■病気 日光過敏症(光線過敏症) [病気(に)]
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日光過敏症とは、普通の人では何でもない程度の日光の紫外線が当たっただけで、皮膚に異常が引き起こされる免疫システムの反応。光線過敏症とも、日光アレルギーとも呼ばれています。
外部から起こる外因性のものと、体の内部から起こる内因性ものがあります。
外因性の日光過敏症は、日光に当たると敏感になるような化学物質が皮膚に接触して起こります。ある種の薬や化学物質を内服したり、ある種の薬や化粧品などを皮膚に塗った後、日光に当たった場合にのみ現れます。
日光過敏を助長させる可能性がある内服剤には、経口糖尿病食、降圧利尿剤、精神安定剤、ある種の抗生物質などがあり、光エネルギーにより活性化される物質(光感作物質)が何らかの経路で皮膚に達し、光エネルギーを吸収して皮膚に異常を起こします。
内因性の日光過敏症は、小児期では色素性乾皮症、ポルフィリン症などで起こります。大人では、ペラグラ(ニコチン酸欠乏症)や、肝臓の疾患からくるポルフィリン症などで起こります。
色素性乾皮症というのは、遺伝性の疾患で、日光が当たった部分が日焼けを繰り返し、皮膚が乾燥してくる疾患です。ポルフィリン症は、ポルフィリンという物質の先天性の代謝異常で、皮膚、歯、骨などにこの物質が沈着し、日光に敏感になる疾患です。ペラグラは、ビタミンBの一つであるニコチン酸が欠乏することにより、皮膚炎、下痢、精神錯乱などを起こす疾患です。
また、全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、単純性疱疹(ほうしん)のように、日光によって誘発されたり、悪化するものもあります。
症状としては、日焼けのひどい状態から、湿疹(しっしん)、皮膚炎のようなものまでさまざまですが、顔、うなじ、手の甲のように、露出部分に起こるのが特徴です。
普通は、強い日光に当たってから数時間で症状が現れます。中には、数日たってから出てくることもあり、日光照射との関係に気が付かない場合もあります。
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日光過敏症を診断するための特別な検査はありませんが、それを取り除く必要があるいろいろな原因があるので、各種の検査や診断によって見付けます。
皮膚が露出した部分だけに発疹が出た場合は、日光過敏症を疑います。その他の疾患、服用した薬、皮膚に塗った薬や化粧品などを詳しく調べると、日光過敏症を起こした原因を特定するのに役立ちます。全身性エリテマトーデスなど一部の発症者で、この反応の感受性を高める疾患を除外するための検査を行うこともあります。
全身性エリテマトーデスによる日光過敏の発症者などでは、ヒドロキシクロロキンやステロイドを内服すると効果があることがあります。日光過敏のタイプによっては、皮膚を紫外線に対し敏感にする薬剤であるソラレンを併用して、紫外線を当てる光線療法を行うことがあります。この治療法はPUVA療法といいます。しかし、全身性エリテマトーデスの発症者は、この治療に耐えられません。
原因が何であれ、日光に過敏な人は、紫外線を防止できる衣類を着用し、日光を極力避け、日焼け止めを使います。日光過敏を引き起こす薬や化学物質などは、可能ならば中止します。
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■病気 にきび(尋常性痤瘡) [病気(に)]
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にきびとは、過剰な皮脂分泌により、額やほお、あご、胸、背中などに現れる皮膚の炎症性疾患。医学的には、尋常性痤瘡(ざそう)として知られています。
