■東京都、熱中症の疑いで215人搬送 愛知県は54人、静岡県は37人搬送

　東京消防庁などによりますと、東京都内では16日午後９時までに、熱中症の疑いで６歳から99歳までの男女合わせて215人が病院に運ばれました。
　このうち21人が、「重症」や、より深刻な「重篤」だということです。
　世田谷区では16日午前５時40分ごろ、80歳代の男性が自宅の布団の中で意識を失っているのを妻が発見し、病院に運ばれましたが、心肺停止の状態だということです。部屋にエアコンは設置されていなかったということです。
　東京消防庁は、日中だけでなく夜から朝にかけても熱中症の危険があるとして、冷房の適切な利用や、こまめな水分補給などの対策をとるよう呼び掛けています。
　愛知県によりますと、16日午後３時までに、県内で54人が熱中症の疑いで病院に搬送され、このうち西尾市の90歳代の男性が死亡したということです。
　消防によりますと、男性は、16日午前８時ごろ自宅のベッドの上で意識を失っているのを家族が見付け、市内の病院に運ばれましたが、死亡が確認されたということです。
　愛知県内で８月９日以降、熱中症の疑いで亡くなったのは、５人目となります。
　静岡県内の消防によりますと、16日午後４時までに少なくとも合わせて37人が熱中症の疑いで医療機関に搬送されました。
　このうち重症者は３人で、袋井市では70歳代の女性が、富士市では50歳代前後の男性が、いずれも自宅の部屋で意識がもうろうとなって、医療機関に搬送されました。
　また、下田市では海水浴に来ていた20歳代の女性が熱中症の症状を訴え、重症だということです。このほか、沼津市で103歳の女性が自宅で意識がもうろうとなりましたが、命に別状はないということです。　

　２０２０年８月１６日（日）

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by RickyWheen (2020-08-16 23:36)