■病気 痒疹 [病気(よ)]
赤い発疹が体に散在し、非常にかゆい皮膚病
痒疹(ようしん)とは、非常にかゆい赤い発疹が、体のいろいろなところに、離ればなれにできる皮膚病。
体のいろいろなところに、一つひとつの硬いはっきりしたボツボツができますが、お互いにくっつくことなく、いつまでも独立したままです。かくと病状が悪化し、強いかゆみのために眠れなくなることもあります。移る疾患ではありません。
原因は人によって異なり、虫刺されで起こるもの、アトピー性皮膚炎に伴うもの、内臓の疾患などと関係のあるもの、妊娠に伴うもの、原因不明のものなどがあります。
虫刺されの場合は、刺された跡をかいている間に、いわゆるストロフルスと呼ばれる水っぽい丘疹となり、さらにかいている間に、硬い結節になる型と、虫刺されが一度治ってから、数カ月から半年後に再びかゆくなってくる型があります。前者を急性痒疹、後者を慢性痒疹、結節性痒疹、固定じんましんとも呼びます。急性痒疹は、主として5歳以下の乳幼児に起こります。
アトピー性皮膚炎に伴うものは、小児や成人に多く、湿疹病変を長期間かいている間に、胴体や四肢に大豆大までの暗赤褐色の、硬い、いぼ状の小結節が多発します。これをベニエ痒疹とも呼びます。
内臓の疾患などと関係のあるものには、中年以後の人の腰や下腹部を中心に、小さい丘疹状の痒疹が多発するものがあります。胃腸障害、肝臓病、糖尿病、血液疾患などに伴って現れると見なされています。
妊娠に伴うものは、妊娠3〜4カ月以降に主として四肢に激しい発作性のかゆみが生じ、かゆみを伴う丘疹が四肢、腹部、背部に多発します。初回妊娠で発症することもありますが、ほとんど2回目以降の妊娠で発症するという特徴があります。一般に、出産の度に再発を繰り返すことが多く、出産後は軽快するのも特徴です。これを妊娠性痒疹とも呼びます。
痒疹の検査と診断と治療
診断は、特徴的な発疹とその分布、経過から判断します。発疹の一部を切って顕微鏡で調べる組織検査で、診断は確定します。胃腸障害、肝臓病、糖尿病、血液疾患に伴って現れることもあるため、血液検査を行うこともあります。
中年以後の人では、内臓の疾患などとの関係を見付けることが治療につながる重要な点です。原因を発見できない時には慢性となり、長年に渡って続くことがあります。
治療としては、発疹にはステロイド外用剤が使われます。かゆみが強い場合は、抗アレルギー剤の内服が行われます。治りにくい場合は、発疹部にステロイド含有テープを張ったり、ステロイド注射液を直接注射することもあります。紫外線療法や液体窒素を使った冷凍療法、シクロスポリンの内服が効果的な場合もあります。なお、妊娠性の場合は胎児への影響も考え、内服は控えることが多くなります。
胃腸障害、肝臓病、糖尿病、血液疾患などに伴ってみられる場合は、こうした疾患を治療することも必要です。
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痒疹(ようしん)とは、非常にかゆい赤い発疹が、体のいろいろなところに、離ればなれにできる皮膚病。
体のいろいろなところに、一つひとつの硬いはっきりしたボツボツができますが、お互いにくっつくことなく、いつまでも独立したままです。かくと病状が悪化し、強いかゆみのために眠れなくなることもあります。移る疾患ではありません。
原因は人によって異なり、虫刺されで起こるもの、アトピー性皮膚炎に伴うもの、内臓の疾患などと関係のあるもの、妊娠に伴うもの、原因不明のものなどがあります。
虫刺されの場合は、刺された跡をかいている間に、いわゆるストロフルスと呼ばれる水っぽい丘疹となり、さらにかいている間に、硬い結節になる型と、虫刺されが一度治ってから、数カ月から半年後に再びかゆくなってくる型があります。前者を急性痒疹、後者を慢性痒疹、結節性痒疹、固定じんましんとも呼びます。急性痒疹は、主として5歳以下の乳幼児に起こります。