男性ホルモンの影響によって、思春期にできやすくなります。初期には、毛穴(毛包)の脂腺(しせん)が刺激され、脂腺が大きくなると同時に毛穴が脂肪や角質でふさがって、面皰(めんぽう)という脂肪の塊ができます。この状態が黒にきび、または白にきびと呼ばれるもので、黒にきびは毛穴が開いて中身が見えている状態であり、白にきびは毛穴が閉じている状態です。
ここに皮膚常在菌で多く存在するアクネ桿菌(かんきん)が繁殖して炎症を起こし、赤い小さなぼつぼつや膿(うみ)を持った発疹(はっしん)ができます。この状態が赤にきびと呼ばれるものです。
アクネ桿菌は、嫌気性の細菌のため酸素のない脂腺の奥に生息します。詰まった毛穴の中では、皮脂を栄養として過剰に増殖し、脂肪分解酵素のリパーゼを分泌し、皮脂を遊離脂肪酸にして面皰とします。また、紫外線や空気中の酸素が、皮脂を過酸化脂質に変化させます。このように皮脂が遊離脂肪酸へ変化し、さらに酸化されて過酸化脂質へと変化した結果、皮膚に炎症が起きて赤くなったり、膿がたまって黄色い部分ができるのです。
さらに進行すると、毛穴が破れて中身が流れ出し、炎症が広がることもあります。この場合は皮膚の深い部分を傷付けてしまうため、炎症が治っても瘢痕(はんこん)が残る場合が多くなります。
にきびは思春期の生理的な現象で、疾患ではありません。20歳代前半くらいになると、自然に治っていくか、少なくともその数が減ります。
しかし、一度よくなったにきびが、中年以後に再発したり、あごから首の前のほうにかけて、にきびに似た発疹ができることがあります。この場合には、にきびのような面皰がないのが特徴で、化粧法の誤りが原因となっていることが多いようです。
また、副腎(ふくじん)皮質ホルモン(ステロイド剤)など、いろいろな薬剤の作用で、にきびに似た発疹ができることがあります。この場合にもやはり、にきびのように面皰がないので、区別できます。
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にきびのできた部分に瘢痕を残さないように治療することが、最も大切になってきます。
そのためには、毎日せっけんでよく洗顔し、皮脂を洗い流して毛穴が詰まるのを防ぎます。せっけんは、低刺激性のものが望まれます。抗菌せっけんやスクラブ入りせっけんの使用は、有用な皮膚常在菌を過剰に洗い流し、皮膚を過剰に刺激してにきびを悪化させる恐れがあります。ファンデーションやメーキャップ化粧品は、毛穴を詰まらせ、にきびを悪化させる場合があるので、使用しないようにします。
また、チョコレート、ピーナッツ、コーヒー、ココア、豚肉、糖分の多い物などでは、できるだけ避けます。ビタミンを含んだ新鮮な野菜や果物を十分に摂取して、便秘を予防します。睡眠不足、過労、ストレスには注意して、規則正しい生活を送ることも、治療上、忘れてはならないことです。
皮膚科での治療では、保険適用の範囲内である外用の抗菌剤、抗炎症剤、ビタミン剤が使われます。外用の局所抗菌剤としては、クリンダマイシン、ナジフロキサシンのほか、過酸化ベンゾイルや抗炎症剤が使われています。外用の抗菌薬が効かない場合、毛穴の詰まりを取る効果のあるトレチノイン、アダパレンなどが使われますが、これらは日光に対し過敏になる作用があり、慎重な処方が行われる必要があります。
重症なにきびでは、ミノサイクリン、テトラサイクリン、ドキシサイクリン、エリスロマイシンなどの経口用抗生物質が使われる場合もありますが、長期の服用が必要で重い副作用を引き起こす場合があります。内服薬では、皮膚の新陳代謝を促すビタミンB2、皮膚の抵抗力を高めるビタミンB6のほか、色素沈着などを防ぐためにビタミンCが使われます。
医師の処方なしで入手できる薬として、サリチル酸やレゾルシノール、硫黄を含んだクリーム状の軟膏が市販されています。これらは吹き出ものを乾かす効果がありますが、若干のかさつきが生じる場合もあります。
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■病気 肉体疲労 [病気(に)]
■体が発する警告の一つ■
