SSブログ

■病気 慢性結膜炎 [病気(ま)]

[フリーダイヤル]結膜の充血、目やにが長く続く状態
 慢性結膜炎とは、結膜の軽い充血、目やにが続く状態。急性結膜炎より症状は軽いものですが、なかなか治りにくいことがあります。
 結膜とは、まぶたの裏側から白目の表面を覆っている薄い膜のことで、この部分に起こる炎症を総称して結膜炎といい、症状が比較的急激に現れる急性結膜炎と、発症が緩やかでいつごろかわからない慢性結膜炎とに大きく分けられます。
 慢性結膜炎の原因はいろいろで、細菌の感染、真菌(かび)の感染、アレルギー、機械的刺激、薬品類の化学的刺激、涙液の分泌が低下するドライアイなどによるものがあります。細菌類では、ブドウ球菌類や緑膿(りょくのう)菌が主な原因となります。
 症状としては、結膜の軽い充血があり、少し目やにが出ます。また、流涙、異物感、不快感、かゆみ、目が乾いた感じなどがあることがあります。目やには、急性結膜炎ほどではなく、朝の起床時に目頭やまつげに少量ついている程度のことがほとんど。
 時々、症状がひどくなることもあります。コンタクトレンズの使用などが原因となって、まぶたの裏側の眼瞼(がんけん)結膜に、ぶつぶつの乳頭ができたり、小さな砂状の結晶である結膜結石ができることもあります。
 なお、白目が赤く充血してはいるものの結膜炎ではないものに、虹彩(こうさい)毛様体炎、強膜炎、上強膜炎などがあります。目だけではなく全身の疾患の一つの現れである場合がありますので、気を付けなければいけません。
[フリーダイヤル]慢性結膜炎の検査と診断と治療
 ひどくない程度でも不快な症状が持続するようなら、眼科専門医の診察を受けます。
 医師の診断では、目やにの中の細菌培養を始め、結膜からこすり取った細胞のサンプルや目やにの構成成分の顕微鏡検査などが行われます。ドライアイが疑われれば、涙液分泌能検査が行われます。
 治療としては、細菌性、真菌性では抗菌剤の点眼が行われます。非ステロイド性消炎剤や消炎酵素剤の点眼も行われます。アレルギー性でかゆみの強い場合は、初めはステロイド剤の点眼で強力に炎症を抑え、次いで非ステロイド性の抗アレルギー剤、消炎剤や消炎酵素剤の点眼で病状の鎮静化が図られます。
 ドライアイでは、人工涙液の点眼、乾燥予防などが行われます。結膜結石では、結膜から露出すると異物感の原因となるので、点眼麻酔をして針先などで除去します。
 慢性結膜炎は、急性結膜炎に比べるとなかなか頑固で、治りにくいものです。根気よく治療し、睡眠、食事にも気を配り、体調を整えることが必要となります。急性結膜炎の場合と同様、洗眼はかえって好ましくありません。
 充血を除く目的のみで点眼薬を連用するのも、副作用を招いたり、後にかえって充血を招いたりすることがあるので、好ましくありません。

ウェブ版の健康創造塾にアクセスできます。
携帯i-mode版の健康創造塾にアクセスできます。
携帯au版の健康創造塾にアクセスできます。
携帯Yahoo!ケータイ版の健康創造塾にアクセスできます。