アトピー性皮膚炎に伴うものは、小児や成人に多く、湿疹病変を長期間かいている間に、胴体や四肢に大豆大までの暗赤褐色の、硬い、いぼ状の小結節が多発します。これをベニエ痒疹とも呼びます。
内臓の疾患などと関係のあるものには、中年以後の人の腰や下腹部を中心に、小さい丘疹状の痒疹が多発するものがあります。胃腸障害、肝臓病、糖尿病、血液疾患などに伴って現れると見なされています。
妊娠に伴うものは、妊娠3〜4カ月以降に主として四肢に激しい発作性のかゆみが生じ、かゆみを伴う丘疹が四肢、腹部、背部に多発します。初回妊娠で発症することもありますが、ほとんど2回目以降の妊娠で発症するという特徴があります。一般に、出産の度に再発を繰り返すことが多く、出産後は軽快するのも特徴です。これを妊娠性痒疹とも呼びます。
痒疹の検査と診断と治療
診断は、特徴的な発疹とその分布、経過から判断します。発疹の一部を切って顕微鏡で調べる組織検査で、診断は確定します。胃腸障害、肝臓病、糖尿病、血液疾患に伴って現れることもあるため、血液検査を行うこともあります。
中年以後の人では、内臓の疾患などとの関係を見付けることが治療につながる重要な点です。原因を発見できない時には慢性となり、長年に渡って続くことがあります。
治療としては、発疹にはステロイド外用剤が使われます。かゆみが強い場合は、抗アレルギー剤の内服が行われます。治りにくい場合は、発疹部にステロイド含有テープを張ったり、ステロイド注射液を直接注射することもあります。紫外線療法や液体窒素を使った冷凍療法、シクロスポリンの内服が効果的な場合もあります。なお、妊娠性の場合は胎児への影響も考え、内服は控えることが多くなります。
胃腸障害、肝臓病、糖尿病、血液疾患などに伴ってみられる場合は、こうした疾患を治療することも必要です。
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タグ:病気(よ) ミルメシア 尋常性乾癬 痒疹 ボーエン病 リール黒皮症 色素性母斑 シラミ症 虫刺され(虫刺症) ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSS症候群) とびひ(伝染性膿痂疹) あせも(汗疹) 陥入爪 乾皮症 白板症 白皮症 爪甲軟化症 爪甲横溝 蜂窩織炎、丹毒 掌蹠膿疱症 酒さ様皮膚炎(口囲皮膚炎) せつ、よう 毛嚢炎 熱傷(やけど) 尋常性白斑 手湿疹(主婦湿疹) 白子症(白皮症) 頭部白癬(しらくも) 足白癬(水虫) 赤あざ(血管腫) 老人性角化腫(日光角化症) 伝染性膿痂疹(とびひ) 虫刺症(虫刺され) 癜風(黒なまず) ページェット病 進行性指掌角皮症 爪甲剥離症 頭部粃糠疹 乾性脂漏 マラセチア毛包炎 エリトラスマ 紅色陰癬
■病気 腰痛 [病気(よ)]
●腰痛とは
腰痛を訴える人のほとんどは、デスクワークをしている人で車好きな人だと言われています。いすや車の座席に座りっ放しになると、体全体で支えるべき体重を腰の1カ所に集めてしまいます。そうすると、血液の循環が悪い腰部の椎間板というクッションに負担がかかり、神経が圧迫され痛みを感じるようになります。
それでも若いうちは、デスクワークの合間に一休みして、屈伸運動などをしていれば腰が軽くなってきます。ところが、ミドルになり、運動不足が高じてくると、背中の筋肉がこわばり、腰の周辺の筋肉が使われないために、腰を支える力が弱くなって痛み出すのです。
太古の昔、私たち人間の祖先が二足歩行を始めた時から、腰痛と人との関係はなかば宿命的なものとなりました。