「痛み」や「発熱」に代表されるように、人間の体には本来、重要な警報装置が備わっています。自己の体が痛みや発熱で警戒するように知らせれば、誰もが原因を特定し、薬を用いたり、休養をとったり、何らかのの対策を講じるものです。
「疲労」もまた、警告の一つです。疲れによって死や障害が近付きつつあることを、自己に知らせているものです。以上の体が発する三つの警告は、しばしば「三大アラーム」と表現されています。
「疲労」と一言でいっても、軽い運動をした後の「スッキリした心地よい疲労」と、仕事などでストレスを抱えた状態での「グッタリした嫌な感じの疲労」の別があり、両者の疲れ方は全く異なっています。
「スッキリした疲労」は、主に筋肉の疲労。いつもより働きすぎたり、休日のスポーツで頑張ったりした後に感じる疲労で、十分に栄養をとったり、お風呂に入ってリラックスしたり、一晩ぐっすり眠ったりすれば、だいたい回復します。
対して「グッタリした疲労」の原因は、複合的です。OA仕事などで背中や腰、肩の筋肉に不自然に負担をかけ続けたり、職場の人間関係やプレッシャー、家庭での不和やトラブルなどで、精神的な緊張状態を強いられ続けると、それも疲労感として体に知覚され、グッタリした疲れを招きます。
現代人を煩わせているのはこのグッタリ疲労で、改善方法も難しいとされています。「疲労」という警告を無視して対策をとらずにいると、免疫やホルモンなどを正常に維持するシステムのバランスが崩れ、体のだるさ、目のかすみ、内臓の不良といった不定愁訴となって、いつしか現れます。
疲労を感じたら、何よりも早めのケアを心掛けましょう。それでも改善されないようなら内科などを受診し、進行させないようにしましょう。
■慢性疲労と慢性疲労症候群■
あなた自身や、あなたの周りの人で、「激しい疲れで、会話や食事をするのも面倒」、「いくら寝ても寝足りない」、「頭痛や微熱、不眠が半年以上続いている」などの症状が見られる人は、いないでしょうか。これらの症状は、「慢性疲労症候群」の代表的な特徴です。
慢性疲労症候群は「慢性疲労」と似ていますが、れっきとした病気であり、治療が必要です。ガンや甲状腺疾患、更年期障害などの病気はないのに、仕事や家事などに支障をきたすほどの極端な疲労感が半年以上も続き、微熱や頭痛、リンパ節の腫れ、関節痛、抑うつ状態、睡眠障害などの症状も、見られます。
日本では現在、一般の疲労研究の中で、世界をリードする慢性疲労症候群の研究が進められており、TGF‐bやインターフェロンといった免疫物質が大量に作られるのが原因との説が、有力になっています。また、20~30代に多く発症しているとの指摘もあります。
「正しく治療すれば再発しない」とされていますので、上記の症状に心当たりがある人は、慢性疲労症候群の専門医に早めに受診してもらうことがお勧めです。
■別の病気が隠れている可能性も■
疲れには、さまざまな病気が隠れている場合もあります。
例えば、「糖尿病」。疲れにプラスして、ひどく喉が渇いて水をたくさん飲んだり、尿の量が多いなどの症状も見られるようなら、糖尿病を疑うべきです。
そのほか、「肝炎(+黄疸)」、「貧血(+動悸)」、「肺炎・結核(+発熱・咳・たん・呼吸困難)」、「ガン(+体重減少・微熱)」、「膠原病(+体重減少・微熱・関節痛)」などの病気でも、症状の一つに疲れやすさがあることが指摘されています。
早期発見・早期治療のためにも、疲れと同時に現れる症状にもよく気を付けて、過労死という最悪の事態を防ぎたいところです。
過労死は休日不足や、長時間労働による働きすぎのため、慢性的疲労の蓄積や大きなストレスなどで起こる突然死のことを指します。50~60歳の働き盛りに目立っています。
過労死の前兆には、全身の疲労感、胸痛、冷汗、息切れ、首や肩の凝り、手足のしびれ、頭痛などがあります。一時的に意識を失ったり、片手がしびれたり、箸を落としたりするような場合は、脳梗塞などの脳血管障害が考えられます。後頭部の激痛の場合、はクモ膜下出血の前兆です。すぐに病院に行きましょう。