タグ:外傷性視神経症 はやり目 涙道狭窄、閉鎖 優性遺伝性若年性視神経委縮症 雪目(雪眼炎) 先天性進行性夜盲 雪眼炎(雪目) 病気(ま) 遠視 睫毛乱生症 眼瞼下垂 網膜動脈硬化症 続発性緑内障 スティーブンス・ジョンソン症候群 近視 水晶体嚢性緑内障 眼瞼外反症 アレルギー性結膜炎 虹彩炎(虹彩毛様体炎) 突き目(匐行性角膜潰瘍) 翼状片 やぶにらみ 先天性緑内障(牛眼) 老眼(老視) 夜盲症 眼底出血 光誘発角膜炎 黄斑前膜 緑内障 角膜ヘルペス 円錐角膜 トラコーマ(トラホーム) 顆粒性結膜炎 特発性視神経炎 結膜下出血 視神経炎 うっ血乳頭 逆さまつげ 近目 網膜剥離 光視症 高血圧性網膜症 遺伝性視神経症 腫瘍性視神経症 ヘルペス性角膜炎 虚血性視神経症 レーベル病 桐沢型ぶどう膜炎 交感性眼炎 急性網膜壊死 アポロ病 乱視 圧迫性視神経症 角膜潰瘍 細菌性角膜炎 春季カタル ただれ目(眼瞼縁炎) 原田病 角膜びらん 腎性網膜症 ぶどう膜炎 慢性閉塞隅角緑内障 網膜静脈閉塞症 開放隅角緑内障 急性閉塞隅角緑内障(緑内障発作) 網膜芽細胞腫 調節緊張性近視 緑内障発作(急性閉塞隅角緑内障) 閉塞隅角緑内障 偽近視 眼部帯状疱疹 ビタミンB2欠乏症 ビタミン欠乏症 糖尿病性網膜症 急性結膜炎 仮性近視 視神経委縮 弱視 レーベル先天性黒内障 コーツ病 滲出性網膜炎 水疱性角膜症 網膜前膜 斜視 視神経症 色盲、色弱(色覚異常) スタルガルト病 斑状網膜症候群 霰粒腫 硝子体混濁 中心性網膜症 巨大乳頭結膜炎 単性緑内障 ドライアイ 結膜弛緩症 黄斑変性症 優性遺伝子性ドルーゼン 加齢黄斑変性 蜂巣炎(眼窩蜂窩織炎) 家族性ドルーゼン 黄斑ジストロフィー 黄色斑眼底 クラミジア結膜炎 結膜炎 封入体結膜炎 フリクテン性結膜炎 角膜炎 シェーグレン症候群 正常眼圧緑内障 眼瞼縁炎(ただれ目) 慢性結膜炎 若年網膜分離症 先天性停止性夜盲 結膜結石 流行性角結膜炎 小口病 先天網膜分離症 X染色体若年網膜分離症 強膜炎、上強膜炎 急性出血性結膜炎 眼瞼内反症 黄斑円孔 フリクテン性角膜炎 ものもらい(麦粒腫) 麦粒腫(ものもらい) オカルト黄斑ジストロフィー 先天性黄斑変性症 網膜硝子体出血(眼底出血) 家族性角膜変性 角膜ジストロフィー 網膜色素変性症 杆体錐体ジストロフィー 疲れ目 角膜変性 視力障害 眼精疲労 白内障 飛蚊症 一過性黒内障
nice!(5)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

■病気 マタニティーブルー [病気(ま)]

[満月]短期間に消失する気分障害
 産後2~3日目になると、訳もなく涙が出てきたり、家族のちょっとした言葉が気に障って悲しくなるのが、マタニティブルーと呼ばれる気分障害です。
 出産を境にして、今まで盛んに分泌されていた女性ホルモンが急激に低下し、ホルモンの状態が激変するために、自律神経系に影響をおよぼし、本人の自覚のあるなしにかかわらず感情の変化として現れます。
 そのほかにも、出産や慣れていない育児の疲れ、睡眠不足、家で独り育児に取り組まなければならない孤独感や不安などのストレスが重なり、感情が不安定になるのです。
 主な症状は、情緒の不安定と涙もろさで、不眠や食欲不振、軽いうつ状態になったりもします。しかし、ピークは産後2~3日目で、産後2週間以内に治まります。短期間に消失する一過性の正常な反応であり、産後のうつ病とは違うものと考えられていますが、マタニティブルーから産後うつ病に移行するケースも。
 産後うつ病のほうは、出産直後の数週間~数カ月の時期にみられるもので、強い悲嘆と、それに関連する心理的障害が起きている状態です。原因はいまだ、よくわかっていません。女性ホルモンの一種、エストロゲンとプロゲステロンが急激に減ることが一因、とも考えられています。

[家]詳しい病気の解説は四百四病の事典http://ksjuku.com/jiten.html)へどうぞ[家]




