■大阪府、新たに147人の新型コロナウイルス感染を確認 重症者過去最多の72人

　国内では16日、午後８時時点で東京都で260人、大阪府で147人、愛知県で83人、神奈川県で80人、福岡県で74人、沖縄県で60人、埼玉県で56人、千葉県で48人など、全国で合わせて1021人の新型コロナウイルス感染者の発表がありました。
　また、東京都、福岡県、沖縄県、鹿児島県でそれぞれ２人、石川県と愛知県でそれぞれ１人の、合わせて10人の死亡の発表がありました。
　国内で感染が確認された人は、空港の検疫などを含め５万6214人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて５万6926人となりました。
　亡くなった人は、国内で感染した人が1103人、クルーズ船の乗船者が13人の、合わせて1116人です。
　大阪府は16日、新型コロナウイルスの新たな感染者を147人確認したと発表しました。新規感染者数は、13日連続で100人超となりました。重症患者は前日より２人増えて72人となり、過去最多を更新しました。新たな死者は、いませんでした。府内では高齢者への感染の広がりなどにより、重症となる患者が増えています。
　重症者数は、これまで感染拡大の「第１波」が来ていた４月19～21日の65人が最多
でした。重症者用の病床確保数（188床）に対する使用率は、38・３%に上昇しました。
　新たな感染者のうち、40歳代以上が85人で約６割を占め、幅広い年代に感染が広がっています。大阪府貝塚市の水間病院で患者５人、同府大東市の医療機関（非公表）で医療従事者３人、患者２人の感染がそれぞれ新たに判明。
　府は20日まで、大阪・ミナミの一部の飲食店などに営業時間短縮や休業を要請し、府民には５人以上の飲み会を控えるよう求めています。府は近く対策本部会議を開き、今後の対応を決めます。
　16日に確認された未就学児から90歳代の新規感染者147人のうち、感染経路が不明なのは84人で、57%を占めました。ＰＣＲ検査などを1729件（陰性確認分を除く）実施し、陽性率は８・５%。府内の累計感染者数は、6845人となりました。
　大阪府の担当者は、「高齢者施設などで感染が判明し、重症化リスクの高い高齢者への感染が広がっている」と危機感を強めました。
　沖縄県は16日、新型コロナウイルスへの感染が確認されていた90歳以上の男性と50歳代の女性の合わせて２人が、死亡していたことが新たに確認されたと発表しました。県内で亡くなった人は、13人となりました。
　男性は８月12日に行ったＰＣＲ検査で、女性は８月14日に行ったＰＣＲ検査でそれぞれ陽性と確認されていましたが、２人とも検査する以前に亡くなっていたことを16日になって把握したということです。
　また、沖縄県は16日、新たに60人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表しました。
　これで沖縄県内での感染確認は、1618人となりました。
　一方、アメリカ軍から県内にある基地、キャンプ・コートニーとキャンプ瑞慶覧で合わせて２人の感染が新たに確認されたと県に連絡があったということです。
　これで沖縄のアメリカ軍関係者の感染確認は、337人となりました。

　２０２０年８月１６日（日）

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