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■献血未経験の56パーセントが無関心 厚労省の10~20歳代調査 [健康ダイジェスト]

 献血をした経験がない10~20歳代の若者の56・3パーセントは、献血に関心を持っていないことが22日、厚生労働省が公表した献血に対する意識調査でわかりました。
 調査は3回目で2005年は47・8パーセント、2008年は54・2パーセント。関心の低下傾向が続いていることについて、厚労省の担当者は「高校での集団献血や献血バスが減ったことで、献血事業を目にする切っ掛けや情報に触れる機会がないためではないか」と分析しています。
 調査はインターネットで10月、16~29歳の男女の献血経験者と未経験者各5000人、計1万人から回答を得ました。
 献血未経験の理由(複数回答)は、「針を刺すのが怖くて嫌」が27・7パーセントで最多で、「何となく不安」、「時間がかかりそう」と続きました。
 厚労省の担当者は「若者の献血離れを放置すれば、血液不足は避けられない」とし、インターネットを通じた若年層に向けた情報発信や、手軽な200ミリリットル献血を勧めるなどの対策を取りたいといいます。
 厚労省によると、10~20歳代の献血率は1980年代まで15〜20パーセントで推移していました。その後、年々減少し、近年は6〜8パーセント。若いうちに献血を経験しない人は成人後も献血しない傾向があるとされ、少子高齢化の中で将来の血液確保が困難になる懸念が高まっています。

 2011年11月23日(水)




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