タグ:病気(ま)
nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

■病気 マラリア [病気(ま)]

[晴れ]アフリカの三大感染症の一つ 
 マラリアは、寄生虫のマラリア原虫(プラスモジウム)が原因の感染症で、特徴的な発熱のほか、悪寒、頭痛、吐き気などの症状が現れます。メスのハマダラカが感染者の血液を吸い、別の人を刺して広がります。
 原虫の種類により、熱帯熱マラリア、四日熱マラリア 、三日熱マラリア 、卵型マラリア の四種類があり、種類ごとに熱の出方が異なります。
 熱帯、亜熱帯地域に広く分布し、世界100カ国余りの国々で流行しています。WHO(世界保健機関)の推計では、全世界で毎年、3・5億~5億人の感染者、150万~270万人の死者があると報告されています。
 また、そのうちの90パーセントはアフリカ熱帯地方で発生していると報告され、エイズ、結核と並ぶアフリカの三大感染症に数えられます。
 日本においても、1935年ころまでは年間数万人の患者が発生していましたが、媒介する蚊の撲滅などの結果、現在では海外で感染する、いわゆる輸入マラリア感染者のみの発生であり、毎年100人~150人が報告されています。
 感染者数が少ないために医師の認識が低く、風邪などと誤診されて治療が遅れ、死亡するケ-スもいくつあります。
 効果的なワクチンはありませんが、抗マラリア薬で治療します。しかしながら、薬が効かない薬剤耐性マラリアが増えており、WHOでは二剤併用療法の導入を進めています。

[家]詳しい病気の解説は四百四病の事典http://ksjuku.com/jiten.html)へどうぞ[家]




タグ:病気(ま)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

■病気 慢性甲状腺炎(橋本病) [病気(ま)]