地面に対して垂直に立った人の背骨は、上半身にかかる重力のすべてを支えなければならず、さらに、その負担は、少し前屈の姿勢をとったり、重い物を持った時などで大きく増えます。
こうして常に重力というストレスに曝されている背骨が「もう、だめだ」と悲鳴を上げた状態が、「腰痛」です。
ただし、一口に腰痛といっても、実際に背骨に起こっている異常は、さまざまです。年齢によっても、特徴があります。20~30歳代は椎間板(ついかんばん)ヘルニアや腰痛症、脊椎(せきつい)分離症、40歳代以降は変形性脊椎症や骨粗鬆症が多くなります。このほか、内臓の病気や精神的ストレスから腰痛が起こることもあります。
1.背骨のしくみ
頭の骨を頭蓋骨、肩の前面にある骨を鎖骨というように、背骨は正式には「脊柱(せきちゅう)」、あるいは「脊椎(せきつい)」と呼ばれます。脊柱が曲がるのは、「椎体(ついたい)」と「椎弓(ついきゅう)」が組み合わされたものが重なってできているためです。
これらを連結しているのが、椎体と椎体の間にある「椎間板(ついかんばん)、椎間円板」、椎弓同士を連結している「椎間関節」、および、これらを補強するように走っている「靱帯(じんたい)」です。椎間板は軟骨でできており、椎骨にかかる衝撃を和らげるクッションの役割を果たしています。
脊柱は、これらの小さな部品が巧妙に連結して作られているために、体を支え、曲げることもできるのです。
さらに、椎体と椎弓の間には「椎孔(脊柱管)」という穴があり、神経の束である「脊髄」が入っています。脊髄は脳からつながっている中枢神経で、脊髄からはたくさんの脊髄神経が伸びており、脊髄神経は椎弓の隙間から出て体の各所へ走っています。
なお、脊髄は腰の辺りで終わるため、それより下の部分は脊髄神経が脊柱管の中を占め、少しずつ分かれて脊柱管を出ていきます。脊髄神経が脊髄から出たばかりの部分は「神経根(しんけいこん)」と呼ばれ、脊柱管の下部に入っている神経根はとくに「馬尾(ばび)」と呼ばれています。
椎間板や椎骨、椎弓には神経がないため、腰痛というのは、靱帯などの周囲の組織の神経や筋肉から発せられたメッセージということになります。
また、腰痛の原因となった腰の部分の脊柱(腰椎)の異常が馬尾などの神経根を傷めると、その神経が分布している筋肉が動かせなくなったり(筋力低下)、皮膚の感覚が鈍くなったり(感覚鈍麻)、腰から足にかけて痛みが走ったり(坐骨神経痛)します。
2.腰痛の原因
腰痛は、一般には姿勢の悪さや激しい労働や運動、老化が原因で背骨に異常が生じたために起こります。
しかし、その他にも、内臓の病気、あるいは精神的ストレスによって起こることもあります。腰痛を起こす原因は、実にさまざまなのです。
●こんなことに気を付けよう-予防法
腰痛を予防するためには、腰に負担をかけないよう、よい姿勢を心掛けることや、危険な動作をしないよう注意することが大切です。
1.よい姿勢
日頃から、背筋を伸ばしたよい姿勢を心掛け、前かがみや反らしすぎの悪い姿勢にならないように気を付けましょう。特に腰に負担がかかるのは、椅子に腰かけた姿勢で重い物を持ち、20度おじぎをする姿勢です。
2.動作に注意
床に置かれた重い物を移動する際に、両膝を伸ばしたまま、前かがみの姿勢で持ち上げるなどの動作は、禁物です。腰を落としてから、重い物をつかみ、腹筋に力を込めて、腰と膝で持ち上げるようにすれば、腰の負担は軽減できます。
3.腰に優しい靴
*つま先に余裕があり、足の指を締めつけない
*靴底が適度に厚く、着地の衝撃が膝や腰に響かない
*かかとが高すぎず、安定している
4.腰痛体操と歩く習慣