過労死の死因では、急性心筋梗塞、急性心不全など心臓の疾患が60~70%を占め、次いでクモ膜下出血、脳出血など脳の疾患が30%を占めると判断されており、日本全国で1年間に1万人のサラリーマンが過労死を起こしていると推測されています。
詳しい病気の解説は四百四病の事典(http://ksjuku.com/jiten.html)へどうぞ![[ダイヤ]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/82.gif)
「痛み」や「発熱」に代表されるように、人間の体には本来、重要な警報装置が備わっています。自己の体が痛みや発熱で警戒するように知らせれば、誰もが原因を特定し、薬を用いたり、休養をとったり、何らかのの対策を講じるものです。
「疲労」もまた、警告の一つです。疲れによって死や障害が近付きつつあることを、自己に知らせているものです。以上の体が発する三つの警告は、しばしば「三大アラーム」と表現されています。
「疲労」と一言でいっても、軽い運動をした後の「スッキリした心地よい疲労」と、仕事などでストレスを抱えた状態での「グッタリした嫌な感じの疲労」の別があり、両者の疲れ方は全く異なっています。
「スッキリした疲労」は、主に筋肉の疲労。いつもより働きすぎたり、休日のスポーツで頑張ったりした後に感じる疲労で、十分に栄養をとったり、お風呂に入ってリラックスしたり、一晩ぐっすり眠ったりすれば、だいたい回復します。
対して「グッタリした疲労」の原因は、複合的です。OA仕事などで背中や腰、肩の筋肉に不自然に負担をかけ続けたり、職場の人間関係やプレッシャー、家庭での不和やトラブルなどで、精神的な緊張状態を強いられ続けると、それも疲労感として体に知覚され、グッタリした疲れを招きます。
現代人を煩わせているのはこのグッタリ疲労で、改善方法も難しいとされています。「疲労」という警告を無視して対策をとらずにいると、免疫やホルモンなどを正常に維持するシステムのバランスが崩れ、体のだるさ、目のかすみ、内臓の不良といった不定愁訴となって、いつしか現れます。
疲労を感じたら、何よりも早めのケアを心掛けましょう。それでも改善されないようなら内科などを受診し、進行させないようにしましょう。
■慢性疲労と慢性疲労症候群■
あなた自身や、あなたの周りの人で、「激しい疲れで、会話や食事をするのも面倒」、「いくら寝ても寝足りない」、「頭痛や微熱、不眠が半年以上続いている」などの症状が見られる人は、いないでしょうか。これらの症状は、「慢性疲労症候群」の代表的な特徴です。
慢性疲労症候群は「慢性疲労」と似ていますが、れっきとした病気であり、治療が必要です。ガンや甲状腺疾患、更年期障害などの病気はないのに、仕事や家事などに支障をきたすほどの極端な疲労感が半年以上も続き、微熱や頭痛、リンパ節の腫れ、関節痛、抑うつ状態、睡眠障害などの症状も、見られます。
日本では現在、一般の疲労研究の中で、世界をリードする慢性疲労症候群の研究が進められており、TGF‐bやインターフェロンといった免疫物質が大量に作られるのが原因との説が、有力になっています。また、20~30代に多く発症しているとの指摘もあります。
「正しく治療すれば再発しない」とされていますので、上記の症状に心当たりがある人は、慢性疲労症候群の専門医に早めに受診してもらうことがお勧めです。
■別の病気が隠れている可能性も■
疲れには、さまざまな病気が隠れている場合もあります。
例えば、「糖尿病」。疲れにプラスして、ひどく喉が渇いて水をたくさん飲んだり、尿の量が多いなどの症状も見られるようなら、糖尿病を疑うべきです。
そのほか、「肝炎(+黄疸)」、「貧血(+動悸)」、「肺炎・結核(+発熱・咳・たん・呼吸困難)」、「ガン(+体重減少・微熱)」、「膠原病(+体重減少・微熱・関節痛)」などの病気でも、症状の一つに疲れやすさがあることが指摘されています。
早期発見・早期治療のためにも、疲れと同時に現れる症状にもよく気を付けて、過労死という最悪の事態を防ぎたいところです。
過労死は休日不足や、長時間労働による働きすぎのため、慢性的疲労の蓄積や大きなストレスなどで起こる突然死のことを指します。50~60歳の働き盛りに目立っています。