[満月]甲状腺の病気の一つで、女性に多発
 慢性甲状腺(せん)炎は、喉頭(こうとう)の前下部にある甲状腺に慢性の炎症が起きている病気で、橋本病とも呼ばれている自己免疫性疾患です。九州大学の橋本 策(はるか)博士が明治45年、ドイツの医学誌に初めて発表した病気で、世界的にも有名なものです。
 内分泌腺の一つである甲状腺に、慢性のリンパ球の浸潤による炎症があるために、甲状腺が腫大(しゅだい)したり、甲状腺機能に異常が起こります。男性の20倍と女性のほうが圧倒的に多くかかり、よく調べると、女性の10~20人に1人の割合でみられるほど、頻度の高い病気だということがわかってきました。
 例外はありますが、慢性甲状腺炎の発症者は大なり小なり、甲状腺がはれています。ただし、この内分泌腺の一つである甲状腺のはれが、首や喉(のど)に何か症状を起こすというようなことはありません。まれに甲状腺のはれがなく、委縮している場合もあります。
 慢性甲状腺炎では、甲状腺のホルモン状態の違いから次の3つのケースに分けられ、甲状腺ホルモンの過不足があるケースにだけ症状がみられます。 
●甲状腺ホルモン濃度がちょうどよいケース(甲状腺機能正常)
 慢性甲状腺炎(橋本病)であっても、大多数の人は甲状腺ホルモンに過不足はありません。この場合は、病気が体に影響するということは全くありませんので、何か症状があっても甲状腺とは関係ありません。従って、治療の必要はありません。
 しかしながら、将来、甲状腺の働きが低下して、ホルモンが不足することがあります。また、まれですが一時、甲状腺ホルモンが過剰になることもあります。
●甲状腺ホルモンが不足しているケース(甲状腺機能低下症)
 甲状腺ホルモンが減少する病気の代表が、慢性甲状腺炎(橋本病)です。慢性甲状腺炎も甲状腺臓器特異性自己免疫疾患の一つで、体質の変化により、甲状腺を異物と見なして甲状腺に対する自己抗体(抗サイログロブリン抗体、抗マイクロゾーム抗体)ができます。
 この抗体、すなわち浸潤したリンパ球が甲状腺を破壊していくため、甲状腺ホルモンが減少し、徐々に甲状腺機能低下症になっていきます。痛みもなく、本人の知らないうちに、少しずつ甲状腺が腫大します。
 甲状腺ホルモンは体の新陳代謝に必要なホルモンですので、不足が著しかったり長く続いたりすると、下のような症状が現れます。自覚症状はないこともありますが、コレステロールの値が高くなったり、血圧が上がったり、心臓や肝臓の働きが悪くなることもあります。
 *顔や手足がむくむ   *食べないわりに体重が増える   *気力が低下する   *動作が鈍くなる   *皮膚が乾燥する   *声がかすれる   *寒がりになる   *始終、眠い   *毛髪が薄くなる   *物忘れがひどくなる   *ろれつが回らなくなる   *その他(便秘、貧血、月経過多)
 これらの症状は他の原因でも起こりますから、こうした症状があるからといって甲状腺のホルモンが足りないとは限りません。
 また、甲状腺機能低下症であっても、適量の甲状腺ホルモン剤を服用して血液のホルモン濃度が正常になっている場合は、何か症状があれば、他のことが原因です。
 なお、「甲状腺機能低下症になると回復しない」といわれていましたが、数カ月のうちによくなることも少なくありません。
●甲状腺ホルモンが一時的に過剰になるケース(無痛性甲状腺炎)
 甲状腺にたくわえられている甲状腺ホルモンが血液中にもれ出て、血中濃度が高くなることがあります。ふだん、甲状腺の働きが正常な人に、比較的急に起こります。お産をした後数カ月以内に、ことによくみられます。バセドウ病(甲状腺機能亢進症)と間違われることもあります。
 このケースは炎症が原因ですが、痛みがないので「無痛性甲状腺炎」といいます。長くても4カ月以内には自然に治りますが、その後、逆に甲状腺ホルモンが不足して、甲状腺のはれが大きくなることがあります。これも大抵は数カ月で治りますが、中には長く続いて甲状腺ホルモン剤の内服治療が必要になる人もあります。
●その他のケース
 非常にまれですが、途中でバセドウ病に変化することがあります。血縁にバセドウ病の人がいる場合は、他の人よりなりやすい傾向があります。
 悪性リンパ腫の中には甲状腺から発生するものがあり、慢性甲状腺炎(橋本病)の人は一般の人よりこうしたことが起こりやすいのですが、甲状腺から発生するものは治療に大変よく反応し、治りやすいという特徴があります。
[やや欠け月]診断と治療法 
●血液検査や細胞診
 触診や超音波検査で、びまん性甲状腺腫を確認します。血液検査では、甲状腺自己抗体である抗サイログロブリン抗体と抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体の2つが陽性になります。
 自己抗体が陰性の人でも、甲状腺の生検や細胞診でリンパ球浸潤を認めれば、診断が確定されます。甲状腺機能(FT3・FT4・TSH)は正常の人が多いですが、甲状腺機能低下症になっている例もあります。
●甲状腺ホルモン剤の服用
 慢性甲状腺炎(橋本病)の発症者で甲状腺の腫大が小さく、甲状腺機能も正常の場合は、治療は必要ありません。
 甲状腺機能の低下がある場合には、不足している甲状腺ホルモン剤(チラージンS錠)を毎日内服します。はれも小さくなります。甲状腺の腫大がひどい場合は、手術で甲状腺を切除する場合もあります。
●日常生活と食事
 甲状腺ホルモンに過不足がなければ、生活上、留意することはありません。
 食事も、ふだんどおりでけっこうです。海草類も普通に食べてかまいませんが、昆布を毎日食べたり、ヨードを含むうがい薬を毎日何度も使うと、甲状腺機能が低下することがあります。
 海草に多く含まれるヨードは甲状腺ホルモンの原料ですが、慢性甲状腺炎(橋本病)の人の一部に、ヨードを取り過ぎると甲状腺ホルモンが作れなくなる人がいるからです。なお、甲状腺ホルモン剤を服用している人は、問題ありません。

[家]詳しい病気の解説は四百四病の事典http://ksjuku.com/jiten.html)へどうぞ[家]




タグ:病気(ま)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康