腰痛体操の目的は治療というよりも予防が中心で、痛みがない時に腰痛の再発を防ぐために行います。この腰痛体操には、脊椎の配列を正しくして(姿勢をよくして)筋肉や靱帯のこわばりを解く運動と、脊椎を支える腹筋と背筋を強くする運動とがあります。
毎日続けることが大切です。運動すると、かえって悪くなるような場合はしてはいけません。いずれにせよ、腰痛体操を行う時は、医師と相談してから実施するようにしてください。
徒歩(ウォーキング)や水泳(クロール、背泳ぎ)も腰痛予防に役立つ運動です。特に、歩くことは腰に負担が少なく、気軽に筋肉を鍛えることができます。よい姿勢で、汗ばむ程度の速さで歩きましょう。腰をひねるゴルフや全身を屈伸するテニスのサーブなどは、腰痛持ちの人にはよくありません。
5.太りすぎない・やせすぎない
太りすぎは重い荷物を背負っているのと同じで、腰に負担をかけます。太っている人は、減量しただけで腰痛がよくなることも少なくありません。一方、やせすぎると、筋力が低下して背骨を支える機能が低下してしまいます。
標準体重を保つことは、あらゆる病気の予防に大切なことなのです。
6.骨を丈夫に
若い時からカルシウムに富む食事をとり、適度な運動を続けることが大切となります。
7.腰を冷やさない
とりわけ、夏場のエアコンは要注意。冷気を直接、当てるのは最悪です。
8.横になって休息する
できれば、1時間に10分くらい、横になって休息すると、自らの腰にとっては大助かりです。
詳しい病気の解説は四百四病の事典(http://ksjuku.com/jiten.html)へどうぞ
腰痛を訴える人のほとんどは、デスクワークをしている人で車好きな人だと言われています。いすや車の座席に座りっ放しになると、体全体で支えるべき体重を腰の1カ所に集めてしまいます。そうすると、血液の循環が悪い腰部の椎間板というクッションに負担がかかり、神経が圧迫され痛みを感じるようになります。
それでも若いうちは、デスクワークの合間に一休みして、屈伸運動などをしていれば腰が軽くなってきます。ところが、ミドルになり、運動不足が高じてくると、背中の筋肉がこわばり、腰の周辺の筋肉が使われないために、腰を支える力が弱くなって痛み出すのです。
太古の昔、私たち人間の祖先が二足歩行を始めた時から、腰痛と人との関係はなかば宿命的なものとなりました。
地面に対して垂直に立った人の背骨は、上半身にかかる重力のすべてを支えなければならず、さらに、その負担は、少し前屈の姿勢をとったり、重い物を持った時などで大きく増えます。
こうして常に重力というストレスに曝されている背骨が「もう、だめだ」と悲鳴を上げた状態が、「腰痛」です。
ただし、一口に腰痛といっても、実際に背骨に起こっている異常は、さまざまです。年齢によっても、特徴があります。20~30歳代は椎間板(ついかんばん)ヘルニアや腰痛症、脊椎(せきつい)分離症、40歳代以降は変形性脊椎症や骨粗鬆症が多くなります。このほか、内臓の病気や精神的ストレスから腰痛が起こることもあります。
1.背骨のしくみ
頭の骨を頭蓋骨、肩の前面にある骨を鎖骨というように、背骨は正式には「脊柱(せきちゅう)」、あるいは「脊椎(せきつい)」と呼ばれます。脊柱が曲がるのは、「椎体(ついたい)」と「椎弓(ついきゅう)」が組み合わされたものが重なってできているためです。
これらを連結しているのが、椎体と椎体の間にある「椎間板(ついかんばん)、椎間円板」、椎弓同士を連結している「椎間関節」、および、これらを補強するように走っている「靱帯(じんたい)」です。椎間板は軟骨でできており、椎骨にかかる衝撃を和らげるクッションの役割を果たしています。
脊柱は、これらの小さな部品が巧妙に連結して作られているために、体を支え、曲げることもできるのです。