過労死の前兆には、全身の疲労感、胸痛、冷汗、息切れ、首や肩の凝り、手足のしびれ、頭痛などがあります。一時的に意識を失ったり、片手がしびれたり、箸を落としたりするような場合は、脳梗塞などの脳血管障害が考えられます。後頭部の激痛の場合、はクモ膜下出血の前兆です。すぐに病院に行きましょう。
過労死の死因では、急性心筋梗塞、急性心不全など心臓の疾患が60~70%を占め、次いでクモ膜下出血、脳出血など脳の疾患が30%を占めると判断されており、日本全国で1年間に1万人のサラリーマンが過労死を起こしていると推測されています。
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■病気 ニコチン酸欠乏症 [病気(に)]
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ニコチン酸欠乏症とは、ビタミンBの一つであるニコチン酸が欠乏することにより、皮膚炎、下痢、精神錯乱などを起こす疾患。ナイアシン欠乏症とも呼ばれ、とうもろこしを主食とする中南米などの地域ではペラグラとも呼ばれています。
ニコチン酸は、ナイアシンとも呼ばれる水溶性のビタミンで、蛋白(たんぱく)質に含まれる必須アミノ酸のトリプトファンから体内で合成されます。糖質、脂質、蛋白質の代謝に不可欠な栄養素であり、また、アルコールや、二日酔いのもとになるアセトアルデヒドを分解します。人為的にニコチン酸を摂取することで、血行をよくし、冷え性や頭痛を改善しますし、大量に摂取すれば血清のコレステロールや中性脂肪を下げる薬理効果もあります。
ニコチン酸欠乏症はとうもろこしを主食とする人に多い疾患ですが、日本では、不規則な食事をするアルコール多飲者にみられます。酒を飲むほどニコチン酸が消費されますので、つまみを食べずに大量に飲む人は、栄養不良に注意が必要です。特にビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6が不足すると、ニコチン酸の合成能力が低下します。
遺伝病であるハートナップ病の人も、トリプトファンが腸から吸収されないために、ニコチン酸欠乏症を発症します。
症状としては、日光に当たることによって手や足、首、顔などに皮膚炎が起こります。同時に、舌炎、口内炎、腸炎などを起こし、そのために食欲不振や下痢なども起こします。その後、頭痛、めまい、疲労、不眠、無感情を経て、脳の機能不全による錯乱、見当識の喪失、幻覚、記憶喪失などが起こり、最悪の場合は死に至ります。
日本では普通の食事をしている限り、重症にはなりません。食欲減退、口角炎、不安感などの軽いニコチン酸欠乏症が見られる程度です。
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ニコチン酸欠乏症の治療は、ニコチン酸を含むビタミンB群の投与です。ニコチン酸アミドを1日50〜100mg投与し、他のビタミンBの欠乏を合併することも多いので、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6も併用して投与します。ビタミンB群は、お互いに協力しあって活動しているため、それぞれの成分だけではなく、ビタミンB群としてまとめて投与することが望ましい栄養素でもあります。
ニコチン酸の過剰症は特にありませんが、合成品のニコチン酸を100mg以上摂取すると、皮膚がヒリヒリしたり、かゆくなることがあります。とりわけ、ニコチン酸の摂取に際して注意が必要なのは、糖尿病の人です。ニコチン酸はインシュリンの合成に関与し、大量に摂取すると糖質の処理を妨げてしまいます。 一部の医薬品との相互作用を示唆するデータもあるため、すでに他の薬を服用中の場合は主治医に相談の上、ニコチン酸を摂取する必要があります。
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