■世界の平均気温、4月も観測史上最高 11カ月連続で記録更新 [健康ダイジェスト]
ヨーロッパ連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」(C3S)は8日、4月の平均気温が15・03度で、同月としては1940年からの観測史上最高だったと発表しました。これまで最高だった2016年を0・14度上回りました。その月としての記録を更新するのは昨年6月から11カ月連続となりました。
4月を含む12カ月の世界の平均気温は、産業革命前と同程度とされる1850〜1900年の平均を1・61度上回り、過去最高となりました。
記録的な海面水温に達した数カ月を含め極端な現象がみられたことから、科学者らは、人間の活動により気候システムが転換点に至ったかどうかの調査を開始しました。
サハラ砂漠南部のサヘル地域で4月に数千人の死亡につながった可能性のある熱波が発生したことなど、いくつかの特定の極端な天候についてすでに気候変動が原因と確認しています。
気候変動は化石燃料の燃焼による温室効果ガスの排出が主な原因ですが、ここ数カ月、東太平洋の海面温度が上昇するエルニーニョ現象も気温を押し上げています。
C3Sの上級気候科学者ジュリアン・ニコラス氏は、「多くの科学者が、気候システムが変化しているかと危惧していると思う」と語りました。
2024年5月8日(水)
4月を含む12カ月の世界の平均気温は、産業革命前と同程度とされる1850〜1900年の平均を1・61度上回り、過去最高となりました。
記録的な海面水温に達した数カ月を含め極端な現象がみられたことから、科学者らは、人間の活動により気候システムが転換点に至ったかどうかの調査を開始しました。
サハラ砂漠南部のサヘル地域で4月に数千人の死亡につながった可能性のある熱波が発生したことなど、いくつかの特定の極端な天候についてすでに気候変動が原因と確認しています。
気候変動は化石燃料の燃焼による温室効果ガスの排出が主な原因ですが、ここ数カ月、東太平洋の海面温度が上昇するエルニーニョ現象も気温を押し上げています。
C3Sの上級気候科学者ジュリアン・ニコラス氏は、「多くの科学者が、気候システムが変化しているかと危惧していると思う」と語りました。
2024年5月8日(水)
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