さらに、椎体と椎弓の間には「椎孔(脊柱管)」という穴があり、神経の束である「脊髄」が入っています。脊髄は脳からつながっている中枢神経で、脊髄からはたくさんの脊髄神経が伸びており、脊髄神経は椎弓の隙間から出て体の各所へ走っています。
なお、脊髄は腰の辺りで終わるため、それより下の部分は脊髄神経が脊柱管の中を占め、少しずつ分かれて脊柱管を出ていきます。脊髄神経が脊髄から出たばかりの部分は「神経根(しんけいこん)」と呼ばれ、脊柱管の下部に入っている神経根はとくに「馬尾(ばび)」と呼ばれています。
椎間板や椎骨、椎弓には神経がないため、腰痛というのは、靱帯などの周囲の組織の神経や筋肉から発せられたメッセージということになります。
また、腰痛の原因となった腰の部分の脊柱(腰椎)の異常が馬尾などの神経根を傷めると、その神経が分布している筋肉が動かせなくなったり(筋力低下)、皮膚の感覚が鈍くなったり(感覚鈍麻)、腰から足にかけて痛みが走ったり(坐骨神経痛)します。
2.腰痛の原因
腰痛は、一般には姿勢の悪さや激しい労働や運動、老化が原因で背骨に異常が生じたために起こります。
しかし、その他にも、内臓の病気、あるいは精神的ストレスによって起こることもあります。腰痛を起こす原因は、実にさまざまなのです。
●こんなことに気を付けよう-予防法
腰痛を予防するためには、腰に負担をかけないよう、よい姿勢を心掛けることや、危険な動作をしないよう注意することが大切です。
1.よい姿勢
日頃から、背筋を伸ばしたよい姿勢を心掛け、前かがみや反らしすぎの悪い姿勢にならないように気を付けましょう。特に腰に負担がかかるのは、椅子に腰かけた姿勢で重い物を持ち、20度おじぎをする姿勢です。
2.動作に注意
床に置かれた重い物を移動する際に、両膝を伸ばしたまま、前かがみの姿勢で持ち上げるなどの動作は、禁物です。腰を落としてから、重い物をつかみ、腹筋に力を込めて、腰と膝で持ち上げるようにすれば、腰の負担は軽減できます。
3.腰に優しい靴
*つま先に余裕があり、足の指を締めつけない
*靴底が適度に厚く、着地の衝撃が膝や腰に響かない
*かかとが高すぎず、安定している
4.腰痛体操と歩く習慣
腰痛体操の目的は治療というよりも予防が中心で、痛みがない時に腰痛の再発を防ぐために行います。この腰痛体操には、脊椎の配列を正しくして(姿勢をよくして)筋肉や靱帯のこわばりを解く運動と、脊椎を支える腹筋と背筋を強くする運動とがあります。
毎日続けることが大切です。運動すると、かえって悪くなるような場合はしてはいけません。いずれにせよ、腰痛体操を行う時は、医師と相談してから実施するようにしてください。
徒歩(ウォーキング)や水泳(クロール、背泳ぎ)も腰痛予防に役立つ運動です。特に、歩くことは腰に負担が少なく、気軽に筋肉を鍛えることができます。よい姿勢で、汗ばむ程度の速さで歩きましょう。腰をひねるゴルフや全身を屈伸するテニスのサーブなどは、腰痛持ちの人にはよくありません。
5.太りすぎない・やせすぎない
太りすぎは重い荷物を背負っているのと同じで、腰に負担をかけます。太っている人は、減量しただけで腰痛がよくなることも少なくありません。一方、やせすぎると、筋力が低下して背骨を支える機能が低下してしまいます。
標準体重を保つことは、あらゆる病気の予防に大切なことなのです。
6.骨を丈夫に
若い時からカルシウムに富む食事をとり、適度な運動を続けることが大切となります。
7.腰を冷やさない
とりわけ、夏場のエアコンは要注意。冷気を直接、当てるのは最悪です。
8.横になって休息する
できれば、1時間に10分くらい、横になって休息すると、自らの腰にとっては大助かりです。
詳しい病気の解説は四百四病の事典(http://ksjuku.com/jiten.html)へどうぞ
タグ:病気(よ)