼ同じカーブをしています。乱視の人では、カーブの度合いが、横方向と縦方向で異なります。このために、横方向と縦方向とで屈折力に差が生じ、網膜上にはっきりとした像を結ぶことができないのです。
 生物の目は完全ではないため、万人が乱視の要素は持っています。軽い乱視では、視力障害が少ない場合もあります。ある程度以上の乱視では、遠方視、近方視ともに物が見にくかったり、片目で見ても物が二重、三重になるなど、ずれた像となることがあります。調節性の眼精疲労のため眼痛、頭痛を生じる場合もあります。その他、夜間に見えにくくなることもあります。
 このような症状は、軽い乱視でも年齢が進むに従って現れてきます。乱視のために、特に低年齢で弱視を生じることもあります。
 乱視には、不正乱視と正乱視の2種類があります。
 不正乱視とは、角膜の表面が凸凹不整となっているもの。円柱レンズの眼鏡では矯正できません。
 角膜の外傷や、円錐(えんすい)角膜、翼状片などによる角膜の非対称的なゆがみ、加齢性変化による白内障などが原因となって生じます。まれに、水晶体の外傷による亜脱臼(あだっきゅう)、円錐水晶体などの水晶体疾患などが原因となります。
 近年、不正乱視は高次収差とも呼ばれるようになり、波面センサーという機械を用いることで、その光学的特性などを分析することができるようになりつつあります。高次収差をその特性で大きく分けると、いわゆるピンぼけを生じる球面収差と、彗星(すいせい)の尾のように網膜に結像させるコマ収差の組み合わせともいえます。
 一方、正乱視とは、角膜または水晶体が正しい球面ではなく、いびつな形をしているもの。円柱レンズの眼鏡で矯正できます。一般に乱視といえば、この正乱視のことを指します。
 円柱レンズとは、円柱を軸に平行な平面で切り取ったものです。軸方向には屈折力がありませんが、軸と垂直方向に屈折面があるレンズで、凹と凸の円柱レンズがあります。その円柱レンズと球面レンズの組み合わせのパターンにより、近視性乱視、遠視性乱視、混合(雑性)乱視に分類されます。
 別の分類方法として、屈折力が強い強主経線が垂直方向の直乱視、同じく強主経線が水平方向の倒乱視、強主経線が斜めの方向である斜乱視という3種類に分ける場合もあります。このうち、直乱視が正乱視の90パーセント程度を占めます。
 さらに、強主経線の一方が正視つまり球面レンズでの矯正を必要としない単乱視、強主経線とそれに直交する屈折力が弱い弱主経線が、どちらも遠視もしくは近視である複乱視、強主経線が近視で、かつ弱主経線が遠視である混合(雑性)乱視という分類方法もあります。
[魚座]乱視の検査と診断と治療
 医師による視力検査では、放射状の線からなる乱視表を使います。乱視なら、ピントが合っていない方向の線ははっきり見えますが、ピントが合っている方向の線はぼやけて、あるいは二重に見えます。つまり、ピントの合う合わないと線がぼやけるぼやけないは、逆の関係にあります。  
 乱視の治療としては、眼鏡をかけたり、コンタクトレンズを使用したりします。しかし、不正乱視の場合は眼鏡で矯正するすることはできないので、コンタクトレンズを使用します。
 角膜のゆがみによる正乱視は、円柱レンズまたはハードコンタクトレンズによる矯正が一般的に適しています。最近では、ソフトコンタクトレンズでもトーリックレンズと呼ばれる乱視矯正レンズも多種あるものの、矯正可能な乱視屈折度数が限られていて、まばたきなどでコンタクトレンズの軸ずれが生じ、きっちりと乱視を矯正することがハードコンタクトレンズに比べてやや難しい面があります。
 水晶体が原因である正乱視は、コンタクトレンズでは矯正できません。また、特に子供では乱視による屈折異常弱視(経線弱視)が発生しやすいので、眼鏡処方を行うことはとても大切なこと。眼鏡が顔に対して位置ずれを生じると矯正効果が大きく変わるので、眼鏡の顔に対するフィッティングもしっかり行うことが大切です。
 不正乱視の治療は、その原因が角膜の形状異常によるものであれば、第一選択としては、やはりハードコンタクトレンズが適しています。ただし、水晶体が原因である不正乱視は、水晶体が原因である正乱視と同じくコンタクトレンズによる治療では矯正できません。
 現在、近視や乱視は、エキシマレーザーによる角膜のレーシック(屈折矯正手術)により、屈折度数には制限があるものの、矯正することがある程度可能になってきています。さらに、補償光学と呼ばれる方法で、不正乱視もある程度ならば治療可能になりつつあります。
 ただし、このようなレーシックは、手術適応か否かなどを明確に診断できる眼科専門医の知識がなくては不可能です。簡便で安価な非眼科専門医の施設で手術を受け、とんでもないことになってしまったケースが、多く報告されています。レーシックを受ける場合は、まず眼科専門医に相談することが肝要です。

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■病気 ライム病 [病気(ら)]





[クリスマス]マダニにより媒介され、スピロヘータ科ボレリア属の細菌を病原体とする感染症
 ライム病とは、野ネズミや小鳥などを保菌動物とし、野生のマダニによ って媒介されるスピロヘータ科ボレリア属の細菌による感染症。
 ヨーロッパからアジアまでの温暖な森林地帯、北アメリカの北東部、北中央部、太平洋沿岸地域で多く見られますが、世界中で発生がみられます。ヨーロッパで感染すると皮膚症状が、北アメリカで感染すると関節炎の症状が、目立ちます。日本では年間数十件の患者の報告があり、特に北海道での報告が多く東京都内でも報告があります。
 病原体は、スピロヘータ科ボレリア属のライム病ボレリアという、ひょろ長い形をした細菌です。ライム病ボレリアは数種類が確認されており、北アメリカでは主にボレリア・ブルグドルフェリ、ヨーロッパではボレリア・ブルグドルフェリのほか、ボレリア・ガリニ、ボレリア・アフゼリ、ボレリア・ババリエンシスが主な病原体となっています。日本では、ボレリア・ババリエンシス、ボレリア・ガリニが主な病原体となっています。
 これらのライム病ボレリアを保有した野生のマダニ科マダニ属のダニに、森林作業や農作業、レジャーなどで草むらややぶなどに立ち入った際に刺されることによって、感染します。北アメリカにおいては主にスカプラリス・マダニ、ヨーロッパにおいてはリシナス・マダニが媒介し、日本ではシュルツェ・マダニが媒介するケースがほとんど。人から人へうつることは、ありません。
 潜伏期は3~32日間で、感染初期には、多くの場合、遊走性紅斑(こうはん)と呼ばれる特徴的な症状が出ます。これは、マダニに刺された部位に赤色の丘疹(きゅうしん)が生じ、次第に遠心状に、輪状の紅斑が広がっていくというものです。また、その際に、筋肉痛、関節痛、頭痛、発熱、悪寒、全身倦怠(けんたい)感などの症状を伴うことがあります。
 その後、病原体が血液によって全身に運ばれるのに伴い、重度の頭痛や首筋の硬直、刺された部位以外の発疹、関節痛や関節のはれ、筋肉痛、動悸(どうき)や不整脈、めまいや息切れ、神経痛、手足のしびれや痛み、脳や脊髄(せきずい)の炎症、記憶障害など多彩な症状が現れます。
 感染から数カ月ないし数年をへて重症化すると、皮膚症状や関節炎、脊髄脳炎などが悪化し死亡することがあります。また、治療が遅れると皮膚や関節などに後遺症が残ることがあります。
 日本では、ライム病は感染症法で全数把握対象の4類感染症に指定されており、診断した医師は直ちに保健所に届け出ることになっています。
[クリスマス]ライム病の検査と診断と治療
 内科、皮膚科、感染症科、感染症内科などの医師による診断は、典型的な症状、感染の機会の有無、さらに病原体あるいは病原体の遺伝子の検出、抗体検査に基づいて下します。 
 発症の数週間前に、流行地への旅行歴、もしくは野山や河川敷などでの活動歴があればライム病が疑われます。
 内科、皮膚科、感染症科、感染症内科などの医師による治療は、ペニシリン系、テトラサイクリン系の抗生物質が有効で、近年はセフェム系抗生物質も用いられています。
 治療が遅れると重症化や後遺症が残る場合があるので、早期発見、早期治療が重要です。
 ライム病は、ワクチンによる予防対策を講じることができない疾患のため、病原体を保有するダニに刺されない対策を講じることが重要です。
 そのポイントは、森林作業や農作業、レジャーなどで、草むらややぶなどダニが多く生息する場所に入る時は、肌をできるだけ出さないように、長袖(ながそで)、長ズボン、帽子、手袋、足を完全に覆う靴などを着用することです。また、肌が出る部分には、人用の防虫スプレーを噴霧し、地面に直接寝転んだり、腰を下ろしたりしないように、敷物を敷きます。
 衣類にダニがついていることがあるので、森林や野山などから帰宅後は衣類を家の外で脱ぎ、すぐに入浴し体をよく洗って、新しい服に着替えます。
 万が一ダニに刺され、皮膚に吸着された時は、つぶしたり無理に引き抜こうとせず、入浴して体をよく洗って注意深く取り除くか、医療機関で処理してもらうことです。
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■病気 ラテックスアレルギー [病気(ら)]

[家]天然ゴム製品に触れて起こる即時型アレルギー反応
 ラテックスアレルギーとは、天然ゴム製品に含まれる水溶性蛋白(たんぱく)質がアレルゲンとなって、すぐに起こる即時型アレルギー反応です。ゴム手袋、輪ゴム、ゴム風船、粘着テープ、コンドームなどに皮膚が触れると、むくみやじんましんが出現します。
 重症例では、ラテックスの付着したパウダーを吸い込んだだけで、喘息(ぜんそく)発作やアレルギー性鼻炎、結膜炎などを起こしたりします。ひどい場合は、血圧低下が起こり、ショック状態に陥ることも。
 症状が軽い場合、抗ヒスタミン薬の内服で治まりますが、症状が重い場合、それぞれの症状に合わせた対処療法が必要となります。
 ラテックスアレルギーと診断された人は、原因物質となる天然ゴム製品を使わないようにすることで予防できます。 しかし、医療従事者や、ゴム製品をよく用いている人、何らかのアレルギーがある人など、ふだんアレルギーとまったく無縁だった人たちにも起こり得ます。
 ラテックスアレルギーを発症する素因を持っているのは、食物アレルギーのある人、中でもバナナ、アボカド、キウイフルーツ、クリなど、蛋白質がゴムの木のと似ている食物にアレルギーのある人で、注意が必要とされます。

[ダイヤ]詳しい病気の解説は四百四病の事典http://ksjuku.com/jiten.html)へどうぞ[ダイヤ]




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